読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

靴を履いた小さな貝のマルセルは、おばあちゃんのコニーと暮らしている。その家にやってきたのは映像作家のディーン。マルセルに気付いたディーンは、彼の独特な暮らしぶりを面白がり、その毎日を撮影したりインタビューをしたり、外の世界のことを教えるなどして交流を持つ。そしてこの動画をネット上に投稿したところ、マルセルは一躍人気者になるのだが、実は彼にはある叶えたい夢があって……。
実写とアニメーションを合わせたモキュメンタリー。
マルセルやおばあちゃんの声や仕草が可愛い。それからとても面白い画面作りと、マルセルの世界の独特さなどの組み合わせがよくって面白かった。都合がいい話の流れがあるんだけれど、それを他の部分の描写で上手く違和感を薄めている感じなのと、現実世界(人の世界)とフィクション(マルセルの世界)の境界線を曖昧になっている感じが不思議と心地良くてよかったな。

中学生でデビューしたもののWeb上で作品や作者に対する心ない言葉を連ねられ、次の作品が出せずに迷う高校生にして小説家の千谷一也。担当編集者から共作企画を提案され、組むことになった相手はなんと売れっ子作家にして同級生の小余綾詩凪だった。口が悪く自信家な詩凪と正反対の一也だが、ともに物語に向き合ううちにお互いに少しずつ変化が起こり……。
物語の進行に合わせてBGMがかかる、とてもおしゃれな映画。原作は1冊目を読了済み。
売れない小説家と売れっ子小説家、物語を手放せないでいる二人が必死にあがく話。
正直、見ていてだいぶきつい。詩凪の「物語の力」の台詞はとてもいいんだけれど、あなたのその言葉は強者だからこそのものでしょうという気持ちになる。なので一也の方に共感するんだよなあ。苦しいんだろうなあと思いながら、すべては書き続けることでいつか運を掴み取る日がくることを祈るしかないところが、もう。
爽やかな終わり方をしたけれどそこで終わりじゃないからな! と思いながら見終わりました。画面作りや音楽の盛り上がりがとてもよかったな。

昭和31年。東京の帝国血液銀行に勤める水木は、政財界を牛耳る龍賀一族が経営する龍賀製薬を担当していた。その龍賀一族の当主・時貞が死去したため、次期当主と目されている龍賀製薬社長の克典とより懇意となって出世しようと目論む水木は、哭倉村の一族の集まりに同行する。しかし龍賀一族の権勢にはある秘密があった。
実はゲゲゲの鬼太郎、あんまり真面目に通ってない。通ってないながら、変わりゆく時代の人と妖怪それぞれの恐ろしさを描いている作品は好き。こういう人の欲望と醜さを描いてくれるホラーは大好物。
水木が色々と人間臭くてなあ。外からやってきて、ほどほどの出世欲や知的好奇心があり、けれど情があり、弱い人には優しい、善悪のバランスがちょうどいい、少しのきっかけでその天秤が傾いてしまう「普通の人間」。そんな水木だからこその、この欲望をどろどろに煮詰めた事件に立ち向かえたんだろうという気がします。でなければゲゲ郎は最後にそんな選択はしなかったろうという気がする。

結局、戦争はなくならなかった。でも、変化はあった。くだらない殺し合いが淡々と続く中にも、変化はあった。 超大型兵器オブジェクト。それが、戦争の全てを変えた。 戦場に派遣留学した学生・クウェンサーは、整備基地で、奇妙な雰囲気を持つ少女と出会う。その少女は『エリート』と呼ばれていた───『オブジェクト』のパイロットとして。 近い将来。このちっぽけな少年は、少女のために、最強の兵器『オブジェクト』に、生身で立ち向かうことになる───。 これは、そのきっかけとなる出会いだった。(hontoより)
アニメ視聴済み。
超大型兵器オブジェクトによって戦争が変わった時代。歩兵はほとんど用無しということで、戦地でそれなりの経験を積めば出世できる、生活が安定するということで基地勤めをしているクウェンサーとヘイヴィア。年季明けを目指してほどほどに過ごすつもりが、自軍のパイロットの少女が蹂躙されようとするのを助けたことで、「ただの人間」が「超大型兵器」を破壊するという大偉業を達成してしまい……という、年若い少年たちが悪知恵も働かせてぼろぼろになりながら戦場で無双する話。
悪態をついて、ぼろぼろになりながら戦う主人公たちのキャラ造形が絶妙。偉業とかそんなつもりまったくねーよ! 平和で安全に暮らしたいんだよ! と叫びながら結局戦場に放り込まれるところが哀れで笑ってしまう。頑張れ。

