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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く――。
本屋大賞受賞作『天地明察』の原型となった短篇小説、電子オリジナルで配信!(Amazonより)

『天地明察』の原型となる短編。エピソードは『天地明察』に収録された通りかな? 厚みをぎゅっと縮めた内容で面白いんですが、長編は長編の積み重ねがあって失敗や挫折の末の成功がものすごくよかったのでちょっと物足りないかも?
追求者ばかりが集う算術の世界と、思惑の絡む政治の世界、誇り高い人間ばかりの相容れない二つの場所を行き来して世界を変えた、天に手を伸ばした渋川春海の物語はやっぱりすごく面白いと思いました。
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ユミィ護衛任務中のシェルティスの前に現れた、最強の錬護士筆頭イシュタル。シェルティスは、かつて剣を交わした彼女に正体がばれることを心配するが、イシュタルは謎めいた笑みを浮かべるばかりで……(Amazonより)

世界を守る巫女と、知られてはならない秘密を持つ双剣使いの少年、幼なじみが約束を胸に戦うファンタジー、第五巻。
5巻は錬護士筆頭イシュタルが登場。千年獅に最も近いと言われる実力者だけれど本人はそこに留まったまま。どんな人かなーと思ったら、煙に巻くような可愛らしい口調の妹大好きお姉ちゃん。何か秘密があるようだったのでこの人も世界の秘密に関わる人かなあと思っていたら、ものすごく意外でものすごく納得がいく目的で滾りました。こういう理由で戦う人、めちゃくちゃ好き。
天結宮でも統政庁でもない第三の組織が関係していると判明したところで幕。想像はつくのでそろそろ大きくお話が動く頃合いかなあ。
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日常だったものがすべて偽りのものだと知り、本来の自分を取り戻した小夜。すべての元凶であった文人を追ってたどり着いた東京は、〈塔〉によって支配されていた。出現した〈古きもの〉を狩ったことで抵抗組織サーラットと行動を共にすることになった小夜だが、一方の文人も小夜がやってくるのを待ち続けていた。

いろんな人を巻き込んでいろんな人を犠牲にしながら最終的に殺伐といちゃいちゃする二人の話……なるほど異形に魅入られた人間の行く末はこれなんだなあと思いました。
人の輪に入って普通の女子高生をしていた頃とは違い、完全に漂流の一匹狼と化した小夜が超絶イケメンで素敵でした。異形を狩る一種の人外だけれどもちゃんと人の心がある。
あとやっぱり文人周りの登場人物が最低で可哀想で最高でした。
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浮島神社の巫女・更衣小夜は三荊学園に通う高校二年生。だが父親の命令を受けて人外のものである〈古きもの〉をご神刀で倒すことを使命としている。しかし戦いを重ねるうちに、少しずつ何かがずれ始める感覚を覚える小夜。やがてそれは平穏な世界の崩壊を招き……。

放送当時とてつもなく血が出ると聞いていた作品。白く塗りつぶされていましたが、本当に残酷に殺されていきますね……。
ちょっと天然気味でぼんやりしているけれど、ご神刀を手にした途端、顔つきや口調が凛々しく変わるの、めちゃくちゃ好きです。こっちのビジュアルの方が好きなんですけれども、普段のふわふわした姿がああるからまたいいんだよなあ。狙いすましたようなキャラだと思っていたらそういうオチか……。
作品の印象をがらっと変える後半、ちょっと無理やり感があった気もするんですが、しかし出てくる人たちが最低で最高でした。そういうのもっと見たかったなあ。
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ハピネスチャージ、Goプリ、魔法つかい、キラプリのエンディング収録。

やっぱり「Go!プリンセスプリキュア」が好きなんですよねえ。
EDの何がいいかっていうと、メイン四人がそれぞれソロがあるバージョンがあって、しかも歌詞がそれぞれの名前や大切なものをもじりつつ歌い上げるんですよ。そういうの嫌いな人いないと思うんだ!
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フレプリ、ハートキャッチ、スイプリ、スマプリ、ドキプリのエンディング収録。

かわいいですね。そしてシリーズが重なるごとに演出も動きもめちゃくちゃ進化していくっていう面白さがあって。実は毎シーズン、プリキュアのOPとEDが楽しみなんですよねえ。
しかしあんまり聴き馴染みがないなっていうやつ、その頃日曜日に仕事がある職についていたときだったことを思い出して辛くなる……。
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歴史や種類、内部構造、精度やメカニズムなどを詳細に解説するのはもちろんのこと、各メーカーのつくり手としての思想やこだわりなども伝える機械式時計の決定版。世界的に有名なブランドや機械式時計の名機、ヴィンテージウォッチ、ミリタリーウォッチなどを紹介するともに、選び方や買い方、メンテナンスのポイントなども詳しく紹介。手巻式腕時計の基本構造やゼンマイの構造などメカニズムの解説から、ド・ヴィックの時計や振り子時計の発明譚、日本の機械式時計発達史など歴史的側面も網羅するなど機械式時計の魅力を多角的に追求しました。“この1冊があれば機械式時計のすべてがわかる"時計ファン必見の1冊です。(Amazonより)

