読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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![セイクリッドセブン 〔Sacred Seven〕 Vol.6 (最終巻) [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61JD9XkdTBL._SL160_.jpg)
特殊能力者セイクリッドテイカーである高校生のアルマは、過去に力を暴走させたことにより、周囲とは関わらないようにして生活していた。だがある日藍羽ルリという名の少女が現れ、セイクリッドの力を悪しきことに使う「悪石(アシ)」と戦うために力を貸して欲しいと告げられる。彼女と関わるうちにアルマは周囲に溶け込むようになっていくが、セイクリッドセブンの力を密かに狙う者がいて……。
周囲から孤立している少年と、世間知らずだけれど精一杯自分のできることを探している財閥のお嬢様の、心通わせるアクションファンタジーっていう感じでしょうか。変身して戦います。
男女のこういう力を貸し合う関係、めちゃくちゃいいですよね……! 関わりあうことでお互いに新しい発見があったり、価値観の違いに悩んだり、彼女には悲しい過去があって、そして実は二人は過去に出会っていた、というのも大変妄想がたぎるもので、最後まで楽しみました。そういう人間関係の部分もわかりやすくて楽しいものでありつつも、バトルや決め台詞がかっこよくて、とても楽しい。
ナイト君がとっても気になるんですよねえ。アオイちゃんとどうにかなりませんか!? フェイも可愛いですが、やっぱり時間に取り残された女の子に優しくする不器用なナイト君が見たいです!
とても面白く見ました。短くわかりやすくぱきっと終わる作品でよかった。
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![最終兵器彼女 Vol.5 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51MRN90GP4L._SL160_.jpg)
北海道のとある田舎町に暮らすシュウジは、最近ちせという彼女が出来た。ちせは鈍くてドジっ子、恋人のお付き合いも交換日記からという感じだけれど、可愛い恋人だ。ぎこちないながらも徐々に距離を縮めていく二人。この町の外で起こっているという戦争は遠い出来事のはず、だった。ちせが「最終兵器」として改造され、戦争に赴き、自分を失っていくまでは……。
原作はずいぶん前に読了済。初めてアニメを見ました。原作でもキーワード的に用いられていた「ラブソング」が、実際にシュウジの好きな歌として頻繁に登場するのがいいですね。創作物と実際の音楽って、掛け合わされるとさらに立体的に感じられる気がしていいなあ。
初めて恋をして、恋人同士になって、キスをして、触れ合って、抱き合って……というのを、この世界の終わりと掛け合わせるセカイ系、2018年という時期に見ると、自分が大人になったこともあって色々掘り下げてみられて面白いなあ。高校生同士の幼く拙い恋の、この人だけが唯一という気持ちを全力で表現しているシュウジとちせが、かなしくもいとおしい。こんなに必死になる必要なきっとなかっただろうに、この人だって決めてしまうともう周りが見えなくなるんだよなあ。
ラストが原作と違って救いようのない終わり方をしたので、ちょっとびっくりしました。ここは一緒に飛び立った方が、救いがあったしフィクションなんだっていう安心感があった気がするなあ。
![最終兵器彼女 Another love song mission 1 通常版 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51RpA%2BbFnUL._SL160_.jpg)
![最終兵器彼女 Another love song mission 2 (完) 通常版 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31B4VFS882L._SL160_.jpg)
最終兵器となったちせ。一方で、その試作品として最終兵器となった人物がいた。軍に所属し、兵士たちの憧れだったミズキ中佐は最終兵器のプロトタイプとなっていたが、その影響でちせの思考が流れ込んできて……。
OVA作品。MISSION.1と2の二本立て。本編の裏で動いていた軍に所属するミズキの視点で、ちせを利用していた大人たちの事情を描く。
しかしちせ側だとそんなに感じなかったのですが、一応日本全体を俯瞰している人たちがいたのね……。というのは多分大都市部は壊滅状態で、政府も軍もろくに機能していないんだろうなと思い込んでいたので。いや人型の最終兵器を作る時点で機能使ているとは言えないかな……。
ちせを振り回し使い捨てようとしている軍の人たちの中にも、良心があった、という話かな。子どもの世界と理屈で戦おうとしていたシュウジとちせに対して、大人の世界でなんとかその子どもたちを救おうとしていたのが、ミズキだったのかもしれないなあ。

![『K RETURN OF KINGS』vol.7 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51A8BLtnX1L._SL160_.jpg)
無色の王の事件後、新しい赤の王の誕生、黄金の王の死去などがありつつも、狗朗とネコはシロを探し続けていた。そこへにわかに活気付く、緑の王のクランズマンたちとその攻勢。赤と青の勢力がそれぞれに危機感を覚える中、ついに白銀の王が戻ってくる。
