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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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時光写真館を営む二人の青年トキとヒカルは写真に関するある異能を持っている。ヒカルは写真の撮影後十二時間内の出来事を把握する能力、トキは写真に映る特定の人物の意識に入り込み撮影された時間に介入する能力。これらを用いて、二人はひそかにわけありの事件を解決していた。仕事においてのルールは三つ。「過去を問うな」「未来を聞くな」そして「過去を改変してはならない」。しかし正義感に基づいたある改変が彼らと周囲の人々に影響を及ぼし始め……。

続きは!!!? という衝撃だらけの第1シーズン。いやあめちゃくちゃ面白かった。異能と過去改変と謎の能力者(敵)かあ。事件解決もの、バディものの要素がありつつ、幼なじみのリンとの微妙な関係や、最終話周辺で突如として別の能力者らしき存在が判明するなど危険度が増してハラハラし通しの展開で、すごくよかった。面白かった。
まためちゃめちゃ洒落ててねえ……。キャラクターデザイン、色彩の設定がおしゃれなんですが、中国らしい風土もしっかり描かれているのがいいなと思ったんですよね。田舎の景色もそうだし、家族や大人の価値観は避けては通れない障害にもなるよな……と、そういうところが生かされた個々の事件のエピソードもよかった。続き見たいよー。制作頑張ってください。
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「地球外少年少女」
それは2045年の出来事。月で生まれた人類初の子どもがいるその時代、商業宇宙ステーション「あんしん」はオープン前に地球の子どもたちを宇宙生活体験キャンペーンに招待した。だがその際彗星に見舞われ、子どもたちだけが未完成のステーション内に閉じ込められてしまう。生還を目指す子どもたちだが、その事故はある存在によって引き起こされたとわかってしまい……。

大人たちと切り離された子どもたちが、協力しあい、時にぶつかり、互いを知り、理解を深めて生還を目指す。面白いのがこれが宇宙を舞台にしたもので、AIや人工知能が様々な機能を担っていて、動画配信や有名配信者がスターであって、しかしオカルトめいた予言もある世界であるということ。
相反する考えの持ち主だったり、興味関心が相反する姉弟だったり、ハンディを持っていたりと噛み合わない子どもたちが少しずつ互いを認め合って助け合って、誰も知らないところで結果的に宇宙を救っているという展開がとてもよかった。エピローグも、そうそう、登場人物のこういう未来が見て終わりたかったんだよなというものでした。
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レイファは、幼い頃に大富豪であるエディントン家に拾われ、年下の坊っちゃまであるグレンのもとで女執事として働いていた。月日は経ち、寄宿学校から四年ぶりに戻ってきたグレンと再会したレイファ。久しぶりに会ったグレンに幼い頃の面影はなく、屈強な男になっていた。グレンへの忠誠心が実は恋心であることにまだ気づかないレイファだったが、グレンはとっくの昔に、彼女への恋心を自覚していた。そして、とある出来事からレイファはグレンに大胆な行動を取ることに——。真面目女執事と奥手坊っちゃまの恋の行方は!?(Amazonより)

前例がないなら作ればいいという家風のエディントン家にやってきて雇ってほしいと懇願した少女は、かくして珍しい女性執事となった。自分をここに留めてくれた坊っちゃまに尽くすレイファは、長く寄宿学校で寮生活を送っていた坊っちゃまのグレンと久しぶりの再会を果たす。しかしグレンがレイファへの思いを秘めたままだとは夢にも思わずに。
電子オンリーの作品はだいぶ短いのがちょっとなあ。個人的に一番好きな「思い合う二人で困難を乗り越える」がざくっと削られているのが残念すぎる。レイファがレディ教育を受けて頑張るところが見たかったし、グレンが素性を伏せて必死に喰らい付いていくところも読みたかった。
お兄様が大変良い感じなので兄夫婦のいちゃいちゃをもっとください!
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 サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。
 そう――表向きは。
 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。
 死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官”となった少女・レーナ。二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!
 第23回電撃小説大賞《大賞》の栄冠に輝いた傑作、堂々発進!(カバー折り返しより)

