読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
三人の怪盗キャッツ・アイ。犬鳴署の内海俊夫は彼女たちを捕まえることに執念を燃やす。行きつけの喫茶店「キャッツ・アイ」の三姉妹、次女・瞳と交際しているが、その三姉妹こそ、俊夫が追う怪盗キャッツ・アイで……。
見たのは一期。
セクシーなお姉さん、健康的な美人、可愛い末っ子美少女、という三姉妹の、女性らしさや魅力を引き出すエピソードや台詞が非常に面白いなあと思って見ていました。ちょっと時代を感じるので、女性の描き方が古くはあるんですけれども。ただ、そうした時代の流行り物、センスがいいと思われていたものを話に取り込んでいるのはうまいなあとも思ったり。アバンにカットが入るんですけれども、三姉妹の性格をつかみつつ、女性らしいポーズやファッションを描いているのがめちゃめちゃ好きです。
話としては無理があるところがいろいろあるんですが、それは怪盗もののお約束ということで(せめて手袋はしようと思いました笑)そして私はそういうお約束が嫌いじゃないんだ笑
前半は警察を翻弄する話が多かったんですが、後半になるにつれてキャッツそのものが狙われることになったり、俊夫に正体がばれそうになる展開が多くなったりと微妙に変化しているのがにくいわあ。イイ女(時代の風潮も含まれてますが)のエッセンスがいっぱいにつまった作品だなあと改めて思いました。
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ウェル博士の野望を砕き、聖遺物ネフィリムをバビロニアの宝物庫に封じた響たち。そのフロンティア事件よりしばらく。マリアはフロンティア事変の英雄として偶像を演じ、翼とロンドンでライブを行う。響、クリスは、下級生に切歌と調を迎え、学園生活を送っていた。しかし、謎の集団に襲われ戦闘になってしまう。かくして、錬金術師キャロルと自動人形たちとの戦いが始まるが……。
第1話の翼とマリアの歌がめっちゃくちゃいい! というのから始まって、今回の敵は数百年を生きるロリ錬金術師と、美しく凶悪な自動人形たちです。この錬金術師のキャロル、変身する時はある程度の女性の姿になってそれがまあ美人で……。
シンフォギア、三期まで一気に見てしまいましたが、どの話も少女たちが何かを乗り越えて強くなるというもので、とてもわかりやすくて面白かったです。ちょっと突っ込みどころが多いのも楽しかった。人数が多くなってきたのをすごく上手に整理しているように感じます。私のお気に入りのマリアは、今回も迷うに迷ってもうちょっと頑張れ! って感じでしたが、次のシーズンの制作が決まっているみたいなので頑張ってほしいです。
しかしウェル博士。そこで出てくる!? みたいな。しかもちょっといいキャラで終わったし! しかしぶっ飛んだ彼が出てきたから終盤の流れがちょっと変わったなあとも思いました。
響が聖母(拳)なら、未来は聖母(慈愛)って感じだなあとか思ってました。未来はほんといい子だ……。
フィーネによる月の欠片の落下、「ルナアタック」を阻止した響たち。聖遺物ソロモンの杖の強奪事件の最中、歌姫マリアは翼とのライブ中にシンフォギアをまとい、自らをフィーネと自称し全世界への宣戦布告を行った。かくして、響たちは、アメリカの聖遺物研究機関F.I.Sと対立していくのだが……。
響、翼、クリスが普通に学園生活を送る一方、同じシンフォギア装者のマリア、調、切歌と戦うことに。転生を繰り返すフィーネであると自称するマリアだが……? という感じでまた戦う女の子が増えてます。戦うときに歌うんですが、攻撃中など力を込めるときにも、歌っている声が力を振り絞っているのが、実はすごく好きなんだなあと気付きました笑
歌はいつもちょっと聞き流す感じになってたんですが、未来の歌がすごく好きだなあと思いました。
マリアの髪型とか髪色とかボディラインとか、見た目がめちゃめちゃ好みどストライクです。
ウェル博士の小物っぷりとか、全世界に生着替え(変身)中継かとか、マリア迷いすぎとか、いろいろ突っ込みどころはあるんですが、地球規模のでっかい戦いになっていくのとか、一期ではちょっとうざいかもしれないと思っていた未来がすごくいい立ち位置にいるところをいいなあと思って見ました。
認定特異災害「ノイズ」の襲撃により、ツヴァイウィングのライブ会場にて重傷を負った立花響。二年後、再び街中でノイズに襲われた響が記憶にあった歌を口ずさんだ時、シンフォギアシステムが作動する。二年前の重傷の折、命を賭して自分を救ってくれたツヴァイウィングの片割れ、天羽奏の力の一部が響の体内に残っていたのだった。かくして、響はツヴァイウィングのもう一方であった風鳴翼とともに、ノイズと戦うことになるが……。
