読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説。(Amazonより)
「服を着ること」をテーマに様々な女性を描く連作短編集。
するっと読めて不思議だなあと思っていたら、ルミネのコピーライターさんの作品だったんですね。でも女性の描き方というか、ファッションの感じがちょっといまっぽくないなあと思ったら刊行日が2014年。こういうささいな部分を描けるのはやっぱりファッションビルのコピーを作ってきたからなんだろうな。
あくまで日常のワンシーンに常にファッションがあるという話なので、大きな展開はなく、服を通じて自分や相手を見つめ直していく。そういう身近さが面白かったです。
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怪異が視えるだけで祓えない半端霊能者の浅井行。芸術大学進学のため引っ越したアパートで、美しい先輩の瀬凪ほのかと出会う。だがその夜から不穏な電話が鳴り響き…。行の異変に気付いたほのかは、幽霊と共存する「怪異のやり過ごし」を提案するが? 顔が浮かぶ壁、小さな手で奏でる姿なきピアニスト、7人目の怪。行とほのかはどうやり過ごす? 青春ホラーミステリー!!(裏表紙より)
視えるけれどそれだけ、という一般人の小説家志望の芸大生と、怪異を好む風変わりな美人の先輩、同じように少々曲者たちが集う日常+ホラーもの。
芸大は、なんか、いるよね……などと思いながら面白く読んでいたんですが、最後の山の怪異はめっっっっっちゃくちゃ非日常で怖かった。このタイプの話、一昔前の少女漫画でもよく見たものすごく祟る系のやつで、懐かしさと合わせて怖くてぞくぞくした。お地蔵さんはだめだ。強すぎて怖い。同時に人間が怖い。
最後のエピソードに普通にやべーやつらが集まってきたのが楽しかったので、もっといろいろな話を見てみたいなあ。ケイ先輩がなんか好きな感じなのでもうちょっと見たい。演劇もそうだし礼儀やしきたりでスイッチを切り替えたり場に入ったりする世界の話が好きなんだなあと思ったので。

小さい頃に聖女候補だったオルレアン伯爵家の貧乏令嬢セレナ。幸い(?)にも聖女に選ばれることなく、慎ましく生きてきたが、いよいよ資産が尽き……たところに舞い込んできたのが第三王子ソル・トロワ・クラヴェル殿下との婚約話。
お金のための政略結婚による婚約者とはいえ、美しい顔立ちと優しい性格を持つソルに対する親愛の感情を持ち、仲良くやっていたはずのセレナだったが――
「……今、なんとおっしゃいました?」
「だから、『ざまぁ』してほしいんだ」
「ソル殿下。『ざまぁ』してほしいだけでは、よく意味が分かりません!」
婚約破棄をしたいがために変なことを言い出した王子様だけど、それには深いわけがあるようで――?(裏表紙より)
王子様が「ざまあ」してほしいと言ってくるんですけど!? という掴みから始まる聖女もの。
なんですが……作中で「ざまあ」が何を意味しているのか説明してくれないので、何故「ざまあ」してもらうことが婚約破棄することにつながるのかわからないまま、聖女関連の話になるという……。写真が存在したり、目立たないようにといいながら超絶目立つ行動をしていたり、どう捉えればいいのか迷いながら読んでしまいました。
セレナが、何を考えているのかわからなさすぎてどうしたらいいのか……。ここまで理解しにくい主人公は初めてかもしれない。何も考えていない、でいいのかな。
続きがあるようですが、何を考えているかわからない人などちゃんと全部説明してもらえるのか気になります。
「マーダーミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿」
配役と設定を読み込み、用意された舞台で各々即興でその役割を演じて結末を目指すマーダーミステリー。舞台はとある洋館。小説家とその妻が暮らすそこで近しい人々を招いて行われた食事会の後、編集者が殺される。犯人は誰か? その動機は? 果たして結末にたどり着くことができるのか。
TRPGの実写ドラマ。説明が難しいのですが、演者さんたちがプレイヤーとしてマーダーミステリーをプレイしているのを、進行役とゲストたちが鑑賞し、合間に意見など交わすという番組構成。視聴者としてああでもないこうでもない、こういうところが笑ったみたいな話をするの、実際のプレイに近くて面白い。
TRPGなので個々人のプレイをする必要も相手を探って情報を開示させる必要もあって難しいんですが、プレイが終わった後に演者さんたちが進行役とゲストをまじえて「あの謎はどういう意味?」「なんでこういうことしたの?」みたいな裏話をするところまで実際のプレイみたいで面白かった。暴走するプレイヤーとかここでこのネタを明かして後がだめになったとかあるあるある。
配役と設定を読み込み、用意された舞台で各々即興でその役割を演じて結末を目指すマーダーミステリー。舞台はとある洋館。小説家とその妻が暮らすそこで近しい人々を招いて行われた食事会の後、編集者が殺される。犯人は誰か? その動機は? 果たして結末にたどり着くことができるのか。
TRPGの実写ドラマ。説明が難しいのですが、演者さんたちがプレイヤーとしてマーダーミステリーをプレイしているのを、進行役とゲストたちが鑑賞し、合間に意見など交わすという番組構成。視聴者としてああでもないこうでもない、こういうところが笑ったみたいな話をするの、実際のプレイに近くて面白い。
TRPGなので個々人のプレイをする必要も相手を探って情報を開示させる必要もあって難しいんですが、プレイが終わった後に演者さんたちが進行役とゲストをまじえて「あの謎はどういう意味?」「なんでこういうことしたの?」みたいな裏話をするところまで実際のプレイみたいで面白かった。暴走するプレイヤーとかここでこのネタを明かして後がだめになったとかあるあるある。

