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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「俺と結婚して欲しい。返事は『はい』しか聞かないぞ」
福引に当たって移住した異世界で、騎士隊長クリシュと恋人同士になった忍。ずっと孤独だった忍を、クリシュは温かな腕で抱え込み、愛で満たしてくれた。生命の木が枯れていき子供が生まれなくなった世界。大好きな人たちが生きるこの世界のために、できることならなんでもしたい…! そんな時、植物チート能力で生命の木の記憶を見た忍は「種」を託される。それは、この行き止まりの世界を救う最後の希望だった…!(裏表紙より)

命の樹を巡る出来事と、忍とクリシュの結婚という二つの大きな物語が決着。
命の樹にまつわる過去はきちんと丁寧に見せてくれたせいか、ネレとミエルのことが泣けて泣けて仕方がなかった。忍がいてくれてよかった。あの二人はきっと救われた。ついぼろぼろ泣いてしまいました。
その後のクリシュとの生活は、もう甘くて甘くて。かわいいなあ。恋人ととして仲を深めて、みんなに祝福されて夫婦になる。義両親や義弟もできて、一人の人間が幸せになるまでの過程を垣間見たようでとても充実しました。素敵な物語でした。
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赤子のときの予言により、後宮入りを期待されて育った翠蝶。ところが皇帝ではなく皇弟・氷希と結婚させられてしまう。彼は右目に傷痕があり、夜をともにした女性にもうつるといわれている。だが結婚して半年、氷希が翠蝶の臥室を訪れることはいまだなくて……!? 翠蝶の、とある秘密を知られてしまったことから氷希との距離が縮まっていくのだが——。すれ違う想いが絡まりあう中華後宮恋物語。
恋は綾模様……謎を織りなす中華後宮ミステリー!(裏表紙より)

両片思い美味しい。後宮に入って寵愛を受けるのが女性の幸福だという価値観という基盤があって、それでも恋をしているという部分の匂わせがちょうどいい塩梅だなあ。あんまり厳密すぎると息苦しくて、悲しくなってしまうからさ……。
翠蝶の女性らしさと意地っ張りなところがとても可愛らしい。そつがなさすぎるのはちょっと心配にも感じるんですが、そのあたりは氷希のフォローが絶妙で、いい夫婦だなあ。すれ違いも含めてときめきました。
謎解き部分も独特で、翠蝶の特技が発揮されていて楽しかった。
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繊細な画と豊かな文学性でマンガ界に新たな地平を拓いた萩尾望都。貴重なインタビューと撮りおろし原画や秘蔵のクロッキー帳など豊富なビジュアルで、天才マンガ家の創造の源泉に迫ります。さらに年代別画風の変遷や聖地巡礼マップ、コスチューム集、キャラクター名鑑など、ファン垂涎の画が満載のコラムも充実。その作家性を鋭く捉えた、小野不由美による特別寄稿「神域」も必読です。「ポーの一族」から「王妃マルゴ」までモーさまワールドにとっぷり浸れる、永久保存版の一冊です!(裏表紙より)

萩尾望都先生の作品のまとめ本。色々読んでいると大体知っているという感じになってくるんですが、これは「ポーの一族」の新シリーズが始まってからの話も含むので、またちょっと新しい感じかも。個人的には窓と階段の話が読めたのが収穫でした。
各国で翻訳されている書籍のデザインもちょっと見れたのが嬉しいし、作品を考えるためのスケッチもめちゃくちゃ貴重だと思いました。
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世界の断崖絶壁にある建物を撮影した写真集。
崖の上の建物はロマン。お城でも修道院でも街でも、崖の上にあるだけで物語がある。
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人当たりがよく、優しい言葉をかけ、魅力的な人柄。だけど、よくよく付き合うと、言葉だけが上滑りしていて、感情自体は薄っぺらい……。このような人格の持ち主を「サイコパス」と心理学では呼ぶ。近年、犯罪者の脳の機能や構造などが明らかになり、サイコパスの正体が明らかにされつつある。本書では、最先端の犯罪心理学の知見にもとづいてサイコパスの特徴をえがき、ヴェールに包まれた素顔に迫る。(Amazonより)

サイコパスについて、かなり真面目に論文や研究等をひきつつ解説するもの。結構専門的な話をしているのでもうちょっとわかりやすいやつが読みたかったなと思いつつ、こういう風に研究されているのかと新たに知れることもあって興味深かったです。
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「それは、俺と所帯を持ちたいという意味の好きか?」
高校卒業と同時に両親が音信不通。孤独な忍は福引で当たった異世界移住権を使ってひとり異世界に移住し、植物チート能力をさずかる。持ち前の料理の腕とこの能力で、異世界生活を楽しみます! だが実はこの世界は生命の木が枯れて子供が生まれなくなり、人々は未来への不安を抱えていたのだった。どんな時も前向きに笑う忍の周りには、たくさんの人が集まってくる。奥手な忍だが、やがて唯一忍の泣き顔を知り、忍を守りたいと強く願う騎士隊長クリシュに初めての恋をして…!(裏表紙より)

