読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

新年度、岩鳶高校水泳部の面々は新入部員獲得を目指しながら次の大会を目指す。一方、凛が部長となった鮫柄高校水泳部には小学校時代の友人だった宗介が入部、また前部長だった御子柴の弟である百太郎が新しく加わった。そしてこの年、遥、真琴、凛、宗介は三年生であり、進路選択の時が迫っていた。
新しい一年が始まり、各々の絆が深まっていく。第一期は再会と出会いでしたが、第二期は別れと旅立ち。男子高校生たちのこの年も最高の夏という感じ、爽やかですごくよかった。また泳ぐシーンがなあ、美しいんだよなあ!
途中参加の面々もだんだん熱くなってくるところがいい。真剣に取り組んでいる人の近くにいると、すごく影響されるよなあ。自分ももっと、って思っていく描写に胸が熱くなるし、これが続いていくのが楽しみだ。

検死官のトミーと息子のオースティンは、ある日馴染みの警察官から、ある事件で見つかった身元不明の女性の遺体の解剖を依頼される。解剖を始めたもののありえない状態の遺体に困惑する二人だったが、同時に次々と不可思議なことが起こり始める。外部との連絡が不可能となり、二人は遺体と向き合うしかなくなるが……。
希望はあるのかと思いながら見てたんですが、なかったね!! だがそれがいい。
地方で解剖をしている父と息子のもとに、謎めいた遺体がやってくる。剖検を始める二人に不思議な現象が起き始め、ついに……というホラー。
解剖するシーンがあるので刃物で切られる描写がうっとなるし、出てくるものが明らかに異常で、これはやばいぞというのが次第に増すのがすごくいい。あと私、ラジオとか音楽が勝手に鳴り出してやばいことを言い始める仕掛けがめちゃくちゃ怖くて好きなんだと思いました。ほら、意味深な歌詞が聞こえて、えっなに誰か自分になんか言ってる? みたいに思うの。気のせいだと思えるけれどそうじゃないやつ。
もう最初から二人が殺されるのは決まってたんだなあという救いようのないラストと、どこかでそれが起きている恐ろしさがよかった。

番組プロデューサーから事故物件に住む仕事を受けたお笑い芸人。お金がないため同居するコンビ芸人。恋人に愛想をつかされ相方にも見捨てられた芸人。彼らが住む部屋に共通するのはおかしな現象が起こるということ。怪奇現象に追い詰められていく彼らはやがて……。
謎の女性が現れたり、何度捨てても戻ってくる人形だったり、危ういものに取り憑かれたようにして事件を起こしたりと、それぞれにやばい連作もの。ほん怖の番組と映画の間みたいな不思議な雰囲気で、恐怖の内容もあるある感と作り話っぽさの間みたいな感じ。
怪奇現象よりも、事故物件に住むという番組企画や、相方を思うあまり盗聴器を仕掛けられたり、どんどん狂気に入り込んで人殺しを繰り返すという細々したところが怖かったな笑

「すまなかった……」文林のそのひと言がきっかけで、二人の関係が少しずつ変化する。さらに文林と添い遂げることを決めた小玉は、いつの間にか後宮のしきたりも受け入れている自分に気がつく。
仙娥の娘の世話も任され、小玉は赤子に翻弄される日々を送ることに。そこに新たな乳母とその子どもも加わって、にわかに後宮は賑やかになる。そんな中で小玉が見つけたのは、後宮で築いた自分の「家族」の形だった。
後宮に新たな風が吹く。それは次世代の産声。小玉たちの時代の終わりが、近づいている証——。(裏表紙より)
久しぶりに冒頭から笑っちゃった。ぶん殴ろうとして励ますみたいに肩を叩くって。それに気付いてお互いに困惑するんじゃないよ! ばくしょう。
戦いや宮中の陰謀などは今回だいぶと薄め。笑いどころもあったり下の話もあったりして笑ったんですが、ただ各々がそれぞれの場所で自分の望みのために動き出しているので、次が最後なんだとひしひしと感じました。
悲しかったのが王太妃との別れ。小玉と彼女のエピソードもこの物語のすごく重要な部分だったと思うので、ああ、歴史が終わるんだな……とすごく強く感じました。
この巻を読んでいて、この話は中華風後宮と国の内外に蠢く闇を描きながら実際は母と子の物語になるんだなあと思ったんですよね。これまで小玉がそうはなれなかった、でもこの巻で「子どものために」動くようになったことで「母たちと子どもたちの物語」として終わろうとしている。
でも世界は続いていくし、失われる命があれば生まれる命もある。そういう連鎖の一幕なんだろうな。小玉の物語の終わりを最後まで見届けたい。