ゼロレクイエムにより守られたかつてのエリア11、現在の超合集国。旅を続けるC.C.は残った力でルルーシュの復活を行うが、不十分な力のために戻ってきたのは幼児退行した空っぽの彼だった。その頃世界人道機関の名誉顧問となったナナリーたち一行は訪れていたジルクスタン王国にて襲撃を受け、敗北を喫したスザクとともに囚われの身となってしまう。
おかえりルルーシュ、な劇場版にして最後のお話、でいいのかな。
個人的な見どころは、ルルーシュをぼっこぼこにするスザクに、いままでの強行的なやり方と人を信じ切ることができず多くを傷つけたルルーシュが誠意を見せたこと、彼の強引なやり方を許せないでいながらその功績を認める人々が手を貸してくれたこと。そして兄と妹がそれぞれ兄妹離れをすることに、永遠の孤独を旅するC.C.がようやく一人ではなくなったこと。
すごくすごくハッピーエンドというか、アニメシリーズの悲劇は悲劇として素晴らしく心を震えさせられたけれども、ずっと見ていた彼ら彼女たちの幸せを心のどこかで願っていた視聴者の願いを叶えるための話でした!
いやあスザクがルルーシュをぼこぼこにするところ笑った笑った。スザクはそうする権利があるよねえ。多分みんなも絶対「スザクに会ったんならぼこぼこにされたに違いない」って思ってたと思う笑
立派になったナナリーがルルーシュの手をとって、今度は兄を守ろうとするのも、ルルーシュがそれを自分の道を歩いていけるようになったと感じて、今度は自分の道を選ぶところもすごくよかった。そしてここで「魔女」だのなんだのと言われていたC.C.と一緒に行くというところ、息切れのかっこよさとのギャップが最高でした。泣いた。不老不死の人間がやっと道連れを得られる展開、めっちゃすき。好きすぎてうわーんってなった。
最後の服装にはいかにも「悪魔か神か」みたいで笑っちゃったんですが、個人的にはめちゃくちゃ好きな劇場版でした。

おっとりした気弱な女子高生の坂口亜梨子はお隣の小学生の小林輪に毎日のように揶揄われて泣く毎日。ある日同級生の小椋迅八と錦織一成が親密にしている現場を目撃したが、話を聞いてみると二人は同じ夢を見るのだという。それはやがて遠い前世と今世に至る事件と、未来へと繋がっていき……
原作既読。このOVAは原作の最後まで描いていないものの、やっぱりこの話はすごく綿密な人間関係を描いて構築されているんだなあと感じました。歌がキーワードなので、エンディングがすごく幻想的でいいんですよねえ。
改めて見ると、木蓮=亜梨子が地球に愛されているのがすごくよくわかって涙が出る、と同時に遺言なり思い出なり紫苑へのあれそれがもう本当に、ひどい女だなあと。そこまで愛されていて自ら死なないでって、遠い未来で会うためとはいえ本当にひどい遺言だ。
そしてこの年齢になるとラズロとキャーのエピソードに泣くんですよ。ラズロの気持ちがすごく身近に感じられて。不幸しか知らない、当たり前に持つべきものを持たず、けれど優秀でどこまでも哀れな子どもに、幸せになるための術を教えてやりたいと思ったんだよなあと号泣。幸せにするんじゃなくて、その方法を学んで生きていってほしかった、それだけなんだよ……。そして紫苑も、ラズロとキャーのもとでならそうなれるかもと思った矢先に……。
久しく触れていなかったのですが久しぶりに読み返したくなりました。