アニメ視聴後、あまりにもあまりに面白すぎて原作を買ったわけですが、読み始めると続きが読みたくなって身悶えするのがわかりきっていたのでだいぶ長いこと積んでしまっていたやつ。ようやく一巻を読んで、最後のあのシーンにうるっとする。いやまだ泣くのは早い。まだそのときじゃないぞ私。続刊でちゃんとその道に到るんだから!
人間が人間とそれ以外を区別してしまった共和国。前世代のそれを引き継いだ状態で出会ってしまった少年少女たちが、自分たちのできることや誇りを胸に戦う。「いま」彼らがいる世界でその道は決して交差しない。それがわかっているけれど、でも、と祈る気持ちがラストシーンにつながるのは感動的で、続きを読まなければという気にさせられる。世界の終わり、国家の終焉、いつ終わるともしれない戦いは待っているけれど、きっとみんなで行けるところまで行くよね。
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特別な目を持つ少女×病を抱えた旦那様の明治シンデレラロマンス
 幼い頃に火事で全てを失い、劣悪な環境で働く蒼。天性の観察眼と記憶力で苦境を生き抜く彼女の心の支えは、顔も知らない支援者“栞の君”だけ――しかしある日、ついに対面できた彼・城ヶ崎宗一は、原因不明の病魔に冒されていた。宗一専属の看護係として城ヶ崎家に嫁ぐことになった蒼は、一変した生活に戸惑いながらも、夫を支えるために医学の道を志すが――?
 文明華やかな帝都・東京。「サトリの目」で様々な謎を解明しながら、愛されること、恋することを知る少女の物語。(裏表紙より)

家事により天涯孤独となり、記憶すらも失った蒼。虐げられることに慣れ、生かされていることに感謝する彼女を、強かな人々は利用し、踏み付けにする。悪辣な資産家に嫁がされそうになった蒼を助けたのは、ずっと蒼を支援し続けていた城ヶ崎宗一。看護しろと言われたのに、彼はそれを翻して蒼に妻になりなさいという。
冒頭の、めちゃめちゃに虐待されている描写、いつになく読んでいてきつかったのはやはり蒼の思考停止感とこれはだめだという葛藤がものすごく真に迫ってくるからなんだろうなあ。さすが栗原さんです。
だから宗一が助けてくれてほっとしたし、その後もちらちら見え隠れする残酷性も、危ない男感があってすごくよかった。
「サトリの目」なる、ホームズを思わせる凄まじい観察眼と、医学と知識を絡めた謎解きも面白かった。もっといちゃいちゃしているところが見たいので続巻お願いします!
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裁判官も人の子。重い刑を言いわたす前には大いに迷うし、法と世間の常識のギャップに悩むこともある。頑なな被告人の心を揺さぶった言葉を厳選。ベストセラー『爆笑お言葉集』に続く涙のお言葉集!(Amazonより)

実際の裁判で裁判官が被告人に投げかけた言葉をまとめた本の二冊目。
女性裁判官の話が出てきたのは面白かったので、他の人の話をもっと読みたいなあ。
法律と過去の判例と照らし合わせて、それ以上の量刑にすることができない。または社会的状況を鑑みて、追求しきれない部分がある。そういうところを上手くやらなければならない、裁判官の心中はどんなものなんだろう。その時々で変わるんじゃなく、揺らがない信念を持って裁判に挑み続ける人たちなんだよなあ。心が強くないと続けていけない仕事だ。
「呪詛」
念願かなって施設から娘のドゥオドゥオを引き取ったリー。リーは動画配信を通じて視聴者に語り始める……娘と自分に襲い掛かる数々の怪異とその原因。娘が生まれる前、ある都市伝説系動画配信チャンネルを持ち、彼氏と彼のいとことともに山奥の心霊スポットに足を踏み入れたこと。その際自身と娘が呪われたことを。

視聴者に語りかける冒頭、イヤな予感しかしないよね! その通りだったね!
いやもうまじで巻き込まないでくれや……というホラー作品。
山奥の、特殊な信仰を持つ人々の聖地に足を踏み入れたことで、恋人と彼のいとこを失い、結果的にお腹にいた娘をなにものかに捧げてしまったリー。呪いが発動したことで怪異に追われ、日常生活も損ないつつあるリーは、娘を奪われる恐怖に耐えながら呪いを解く方法を探す。
ビデオ撮影を通じて何が起こっているかを描写するので、何か見切れてそうで怖くて怖くて。そして実際に起こるんですよね。リーの見てないところでドゥオドゥオが何かに語りかけていたりするところ、やっぱりと思ったし怖かった。
結末をもって、視聴者がどう思ったか知りたかったなあ。めちゃくちゃ話題になって大騒ぎになったりしたんじゃないだろうか。
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莫大な遺産を相続した才賀勝は、身内に命を狙われ逃亡していたところを、拳法家の加藤鳴海に助けられる。亡くなった祖父の言いつけで助けを求め、勝を「お坊っちゃま」と呼ぶ人形遣いのしろがねも合流し、勝は自らの境遇に立ち向かうが、それは長く長く続く人形と人形遣いたちの運命とともにあった。