中国のバイオテロ事件を経た、2014年。クリス・レッドフィールドは作戦行動中、保護対象の確保に失敗した上、武器承認グレン・アリアスによって高度に制御されたゾンビの襲撃によって部隊壊滅の憂き目に遭う。一方、レベッカ・チェンバースは過去の経験からゾンビ化ウイルスの研究を進め、ついにワクチン作成に至るが、バイオテロに遭遇する。レベッカを救出したクリスはその研究成果を聞き、対抗勢力との戦いに備えて、歴戦のエージェントであるレオン・S・ケネディに協力を仰ぐが……。
クリスとレオンがダブル主人公の、バイオハザードのCGアニメ映画。派手に戦うくせにお互いにまったく当たらない銃撃ありの格闘シーンがあると知り、気になって見てみました。
バイオらしさもありつつ、敵側の事情が失った妻を取り戻したいという王道展開もあり、なかなか面白かった。しかし例のシーンはめちゃくちゃ派手だし動くしかっこいいんですが、こんなに当たらないものなんだろうか……とは思いました。跳弾とか床石の破片くらいではびびらないかそうか。
「ELI/イーライ」
自己免疫疾患で外出すらままならないイーライは、治療を受けるため、両親とともにホーン医師のもとを訪れる。しかし治療は苦痛な上、病院では数多の心霊現象が発生し、ある日突然現れたヘイリーという少女からはこの病院から退院してくる子はいないと言われ、イーライは次第に追い詰められていく。だが秘密があるのは医師は病院だけではなく……。
謎めいた病院でわけのわからない治療を受ける少年。何もかも不気味で、誰も信じられなくなっていたある日、とうとう悲劇が……というホラー作品。
最後のシーン、とても蛇足っぽいんですが、力の目覚めと旅の始まりを描く感じがちょっと児童文学っぽいなと思った。
いったい誰が何をしようとしているのかが主人公のイーライを通してだとわかりづらいんですが、何故こんなところにしょっちゅう女の子が訪ねて来れるんだとか、両親、特に父親がひどく恐れているように見えるのは何故だとかは、オチがわかるとああなるほどねとなる。しかしホラーシーンはだいぶギャグというか、残酷なんだけれど、ぐるぐる回るのはちょっと笑ってしまう画面だった。まったく笑っている場合じゃないんですけどね。
自己免疫疾患で外出すらままならないイーライは、治療を受けるため、両親とともにホーン医師のもとを訪れる。しかし治療は苦痛な上、病院では数多の心霊現象が発生し、ある日突然現れたヘイリーという少女からはこの病院から退院してくる子はいないと言われ、イーライは次第に追い詰められていく。だが秘密があるのは医師は病院だけではなく……。
謎めいた病院でわけのわからない治療を受ける少年。何もかも不気味で、誰も信じられなくなっていたある日、とうとう悲劇が……というホラー作品。
最後のシーン、とても蛇足っぽいんですが、力の目覚めと旅の始まりを描く感じがちょっと児童文学っぽいなと思った。
いったい誰が何をしようとしているのかが主人公のイーライを通してだとわかりづらいんですが、何故こんなところにしょっちゅう女の子が訪ねて来れるんだとか、両親、特に父親がひどく恐れているように見えるのは何故だとかは、オチがわかるとああなるほどねとなる。しかしホラーシーンはだいぶギャグというか、残酷なんだけれど、ぐるぐる回るのはちょっと笑ってしまう画面だった。まったく笑っている場合じゃないんですけどね。
「君に届け」3RD SEASON
想いを伝え合ってついに恋人としてお付き合いを始めた爽子と風早。けれど、恋人って、お付き合いってどうすればいいのだろう? 悩みながらも距離を縮める二人だったけれど、思い合うがゆえに少しずつすれ違っていき……。
原作完結後に制作発表されたアニメの続き。爽子と風早だけでなく、あやねや千鶴周りの関係も大きく変わる話の部分です。
続きといっても最後まではいかず、冬の話で一旦終了。
ここがアニメで見たかった! というかこの作品は両思いになってからが見どころ満載だとすら思う。それだけじゃなくて私は千鶴と龍の恋模様や、あやねの苦悩と葛藤が好きでね……。
爽子と風早が言い合うシーン、泣いた……。お互いが大事だからすれ違ってしまう、思いやりの気持ちが強い二人だからこそのシーンで、きちんと話し合えてほっとしました。大人にもできないようなことを手探りながらも頑張っていく感じ、めちゃくちゃ応援したくなる。できれば最後までアニメ化してほしい!
想いを伝え合ってついに恋人としてお付き合いを始めた爽子と風早。けれど、恋人って、お付き合いってどうすればいいのだろう? 悩みながらも距離を縮める二人だったけれど、思い合うがゆえに少しずつすれ違っていき……。
原作完結後に制作発表されたアニメの続き。爽子と風早だけでなく、あやねや千鶴周りの関係も大きく変わる話の部分です。
続きといっても最後まではいかず、冬の話で一旦終了。
ここがアニメで見たかった! というかこの作品は両思いになってからが見どころ満載だとすら思う。それだけじゃなくて私は千鶴と龍の恋模様や、あやねの苦悩と葛藤が好きでね……。
爽子と風早が言い合うシーン、泣いた……。お互いが大事だからすれ違ってしまう、思いやりの気持ちが強い二人だからこそのシーンで、きちんと話し合えてほっとしました。大人にもできないようなことを手探りながらも頑張っていく感じ、めちゃくちゃ応援したくなる。できれば最後までアニメ化してほしい!

