読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ヨーロッパの食文化はすべて修道院から生まれた!? 芳醇なワインやシャンパン、香り高きハーブ料理、風味豊かなチーズ、甘くとろけるチョコレート……。ヨーロッパ文明の向上に大きく貢献した修道士たちの功績は、食文化全体にも及ぶ。
女子修道院にとびこんだ本書の著者ガブリエラ・ヘルペルは、修道院における聖なる食生活の秘密について学んでいく。
心と体にやさしい52のレシピも収録した「修道院の食卓」の決定版!(カバー折り返しより)
修道院の生活についてもっとあるのかと思ったら、修道院とその食の歴史についての導入みたいな本だった。それはそれで面白かったので、もう少し調べてみたくなりました。
レシピがあるのが嬉しい。どんなものなのかなーと想像するのが楽しいです。
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとは——。山本周五郎賞受賞作。(裏表紙より)
美術館の監視員の女性の話から始まってくる物語がどう関係してくるんだろう、と思った時点で、この物語に引き摺り込まれていたのかもしれない。
「生きてる」と感じる絵画とそれを描くルソーに魅入られた二人の奇妙な七日間が、作中の謎の鍵とされるルソーの物語とシンクロするようで、こういう恋や愛や思いがあるんだなあとしみじみした。お金や価値の話をする外野の人たちが無粋に感じられるのも、作品や伝えたいものがある人たちのことをしっかり描いているからなんだろう。
面白かったです。
フルっとした食感にほんのりミルクが香る絶品チーズ、細かく柔らかな泡が喉に心地よい緑のワイン、艶やかな飴色に焼きあがった、あつあつの仔豚の丸焼き……。素朴で飾り気のない、でもほっとする料理の数々。ポルトガルは、どこか懐かしくて美味しい国だ。各家庭のキッチンやレストランを訪ね歩き、旅の旨みをぎゅっと詰め込んだ食旅エッセイ。(裏表紙より)
ポルトガルのいろんなところで食べたり飲んだりしたものと、そこで交流を持った人との話。ポルトガル料理ってすぐに思い浮かばないんですが、お酒に合うんだろうなーとか味を想像するともうお腹が減って仕方がない。
その国でその国のものを、その国の調理法で食べるっていいなあ。旅行の醍醐味だよなと思いました。
春の終わり、にょきにょき伸びるアスパラガス。真夏に囓るきゅうりの爽快さ。目にしみるさんまの煙に秋の到来を感じ、酉の市で手に入れる切山椒は歳末の風物詩。おつな味、いまの味が記憶の扉を開く。惜しくも急逝された安西水丸画伯のイラストも大増量! 食を愉しみ、食を哲学する絶品エッセイ特盛83篇をご賞味ください。(裏表紙より)
平松さんのエッセイは、お店で食べるものやちょっと珍しいものや贅沢なものがすごく美味しそうに感じられるんだよなあ。いいなあ豊かな日々だなあと思って羨ましくなる。どちらかというとがつんと胃袋や食欲を刺激する食べ物がよく登場する気がしていて、うっかりしているとお腹がぐうぐう鳴ってしまう。お腹が空いた!
就職活動に悩む大学生・若水良太は、ヤクザどうしの銃撃戦に巻きこまれ、組長の柳刃竜一が部屋に居座ってしまう。居候の柳刃はお取寄せが趣味でキッチンを占領しては料理を作り、恐怖と美味に混乱する良太。そこへ同級生たちも加わって事態は予想外の方向へ! まったく新しい任侠×グルメの異色料理小説。文庫書き下ろし作品。(裏表紙より)
ドラマは視聴済み。ドラマはかなり忠実に作ってあるんだなあと思いました。
料理がメインでもあるんですが、同時進行する就活の様子がなんだか胸にくる……。きついんですよー就活の話ー。ずっと慣れない気がする。
それにしても登場するご飯が美味しそうなこと! つまみっぽいって最高に美味しいじゃないですか。食材などのちょっとしたうんちくも楽しかった。