読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
まる子のクラスメート、大野と杉山は運動神経抜群なクラスのムードメーカーで息の合ったコンビとしてみんなが一目置いていた。運動会では応援団長と副団長を務めるが、騎馬戦で負けてしまったことで二人はすれ違う。秋、冬と過ぎ、クリスマスの合唱コンクールで大野がピンチに陥ってしまった。しかしそれを助けたのは杉山で……。
1990年の作品。一番最初の映画かな?
クラスの中のモテ二人組(だと幼い頃は思っていた)の大野くんと杉山くんの友情とすれ違いと別れのお話。男子の友情をほのぼのと見守り、まる子の叱咤におっと思ったり、思いがけず楽しかった。
ただこうして見ると、作られた年代、原作の連載当時のことを思うと、内容や価値観って大きく変わっているんだなあと思いました。「女は黙ってろ」なんていう台詞、いまじゃ絶対出せないと思うな。
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ALOで水中クエストに挑むことになったキリトたちだが、リーファが水は苦手だというので泳ぐ練習をすることに。アスナ、リーファ、シリカ、リズベットは現実世界で顔を合わせ、学校のプールで練習に励む一方、キリトは菊岡に呼び出されこれまでの出来事を報告させられていた。
ALO編までのまとめ。水着できゃっきゃする女子たちの光景を挟みつつ、SAO、ALOでの出来事を振り返る内容。
アリシゼーション編まで見ているとSAO時代のことが懐かしい。そういえば二人はそこまで進んでいましたね……。
女子たちのきゃっきゃしたシーンのあと、キリトと菊岡が接近しているシーンを挟むのにものすごく製作の意図を感じて苦笑いしてしまった。まあいい人ですけどね、色々暗躍しているけれども。
「終末のワルキューレ」
進歩の兆しがない人類を見限った神々は終末を与えることにした。だが戦乙女のブリュンヒルデが異議を唱え、神と人との戦いによって行く末を決めることを提案する。かくして神々と、人類と戦乙女が戦うラグナロクが始まった。
神話、伝説から強いやつを集めて戦わせようぜ! というバトル作品。絵が濃いし登場する神側の人選がちょっと外している感もあり、見ていてなんだかちょっと妙に笑ってしまう。
とにかく十三回勝負して決着をつける必要があり、第一シーズンは第三回戦までなのでまだまだ始まったばかりというところでしょうか。ワルキューレの皆様、美人で強くて素敵なんだけれど個性的すぎて愛でるには……うん。かっこいけどね!
進歩の兆しがない人類を見限った神々は終末を与えることにした。だが戦乙女のブリュンヒルデが異議を唱え、神と人との戦いによって行く末を決めることを提案する。かくして神々と、人類と戦乙女が戦うラグナロクが始まった。
神話、伝説から強いやつを集めて戦わせようぜ! というバトル作品。絵が濃いし登場する神側の人選がちょっと外している感もあり、見ていてなんだかちょっと妙に笑ってしまう。
とにかく十三回勝負して決着をつける必要があり、第一シーズンは第三回戦までなのでまだまだ始まったばかりというところでしょうか。ワルキューレの皆様、美人で強くて素敵なんだけれど個性的すぎて愛でるには……うん。かっこいけどね!
竜と絆を結びし人々――竜使い。彼らの故郷である翡翠の里が一夜にして滅びた。ただ一人生き残った少女ミュースは、里を滅ぼした者たちへの復讐を誓い、旅に出る。そして二年。〈千年凍土〉の奥深くで、かつて三つの国を蹂躙した禁断の黒竜シャグランの封印を解き放つ。美しい青年の姿で現れたシャグランは、ミュースに問う。「俺が欲しいか、小娘」それが大きな罪であると知りながら、ミュースは頷く。「いいだろう。ならば、俺はおまえのものだ」悪鬼にも等しい竜を道連れに、ミュースはゆく。これは、血と慟哭と、愛の物語。(Amazonより)
竜使いの里長の娘に生まれたミュース 。だが一族と里が一夜にして滅び、ただ一人生き残ったミュースは復讐を誓って、封印された黒竜シャグランを解放した。伝説では悪として語られるシャグランは、しかし伝承の残虐性とは裏腹に不器用な優しさや気遣いを見せてくる。復讐の道を進むミュースの強張った心に、彼の存在は大きく影響し始めるが。
最高の! 人と竜のお話!!! こんな素敵な作品があったなんて知らなかったー!! 一巻しか出ていないのがくやしいいいいいい!!! 続きが読みたああい!!!
三つの国を滅ぼして封印された残虐な黒竜(人間の姿だと長髪美青年)。
復讐を誓った放浪の果てに枯れ枝のようになりつつも心を燃やす里長の娘(どうも彼女自身知らない役目を課せられている様子)。
この! 二人が! 「俺が欲しいか」「欲しい」と! 力を欲してぎこちなくも主従関係を始めて! 本当に心をつなぎ合わせる過程が尊すぎてうおおおおお!!!(大興奮)。
口が悪くて粗暴なシャグランが、ちゃんとミュースを見ていて、かつての主人と重ね合わせつつ優しくして、武器として戦うところがもう、もう! 隠していることはちゃんと話してあげてよおおおおと何度がくがく揺さぶってやりたくなったか。国を滅ぼさなくちゃならないわけがあったんだろうなあ、それは翡翠色の瞳の持ち主に関わることなんだろうなあ、なんだったら裏切り者ユージーンの理由に関わるに違いないよなあ! と妄想が膨らむ。
よき竜×少女の作品でした。竜好きの方におすすめしたい。
きっと、私たちは大丈夫!
