読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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文化系部活動が活発な神山高校に通う折木奉太郎は、省エネ主義ながらも古典部に所属することになった。部長の千反田えるから、古典部の文集「氷菓」にまつわる謎を解いてほしいと依頼され、友人の福部里志や伊原摩耶花とともに調査を始める。
原作は『クドリャフカの順番』まで読了済、のはず。
原作はなんとなくシニカルな印象だったんですが、アニメになるとずいぶん……青春しているなあという感じになっていて、これはこれで楽しいし面白いなと思いました。だいぶとかなり奉太郎がえるにほだされている感じが出ている気がして微笑ましい。
謎解きの部分はさすがという面白さで(原作があるから当然かもしれませんが)、続きが気になりますという作品でした。原作も久しぶりに読んでみようかな。
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西住みほは、大洗女子学園に通う女子高生。この世界では乙女の嗜みとして「戦車道」が存在し、全国大会が催されている。そんな戦車道を履修するよう圧力をかけられたみほは、自身の過去と、友人とクラスメートの思いを受けて、戦車道を始める決意をする。
ガルパンおじさんなる人たちがたくさん出てきたとかなんとか、という知識しかなかった作品、この度履修。
戦争や死とは無縁にしつつも、戦車を操り、集団線を行うという競技で女子高生たちが切磋琢磨する、戦車×青春スポ根という感じでしょうか。行われる試合が戦車を使うだけで、普通の部活ものだなこれ、という印象です。それぞれ個性のある女の子たちが各々チームで自分の役割を果たしていくところは、スポーツものとして熱い。上位校にどんどん認められていく展開も、なんだか微笑ましかったです。
OVA「これが本当のアンツィオ戦です!」は二回戦の内容。ちょっとお祭り感のあるエピソードで楽しかった。
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大正時代。竈門炭治郎は長男として、母と妹たちを守り支えていた。しかしある日、家に戻った炭治郎が目にしたのは、鬼に惨殺された家族とたった一人息のあった妹・禰豆子だった。だが禰豆子は理性を失い、炭治郎に襲いかかる。そこへ現れたのは鬼を倒す剣士。かくして、炭治郎と禰豆子は鬼殺隊として鬼と深く関わっていくことになる。
リアタイ勢から遅れて視聴。めっちゃくちゃ面白かった! 音楽もいいし、炭治郎がすごく頭のいい、立ち回りのうまい子なので安心して見ていられる。かといってチートというわけではなく、眠っている才能が少しずつ開いていっている感じがすごくわくわくする。禰豆子がまた可愛いんだこれが。
コミカルなやりとりが描かれる一方で、ぎくっとするほど残酷なシーンや派手な戦闘シーンも多かったり、頭を使って立ち回りを考える展開も多くて、このバランス感覚が面白さの理由なんだなあと思ったり。
柱たちがみんな若いので、これどんどん脱落者が出るんじゃないか……という恐ろしさを感じつつ、続きが楽しみだ。


希望ヶ峰学園を卒業した「超高校級の『家政婦」雪染ちさ。77期生第1クラスの副担任として戻ってきた彼女は、生徒たちに青春を送らせるために奮闘するも、それはやがて絶望へ至る物語の始まりとなってしまう。
順番を調べずに見てしまったものの、新キャラの話として見たのでこっちが先でよかったかもしれない。
第1作の彼らがどうしてあのような状況となったのか、という前日譚。黒幕に生徒たちがどんどん追い詰められて脱落していき、ついには大人たちまでもという、どん詰まり感溢れるお話。
主要な三人となる雪染と宗方と逆蔵の崩壊が見ていて一番きつかったかなあ……。
最後の「希望編」がどこにつながるかわからなくてぽかーんとしてしまったんですが、これは「未来編」を見ていないとわからないものだったので、これだけは先に見るべきじゃなかった。


「超高校級の『幸運』」苗木誠たちは、シェルター化した学園を脱出し、この世界の真実を知った。だが絶望を脱したはずの彼らは、「超高校級の『絶望』江ノ島盾子の化身であるモノクマによって、新たなコロシアイゲームに参加させられることになる。
2の話を知っていること前提の話でした。苗木たちが成長している理由がよくわかっていなくて、あ、うん……って感じの見始めだった。でもこっちを先に見ていても宗方たちが誰かわかっていなかったように思うので、ゲーム未プレイヤーがどっちを先に見るっていうのは特にないのかもしれない。
成長した苗木たちが、過酷な状況や謎めいた殺し合いの中でもなんとかみんなで助かろうとするまっすぐさや強さがよかったなあ。霧切さんと仲良しで何よりです。十神くんも元気そうだったな。
これを最後まで見て「希望編」を見ると、ああよかったな、と自分の中でエンドマークがついた気がしました。