紳士な王子の本性は腹黒肉食系!?
まさかの溺愛猛攻に卒倒寸前です…!
郊外の村で慎ましく暮らすリーズは、前世の記憶を持つうさぎ獣人。ある日、世にも珍しい黒ライオン獣人のレオン王子が村を訪れリーズひと目惚れ!? 「僕と結婚してほしい」――美形で優しい完璧王子にプロポーズされたけど、リーズはライオンが大の苦手! 気絶寸前になりながら丁重にお断りすると、王子は腹黒&俺様な本性を現し、あの手この手でリーズに迫ってきて…!?(裏表紙より)
前世が動物園で飼われていたうさぎ、というのが面白いんですが、ライオンに恐怖を抱くのなら別に本能的なものでもよかったのでは、という気がしなくもない。転生したところで前世がうさぎなので現代知識はほとんど持っていないから……。
子どもの頃、お互いの正体を知らずに会ってから初恋の人。再会してもお互いにそのことに気付かず。べたべたなんですが、思い出を大事にしているところが初々しくて可愛らしい。
種族差による差別社会なので、それを変えようとするところはいいものの、いろんなことが解決できていなくて前途多難そうだ。
国王夫妻がなあ。二人に味方してくれそうな高位に位置する登場人物が、護衛騎士のジェイドくらいのもので、ベルオムやサンドロは立場があっても国政に無関係だし、と考えると不安です。王宮で暮らすにしてもまったく礼儀作法を知らないよね絶対いじめられるよね……みたいな。頑張ってほしい! すごく!

幽閉された王女の身代わりで厳格な騎士団長アルフレッドと結婚したリリア。威圧的で怖い男性だと思いきや、女性への気遣いが出来る紳士的な人だった。結婚初夜、熱いキスや愛撫で優しく導き、かつてないほどの快感を与えてくれて。幸せすぎる生活が続いていたのに、正体がバレて大ピンチ! 不安になっていたけれど
「俺の側にずっといてくれ」彼の言葉で逆転ハッピーエンドに!?(裏表紙より)
伯爵令嬢ながら貧しい暮らしをしているリリアは、せめて何ができるのかを考え、人助けがしたいと、国家転覆を図った王女の元へ差し入れをする日々を送っている。だが美しく派手好きで身勝手な王女ライラーヌは、愛する人と添い遂げると決めてリリアに身代わりを持ちかけた。「リリア」ではない、新しい人生を求めて身代わりを承諾したが……という身代わり結婚ものながら、冒頭から自分勝手なライラーヌに不思議な魅力があって、最後まで身勝手ながらもとても可愛らしかった。いかにも甘やかされたんだろうなあ、っていうわがまま娘なんだけれど、愛する夫に真実を打ち明けられないリリアに「自分が彼に言おうか」と言ってくれたり、自分以上に頼りない夫とちゃんと結婚するあたり、憎めないなあ。
リリアとアルフレッドの新婚生活は微笑ましかったな。ちゃんと走ったんかい! って笑っちゃった。真面目な似たもの同士の夫婦だなあ。一カ所、リリーじゃなく本名のリリアで呼んでいるシーンがあったのは多分修正し損なったやつですね?
ヴァプトン伯爵夫妻が両親としてはちょっと……な感じだったので、幸せになってくれそうで何よりでした。

“星の病”シガイから人々を救い、初代ルシス王となるはずだった悲運の男・アーデン。 帝国最後の日、崩壊する帝都の中で運命の少女を託された帝国准将・アラネア。 死からの目覚めとともに、自らの身体が変異を遂げていることに気づく神凪・ルナフレーナ。そして、長い刻の中で自身の運命を見据える真の王・ノクティス。 『FINAL FANTASY XV』の新たな歴史を綴る、世界の夜明けの物語。(Amazonより)
ゲーム本編で、やってくれ(切実)。
……な、重要人物のエピソードを描いた本編とは異なる世界線を描くノベライズ。具体的に言うと、ルーナが生き返って、アーデンが救われて、全員が望む結末に至る。いやもう、本編で(略)。
アーデンの話は多分エピソード・アーデンの内容かな?
アラネアの姐さんがやっぱりめっっっっっっちゃくちゃかっこよくってですね……。いやもう、惚れる。ずっと惚れてたけど。最高すぎる。
そんな彼女が養母になって帝国の裔の姫君を育てて、破天荒に育ったその子がルーナと出会って凸凹ながらも一緒に旅をして友人となって、って胸熱すぎる。
またルーナが、やっぱりノクトのいないところですごく頑張って、ノクトのために自己犠牲も厭わず、でも幸せになりたいと望む……泣いた。めちゃくちゃに。
クリスタルに拒まれたアーデンが、すべてを滅ぼそうとし、同じ立場のルーナと憎んだ弟と似た顔をしたノクトにようやく心を動かされる展開。ノクトがアーデンの怒りと憎しみに理解を示し、指輪を渡して王たちの承認を得る展開。あんなに望んだ指輪と王の力を手にしたアーデンが最後に力を貸してくれるところが最高だったし、六神がこちらについて最後の最後まで協力してくれたところも「これが! 見たかった!」の集大成だった。
最後の最後も泣かされてしまった。レギス陛下の、ルーナへ贈る言葉。「頼りなかった」という過去形になっていること。そしてノクトへの祝福の言葉。ここだけはあの本編があってこその改変の感動でしたが、ぐっときました。
ノクトとルーナたちには幸せになってほしい。最後の絵画風のイラストのように、と願わずにはいられませんでした。