序盤も十分面白かったんですが、中盤から加速度的に面白くなった印象で、特に過去編の正二、アンジェリーヌ、ギイ、フランシーヌのエピソードは涙なしでは見られず……。人の心とはこういうものかと、フランシーヌの最後を見届けて思ったのでした。だから現代での、エレオノールを見届けたアルレッキーノ、パンタローネの最後もただただ号泣でした。誰かに幸せになってほしい、笑ってほしいと願うこと。それは間違いなく愛で、それを知っている人形は心を持った人と同じなのだ。
こじらせにこじらせた鳴海とエレオノールは、もう早くなんとかなれよ! とずっと思っていて。あまりに頑なな鳴海に、早く誰かぶん殴ってくれとぎりぎりしていたので、勝が共闘するくらい強くなったこと、最後に役目を引き受けて鳴海の背中を押したことはよくやった!!! という気持ちでいっぱいでした。
語りたいことはたくさんあるけれど、最終話の最後にカーテンコールがあったのはめちゃくちゃ嬉しかった。人生は舞台、本当にそうだ。
「闇はささやく」
夫の仕事の都合で田舎に引っ越してきたキャサリン。だが移り住んでいたその家には何かがいた。不自由な田舎暮らしに、怪異に見舞われ、周囲の人々から話を聞いて隠された真実に近付くキャサリン。同時に夫ジョージの異常性も浮き彫りになり……。

田舎の古い家に引っ越し、霊現象に見舞われるようになったキャサリン。明らかになったのは、この家で「夫が妻を殺す」惨劇が繰り返されているということ。
面白いのは幽霊が、それも殺された妻の方がどうやらキャサリンに味方しているらしいところ。本物の悪意を持った霊は悪意を持った人間に語りかけて唆すのが印象的。不安や恐怖といったマイナスの感情を増幅させるというあれですね。だいぶ悲惨なのに最終的には、善きものは善き場所へ、悪しきものは悪しきところへ行くという展開なんですが……救われたって言っていいのか? 繰り返されるなら根本的な解決はできなかったのか? と思ってしまう。しかし「家の中」っていう余所者がはじかれる場所の出来事だし難しいのか……。
とにかくジョージの凄まじいクズっぷりが最高に怖くてよかったです! 何が怖いか、「人間が一番怖い」を地でいくやつでした。
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いくら食べてもおなかがすいて、直ぐに倒れてしまう18歳の大島小鳥。原因不明のまま、病欠つづきでついに高校を留年してしまった。行き倒れていたところ、美貌の料理人・坂頼兼に助けられ「僕と結婚しませんか」と提案され——? 形ばかりの奇妙な同居生活、居心地が良くなるにつれ膨らむのは「彼はなぜ私を助けたか」という疑念。もしかして私のこと、“生贄”にしようとしてる? 舞台は鎌倉、怪異が彩る年の差契約結婚譚。(裏表紙より)

食べてもお腹が空く謎めいた体質のせいで普通とは程遠い18歳の小鳥は、ある日行き倒れたところを助けてくれた青年のおにぎりによってわずかばかり症状が和らいだことに気付く。実はこれは小鳥の体質とこの世ならざる「夜ノ人」と呼ばれるもののせいで……という、人とこの世ならざるものと御饌が絡む、ご当地もの。舞台は鎌倉です。
結婚したもののお互いに恋愛には遠い感じ? 彼が自分のことを好きだったらいいなあなんてほのかな気持ちがありそうな小鳥ですが、頼兼はどうかなあという感じですね。少なくとも家族として守ろうとしている感じがわかるのがじれったくてもどかしい! ちょっと距離が縮まってはいるものの、もうちょっと、もうちょっと何か……!
しかし結婚の際の誓約書をたくさん書いたっていう描写はだいぶ面白かったな。かわいらしかった。
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Author:月子
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