太平洋に浮かぶ竜宮島。そこは世界の真実を知らない子どもたちにとって楽園だった。未知の生命体フェストゥムの侵略を受けた島は、その日を境に対抗機関アルヴィスとして起動し、子どもたちは子どもしか適性を持たない人型決戦兵器ファフナーを駆って戦うことになる。
続きとなる「EXODUS」は視聴済み。この無印も見たと思うんですがなにぶん遥か昔のことなので覚えていない。書籍は読了済み。
すべてから隔絶された島、大人たちによって作られた偽りの平和、戦う自分たちには命の限りがあり、未知の生命体には人類を理解するものも現れて、というSFのロマンがめいっぱい詰まった少年少女と蒼穹の物語だと思っています。いま見るとめちゃくちゃ込み入った話をしている。当時絶対理解できてなかったな私は……。
一期を見終わってもまだまだ続くこと思わせる終わり方だなあと改めて思いました。これ小説でがっつり読みたいわ……。

人類が地球や宇宙ステーション、月で生活している時代。この頃、宇宙開発によって発生したスペースデブリが大きな社会問題となっていた。宇宙関連の会社ではそのデブリを回収する部署が置かれており、星野八郎太や田名部愛はそこに所属する通称「デブリ屋」だ。仕事を通じて人々の思いや、宇宙、また地上に残されている貧困や紛争の問題にぶつかる二人は……。
原作は未読。タナベのキャラクターが、何も知らない若い女性がただわめいているだけのようで最初は辛かったんですが、いろんな人が登場して様々な問題が浮き彫りになるにつれて、かなり濃い人間ドラマになっていて、とても面白かったです。後半の宇宙防衛戦線とか、木星行きの選抜試験とか、きついところもありつつずしっとくるエピソードでよかったし、タナベの色々はかなりリアリティがあって、二人の選択がすごく、じいんときました。
一番「きゃあああ!!」ってなったのはプロポーズのところでした。なんだそれ。なんだそれー! めちゃくちゃロマンティックじゃないですかやだー!!

鉱石ラヂオ研究会に所属する、明日架をはじめとした五人の女子高生たちは、ある日「御神木にラジオのチューナーを合わせると並行世界に行くことができる」という都市伝説を検証した。それは、並行世界にいる自分たちと、異なる世界フラグメント、そして黄昏と呼ばれる終末とクラッターと呼ばれる者たちとの出会いと別れと戦いの始まりで……。
都市伝説を扱ったホラーかと思いきや、並行世界で異なる自分や友人たちと出会ってどたばたするなどのSF百合アニメだった。
主人公が鍵になるように、違う世界でも重要な役割を果たしているっていう設定は、とてつもなくロマンだ。自分なんだけどまったく違う自分で、近しい気持ちを覚えて大事に思うってすごく主人公らしい性格づけだよなあ。コミカルなエピソードが多いけれども、シリアスなところはがっちりシリアスで、最後まで主人公らしさが描かれていたように思う。
キャラクターの性格づけが違うと声優さんの演技も変わるのがとてもよかった。


特殊能力を持つがゆえに現実に飽き飽きしていた、逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀の三人は、ある日届いた一通の手紙に目を通した瞬間、異世界である箱庭の世界へと召喚される。ギフトゲームと呼ばれるゲームによって、コミュニティを守り、あるいは拡大し、侵略するこの世界で、三人は自分たちを呼び出した黒ウサギに、彼らのコミュニティ・ノーネームを助けることを依頼され……。
原作は未読。全員異なる世界や時代に生まれ育った若者たち、召喚された先は異世界、という異世界づくしな作品。
主役級が三人というのが面白いなあ。三人もいるとかなりチートだ。十六夜が主人公らしくスカした感じかつ、実は最強みたいな雰囲気を漂わせていて、正しくラノベだなあと思う。
黒ウサギが振り回されているのがとても可愛らしかった。「この問題児様たちはー!」とか、敬語で罵倒するのがたまらなく可愛い。声優さんがイメージにすごく合っていた。
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「死銃事件」からしばらく経ち、和人は菊岡からの紹介でアルバイトをしながら、仲間たちと過ごしていたある日、残っていた実行犯の一人に襲われ、昏睡状態に陥る。治療のために連れ去られた和人を追う明日奈。一方、和人はキリトとして、仮想世界アンダーワールドに迷い込み、ユージオという親友を得て世界の中心を目指すことになる。
めちゃくちゃ面白かった。毎回事件の質というか、扱うものが変わっていて、上手いこと作ってあるなあと感心する。これは現実世界はあんまり直接的に絡まない(次の章に続くという感じで終わる)んだけれども、キリトの無双状態はちょっと抑えめで、どうやって困難に立ち向かうかっていう話が面白かった。いつもの仲間がいない孤立無援の状態で戦うって、いままでとカラーが違って面白かった。
そしてまたラスボスがめちゃくちゃ強くて。見ていてはらはらした。
OPが変更する演出がめちゃくちゃよくて、好き……! と思いました。
次の章はいつなのかな。楽しみだ。