読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
借金と引き替えにヤクザと取り引きをし、豪華客船に乗り込むことになったディーラーの浅葱。指令は「中国人事業家・蔡文狼に近づくこと」。ところがカジノで出会った蔡は、数ヶ月前にたった一度だけ、彼女に振られた浅葱が酔った勢いで抱かれた相手だったのだ。「賭けをしないか? お前が負けたら命令を一つ聞くんだ」と蔡にけしかけられた浅葱だが…? 「俺はアナタを騙すために近づいた。そうだ、それだけだったのに……」中国系マフィア(!?)×ディーラーで贈る、貴方にも(多分)出来る豪華客船ラブゲームをどうぞ!(裏表紙より)
本格的にBLを読まんとして、友人から貸してもらいました。ルビー文庫は初めてではないのですが(茅田砂胡さんの『桐原家の人々』を読んだので)、お、面白かったよ!? とちょっとうろたえてしまうくらい、まとまっているお話だったと思います。ちょっとBLに対してのイメージが払拭された。
お話としては、紹介を読んで大体予測できる展開の範囲でかなり軽いと思ったのですが、こういうものなんだろうと思います。でも主人公の一人称でなんだか受け(というのかな)が可愛らしかったし、攻めの方はかっこよかった。その分、攻めの弱い部分(家族が仲良くないところとか)をもっと見てみたかった気もします。蔡の行動で謎だった部分が最後でぽろぽろっと明かされていくところが面白かったです。
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