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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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今夜使えるワインの小ネタ 知ればおいしい!
エンジニアリング系の本業の傍ら、ワインライターとして活躍する著者のワインの雑学集……というか、一人語りというか、かな。
飲み物という性質上どうしても主観になってしまいがちだけれど、笑いの感覚が違っていて読んでいて余計な話だなと感じるところがいくつかあって、私が読みたいのはネタはネタでもワインやその周辺のうんちくなんだよ! と思ってしまいました。面白くはあったんですが、なんか違う……というか。ワイン好きの人ならもっと面白く読めたんだろうか。
いやしかし、どんな味がするんだろうというワインやシャンパーニュの話がいくつもあって、気になりました。美味しいワインに巡り合ってみたい。
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私の少女マンガ講義
2009年にイタリアで行われた萩尾望都先生による少女漫画講義をまとめたものと、それを掘り下げるインタビューと、自作を語る、三つの章で構成されたもの。
少女漫画論や少女漫画史はまた別のものを読むとより深くわかると思うんですが、少女漫画の世界にいる人の目からもこういう流れが見えていたんだなあというのがわかって面白かった。そして萩尾先生がめちゃめちゃ勉強家というか、新しいものを知る努力を怠っていないことが改めて認識できて尊敬が深まりました。こういう創作家になりたいよなあ。
イタリア美味遺産―郷土料理を食べ尽くそう!ミラノ→フィレンツェ篇
ピエモンテ、リグーリアエミリア・ロマーニャ、、ロンバルディア、ヴェネト、トスカーナ。イタリアの各地方の美味しい料理とそれを作る人たちを写真付きで紹介。

その土地で食べられるもの、作られる料理ってなんでこんなに美味しそうなんだろうなあ。またその季節のものっていう食材がとても美味しそうで、食べたい! っていう気持ちにさせられる。
人物が写っている写真もあって、こういう人が作るんだな、食べるんだなと遠い異国が少し身近に感じられたような気がしました。
ようこそポルトガル食堂へ (幻冬舎文庫)
フルっとした食感にほんのりミルクが香る絶品チーズ、細かく柔らかな泡が喉に心地よい緑のワイン、艶やかな飴色に焼きあがった、あつあつの仔豚の丸焼き……。素朴で飾り気のない、でもほっとする料理の数々。ポルトガルは、どこか懐かしくて美味しい国だ。各家庭のキッチンやレストランを訪ね歩き、旅の旨みをぎゅっと詰め込んだ食旅エッセイ。(裏表紙より)

ポルトガルのいろんなところで食べたり飲んだりしたものと、そこで交流を持った人との話。ポルトガル料理ってすぐに思い浮かばないんですが、お酒に合うんだろうなーとか味を想像するともうお腹が減って仕方がない。
その国でその国のものを、その国の調理法で食べるっていいなあ。旅行の醍醐味だよなと思いました。
ひさしぶりの海苔弁 (文春文庫)
春の終わり、にょきにょき伸びるアスパラガス。真夏に囓るきゅうりの爽快さ。目にしみるさんまの煙に秋の到来を感じ、酉の市で手に入れる切山椒は歳末の風物詩。おつな味、いまの味が記憶の扉を開く。惜しくも急逝された安西水丸画伯のイラストも大増量! 食を愉しみ、食を哲学する絶品エッセイ特盛83篇をご賞味ください。(裏表紙より)

平松さんのエッセイは、お店で食べるものやちょっと珍しいものや贅沢なものがすごく美味しそうに感じられるんだよなあ。いいなあ豊かな日々だなあと思って羨ましくなる。どちらかというとがつんと胃袋や食欲を刺激する食べ物がよく登場する気がしていて、うっかりしているとお腹がぐうぐう鳴ってしまう。お腹が空いた!
侠飯 (文春文庫)
就職活動に悩む大学生・若水良太は、ヤクザどうしの銃撃戦に巻きこまれ、組長の柳刃竜一が部屋に居座ってしまう。居候の柳刃はお取寄せが趣味でキッチンを占領しては料理を作り、恐怖と美味に混乱する良太。そこへ同級生たちも加わって事態は予想外の方向へ! まったく新しい任侠×グルメの異色料理小説。文庫書き下ろし作品。(裏表紙より)

