読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

あらゆる占い師たちが凌ぎを削る占いのメッカ、横浜中華街でその才能を見いだされ、最年少手相家となった三堀貴浩。
ただ手相を観るだけでなく、そこからいかに開運するか、幸せへの道しるべまでを指し示すカリスマ手相王子は、ネットを中心に熱い注目を集めていた。
とうとう今回、ついに待望の書籍化! !
手のひらに秘められた開運、幸福へのカギを読み解く手相の見方をぎっしり詰め込んだ一冊。(Amazonより)
手相を簡単に見るのに便利。
読みながら自分の手相を見るのって楽しいですよね。何かいい未来がわからないかなーみたいな。そうしていると、以前と違うことがわかったり。あまり複雑なことは書いていないものですが、そういう感じで、自分や身近な人と楽しく手相を見られそうな一冊でした。
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1851年、ロンドンで開かれた世界で最初の万国博覧会。話題をさらった「水晶宮」や万博について追いかけた、「たくさんのふしぎ2023年11月号」。
こういう月刊の子ども向け発行物には縁がなかった子どもだったのですが、村上リコさんが著者で、イラストがTHORES柴本さんなら読まないはずがないよねっていう。
美しいイラストで語られる万国博覧会のお話。子ども向けなのでイラストの癖は弱めですが、とにかく風景が美しい! 素晴らしい! 展示物でちょっと怖い雰囲気のものもしっかり描かれているのがいいなあと思います。
内容もわかりやすくていい。初めて読んだとき子どもだったら内容をちゃんとわからないまでも繰り返し読んだんだろうなあ。好き。

大人の中身のまま高校生活を送る海崎新太と日代千鶴。ともに相手への恋心を募らせるが、リライフの極秘実験中のため、叶わぬ恋だと思って打ち明けることはできない。そんな中、クリスマスが近づき、日代が一大決心をする……。マンガ・ノベルサービス『comico』発、シリーズ累計200万部突破の大人気コミック、ノベライズ版最終巻。(Amazonより)
高校卒業、そして新太と日代の新しい道。みんなが願ったエンディングという感じの結末で、よかったなあと思いました。思い出せないとわかっていてもちゃんと伝えて、残ったものをつなぎ合わせて二人が再会できたのは、夜明や小野屋がいくつかの失敗を経て新太や日代のため、仮初だけれどクラスメートのために努力した結果なんだよな。
しかし最後の最後にそのエピローグある!? みたいな話も登場して、嬉しいびっくりでした。こういう次の驚きと幸せの予感を残して終わるのはすごくよかったな。

青葉高校の文化祭が始まった。極秘実験のため大人の中身のまま高校生活をリライフ中の海崎新太は、文化祭で楽しい思い出をつくることをためらい、クラスメートから距離を取ろうとするが……。マンガ・ノベルサービス「comico」発、シリーズ累計195万部突破の大人気コミック、ノベライズ版4巻(全5巻)。(Amazonより)
文化祭と体育祭、そして進路と、大神の悩みの話。
明るくて親切でちょっと鈍い大神だからこそ、この悩みの重さが辛い。みんな頑張りすぎちゃっただけなんだよなあ……。それでも同じような経験をして、いまやり直している新太と日代だから言えることもあるというのがいいよな。
二人の気持ちも大きく動いて、次が最終巻。

27歳・無職の海崎新太は「リライフ研究所」の実験で17歳の外見になり、青葉高校の3年に編入した。夏休みの花火大会でクラスメート同士の恋愛を見守るなか、自身も同じクラスの日代千鶴への気持ちを確信する……。マンガ・ノベルサービス「comico」発、シリーズ累計190万部突破の大人気コミック、ノベライズ版3巻(全5巻)。(Amazonより)
大神と狩生が付き合い始める話と、文化祭の準備をする第3巻。
主な語り手は新太だけど、主人公は狩生だよなあと思う。少女漫画のヒロインみたいな意地っ張りとすれ違いばっかりやってくれるの、大人としては世話を焼かないわけにはいかないよなあ。
そして日代がどんなことが原因でドロップアウトすることになったのかがよくわかる文化祭エピソード。コミュニケーションスキルゼロだあ……と読んでいてかなりストレスだった……。新太がいてよかった、本当に。