第1期との間に映画があるんですね。アンナが王になるところ、見たかったなあ。
OPがめちゃくちゃ、女の子! って感じの、アンナのテーマなのがわくわくしますね。サビに入る前の菓子とメロディーがめちゃくちゃ好きだ。
この話、結局は白銀の王の過去をある程度清算するための話だったのかなあという気がしました。赤と青のそれぞれは、ヴァイスマンのことなんて関係なく、現代の王として己のするべき役割をまっとうしていて、そのドラマも非常に熱いんですが、やっぱりシロたちの話だったという気がする。しかし白米党は笑った。とても「らしい」なあ。
草薙がめちゃくちゃ好きです。なんだこの、参謀で物腰が柔らかくて、締めるところはきちっと締めて、なのに最終的に貧乏くじ引かされながらも「しゃーないなあ」って笑ってくれるようなイケメンな不憫男子は……。かっこいい……好き……。
宗像の剣がやばい感じだし、いまも映像作品とか作っているようだし、続きがあるなら見てみたいなあ。

![亡念のザムド9 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/515vh-ma%2BoL._SL160_.jpg)
尖端島に住むごく普通の男子高校生のアキユキは、幼馴染のハルとフルイチとともにありふれた日常を送っていた。北政府と南大陸自由圏が長らく戦争を続けているが、中立的な尖端島もその影響を受けていた。そんなある日、白髪の少女が起こした自爆テロによって、アキユキはザムドと呼ばれる異形へ姿を変える。暴走したアキユキを止めたのは、赤い髪の少女ナキアミだった。
ボーイミーツガール、というとついエウレカの方を強く想像してしまうんですが、ザムドはもっと大いなるものと対話するお話だったなあ。世界観が現代に近いナウシカという感じ。
みんなすごく不器用に生きていて、思い込みが強かったり、悩んだりしながら、自分とこの世界の大いなるものに立ち向かっていく。自分と向き合った結果、世界の秘密に関わるザムドっていう存在はすごく興味深いし、面白いなあ。
ちょっと大人びたアキユキも、迷えるハルも、感情に狂うフルイチもすごくリアルでよかったですが、特別な立ち位置にいながらも最終的に何もかも包み込む超然としたものになったナキアミが、すごく神秘的で力強い、素敵なヒロインだったと思います。それから伊舟。こういう勇ましくて心を鎧で固めている、男勝りの気高い年上女性がめっちゃくちゃ好きです。また情が深いんだよなあ。
好きなお話でした。面白かった!
![K vol.1 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41ADfWCAWiL._SL160_.jpg)

異能を持つ七人の王たちによって支えられている現代日本。赤の王と青の王が反目し合う中、ある事件が起こっていた。その一方、伊佐那社は平凡な高校生として楽しい学園生活を送っていたが、夜刀神狗朗と出会ったことにより、自らの記憶にない「無色の王の殺害」の謎を追うことになる。
たくさんの人を沼に落とした(という認識の)K、履修しました。
個々のキャラクターにお話があると感じさせる群像劇で、最終回近辺の展開は大変熱い。ばらばらだったシロ、クロ、ネコが一つの家族=クランになるところ、涙ぐんでしまった。そして最後のクロの優しい顔な……。
最後といえば、赤の王・周防尊の安らかな顔には、こちらも涙ぐみました。寡黙で一見怖い雰囲気だけれど、多分誰よりも情が深い、優しい人だったんだろうなあ。
そんな感じで赤陣営と青陣営のメインキャラの立場もたいへん燃えましたが、やっぱり世理ちゃんが好きなんだよなー! 仕事中はきりっと凛々しい世理ちゃん。オフのときは普通の女の子の世理ちゃん。強い世理ちゃん。全部好きだ。
![宇宙よりも遠い場所 1(イベントチケット優先販売申券) [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51JxWG8kkkL._SL160_.jpg)
高校二年生の玉木マリ(キマリ)は高校に入ったら「青春する」ことを決めていたものの、いまになってもまだ何もできていないことに気付いたある日、駅で同じ学校の女子生徒が落とした封筒を拾う。その中には百万円。落とし主を探したキマリは、それが「南極」とあだ名されている小淵沢報瀬のものだと知る。母が南極観測隊員だった報瀬は「絶対に南極に行く」という目標を掲げ、周囲がどんなに馬鹿にしても諦めずにその資金を貯めたのだった。そして報瀬はキマリに、一緒に南極に行かないかと誘い……。
何者でもない、何にもなれない、けれど何かになりたい女子高生たちが、開かれた世界に一歩踏み出す。南極という宇宙よりも遠い場所に、どんなに馬鹿にされても、家族や友人と不和を起こしても、そこに行くんだという思いを持って。
「ざまあみろ」で泣くよね。やってやったぞ! って気持ちになる。馬鹿にしたやつら、何もできない、何もしないやつらに、私たちは諦めずにやってやった! と言いたくなる。
パソコンのシーンは、ぐっときました。なんだろう、すごくSFみがある。時間も空間も超えて手紙が届く、あの人はここにいたんだっていう感じがそういう風に思わせるのかな。「宇宙よりも遠い場所」に行ってしまった人、結月のような自分の仕事を楽しみにしてくれる人がいるっていうのは、不思議と励まされるものだなあと思いました。
成長って自分のスケールを知ることなのかもしれないなあ。最後のLINE、すごくよかった。ぽろっときた。
とてもいい話だった!