外資系ITサポートセンターで働く29歳の派遣OL・後藤。ユーラシア大学時代からの親友・中尾と、飲み屋で本音トークを繰り広げる日々。自分探しなんてまっぴら、腹立つことや悔しいこともいっぱいあるけど、私は私で、きちんと生きてる!全ワーキングガール必読、仕事に恋に悩む、アラサー女子の憂鬱を吹き飛ばすウルトラハッピーストーリー。解説は、作家の山内マリコ。(裏表紙より)
全力でハッピーになるぞ! という作品。バカ大学出身でコールセンターで働き続け正社員になれと言われ続けている後藤。派遣会社の社員として登録者を送り出している中尾。二人の仕事と恋を、この世の中の「バカにしやがって」みたいな出来事を挟みつつ幸せな物語に仕立ててあって、すごく楽しかった。後藤と中尾の率直なやりとりが楽しすぎる。
二人がいい感じにそれぞれまとまったので、最後に出てきたパティの話はどうするんだろうと思ったけれど、御伽話感はありつつも最高な終わりだった。しかも最後の最後の台詞が「馬糞踏んだー!!」なのが本当に最高! 糞を踏んだとしても、水道水でざばざば洗い流して「踏んだ!」って言える幸せがある清々しさを感じました。
緑陵高校の生徒会長・安原の懇願を受け、麻衣たちは調査に向かった。校内ではおびただしい数の怪談や怪奇現象が囁かれ、生徒たちは「ヲリキリさま」と呼ばれる奇妙な占いに熱中していた。生活指導教員の松山の高圧的な態度もあり調査は難航。4カ月前に起こった生徒の飛び降り自殺と一連の怪奇事件との関係は? 麻衣が見た不思議な夢の意味は?新キャラクター・安原少年が登場。解説・宮田愛萌(日向坂46)(裏表紙より)
4巻も面白かった! 麻衣の能力が少しずつ役に立ち始めるんだけれども、ここで得意になるんじゃなく、失敗を恐れたりもっと悪化したりしたら、と思うところがよかったなあ。
霊能者チームもいい感じにまとまってきたけれど、前巻に引き続き真砂子が不調なのが気になるのと、今回突っ込まれていたけれど、麻衣はいったい学校の方はどうなっているの……? 何か怖いことになってない? 大丈夫? とちょっとどきどきしています。夢の中のナルのこともあるし、何かとんでもない秘密が隠されていそうでそわそわしてきた。
前回は女子校、今回は共学校と、学校が舞台だけれども話のテイストが違うのが面白い。すごいなあ。定番の「墓地の上に学校が建っている」という怪談にリアリティを持たせつつ物語を作るとこうなるのか、と今回もしみじみ面白さに唸りました。
次々とSPRを訪れる女子高生たち。狐狗狸さんによる狐憑き、美術準備室に現れる幽霊、部室でのポルターガイスト現象。それらは東京周辺部にある湯浅高校で起こっていた。校内での聞き込み調査を進めると、笠井千秋というスプーンを曲げられる超能力少女の存在が浮上。真実を追ううちに邪悪な意志はナルや麻衣をも標的にし始め……。さまざまな証拠をもとに怪異の原因をロジカルに推理してゆく本格ミステリ度の高い第3弾。(裏表紙より)
面白くて面白くて唸ってしまう。『ゴーストハント』として出たのが1989年から1992年、途中でリライトして再刊されているものの、二十年前からこんなに面白い作品をこの世に生み出していた小野主上が凄すぎる。
事件はとある女子校で起こる。超能力少女の騒ぎがあり、それまで七不思議などの存在を気にしていなかった校内が急速に迷信深くなっていく。こういう「伝染する」系の恐怖を描くととてつもなく上手い。みんな半信半疑ながらも「でも……」と思ってしまう感じ。そして原因が抱く、根深いもの。
そして最後の最後。創作小説においては結構都合のいい描写が、ちゃんと根拠を持った能力だと判明するところが、もうめちゃくちゃよかった。麻衣は多分今後も以前と変わらず関わっていくんだろうけれど、なんだか状況が許さなくなりそうでちょっと怖いなあ。
佐為との別離を経て、ただ一人、しかし共に競う仲間たちとともに碁の世界に打ち込むヒカル。日中韓ジュニア団体戦「北斗杯」の代表選抜が行われることとなり、試合に臨むも、関西から注目の若手である社と対決することに。そして春、ヒカルは中学を卒業し、さらに碁の世界へと歩みを進める。
アニメ本編のその後。成長したヒカルが、過去と向き合い、受け入れ、次に進むお話。
中学卒業が感慨深い……。あかりは高校進学するけど多分幼なじみの縁が切れないと思うので、ちゃんと結婚してね(妄想過多)。
棋士としてこれからも歩むヒカルたち。個性豊かなメンバーが相変わらずで、これからも抜きつ抜かれつして戦っていくんだろうなと思う。大御所たちを下す展開が見られなかったのは残念だけれど、少年たちの葛藤や成長がとても眩しくて楽しかった。
死期が近付くと全身が発光する不治の病「発光病」。高校生の卓也の見知らぬクラスメート渡良瀬まみずはその病で登校しない状態が続いていた。ふとしたことで届け物をするために病院を訪れた卓也は、まみずの大切なものを壊したお詫びのために彼女がやりたいことを代行して報告することになる。発光病という病に傷付けられ、絆を結ぶ二人だが、別れのときは必ずやってきて……。
原作読了済み。
若手俳優さんたちのお披露目めいた映像作品だろうと偏った目で見始めたんですが、北村さんの存在感が素晴らしくて、ついつい見入ってしまいました。この人、迷える高校生役がめちゃくちゃ似合うな……!
ストーリーは原作に忠実。ちょっと難しい要素は省いてあるので見やすい。漂う寂しさとひりついた空気感が、とても青春小説っぽくてよかった。