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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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今日の映画は「ヘアスプレー」
ヘアスプレー [DVD]

ボルチモアに住む高校生のトレイシー。ローカル番組のダンサーとして踊ることを夢見る彼女は、ダンサーに欠員が出たために番組のオーディションを受けることを決意する。歌とダンスは得意だが、彼女は特異な髪型と肥満体型の持ち主で……。

楽しかったー! 二時間近くずっと歌いっぱなし。その歌がとても派手できらびやかで、時にはしんみりと染みるようでもあり、とても楽しかった。耳が幸せだ。60年代アメリカの背景も踏まえつつの、明るいエンディングがとても好きだなと思います。気持ちよく終わってくれた。
シーウィードが好きだ! それから、衣装がみんな可愛いです。ああいうスカート好きだなーと思いながら見てました。
大逆転! というのが好きな方にはオススメだと思います。
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ツナグ
死者との再会を叶える『使者(ツナグ)』。再会できるのは一人一度だけ。突然死んでしまったタレントに会いたい女性、母親に会いたい五十代の男性、事故死した親友に会いたい女子高生、行方不明の恋人を捜す男性。巡り合わせで『使者』と繋がったかれらは、死んでしまった人と再会しようとする。連作長編小説。

特殊能力を持った人間がつなぐ、生者と死者の物語。一人称がなんだかめずらしい気持ち。
陰気な女性や女子高生の描写に、痛い痛い痛いと呻く。そして、派手な女性に対する視線。物語の本筋とは関わらないけれど、そういう細かいところが辻村さんで好きだ。
一話一話にあっと思うところがあって、ある話で絶望的な気分になる。残酷だ。辛い。何故かそういうテンションだったのか、こういうことが自分にあったらどうしようと思って怖くなる。
最後の話に、顔文字で表すなら(´・ω・`)という顔になる。一ヶ月ほど前に祖父を亡くしただけに、受け継ぐものがあっていいなあと、羨ましい気持ちにも。
レッド・アドミラル  宿命は絆を試す (角川ビーンズ文庫)
「ロディア、お前のことを愛してる。お前だけだ」策略によりジェレマイヤに捕らわれたランセの処刑当日、ロディア達は、強硬手段にてランセの救出を試みるが、ロディアを庇ったランセは銃弾を受けてしまう。瀕死のランセを胸に抱き絶望するロディアの前に現れたのは、ランセの体を乗っ取り、世界滅亡を企む旧神・ミラだった。世界を守るため、ランセを取り戻すため、ロディアは最後の戦いへ挑む! 海軍出世物語、完結巻!(裏表紙より)

多少ネタバレなので隠します。
毒吐姫と星の石 (電撃文庫)
 全知の天に運命を委ねる占の国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。
『薄汚い占者どもめ。地獄に堕ちろ!』
 姫君は唯一の武器である声を奪われた。
 星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。
 少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。
 第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作『ミミズクと夜の王』の続編、登場。(カバー折り返しより)

番外編的なものでもあるのかなと思ったら正統な続編でした。この童話めいた優しく厳しい物語が好きだ!
毒吐姫エルザの毒の数々が、読み進んでいくうちに痛々しく、愛おしくなってきて、レッドアークの人々の優しさが胸に沁みる。エルザにはきっと分からなかったのだろうけれど、かつてその国に裸足で立った女の子がいたってことは、彼女にとって幸せな巡り合わせだったのかもしれない。
「裸足の福音」の章は胸がいっぱいになった。お伽話の主人公たちが交差する。みんなに愛された人からの、なんのてらいもない祝福が、泣きたいくらい嬉しかった。
読んでいて、すごく嬉しくなる物語でした。
かもめ幼稚園 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
幼稚園の先生って、大変!
かもめ幼稚園で働き始めたちかこは、やる気のな〜い毎日。うるさいママさんグループや生意気な子供たち、日和見主義の園長、マイペースな先輩……とうんざり。それなのに彼氏は全然話を聞いてくれず、鬱憤はたまる一方。もうやめちゃおっかな、と思いはじめたころ、ちょっと素敵なパパに惹かれてしまって‥‥!? 文庫書き下ろし。巻末に宇仁田ゆみのエッセイ漫画も収録!(裏表紙より)

幼稚園で働き始めたばかりのちかこが、子どもたちと打ち解けられなかったり、ママたちにひそひそされたり、問題を起こしたり、先輩や園長に叱られたりと、仕事を始めたばかりの先生のめまぐるしい日々、という感じでした。でも、軽率なところがあるなあと思ったり。大変な人に同情してつい子守りを引き受けたり、それをなかなか断れなかったりするところは、世慣れていない人だなあとも思うけれど、簡単に園児の家に上がるのはちょっと自覚がない気もするなあと思いました。でもよく考えたらまだ二十一歳なんですよね。そうかあ、なんだか身につまされるところがあるなあ……。
園児の生意気さ、小憎らしさや、ママたちのどろどろな力関係は、読んでいていらっとしたり笑ったりして、本当にどこかにあるんだろうなあと思いました。ああ……あんな大人になりたくない……。
そして花嫁は恋を知る 大河は愛をつなぐ (そして花嫁は恋を知るシリーズ) (コバルト文庫)
事実上、ブラーナ帝国の支配下にあるネプティス王国で、女でありながら近衛兵を務めるナルメル。自分の国が、他国に支配されながら発展を遂げていることに、複雑な感情を抱いている。そんなとき、ブラーナ帝国の皇子アリアスが総督府の長官としてやってきた。彼の責任感のない発言や態度から、はじめは軽蔑していたナルメルだったが、護衛として共に行動するうちに意外な一面を知って…?(裏表紙より)