![ノーゲーム・ノーライフ I [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/518a5xjyUrL._SL160_.jpg)
あらゆるゲームの頂点に君臨する、アカウント名『 』(くうはく)。無敗の天才ゲーマーは半ば都市伝説的に語られていたが、実際は引きこもりの兄・空と、妹・白の二人で形作られていた。社会不適合者の彼らはある日「生まれてくる世界を間違えたと感じたことはないか」というメールを受け取る。そのことをきっかけに、兄妹はすべてがゲームによって決まる異世界、板状の世界(ディスボード)に召喚される。
久しぶりにここまでがっつりラノベ! 男性向け! な作品を見た気がする。
映像美、演出のかっこよさ、画面全体の色彩設定などが加わって、空白のチート的な強さがさらに強調され、熱い展開もあってすごくいい作品だなあと感じました。わくわくする要素がふんだんに詰め込まれていて、すごい。ネットスラング含めたネタや、下ネタなどきわどいワードもびゅんびゅん飛び交うんですが、戦いのシーンはたいへん熱く、その緩急がうまいなあと唸る。
いちいち空が白を庇うところに、ひたすらきゅんきゅんしてました。ダメ人間なくせにいちばん大事なものはしっかり守るお兄ちゃん、好きです。
まだまだお話は続くという終わりだったこともあって、原作を読んでみたいなという気持ちになりました。
![戦姫絶唱シンフォギアAXZ 1【初回生産限定版】 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61fSzZnmzlL._SL160_.jpg)
![戦姫絶唱シンフォギアAXZ 6【初回生産限定版】 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51BYg5uSKOL._SL160_.jpg)
魔法少女事変からしばらく。シンフォギア装者たちは、サンジェルマン、カリオストロ、プレラーティと名乗る三人の錬金術師と、その上役アダムと遭遇する。かくして錬金術師組織・パヴァリア光明結社との戦いが始まった。
続きがあるよ! という感じで終わった第4シーズン。相変わらず美来が女神すぎる……。
仲間が一人ずつ脱落する感じでエピソードが進んでいき、最後には響が黄金のシンフォギアをまとう展開は非常に熱かったです。だいぶと仲間が増えたのでお話はキャラ掘り下げと、次のための準備という印象だったんですが、個人的に推したいマリアさんがちょっとずつ活躍し始めたので嬉しかったなあ。
時間をおいて第4シーズンを見たからか、戦いながら歌うときの「ぅんん!!」っていううなり声がやっぱり好きだなあと思いました。


人口の3%が殺し屋だという街、博多。この街で新入社員として殺し屋になった男の不運から、殺し屋たちが集う。時には戦い、時には復讐し、時には裏切りも……? 殺し屋たちの日常と非日常が入り混じる物語。
原作1巻は読了済。1巻だけかと思ったら複数巻(?)の話が1シーズンに入ってたんですね。
とりあえず林くんが主人公格だというのは把握できました。1巻読んだだけだと群像劇っぽかったんですが、林に焦点が当たると、本当に「人の心を失いかけて、でもなくしたくないと足掻いていた殺し屋少年が、周りに救われる話」だったなあと思いました。幸せになれよほんとに……。馬場さんお願いします……。
少年漫画的な熱さもあって、楽しい作品でした。