異世界スローライフが主軸のBL第一巻。出会って一緒に過ごして想いを告げて、という過程がとても丁寧に描かれていて、一生懸命に働いて毎日楽しく生きようとするシノブがとても健気です。
異世界といっても人間を含めた生き物類が大柄で、シノブは子ども扱いされるほど小さいというだけで、普通の(というと語弊があるかな)電気や機械がない世界での暮らし。現代日本と交流を持つだけあってそれなりに平和なんだろうけれど、犯罪者もいる。
シノブが襲われるところが、本当に胸が痛くて痛くて。クリシュがいてくれて本当によかった。
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花の女神を信奉するフローリエン王国で、初の女性庭師になった少女ニーナ。彼女は十六歳の誕生日を迎えた日、運命の再会を果たした。それは、幼いころに彼女を育て、忽然と姿を消した青年イオ。彼が現れたことを喜ぶニーナだったけれど――。あなたが悪魔だなんて、信じられない!? それに専属庭師として契約しろってどういうこと? 花しか食べられない悪魔から契約を迫られる少女と、彼女を手に入れたい悪魔のラブファンタジー。(Amazonより)

初の女性庭師となったニーナは元は孤児で、イオと名乗る「自称悪魔」の青年と暮らしていた過去があった。そのイオが当時と変わらない姿で現れたが、実は彼は本物の悪魔。花を食べることで飢えを満たす彼と仮契約したニーナだったが、悪魔が起こしたと思しき事件が発生して。
しっとりめのファンタジーだと思い込んで読んだら全然違った。ニーナはだいぶと活発で、ちょっと子どもっぽい。イオも威厳があるというよりは親しみのある性格。ふわっとした読み心地で思っていた以上に若い層向けだった気がするのですが、庭師の設定や、天使と悪魔が絡んでくるストーリーが「遠いどこかの国」感が出ていてよかった。
ただ会話における「っ」の多用と地の文の一人称の軽さが気になるかな……。せっかくの設定だったのでもうちょっとお仕事感のあるエピソードを読んでみたかったです。
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基礎的な知識からデジタル化が揺さぶる創作と著作権の現況まで。著作権を考えることは未来を創造すること! おとなになる前に読みたい、教養としての著作権の話。(Amazonより)

2015年1月の本。2020年のいま、サブスクリプションという取り組みが広まってきていることを思うと、最終章の記述が感慨深い。
引用や、利用の範囲、その他Twitterやニコニコ動画やYoutubeなどいまや当たり前になっているメディアについても触れられています。平易かつわかりやすい文章で書かれていて入門としていい本だ。面白かった。
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A級冒険者のアレクが出会った、『家政魔導士』という謎の肩書を持つシオリ。共に向かった冒険は、低級魔導士である彼女の奇抜な魔法により、温かい風呂に旨い飯と、野営にあるまじき快適過ぎる環境に。すっかりシオリを気に入ったアレクだったが、彼女にはある秘密があってーー。冒険にほっこりおいしいごはんと快適住環境は必須です? 訳あり冒険者と、毎日を生き抜く事に必死なシオリ(&彼女を救った相棒のスライム)の異世界ラブファンタジー。(Amazonより)

タイトルから想像するよりもシビアで厳しい世界観の話だった。
ありがとう、大好物です。おっと本音が。
異世界転移ですがチートらしいチートはなし。魔法の工夫と行使がチートといえばチートなのですが、主人公のシオリは異世界転移後めっためたに傷付けられた過去のある現在30代の女性。その過去から周囲の人々に好かれているものの互いに遠慮して距離がある。孤独といえば孤独で、本人も頼り方がわからないと言う。
シオリの魔法が快適すぎて、そりゃみんな夢中になるわと思いました。野宿でも美味しいご飯があってお風呂に入れてふかふかのベッドもどきがあるなんて。しかも簡易的な冷暖房もある。素晴らしい。
本人の努力と周りの助けもあってそうきつい展開にはならない(いまのところ)なのですが、個人的には前パーティの面々を早々に懲らしめてやってほしいです。そしてシオリにはアレクと幸せになってほしい。
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会社員から農家に転職した夫婦の、四季折々の野菜と献立を紹介する本。
分厚い本ではないんですが、写真が多めで、料理の内容が旬の野菜中心のシンプルなものなのがほっとします。これでもできそう、とも思うし、そんなに美味しいというなら食べてみたい! とも。
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Author:月子
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