読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
デトロイトの貧困地域に住むジミーは、ラッパーになって身を立てることを夢見ている。母親は素行の悪い自分の先輩と恋仲で、金遣いが荒く、普通の生活もままならない。人種や経済環境を分ける「8マイルロード」をジミーは超えることができるのか?
エミネムの半生を描く自伝的作品。こういう作品だと成り上がって成功する輝かしいシーンで終わりそうですが、こちらはただ創作者、表現者として道を定めた静けさがあって、いい終わり方だなあと思いました。成功よりも歌うべきものがある、と思えているのなら、それはきっと素晴らしいことだと思うよ。
しかしこういう貧困層の生活は、当たり前にどこにでもあるということが、なんだかやるせなくなってしまった。多分そういうメンタルだったんだろうけれど、なんかもう、どうしようもないなあ世界、というか。だからこそジミーがより強く格好良く見えました。
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