読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

栗坂まもりは、イケメンでベランダ菜園オタクの亜潟葉二とお隣住まいの恋人どうし。
付き合ってはじめての12月。クリスマスに年越しにとイベント盛りだくさんのシーズンがやってきた! ベランダ野菜を使った葉二のおいしいご飯で関係も急接近……なんて期待をしていたら、招かれざるお客さんが次々現れて、全然二人きりじゃないですよね!?
年末には過保護な母まで来襲! お手伝いもしなかったずぼら娘・まもりの大掃除を心配したらしい。不意打ちの訪問から、母に葉二とのお付き合いがバレて――?(裏表紙より)
三巻目。クリスマスとお正月のお話です。
喧嘩して気まずくなったかと思ったら弟来襲。なんとかやり過ごしたかと思ったら母襲来。挙げ句の果てに亜潟さんが女性じゃないことがばれてしまった! 実家へご挨拶!
おおーめっちゃ恋愛小説だーおおーーー。にやにやして楽しみました。亜潟さんはちゃんとまもりのこと好きなんだなーと感じて嬉しかったです。30歳の大人が、年下の恋人のためにちゃんと大人の皮を被って礼儀正しく応対するって、当たり前のことなんだけどちゃんとしててかっこいいなあ。
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第五師団の同僚・アレックスは見た!! ミレーユ扮する男装のミシェルを見守る(つけまわす!?)、ロジオンの異様な眼差しを!! 果たしてロジオンの思惑は!?「身代わり伯爵と危ない保護者」。その他リヒャルトのために開かれる二人だけの甘い晩餐を描く「身代わり伯爵と真夜中の料理教室」や、フレッドとセシリアの初めての出会いを描いた著者渾身の長編書き下ろしなど6本を収録。爆笑&ラブ満載(初心者歓迎)の外伝集!!(裏表紙より)
「身代わり伯爵と午後の訪問者」「身代わり伯爵と姫君の宝物」「身代わり伯爵と内緒の追跡」「身代わり伯爵と危ない保護者」「身代わり伯爵と真夜中の料理教室」「身代わり伯爵と白薔薇の王子様」の六本。アルテマリス編からシアラン編までの小さな話が集まった短編集です。
アルテマリス編のミレーユとリヒャルトがまだ距離があって初々しくてかわいい。リヒャルトの甘い台詞、昔からそうだったとか思ってたんですが、花嫁修業に入ってから砂糖をまぶして激甘に変化してるんだなと気付いて苦笑しました。
そんな主役たちもかわいいのですが、シルフレイアとカインも、フレッドとセシリアもかわいいですね。「白薔薇の王子様」ではセシリアが恋に落ちた時、そしてフレッドがこの人と決めているらしい様子が描かれていてにこにこ読みました。嫌われ役を引き受けていることを自覚してにこにこと楽しそうなフレッドはすごいなあ。作中でも言われてましたけれど、どんな嫌がらせもさらりとかわしてしまう彼はかっこいい。じわじわ気づいてましたけど、フレッドって最高にかっこいいですね。
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「第一回人生やり直しツアー」で集った者はみな、行方不明となって人生をやり直すためにバスに乗り込んだ。納鳴村と呼ばれる行方不明者が暮らす村に到着した一行だが、そこは誰もいない廃村。行方不明者が現れ、村から出ようとするも出られず、それぞれが異なる姿の化物と遭遇する。果たして納鳴村の秘密とは……?
閉鎖された土地でのオカルトミステリー、なのかな。クトゥルフ神話TRPGみたいなやつだなあなんて思って見てました。
登場人物はみんな誰かしら病んでいたりトラウマを持っている人たち。このトラウマが視覚化した化物がナナキであり、これを失うと異変が……というものなのですが、登場人物が多すぎな上、理性的な会話が少なくてちょっと見るのが辛かったかなあ。
主人公は双子の兄弟を亡くし、母親からその兄弟の名前で呼ばれるようになってしまった少年・光宗。個性的すぎる上にまったくまとまりのない集団の中で、彼がなかなかリーダーシップを取る機会がなく、ラスト周辺まで巻き込まれ感が強い。そのせいで多分見ていてストレスが溜まるんだろうなあ。最後までみんなばらばらなのか、リアリティがあるというか、もうちょっとすっきりしたかったというか笑 すっきりしないところがたくさんあるけれども、人物の描き方がいやあな感じなところが多くて面白かったです。