全国10万の神社の総氏神、伊勢神宮。ここでは1300年もの長きにわたって1年に千数百もの神事・祭儀が行われてきた。毎日朝夕毎に神饌が奉られ、特別に調製された御飯、御塩や乾鰹などが供される。今も和妙(絹)・荒妙(麻)が奉職され、20年に1度の式年遷宮では、社殿その他が新造され、神宝(調度品)などもすべて新しく調進される。これら衣食住にまつわる神宮の知られざる営みと信仰を、もと神宮禰宜の著者が描き出す。(裏表紙より)
伊勢神宮の衣食住について禰宜の方が説明、解説する一冊。
すべて神様に奉じるものなので、着るもの、食べるもの、住むところすべてが、過去の人々が記したものの通りに、ときには失われたものを復活させたり、代用になるものを使ったりしてきたという歴史。
どんな関係者も「お伊勢さんのものだから」と努力したり融通したりするところに、日々の生活に神様の存在が当たり前にあることがよくわかる。信仰って、それを続けようとする、守りたいと努力する人たちのおかげなんだな……と思った。
「ホンモノの気持ち」
人間そっくりのアンドロイド・シンセが普及した時代。シンセのアッシュを制作する研究所で研究員として働くゾーイは、研究者のコールに惹かれていた。しかし相性診断テストでは恋愛関係になる確率は0%と知り、あまりのショックに、ゾーイはそのことをコールに話してしまう。しかしその結果は妥当なもの、何故ならゾーイこそがシンセ、人間ではないからなのだとコールは告げるのだった……。
アンドロイドと人間の恋を描くSF作品。恋愛映画らしい画面づくりと突如挟まるSFっぽい画面にどきりとさせられるんですが、全体的にゆったりとした作品だったように思います。
要素を抽出すると本当にただの恋愛映画なんですよね。生物としては結ばれない二人がいて、別れて、それぞれ別の相手と関係を持ったりなどして自分の時間を過ごし、そんな二人を置いていくように時間は流れていくけれど、とうとうこの想いは覆せないことに気付く、という。
最後はとても美しくゾーイが「涙を流す」ことで終わるんですが、ついついアンドロイドやAIの進化で起こりうるホラーやサスペンスあるあるな事件なりなんなりを想像してしまい。お互いを愛し合う心があればきっと大丈夫だということなのかな……。
人間そっくりのアンドロイド・シンセが普及した時代。シンセのアッシュを制作する研究所で研究員として働くゾーイは、研究者のコールに惹かれていた。しかし相性診断テストでは恋愛関係になる確率は0%と知り、あまりのショックに、ゾーイはそのことをコールに話してしまう。しかしその結果は妥当なもの、何故ならゾーイこそがシンセ、人間ではないからなのだとコールは告げるのだった……。
アンドロイドと人間の恋を描くSF作品。恋愛映画らしい画面づくりと突如挟まるSFっぽい画面にどきりとさせられるんですが、全体的にゆったりとした作品だったように思います。
要素を抽出すると本当にただの恋愛映画なんですよね。生物としては結ばれない二人がいて、別れて、それぞれ別の相手と関係を持ったりなどして自分の時間を過ごし、そんな二人を置いていくように時間は流れていくけれど、とうとうこの想いは覆せないことに気付く、という。
最後はとても美しくゾーイが「涙を流す」ことで終わるんですが、ついついアンドロイドやAIの進化で起こりうるホラーやサスペンスあるあるな事件なりなんなりを想像してしまい。お互いを愛し合う心があればきっと大丈夫だということなのかな……。