「リライフ研究所」の極秘実験の被験者となった海崎新太は、中身は27歳のまま、見た目は17歳に若返って青葉高校に通っている。高校生活はおおむね順調で、クラスメートたちとも打ち解けていくなか、周囲の人間関係に異変が起きて……。マンガ・ノベルサービス「comico」発、シリーズ累計180万部突破の大人気コミックをノベライズ(全5巻予定)。(Amazonより)
二巻は狩生と玉来のすれ違いと仲直り、大神と狩生が告白すると決めてみんなで花火大会に繰り出すところまで。
だいぶ話を忘れていることを、新太が退職した理由の詳細を読んで思い出す。そんなショッキングな話だったか……そうか……。
その分、そんなことがこの世の中にあることを知っているようで知らない、遠いであろう高校生たちが眩しい。どうかそんな悲しいこととは無縁の世界で大人になって生きてほしい。

27歳、無職の海崎新太は、ある夜、夜明了と名乗る男性から「リライフ研究所」の実験に協力を依頼される。その実験とは、ニートの社会復帰プログラム検証のため、1年間、高校生になって高校に通うというものだった。カプセル薬を飲んで若返った海崎は、27歳の記憶を持ったまま、青葉高校3年に編入する――。マンガ・ノベルサービス「comico」発、シリーズ累計180万部突破の大人気コミックをノベライズ(全5巻予定)。(Amazonより)
アニメを視聴済み。原作のノベライズ。
1巻はリライフ開始から小野谷の正体がばれるまで。
読み進めていくとどんどん文章が平易になるので、かなり読みやすいです。原作やアニメの内容を知らないと場面が想像しにくいだろうなあと思うくらい。巻が進むとだいぶそれが顕著になっていく印象です。
ところでどうしても突っ込みたいことが一つ。
研究報告書なんだからそんなブログみたいな文章で書かないで!!!

各種資格を保有する、プロのベビーシッター・茨木花。今度の派遣先は、両親ともに政治家という大和家だが、母親の不貞で夫婦関係は破綻、父子家庭になるらしい。2歳の娘・七海のシッターになる花だが、七海の誕生パーティー当日、ある事件が起きて……? 夫婦にも、親子にも、家族の数だけ、秘密がある。でも、子どもにはいつも笑っていてほしい。涙と希望の人間ドラマ。
この、愛しい、やさしい、かけがえのない子どもたち(裏表紙より)
スーパー家政婦・乳母を派遣する会社に所属している花が、乳母として子どもやその家族に関わるお仕事もの。恋愛にふらないところが好感度高いなあ。仕事で子どもを見ているんだから、という花の職務意識の高さが見える気がして。
親権をめぐって協議中の家庭に入って、子ども第一で関わったり、七海が成長して他の母子とも交流を持つようになっていろいろな家族の形があるとわかったり、とにかく花の距離感がちょうどよくて読んでいてほっとしました。気になるけど立ち入ってはいけない、でも頼られたら、それが子どものことなら必死になれるところ、本当にいい人だよなあ。だから子どもだけじゃなく大人たちも信頼を置いてくれることがわかってよかった。
そして一番は、子どもが本当に悲しいことにならなかったこと。悲しくて辛い事件が多いので、そうはならなくてよかった。

木かげから飛び出した茂は、声のした方に向けて懐中電灯をすばやく点滅させる。その瞬間、闇にひそんでいた風魔忍者は目がくらみ、屋根からころがり落ちた。だが、そこには茂がばらまいておいたカンシャク玉が……。茂は古道具屋で買った奇妙な機械(タイム・マシン)をいじっているうちに突然、江戸時代の寒村へ来ていた。そこで、人々を苦しめる風魔忍者団を目撃した彼は正義感に燃えて彼等と対決! 現代と過去の対比をたくみにとり入れた光瀬龍の傑作ジュニアSF。(Amazonより)
何も考えずに読み始めて児童書、ジュヴナイルSFなのか、と気付く。
これは子どもの頃に読んだらわくわくしそうだなあ。タイムマシン、江戸時代、忍者、現代のものを持ち込んで友達みんなで無双……。ヒロインの最後も含めてこの作品の魅力だと思います。色々と細かい部分は気にしない方が楽しいやつですね。