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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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わたくし的読書 (MF文庫)
活字であればなんでも読む
子供のころから「読むことが大好き」だった著者。絵本や児童書を始め、父親の本棚にあった吉川英治や西村寿行、司馬遼太郎、はたまたお姉さんの本棚にあったアガサ・クリスティや星新一、落合恵子……、特に決まった読書傾向はないものの活字であればとにかく読む。そんなセイコの読書にまつわるエピソードを「占い」「たべもの」「恋愛」「ホラー」「エロ」などのテーマ別に紹介。(裏表紙より)

コミックエッセイ? 文庫の形なんですがイラストと手書き文字で書かれています。どこから読めばいいかちょっと迷う瞬間がありましたが、こういう読書エッセイは初めて読んで、面白かった。2003年の本なのでちょっと古いかもしれない。下ねた多いです。
が、その下ねたが面白いのだよなあ。初夜をテーマにアンケートをして、話を聞いてみたりしたものをまとめてあるのですが、ほーほーなるほどーみたいな。「個人的エロ」も面白かった。その疑問確かに……と頷いた。ちょっと実物の雑誌気になるなあ。
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女神の花嫁(後編) 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)
傭兵団の留守を狙って襲ってきた賊から村を救うため、みずからの胎児の命と引き換えに強大な女神の力を取り戻したラクリゼ。同じころ傭兵団は、遠く離れた地で部隊の兵力が半減するほど苦しい戦いを強いられ、サルベーンも瀕死の重傷を負ってしまう。それでもなんとか帰還を果たし再会を喜びあうふたりだったが、お互いの気持ちが少しずつすれ違っていくのを、止めることはできなかった…。(カバー折り返しより)

ラクリゼ編である「女神の花嫁」の後編。ラクリゼはどうやって女神の加護を取り戻し、女神の娘ザカルエフィを見いだしたのか。
二人の結びつきとすれ違いと別れが、大河だよなー! 最も理解できるところにいるだろうにどうしても一緒にいることができない。人々から遠巻きにされるラクリゼが、子どもの頃とは違って落ち着いているのが強くて悲しい。サルベーンはなるべくしてなったという感じだったけれど、この先がとてつもない道だと思うと辛いなあ……。カリエの物語に続く人々の物語だったので、この後に関わってくる人々の裏を思うと、うおおおと拳を握って絶叫してしまう。北公の姉妹、エディアルド、トルハーン……。そうだよな、そういう人たちの生きてきたものがあるからこそ、カリエの運命に繋がるんだ。
レプリカ・ガーデン 時無しの人形師と人形の女王 (B’s‐LOG文庫) (ビーズログ文庫)
創造主=時無しの人形師に最も愛された最高傑作、人形の女王・セレネ。心を持っているのに体を動かせず、喋ることもできないように作られたセレネは、長い長い時間、真っ暗な霊廟の中で迎えが来るのを待っていた。そこに現れたのは、墓荒らしを追ってきた人形師のアーセル。セレネが魂持ちだと見抜いて攻防に連れ帰ったアーセルの手により、止まったままのセレネの「人生」は動き始めて——? 人形師と人形の禁断の恋、そして魔抱石の秘密……人形と人間の壮麗なるラブストーリー、感動の終幕!(裏表紙より)

レプリカ・ガーデンシリーズの三巻目で最終巻。一巻で登場した人形師アーセルと、人形の女王セレネの物語。人形というものは、とても純粋なものなのだなあと思ったりする。愛がちょっと重いところもあるけれど、まっすぐに誰かを強く思ってくれる存在なのかもしれない。
というのは、セレネが本当にいいこ! だからです。絶世の美少女で私は女王だと思っているのに、誰かを思いやってその相手を認めて、言葉をかけてやれる。女王だと思っているけれどちょっと考え方のずれているところがかわいい。カリンとの掛け合いがいいなーと思いました。カリンもいいこだ。
バラッドのキャラクターがずっこけるぐらいに本気なのかちょっと間が抜けているのか分からないところが、可愛くて好きです。開き直りバラッドよかった。
最終巻ということでキャラクター勢揃いで、イファとフォルトナートが出てきたのも嬉しかったなあ! 仲良さそうで何より……っていうかフォルトナートは二人きりになるとイファになんて囁いているんですかそこんところ詳しくお願いします(真顔)
クリステルとヴィリも一緒にいるみたいだし、どんどん世界が広がっていくんだろうなあという予感が嬉しかった最終巻でした。
世界の夢の本屋さん
世界にある本屋さんが夢見るような素敵な本屋さんを紹介する本。でかい。重い。高いというとても手に取りにくい本だと思うんですが、とてもとてもとても! 素敵でしたー!
セレクトショップ的なものもあれば、美術館に併設されていたり、教会の中にあったり、街の本屋さんだったりと幅広くて、変わった形の棚だとか、柱があったりだとか、本当に! こんな本屋さんが近くにあったら通っちゃうよー! という素敵さ。
本屋さんに紹介文と、オーナーさんと店員さんのコメントに、本屋さんっていうのは専門職なんだなーというのを感じます。いいなあ、いいなあ! 本屋さん本当にいい!
ヨーロッパの古城と宮殿 (ビジュアル選書)
これはいいお城。内装はほとんどなくて、外観とか街の風景があったりだとかの写真。イギリス、フランス、ドイツ・オーストリア、イタリア、東・北欧・バルカン・イベリア半島の五つの区分で紹介。
お城はロマンだ。子どもの頃からの刷り込みのせいで、尖塔があるお城に心惹かれてきたけれど、最近は中世のごつごつしたお城っていいなあと思うようになりました。ビジュアル的にしゅっと綺麗な方がいいかなーと思って、なかなか石のお城のイメージを活用する機会がないんですけれども。階段を上らなくちゃいけないとか湖の上にあるとか、本当にヨーロッパのお城は素敵だ……。
ニューヨークの高校生、マンガを描く――彼らの人生はどう変わったか
貧困層の子どもたちが多く通う高校の放課後活動「コミックブック・クラブ」で、高校生たちは日本のマンガを読み、愛し、自らも作品を創作することで、人生の新たな一歩を踏み出した。アメリカのティーンエイジャーはなぜ、日本のマンガに惹かれるのか。「クール・ジャパン」の底力はここにある!
「私たち教育に携わる者は、目の前にある機会をまっすぐ見つめなければならない」(著者)。
(カバー折り返しより)

