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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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2022年4月19日・20日に日本武道館で開催されたLiSAの10周年プロジェクトのライブ映像。

見たのはNetflix。
作業用に流すのはライブ映像はちょうどいいなーと思いながら見ていました。トークが始まったら休憩、みたいな。まあつい聞き入っちゃって手が止まるんですけれどね! 歌上手いなマジで! あんなに細いのによく難しい歌を歌い上げられるものだ……。
最後のトークがなんというか、こんな人気歌手でも色々あったし、見えないところで無茶苦茶辛い思いをしただろうし、けれどこの場に集まっている人たちはみんなLiSAや曲が好きで見に来ているんだよなあ、なんてことを思うとぐっと来たな。続ける、続けられる、歯を食いしばって進む、そういうことの積み重ねでこの人は立っているんだ、すごいな、と思いました。
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ある日、謎のピンク色のもやをくぐったのび太は動物たちが人間の言葉を話して文明を営む場所に迷い込む。翌日案の定ドラえもんたちに話すも信じてもらえなかったが、寝ぼけて再びピンク色のもやをくぐったのび太と、それを追いかけてきたドラえもんによって確かにその場所が存在すると確認する。そこは地球とは異なる動物の姿をした人々が住むアニマル星だった。

1990年の映画なので、当時話題になっていたであろう環境破壊などの要素が色濃くなっている。いままでならのび太に勉強するよう注意したり、散らかさないように言ったりするママが、いきなり町内会の一員としてゴルフ場建設計画に反対することになって勉強したり、それをのび太に伝えるところが、思いっきり明示的。
いままで結構何かと戦ったり敵対勢力にいたり、助けを求めてきたり、というゲストキャラクターが多かったので、犬の姿の普通の男の子だったチッポとのび太たちが出会って、ちょっと遠い旅行先の友達みたいな感じで一緒にいるのがなんだか微笑ましかったな。
敵対勢力になったニムゲ同盟の総長の最後の一言がなんだか切なかったな……。
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穏やかな食卓を囲む二人に潜む秘密。盗まれたエクレアが導く驚きの結末。最後の砦のような居酒屋に集う人々の孤独。減量に奮闘する女性が巡り会った恋。美食の上で繰り広げられる女同士の舌戦。幼なじみと再会して作る菓子の味。駄菓子を食べ合う瑞々しい初恋とそれを眺める大人達の切ない祈り……。7人の作家がこしらえた、色とりどりの食べものがたりに舌鼓を打つ絶品アンソロジー。(裏表紙より)

妻帯者の男性と交際していることを惰性と感じている尚子は、彼の故郷の黒豆を茹でている「くろい豆」千早茜。
低予算のドラマの撮影中に「きえもの」の料理が消えた謎を解く「消えもの」遠藤彩見。
偶然立ち寄った居酒屋の客と店の人間のひとときの混じり合い「居酒屋むじな」田中兆子。
芸能界入りしたものの一花咲かせることができないまま、ダイエット企画に挑むことになった女性の「サクラ」神田茜。
テニス部に所属していたメンバー四人が揃ってマウントを取り合う「アドバンテージ フォー」深沢潮。
親しかったかつての幼なじみと大人になって予想外の再会を果たす二人は、胸の中に後悔と悲しみを抱えていた「ほねのおかし」柚木麻子。
他愛のない駄菓子にある懐かしい思いと記憶が混ざる「フレッシュガム」町田そのこ。
それぞれ雰囲気も色合いも異なるアンソロジー……なんですがよく新潮文庫nexで出したな? というちょっと薄暗いトーンの話も混ざっていて、何度も背表紙を確かめてしまった。
個人的には謎解き要素のある「消えもの」と、ラストに向かって体重が軽くなるように話も明るく軽やかになっていく「サクラ」、読みながら苦笑してしまうマウンティング合戦の「アドバンテージ フォー」が面白かったです。
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目覚めたそこは謎の部屋。続く部屋も同じような部屋が続く場所に、六人の男女が閉じ込められていた。共通点は何もなく、知り合いでもないが、とりあえず外に出ようと試みるが、「間違った」部屋には即死の罠が仕掛けられている。少しずつ精神を削られながら「正しい」部屋を進む彼らだが……。

元になった作品は鑑賞済み。
以前もあるホラー作品で思ったのですが、有名な役者さんを起用するとその人の名前や顔に意識がいくんだよなあ。そのホラーのときはそのズレっぷりと悲惨な死に方が面白かったのですが、特にこういう狭い場所で繰り広げられる作品は、有名な人が演じるなら映像じゃなくて舞台で見たい。
その他、頑張って色々理由付けをしたせいで余計に話がスベッてしまった印象でした。そこまでやるんだったらもうちょっとそれっぽいディストピアっぽいやばい伏線が欲しかったなあ。
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それぞれに嫌気がさして家出を決行することにしたのび太たち。タイムマシンを使った太古の日本を居場所と定め、現代に戻ってくると、何故かいるはずのない原始人の少年と遭遇する。なんでも太古の日本ではヒカリ族がクラヤミ族から侵攻を受けているという。