俺は知っている、この世界がBL漫画の世界であることを……。周囲はBLのお約束ばかり、すぐ同性カップルが誕生するけれど自分はモブゆえ何の心配もない。モブ主人公の枠は絶対に回避すると決めて、知識を総動員してフラグを回避するモブの行方はいかに。
だいぶと色物だなと思いながら見ていたら、想像以上にツッコミが楽しくてすぐ完走してしまった。
BLのお約束をモブの立場で見ながら、フラグの気配を感じたらすぐに対処して回避するという、ある意味前世の知識でチートするみたいな話。BLあるあるも面白いし、お約束展開に「常識的に考えて」みたいに突っ込むの、わかりみが深すぎて吹いた。
しかし最後の展開にはびっくりしてしまった。同性愛が普通に認められている世界なんだから好意を持ったのが同性でもなんら不思議ではないよなあ。
調べてみると第2シーズン放送決定とのことで、ちょっと楽しみになってきた。

教師を目指す大学生ソラ。一流商社で働く帰国子女ミレ。夢を追うために働くフリーターのレイカ。年齢も肩書きも住むところも異なる三人が出会ったのは鎌倉の洋館で、アニメ「おジャ魔女どれみ」のファンである共通点があった。意気投合した三人は連絡先を交換し、聖地巡礼と称してアニメゆかりの地を巡るようになるが、三人はそれぞれに壁にぶつかっている最中でもあった。
幼少期に見ていた、そしていまも大好きな作品が「大人」になっても私たちを救う。
そうした「物語の力」を描いた作品で、ああすごく愛おしいなと思いました。これは多分、作り手たちが夢見る世界の出来事だ。
「おジャ魔女どれみ」が好き。けれど普通の大学生、社会人、フリーター。大いに悩み、現実にぶつかり、夢を叶えたいけれどどうにもできずもがく。みんな身に覚えがあるし、いまもどこかでこんな人たちがいるんだと思う。けれど一人で悩むしかなかったことも「好き」の気持ちで繋がった仲間が助けてくれる。すごく奇跡的で、すごくリアル。同好の士がいることで救われること、いっぱいある。
素敵な作品でした。時を経て、当時のスタッフさんたちがまだ作品を作ってくれて、本当に嬉しい。ありがとうございました!

ジャンヌ・ダルクの生まれ変わりである日下部まろんは、聖天使を目指すフィンとともに美しいものに取り付く悪魔を封じる怪盗をしている。突然現れたシンドバッドを名乗る怪盗はそれを邪魔する好敵手でもあった。しかし普段は新体操の得意な普通の高校生で、幼馴染で刑事の娘の都と、ある日引っ越してきたプレイボーイの稚空と騒がしい毎日を送っている。使命と恋、そして天界の秘密に巻き込まれていくまろんは、自らの心と向き合い……。
原作は既読。アニメも、本放送時見られるときには見ていた覚えがあります(一期オープニングを普通に覚えていて自分の記憶力にびっくり)。
途中から月刊連載の原作が追いつかなくなったからかオリジナル展開。しかしアニメを見ていると、すれ違いの多さや登場人物の鈍さ、距離感に「いやちょっと気付け!?」みたいなところが多くて笑ってしまった。原作はもうちょっと大人向けだったからなあ。
アニメの何がときめいたかって、ジャンヌ・ダルクの髪の色でした……なんで? って自分でも思いました。この作品のイメージがくるくる金髪の怪盗ジャンヌのイメージが強かったので、短い銀髪がすごく、すごく素敵だったんですよね!

数多の計略と戦いを乗り越え、ついにブリタニアに手が届いたルルーシュたち黒の騎士団。兄皇子シュナイゼルの策略に飲まれながら、自らなすべきことと向き合うルルーシュの前に立ち塞がったのは唯一無二の妹ナナリーだった。皇帝と母の死の謎、C.C.の望みが、やがてルルーシュとスザクに大いなる決断のときを告げる。
シャーリーが! 生き残った!!
いやでもルルーシュとしてはもう絶対後戻りできないという覚悟を決める点ではシャーリーの死は必要だったと思うので、映画版の改変はちょっと残念なような……と思いながらもしかして次の映画の伏線か? と思ったり。
テレビシリーズでは怒涛の畳み掛けだった戦いも、改めて見ると、ナナリーは本当にルルーシュによく似ていたんだなあ……と切なくなりました。なんだろう、彼ら二人とも、生きることを許されて生きていたから次の世界のためにはこの命を返さなくては、みたいなところがあるような気がして。ナナリーは真実を知らなくても、次の世界に自分がいるのは危険だと思っていたのかも、とか。本当に、わかりづらいけれど優しい兄妹だ。
皇帝ルルーシュの終焉は、やっぱり泣いてしまった。ナナリーの悲痛な叫び、あなたさえいればいいという思いは多分彼女も同じだったんだろうなあ。そして多分、どんなに憎んでいても命が終わるときには愛が残るんだよ、きっと。
というわけで復活のルルーシュを見る準備は整った! 見るぞー!!