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アマニタ・パンセリナ (集英社文庫)
睡眠薬、シャブ、アヘン、幻覚サボテン、咳止めシロップ、毒キノコ、有機溶剤、ハシシュ、大麻やLSDもあれば、アルコールもある。ドラッグのオンパレードである。著者自らが体験したリーガルなものもあるし、話に聞いただけのイリーガル・ドラッグもある。古今の作家の生活や名著などもひきながら、話は「人はなぜ快楽を求めるのだろうか」へと進む。煙の向こうにひとの本質が見え隠れするような傑作ドラッグ・エッセイ。(裏表紙より)

ものすごい話ばかりだと思いました……。というか怖いな。
動物実験して滔々と書くより自身で体験してみないと分からないものの一つがドラッグであるのだなと思う。確かに、どう感じるのか、見えるのかを知る方が大事な気もする。興味を引いて、間違いを犯してしまうのはいけないけれども。
ドラッグを体験して見えるものの描写や、人から聞いた話が、不気味で幻想的な話のように思えてちょっと後ろめたくなる……のは、ドラッグに対する私自身の恐怖感からかな。
改めて表紙(文庫本の)を見てみると、これが全部ドラッグの絵なんだと知ってちょっとぎょっとした。
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