人類を救ってしまったドラえもん、まじですごい。
太古といっても今度は人類の祖先が生きている時代。この時代にわくわくした子どもだった人たちはたくさんいるんだろうなあ。
今回は「時間を超える」ことが要素の一つに入っていて、特にタイムパトロールに回収されていく架空動物たちに「なるほどなあ」と思いました。歴史を変えるって、存在しない動物がいるってことも含まれるもんなあ。
「エリア51」
宇宙人に関する機密が存在するというアメリカのエリア51。陰謀論を支持するリード、ダリン、ベンの三人は情報提供者のイェレナとともにその施設に侵入する。そこで彼らが見た真実とは……。

モキュメンタリーで撮影された作品。低予算ながら怖さを感じられる撮影方法だと思うんですが、中盤からだいぶゾワゾワし始めてきたのに、重要施設にあっさり進入できるのはどうなんだと終盤でずっこけてしまって、一気にチープになってしまった印象です。浅慮な人間こそこういう絶対無理なところで一回ばっさりやられてほしかったんですけどなー。
そんなことを思っていたので本当に宇宙人が出てきてびっくりしてしまった。もうちょっと現実的な方法でめちゃくちゃに怖い思いをさせられるんだと思っていたのに。まあここまでやらかした人間としては妥当な結末か……。
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宇宙からやってきた天人と人間が共存するようになった江戸の町。かぶき町で万事屋を営む銀時のもとに、ある依頼が持ち込まれる。妖刀・紅桜なる刀を取り戻してほしいという刀鍛冶の村田だったが、同時期にかつて銀時とともに戦った桂が行方知れずになり、町には辻斬りが現れるという、不穏な気配が漂いつつあった。

紅桜篇をメインにした実写映画化作品。よくこの俳優にこの台詞を言わせたな……とか、よくこの作品をパロったな……みたいなもののギリギリさ加減が実写になるとより顕著で、見ていると常に半笑いになっているという。
しかしメインストーリーはきっちり一本筋が通っており、かっこいいときはめちゃくちゃかっこいい銀さんのいいところが見られるよい実写作品だったと思います。このすれすれのギャグとはっとするシリアスさがいいんだよあなあ。
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新入生歓迎会のために「西遊記」を演じることになったのび太たち。だが提案したにもかかわらず役は村人その1。不満に思ったのび太は孫悟空に似ている自分が悟空を演じるべきだと主張しタイムマシンをつかって旅をしているはずの孫悟空を探すが、そのことがきっかけで歴史が書き変わってしまう大事件が起こってしまうことに……。

ドラえもん映画でどれが怖かった? と聞くとだいたい名前を聞くような気がするパラレル西遊記。確かに家に戻ってきたと思ったら自分たち以外全員が妖怪だったというのは怖い。なりかわりはSFでもよく見ますけれど、怖いと思いますもんね。
しかしドラミちゃんが観世音菩薩なのは納得しかない。劇場版を順番に見ていますけれど、ドラミちゃんが的確な援護をくれるパターンが結構ある気がするので、しっかりものの妹属性に目覚めてしまいそうです。
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作り手と売り場、そのふたつを結ぶために。出版社の新人営業マン・井辻智紀は今日も注文書を小脇に抱え、書店から書店へと飛び回っている。しかし取次会社の社員には辛辣な言葉を投げかけられ、作家が直々に足を運ぶ「書店まわり」直前にはトラブルを予感させる出来事が……。井辻くんの奮闘をあたたかな筆致で描いた、本と書店を愛する全ての人に捧げるミステリ短編集第二弾!(裏表紙より)

成風堂シリーズの番外編シリーズ。出版社の営業社員が、書店さん、作家さん、自社の人、他社の人と関わり合いながら本を届ける、そこで発生する大小の事件の謎を解く連作短編。
一巻目は井辻くんの営業マンとしての成長も含めていたので、ちょっとうっとくる言葉や展開もあったのですが、二巻目はそこまで感じなかったかな。むしろみんなが一生懸命作家や書店を守ろうとしているのを強く感じて、なんだか温かい気持ちになりました。
「新刊ナイト」がハラハラした分、すごくいい結末でじんわり染みた。「君とぼくの待機会」は大きな賞の裏側を知らないと書けない話だったので真相になるほどと思ったし、どの出版社の人間も台無しにさせるかと走り回っているところが賑やかで、仕事に対する熱意を感じてよかったなあ。
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 十年前に日輪が消えた国、照日原。その辺境の郷の姫・かさねは狐神の花嫁に選ばれる。だが花嫁とは、日照不足で不作続きの郷を救うための贄を意味していた。知らずに狐に喰われかけたかさねは、金目の青年・イチに助けられる。見返りとして彼が要求してきたのは、日輪を司る日神に会うためにかさねの「力」を貸すことだった。
 戻る場所のないかさねはしぶしぶ同行を決める。しかしイチこそが日輪が消える原因を作り、都から追放された皇子だと気づき――。
 運命に抗うための旅が、今始まる。心揺さぶるファンタジー開幕。(裏表紙より)

日本神話を感じさせる和風ファンタジー。日輪を失った国で、世間知らずで無鉄砲で純粋な姫と、影を背負った罪人らしき青年が、神様に物申すまでのお話。
もっと字数がある、それこそ分厚い児童書や単行本で読めたらなあという膨らませがいのある部分がたくさんあったので、壮大な話を一冊によくまとめたなあ! と思いました。日神への奏上がやっぱりクライマックスで、そのためには足場になるエピソードが必要で……あっさりしていて気になる部分がありこそすれ、大事なところは外していない物語だったと思います。
最後にイチが選んだものがとても嬉しかった。しみじみと、本当によかった、と思えました。
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Author:月子
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