大事な片翼が命と引き換えに救った響に憎しみを抱きながらも、やがて彼女の強さを認めて共に戦う翼。親友に本当のことが言えずすれ違いながらも生きようと決意する響。そんな響の真実を知りながら自分に出来ることをやろうとする未来。なんのために戦うか、迷いながらも心を強く固めていくクリス。少女たちの熱さが詰まってて、歌と戦闘と学園(ちょっとだけアイドルも?)ロマンに溢れた作品でした……。
歌からのエンドロールへの移動の仕方がかっこよかったなあ! ベタな展開ほど熱く感じられて、うおおおって思ってました(単純)。
グリーンヴァリー王国の姫として生まれた白雪姫。母親である王妃をなくしたコンラッド王は、白雪姫のために新しい妃、レディ・クリスタルを迎える。しかし直後コンラッド王は戦況悪化の知らせを聞いて戦場へ。残された白雪姫は継母とともに国を守ろうと考えるが、豹変したクリスタルは王国を乗っ取って、自らを女王と名乗り始めた。
童話の白雪姫をモチーフに、だいぶと話を膨らませてファンタジー要素を入れて子ども向けにした作品です。全52話。
白雪姫の誕生から狩人に見逃されて森へ逃げ込むまでの序盤、七人のドワーフたちとの生活をする中盤(白雪姫の生活力が上がる家事編、ドワーフのジョリーとの冒険編など)、白雪姫が王女としての自覚を持ち始める終盤直前、そして不思議な力をもってして様々な種族と協力し悪魔を打ち倒す終盤、となっています。
王子様であるリチャードと出会って別れてから、なかなか再会しないのがじれったかったです笑 ドワーフとの生活で家事力が上がっていく白雪を見るのは面白かったんですが、いかんせん長かった。多分実際に二年から四年くらい月日が経っているんじゃないかと思うんですが。
愛されて育った少女らしい白雪姫が、家事力を身につけて冒険の旅にも出て、王女の自覚を持って自分に何ができるかを考え始め、もって生まれた愛嬌と優しさをもっていろんなゲスト敵キャラを退けるという成長を、非常に面白く見守りました。教育が行き届いていない村に、仮設だけれど子どもたちの遊び場兼学びの場を作るという展開は、おおーっと思いました。
火地風水の力と、ドワーフ、妖精、ゴブリンなどの種族と協力し合うというのもメルヘンならではという感じがしたり。リチャードとの別れも、彼がナイトの称号を得るための修行に行くためだというのだったり、父王が連合軍を率いて戦った経験があったりと外側では結構大人の事情が絡んでそうなところも面白いなあと思ったんですが、自国がたいへん(後妻と娘が決別して、娘はドワーフの森へ、後妻が権力を握って好き勝手放題、実際は悪魔に魂を奪われていて)という状況をまったく知らないのは、ちょっと可哀想だな……と思いました。
この白雪姫なら、純粋で人を疑わない部分と、しっかり者で意外とちゃっかりしているところをうまく使って国を治められそうです。子どもの頃、少しだけ見ていた記憶があったのですが、OPとED以外まったく覚えていなかったので新鮮な気持ちで見ました。面白かったです。
同じ学校に通う、ケイト、ローズ、レイチェル、クレア。それまで接点のなかった彼女たちは、前日の記憶がないことに気付く。彼女たちを繋ぐのは、死んでしまった友人リーズ。そしてルーラと名乗る女が現れ、告げたのは、彼女たち四人がすでに死者であり、その命はかりそめのもので、戦わなければならないということだった。
体温が低く、傷を受けてもすぐに治癒する、生者と死者の中間の存在になった四人の少女たちが、共通の友人の死の真相と、自分たちがいる島に続く呪いと戦いに身を投じていく物語。舞台は合衆国の島、ルーズベルト島。アニムスと呼ばれるよみがえりの女性たちと、死ぬと狂人と化して獣のようになる一族ドロルが存在しています。ゾンビものかと思いきや、さほどゾンビしているわけではなく、死者でありながらも学校や恋や家族、友人をどう大事にしていけばいいのか、と思い悩む少女たちの心の動きがメインかなあ。
接点のなかった四人が、自分の死を乗り越えて戦って、仲たがいしたり思いやったりしながら仲良くなる、っておいしすぎます。その中でそれぞれ大事なものがあるっていう描き方もすごくいい。彼女たちのかりそめの命は、戦いの終わりとともに永遠の命となり、それまでの記憶を失うという真実が明らかになるのですが、それでも生きていたいと願う彼女たちが尊すぎる。女の子の、生き汚いかもしれないけれども強い願いを持って戦う姿は、かっこよくて素敵だ。「何度でも殺してやる」と言われて「何度でも生き返ってやる」の台詞は熱かった……。
作中、登場人物たちが突然歌い始めるのにはびっくりしましたが笑 群像劇って感じで面白かった。
彼女と、彼女の猫の僕。彼女の言うことは僕には分からない。けれど、きっと同じことを考えている。彼女を見つめる僕と、彼女の物語。
新海誠監督の「彼女と彼女の猫」を原作に、少し長めの短編作品にしたものです。ここまで違うものになってるとは思わなくて、ちょっとびっくりしました。新海監督の「彼女と彼女の猫」がすごく好きなので、こざっぱりした画面がちょっと違和感だったり。