嫁恋シリーズ番外編。『紅〜』で舞台だったネプティス王国の中編が二本。一本は、ナティール即位後のお話。もう一本は、即位前のお話。相変わらずべたべた甘いお話ではなくて、国の興衰とはみたいな話があったり、国の在り方や各国文化についての入門書を読んでいる気分になります。面白い。
「大河は愛をつなぐ」が、真っすぐな少女近衛兵と無気力な皇子様という組み合わせで、二人の会話を見ていると楽しいです。嫁恋はみんなどこかしら柔らかで『お姫様』だったので(『緑の森〜』のエリスセレナは例外かな?)、ナルメルのキャラクターは新鮮で面白かったです。ちょっと間が抜けた感じも可愛らしかった。
「草原の女王」は女族長のお話。ナティールはあちこちでフラグを立て過ぎだな!
やおろず弐 でこぼこな恋、始めました。 (Regalo)
祖母の死をきっかけに、八百万の神様たちが見えるようになった澄香。神様たちの姿は澄香のイメージによる。バレリーナ、巨大な招き猫、関羽、公務員などなど……騒がしい神様たちとの日常の中で、澄香には、ある異変が起きつつあった。

連作を繋ぎ合わせた長編。あらゆるところで笑わせにかかるのやめて! と叫んでしまう、楽しいお話でした。腹筋痛い。そういうお腹を抱えたり噴き出したりするところがあるかと思えば、野呂君や家神周りのエピソードは、切なく、優しく、じんわりと感動して、この絶妙さが本当に好きでした。「澄香の段」のラストは震えてしまった。こういうのがいいんだよー!
楽しく、優しい気持ちになれる物語でした!
ぼくのうた (幻狼ファンタジアノベルス)
蘇った名もなき魔王の軍勢により、滅亡の危機に瀕するマルー王国。
かつて魔王を倒したという神剣デアンハークを手にできるのは、
十八歳以下の若者だけだった。かくして国中の若者が集められ、
魔王討伐のための「王国献身隊」が結成される。
苦難に満ちた旅に挑む少年少女たちの運命は——!?
鬼才・十文字青が渾身の力で描き上げる、ファンタジーの神髄!!(裏表紙より)

復活した魔王の討伐のため、集められた少年少女たち。その困難な旅が描かれる。ストーリーはRPGっぽくて、すごくシンプル。文章が硬質で、固い岩のような印象で面白かった! 旅の仲間の関係の険悪さとか、少しずつの変化(いい方向も悪い方向も)が描かれていて、リアルだなあと思ったり。みんながどこかしらすり減っていく中で、トアとササが癒しでした。
神話とか、神様の話も作り込まれているようで、これももっと見たかったなあ。少女神にときめきました。もっと超長編で読んでみたかったかも!
面白かったです。
パレード (幻冬舎文庫)
都内の2LDKマンションに暮らす男女四人の若者達。「上辺だけの付き合い? 私にはそれくらいが丁度いい」。それぞれが不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の自分”を装うことで優しく怠惰に続く共同生活。そこに男娼をするサトルが加わり、徐々に小さな波紋が広がり始め……。発売直後から各紙誌の絶賛を浴びた、第15回山本周五郎賞受賞作。(裏表紙より)

第1章の良介の章や第2章の琴美の章を読んでいるときは、「うーん?」と思ったんだけれど、後半になるにつれて面白くなってびっくりした。私の中の面白い本の基準に「自分が楽しいかどうか」というものがあって、登場人物の怠惰な感じが最初は空気に合わなかったんだと思う。でも、読んでいくうちに、繰り返し描かれる「自分が知っているあの子は、自分の知っている一部分でしかない」ということが、面白くなってきました。一人称で進むので、とある人物をこうだと思っている語り手から、とある人物が語り手になったときに、さっきまで別の人に語られていたとある人物というのは、一部分や側面でしかないのだ、という。
最終章はびっくりしました。急にみんなが調和をとった気がして、ぞっとするような。乱暴に「あなたをゆるします」というのを押し付けられたような気がして、びっくりした。ゆるす、といっても、黙ってみないふりをするような、そんな居心地の悪さがあって、もぞもぞしました。最後になって、それまでの怠惰な雰囲気から、緊張で息を詰めていました。
業多姫〈5之帖〉春惜月 (富士見ミステリー文庫)
「残り何日か知りたい? 知ってその日までは苦しまずに過ごせる?」
 残りの日々。それは“颯音”が消えるまでの日々。
 颯音と同じ瞳、同じ声。けれど目の前にいるのは別のひと。
 ——うそに決まっている。
 海鳴りが耳を劈き、向かい風が、震える少女の頬をなぶる——。
 南の海に突き出した半島、入陽崎。異能集団「狐」の本拠地にやってきた鳴と颯音は、沖に現れるという帆掛け船の噂を探ろうとする。だが、颯音の故郷でもあるその地は、封印された彼の真実の姿を暴き出す。
“颯音”を生み出す発端となった十年前の春惜月——弥生の事件。徐々に膨らんでいくもう一つの人格、和玖也。そして、村の片隅で密かに進められる奴隷商いと、自我を崩壊させる不可思議な薬。全ての裏で糸を引く「狐」との戦いを前に、鳴と颯音、二人は——。
 五百年前の昔、最後の戦いへ向けた幕が上がる。(カバー折り返しより)

最後の戦いに向けて、鳴と颯音の関係も、捉え方の変化が。颯音のもう一つの人格、和玖也の育ったという村にやってきて……という巻。過去と向き合うのは必要だと思ったけれど、そういう解決かあと不思議な気持ちになった(異能の力とともに去っていった和玖也)。最後の戦いは、とても困難な道になりそうだ。
青津野刑部が、意外にできるひとっぽかったのがびっくりした。変態っぽかったけど。
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Author:月子
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