時計の構造の話、各メーカーの代表的な時計のこと、機械式時計の歴史、各ブランドの小さな解説と、初心者向けの本だと思うんですがメカニズムのところはゆっくり読まないと理解できねえ……と思いました。時計がどうやって動いているかという知識がないと読んですぐ思い浮かばず。
だからこそ時計がどうやって動いているか、一度分解してみたい……などと思いました。この本にちゃんと図解があるんですけれども、やっぱり実物が見たいです。作業場や道具の写真もありましたが実物が見たいです! 博物館、行きたいなあ。
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クリストファー王子の名ばかりの婚約者として過ごしてきた本好きの侯爵令嬢エリアーナ。彼女はある日、最近王子との仲が噂されている令嬢と王子が楽しげにしているところを目撃してしまった! ついに王子に愛する女性が現れたのだと知ったエリアーナは、王子との婚約が解消されると思っていたけれど……。事態は思わぬ方向へと突き進み!?本好き令嬢の勘違いラブファンタジーが、WEB掲載作品を大幅加筆修正&書き下ろし中編を収録して書籍化!!(Amazonより)

本好きの一族に生まれたエリアーナは、出世欲のない家族や社交よりも本を読むことを選ぶ性質のために周囲から見下げられているにも関わらず何故か王子の婚約者に選ばれている。婚約を受けたのは、王子がエリアーナに好きなだけ本を読んでいいと交換条件を持ち出したからだ。その本当の理由を、婚約にまつわるわずらわしいことから逃れるためだと考えていたが、エリアーナの目に、そのときがやってきたと感じさせる光景が……。
表題作の「虫かぶり姫」が短いからこそ凝っている感じがして面白かったです。
本好きなので常に何か読んでいる、行動するときは本のため。人よりも本に向き合っている時間が長いせいで、人に対する興味が薄く、宮廷内の争いにも興味がない。淡々としながらも本で蓄えた知識を口にすると、それが様々な人の役に立っていて、実は信奉者が多く……という要素がめちゃくちゃ楽しい。私関係ないですって顔でめちゃくちゃ重要人物っていう設定、やっぱり好きなんだなあ。
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“殺人探偵”と呼ばれる綾辻行人は、殺人事件の真相を見抜くと犯人が必ず事故死するという危険な異能を持つため、異能特務課の新人エージェント・辻村深月から監視を受ける身だ。ある日、2人は奇怪な殺人事件にまつわる謎解きを政府から依頼される。だがそれは、綾辻の永遠の宿敵で社会の敵でもある妖術師・京極夏彦との命懸けの闘いの始まりだった——。異能バトルミステリ、待望の文庫化!書き下ろしのあとがきを収録。(裏表紙より)

文ストはアニメにしか触れていなくて初めて活字で読みました。
綾辻行人と辻村深月のバディが、京極夏彦の犯罪を追う話。こう書くとかなりおかしいな……登場人物の名前がさ……笑
かなり強烈である種呪われてもいる綾辻の能力、彼を監視する辻村。そうなるとお互い絆されないわけがなくて! やっぱりね! 相手の存在に救われるところあるよね!!!
京極の目的も、ああ……あの作風なら納得……というもので、実在の作家の名前と作品の印象を借りて描かれた作品、面白く拝読しました。
……ということがわかっているので、辻村の性格にあれっと思っていたんですが、そういうことか! 表と裏なー。なるほどなーうまいなーと思いました。
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叔母から受け継いだ町屋に一人暮らす祥子。まったく使わない奥座敷の襖が、何度閉めても開いている(「奥庭より)」。古色蒼然とした武家屋敷。同居する母親は言った。「屋根裏に誰かいるのよ」(「屋根裏に」)。ある雨の日、鈴の音とともに袋小路に佇んでいたのは、黒い和服の女。あれも、いない人?(「雨の鈴」)。人気絶頂の著者が存分に腕をふるった、じわじわくる恐怖、極上のエンタテインメント小説。解説・宮部みゆき(裏表紙より)

めっっっちゃくちゃ面白かったので続きはあるんだろうかと思ったら、あるんですね二冊目が! 絶対読もう!
古い町と新しい街という二つの地区があるとある城下町。その古い地区に建つ家々の住民が遭遇する、家の怪異のお話。短編連作ですが共通する登場人物は「営繕かるかや」の尾端とその関係者。謎解きをする探偵側の情報はほとんど明かされず、最終的に彼にたどり着く怪異に遭遇した人たちの事情と怖い現象が綴られる。
これがまた、とても良い怪談で面白いんだよなあ。どこにでも起こりうると思わせる、身近な印象がある。襖の隙間、家鳴り、雨の日の路地、蓋をした風呂釜、古井戸、暗いガレージ。多分子どもの頃に怖かった、不思議な音、暗がりといったものを扱うからなのかな。家の現象だから当然なんだけれど、いや本当によかった。極上だった。
「雨の鈴」が一番好きかなあ。こうやって訪れる死の怪異って、めちゃくちゃ怖いのに、避ける手段があるっていうのが。昔の人はそうした知識を持っていたんだろうなと想像するのも面白い。
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Author:月子
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