シェアハウスしていた同級生がいなくなり、一人暮らしをしながら就活に励む「彼女」。それを見守る「僕」。少しずつすり減っていく彼女を見守りながら、僕は出会った頃のことなどを思い出す。作中の僕の語りがとても心地いいなあと思いました。そして最後に、新海監督が声を当てていて、やっぱり落ち着くなあと思ったりなどしました。
世界崩壊後の日本。山陰地方にある白虎の村に、予言された子どもが生まれる。運命の子ども、タタラ。圧政に苦しむ民を救う運命を持ったその子には、双子の妹がいた。その少女、更紗の運命は、兄タタラが殺されたことから始まる。
「BASARA」のアニメ化作品。物語は、関東に行って青の王のからくりを暴くまで。
1998年の映像だということで、色々と時代を感じますが、この時期のアニメって丁寧だよなあとかうまいこと作ってるなあとか、そんな余計なことを考えてました。
更紗と朱里の二人のシーンで、やたらとときめきゲージがぐーんと昇るので、動悸がやばい。漫画の時にはじれじれじれって感じで結構読んでてもどかしくて悶えてたんですが、今になってこうしてアニメを見ていると、男女のふれあいの描き方が、ロマンチックだわーという見方をしてしまっています。ヒーローの好みが変わったのだろうか……。
全巻読み返したいなー! という熱が高まる話の途切れっぷりなので(ここからもっと盛り上がっていくんだよー!!)、ちょっと本棚探ってこようかな……。
3枚目には、インタビューとか、作画現場に突撃とかいうおまけが入っていて、そういうところにも時代を感じました。パソコンで作業してない!!!
コレットを連れ去ったユグドラシル。オリジンとの契約を破棄するためにトレントの森へ向かうクラトスとユアンに送り出され、ロイドたちは救いの塔を目指す。だが、コレットの身体にマーテルが降ろされ……。
最後の戦いだけでDVD二巻分の量だったのでちょっとびっくりしつつ。おーこういう風にまとめたかーと思った最後でした。これだけでもそれなりにまとまっていたかと思うのですが、ゲームは本当に、主要キャラのエピソードをきちんと段階を踏んで見せてくれていたんだなあと、その凄さを改めて思い知らされました。
OVAは、ゲームの内容を全部やってきたわけではないので、そのなくなったシーンが積み重なってこの最後に至るというのが薄くなっていて本当に残念だったのですが、そのゲーム本編でやらなかったところを書いていてくれたり、もうちょっと詳しく、とか、別の見方で、みたいなものを取り入れてくれていたように思って、ゲームをやった身としては大変美味しくいただきました。
何がっていうと、ロイドとクラトスのこととか、古代英雄組のエピソードとか!
クラトスのせいで夫婦好きを自覚した身としては、彼が思わせぶりなことをするたびに、クッションに顔を埋めて奇声を堪えるという、大変アレな視聴の仕方をしておりました。ちょっと笑ったりするの反則な! あと、最後ちゃんと抱きしめてくれてありがとう!!! 台詞の追加もありがとう!!!!! 流れがちょっと変になってたけど、こぼさず拾ってくれてすごかった。クラトスとダイクさんの会話って、サブイベントか、好感度関連のやつじゃなかったっけか。とにかくありがとう!
ゲームの時に「そうかー」程度だったんですが、OVAだと若干唐突だったものの、ゼロスがセレスに対してすごく重いものを感じているのが台詞からわかって、「おお……」となんだかよくわからないけれど感動しました。ゼロスのエピソードもっとちゃんと見たかったなー。神子という立場を、コレットとは別の角度からの重荷を背負っている人なので。
いやしかし、面白かった! 親子にめっちゃもえた!
救いの塔にたどり着き、コレットは心を失った。クラトスに裏切られ、失意のままに、コレットを元に戻すために、もう一つの世界テセアラにやってきたロイド一行は、その世界の神子ゼロスと出会い。
第二部です。かなりざっくり話を切ってあるし設定も変わっているんですが、あんまり嫌な感じがしないのは絵とか演出がうまいからかなあ。ちょっとギャグなシーンが多めできつい気もしますが……。しかし、ゼロスはこんなにおちゃらけたキャラだったろうか!(でもやることはちゃんとやってくれるのが彼らしい)
四巻に行くまで、コレットがほぼ不在でヒロイン至上主義の自分には寂しい……。しかし、クラトス、ユアン、ロイドのシーンで思いっきりやってくれたので、「はわあああああん!!」ってなりました。このシーンで、ロイドを背中から切ったユアンに、いつクラトスがブチ切れるか楽しみにしていた人は私です。あんまり反応してなかったけど、絶対あれ内心でキレてたと思うんですよね! クラトスの、何考えてるか分かんない佇まいなのに、愛情だけは絶対に揺るぎない感じが、本当に好きです!