ドラマは視聴済み。ドラマはかなり忠実に作ってあるんだなあと思いました。
料理がメインでもあるんですが、同時進行する就活の様子がなんだか胸にくる……。きついんですよー就活の話ー。ずっと慣れない気がする。
それにしても登場するご飯が美味しそうなこと! つまみっぽいって最高に美味しいじゃないですか。食材などのちょっとしたうんちくも楽しかった。
香りの扉、草の椅子―ハーブショップの四季と暮らし (天然生活ブックス)
ハーバリスト。ナード・アロマテラピー協会認定アロマ・トレーナーの著者が、蓼科でハーブショップを営みながら写真とともに日々を綴ったもの。
写真が多くて、文章は決して多くはないんですけれども、その文章の読み心地がすごくよくて不思議と落ち着く本だった。柔らかで静かで親切な語り口の文章が、こういう風にものを見て綴っていきたいなと思わせる。
ハーブとオイルの説明書も興味深かった。
肉まんを新大阪で (文春文庫)
「ぶたまん」の響きは、聞いたそばから耳がとろけそう——新大阪から乗り込んだ新幹線の中でその人気を見せつけられ、すがすがしい五月の夕刻には浅草でどぜう鍋をつつき、数十年ぶりに実家で食べる金色の栗ごはんに胸が弾む秋。どんな時でも読めば食欲が湧いてくるエッセイ76篇を収録した文庫オリジナル。 解説・伊藤比呂美(裏表紙より)

食べ物に関するエッセイ集。だいたい2〜3ページで一本なので、読みやすくはあるんですが、えっその後はどうなったの!? と気になるところが多く、もっと読みたい! と思いました。
夜中に読むと本当にお腹が空く。お昼に読んでも「今日のお昼ご飯はそば、いや、豚を炒めて……」なんて考えてしまう。
彼女はもどらない (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
雑誌編集者の楓は、娘の衣装を自作する人気ブロガーに批判的なコメントをしたことから、自身の過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。一方、寝たきりの妻を抱える官僚の棚島は、家庭や職場でのストレスを解消するため、ブログで執拗に絡んできた女を破滅に追い込もうとする——。ネット上の二人が現実で交叉したとき、驚天動地のどんでん返しが炸裂する。(裏表紙より)

こういういやーな気持ちになるミステリ、好きです。久しぶりにすごく嫌な気持ちになりました(褒めています)。
書くところを間違えると重大なネタバレになってしまうのであれなんですが、中盤くらいで「もしかして……」と思えるので、構成が巧みってこういうことを言うんだろうなあと思いました。そのもしかしてが「やっぱり!」に変わる瞬間よ。
最終的に棚島にはもうちょっと痛い目を見てほしい気がしたんですが、これから家族とともに日常を営んでいく彼は苦しみ続けるのだろうか、と想像するとなんというか、こちらの方が苦しいかもしれないなあと思いました。
ステーキを下町で
日本縦断、北から南まで胃袋のおもむくままに食探訪(カバー折り返しより)

豚丼、黒豚、ステーキ、「餃子の王将」、さんま、鮟鱇、うどんなどなど、全国各地の美味しいものを探訪。ああもうお腹が空くよー!!
「餃子の王将」はわかるーと思いました。いやだいぶと前、疲弊しきった状態で中華を食べようとなって、普段は滅多に入らない王将に入ったんですが、それがまあ美味しくて美味しくて。すぐ出てくるし、満たされた思い出があるんですよね。
この本で一番食べたくなったのは北海道の豚丼でした。思わず検索してよだれが出た。京都にいったときはこの本に出て来たおうどんを食べに行こうかなあ。
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Author:月子
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