アメリカの高校生の放課後活動について書かれたもの。「コミックブック・クラブ」の設立と、生徒たちの環境や描き出すものについて書かれています。日本のものが「クール・ジャパン」と受け取られる現象について興味があったので、高校生がマンガをどのように受け止めているのかというのはすごく面白かった。受け止めるだけではなくて、彼らなりに消化して作品を創っているところがすごい。日本とアメリカではやっぱり感覚が違うので、生徒の作品を読んで、マンガと一口に言っても違うものなんだなあ。
「あなたの物語は? 何について興味があるの?」と生徒ひとりひとりと向き合った、プロジェクトの大人たちに拍手。
和子の部屋 小説家のための人生相談
阿部和重が、角田光代、江國香織、川上未映子、金原ひとみ、朝吹真理子、綿矢りさ、加藤千恵&島本理生、川上弘美、桐野夏生とそれぞれ悩み相談という形で対談したものをまとめた一冊。
悩み相談が、いつの間にか元々の性格だとかその考えに至った原因だとか姿勢だとかいう話になって、最後には創作についてのお話になっていました。これは、物を書く人には面白いのではないのかなあ。作家さんが何を考えてものを作っているか、どういう葛藤があるのか、そういうものに触れられた気がする。皆さん根っからの作家なんだなあ。生きること全部が書くことに繋がっている……。
女神の花嫁(中編) 流血女神伝 (流血女神伝シリーズ) (コバルト文庫)
新しい世界を求めて、サルベーンとともに深い森に入っていったラクリゼ。しかし、ザカールの村以外は何も知らない彼女に行くあてがあるはずもなく、サルベーンの勧めにしたがってホルセーゼ傭兵団をめざすことになる。楽しく旅を続けていたのも束の間、お互いを強く思う気持ちが、次第に二人の間にすれ違いを生んでいく。そしてついにラクリゼは、サルベーンに別れを告げることになり——。(カバー折り返しより)

二人の別れと絆と蜜月、女神の呪詛とも思える祝福の巻。別れた後の再会、そこからの和解と蜜月、そしてラクリゼの選択が「うあああああ」という面白さですね! お互いを必要としているのにどうしてこうも試練が立ちふさがるのか。しかし一番「あがががが」となったのは、アリシアの生まれてくる子どもの名前でした……。
THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」
直取引で営業するミシマ社が、全国365店の本屋さんの店員さんに一冊の本を紹介してもらう、という紹介本。
めっちゃぶあつい。めっちゃ重い。ぱっと見、デザインで洋書かなと思ってしまったかっこいい本です。全国の各地の大手書店から、本好きの人が好みそうな個人書店の方にも書いてもらっているのかな? 紹介されている本は、絵本、児童書、一般書と様々。自分の馴染みの本屋の店員さんが書いていたりして、なんだか身近に感じました。
今年読了した本は538冊。漫画287冊。小説190冊。エッセイ26冊。画集5冊。その他29冊。雑誌1冊。
雑誌は普段は数えていないんですが、今回は特別な雑誌(青LaLa)を買ったので記録してありました。
昨年は学業関係の本(その他)が多かったのですが、今年は小説と漫画の割合が変わりました。でも、あんまり本は読んでいないような一年だったんだけどなあ。もっと本を読みたいです。
というわけで、今年はまった本まとめ。


湊ようこ『たとえ許されない恋だとしても』
たとえ許されない恋だとしても (コバルト文庫)
私/俺が愛したのは、敵方の……という恋愛ファンタジー。かわいいし、かっこいいし、切ないしで、もう大好きだー!


石和仙衣『ギデオンの恋人』
ギデオンの恋人 (講談社X文庫―ホワイトハート)
わけがわからないくらい琴線に触れまくって泣いてしまった。素朴で素直で、とても素敵な物語でした。


箱知子『ラプンツェルと5人の王子~恋するグリム童話~』
ラプンツェルと5人の王子~恋するグリム童話~ (ウィングス・コミックス)
童話のお姫様王子様をモチーフにした連作短編。みんなかわいい! ファンタジーでおとぎ話で恋のお話が好きなので、すごくお気に入り。


『星海社カレンダー小説2012(下)』
星海社カレンダー小説2012(下) (星海社FICTIONS)
HERO『青春離婚』
青春離婚 (星海社COMICS)
紅玉いづきさんの「青春離婚」にずきゅんときたー!


おがきちか『Landreall』既刊21巻~
Landreaall 21巻 (ZERO-SUMコミックス)
今年いちばんどはまりした漫画。主人公DXのキャラがすきすき。


2012年はかなり環境が変わって、果たして本が読めるのかなと思っていたんですが、意外に読めて嬉しい。
最後に、現在の積ん読は287冊です! 来年はこれを崩していくよー。
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Author:月子
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