第二王子の婚約者戦争で敗北し、国民から嫌われた悪役令嬢のカミラは、罰として『沼地のヒキガエル』と称されるアロイス公爵に嫁ぐことになった。この結婚を心底嫌がっていたカミラだったが、アロイスと一緒に過ごすうちに心を許し始める。アロイスもまた、不器用だけれど感情豊かなカミラに惹かれていき……「正式に、私と婚約していただけませんか」カミラのために半分まで体重を落としたアロイスに言われたのは、まさかのプロポーズ!さらに色男の料理人クラウスの猛アピールで、三角関係に発展してしまう――!?小説家になろう発!大人気悪役令嬢ストーリー、第2弾!(Amazonより)
続きは!? とカミラとアロイスの変化が気になる第二巻。
恋する人を手に入れたくてずるい手を使い、結局やり返されて敗北、何もかも失ったカミラ。そんな自分を「だって好きだったんだもの!」と肯定するんですが、彼女のいいところはそれが悪いところもあったと自覚しつつ何もかも自己責任として受け止める強さがあるところ。悪役令嬢だからこその「負けるかー!」が楽しい。2巻はだいぶ丸くなってますしね。
アロイスの人間としての変化もよかったな。この国の貴族とか政ってなんかだいぶ家々の勢力バランスが危うい印象なんですけれど、したたかで抜け目のないアロイスがカミラのことで感情的になるのが王道恋愛でいい!
距離を縮めた二人がこれからどうなるのか。王子とか家族絡みで一悶着ありそうなんですけど、続き……。


東京、池袋。西口公園、通称池袋ウエストゲートパークの近くで果物屋をしている真島誠は池袋に顔が利くため、この辺りで起こった事件やいざこざを解決する池袋のトラブルシューターとして知られている。だがこの池袋、カラーギャング、外国人、暴力団関係者にまつわる事件など騒ぎが絶えないところで……。
原作は数冊読みました。ドラマは未視聴。
アニメになるとこんな感じなのかと、見やすい内容や構成でとても面白く見ていました。
アニメになると各々のキャラクタービジュアルはこうなるのか、かっこいいなーとか、少年たちの抗争に大人が突っ込んできたりするの、世界が狭いように感じてすごく大きな物事として描かれるの面白いなーとか、原作を読んでだいぶ経っているせいもあると思うけれど映像になるとまた違った見え方になるのも発見でした。
「リバーダンス・アドベンチャー」
アイルランドに住む少年キーガンはおじいちゃんとおばあちゃんが大好き。しかし灯台守だった祖父が亡くなり、悲しみくれたキーガンはある日少女モヤとともに不思議な世界に迷い込む。そこでは川を守護する鹿たちが伝統的な舞踏、リバーダンスを踊っている神話の世界だった。
伝統のリバーダンスをテーマにしたアニメーション作品。実際に見てみたいんですけど機会がないんですよねえ、リバーダンス。ケルト音楽も好きだから一回見たい。
と、そんな欲求を少しばかり叶えてくれるのがこの作品。音楽とダンスをアニメーションに詰め込んでいて、民族の歴史や神話に絡めた内容も興味深くて、思っていた以上に見応えがあって楽しかった。
アイルランドに住む少年キーガンはおじいちゃんとおばあちゃんが大好き。しかし灯台守だった祖父が亡くなり、悲しみくれたキーガンはある日少女モヤとともに不思議な世界に迷い込む。そこでは川を守護する鹿たちが伝統的な舞踏、リバーダンスを踊っている神話の世界だった。
伝統のリバーダンスをテーマにしたアニメーション作品。実際に見てみたいんですけど機会がないんですよねえ、リバーダンス。ケルト音楽も好きだから一回見たい。
と、そんな欲求を少しばかり叶えてくれるのがこの作品。音楽とダンスをアニメーションに詰め込んでいて、民族の歴史や神話に絡めた内容も興味深くて、思っていた以上に見応えがあって楽しかった。