花嫁修業に明け暮れるミレーユの元へついに、太后から最後の試験が出された!! それは巷で大流行の、禁断の恋の手記の作者を捜すこと。同じ頃、ミレーユが所属する第五師団に加入したリヒャルトの従兄・フィデリオは、彼女が扮するミシェルにご執心!! ミレーユは男装中にフィデリオに唇を奪われ、大パニックで頭突きをくらわすが!? リヒャルトに恋のライバル出現!! 花嫁修業と二人の恋の行く末は!? 大混乱の第三弾!!(裏表紙より)
花嫁修業編第三巻。登場人物がずいぶん多くなってきましたが、誰の話を読んでも楽しいのはすごいことだ。
次シリーズの伏線になりそうな、リヒャルトのライバルになりそうなフィデリオが登場して、ミレーユにちょっかいをかけてくる。いいねえいいねえ! 取り合って二人のらぶらぶっぷりに打ちのめされてしまえー!
エドゥアルトパパとフレッドの娘離れ・妹離れが寂しいけれど微笑ましかったです。ミレーユが嫁に行くのはもうちょっと先のはずなので、パパがんばれ……笑
気になっていたレルシンスカの顔がわかる挿絵が登場して、すごい美女ぶりに「これは近衛騎士になったら大評判だぜ……」と思ってしまいました。シアラン宮廷のごたごたは続きそうだけれども、頼もしい仲間たちが集っていて楽しいです。

いちゃいちゃ禁止令をくらい、密かに禁欲生活を決意するリヒャルト。無邪気に拷問のような新婚ごっこを仕掛けるミレーユ。次なるミレーユの試験は、リヒャルトの元花嫁候補の中から、自らの側近候補を選ぶことだった!! 花嫁合宿の途中、本命候補と目されていた令嬢が、リヒャルトの寝室にあらわれた!! 一方のミレーユも告白されている現場を見られてしまい——!? W浮気疑惑勃発!? 大波乱の花嫁修業編、第二弾!!(裏表紙より)
ミレーユをはじめとした令嬢たち(リヒャルトの元花嫁候補多数)が参加する交流会が始まる。今度のミレーユの試験は、自分の側近となるような人物を見出せ、というもの。
リヒャルトの禁欲生活がかわいそうで楽しい。にやにやしてしまう。もどかしいだろうなあ(にやにやにや)
側近候補の令嬢たちは一癖も二癖もあり、ミレーユと同じようにある意味修業というものに行ってしまった人たちもいますが、彼女たちが戻ってきて勢ぞろいしてくれるのが楽しみです。
リヒャルトの過去に関係があるらしい、レルシンスカが自分の好きなことができるかなり有能な人なのようなので活躍を期待します。ひとまずミレーユと争うことがなくてよかった!笑

リヒャルトと婚約したミレーユは、男装で第五師団員として働きながら、ラウールの下でスパルタ妃教育を受けるという二重生活を送ることに!! そんなミレーユに太后殿下は妃修業の第一試験として、ミレーユと大公の消えた結婚契約書の行方を捜すように命じる!! 一方リヒャルトは娘命の舅・エドゥアルトに結婚の許しをもらいに行くが——!?「命を狙われるのも花嫁修業のひとつですわよ」ラブ増量!! 波乱の新章スタート!!(裏表紙より)
前巻の『〜誓約』を読んだのがほぼ五年前でひいって叫びました。積みすぎィッ!
書き付けた感想を読むと、とにかくおめでとうって感じだったらしいので、さて「花嫁修行」というからにはどんな甘いラブコメなのかと思ったら、糖分増量、爆笑成分も増えているようで、たいへん楽しく読みました。
やっぱり花嫁としての「お試し」は王道だよねー! っていう感じで、けれどミレーユも少しずつ大人になったのか暴走っぷりは控えめに、うまく立ち回ろうと頑張っているのが見えてかわいいなあと思いました。でもリヒャルトの「早く結婚したい」には噴きました。したいよなー結婚なー!
そしてやっぱり王道、相手の婚約者(候補?)の存在! 続きが楽しみだ。

代々暗殺業を営み、「災いを呼ぶ魔女」と忌み嫌われる少女・アリシアは、突如舞い込んだ暗殺の仕事を引き受けた。——実は暗殺など、一度もしたことがないのに。
しかもアリシアが狙うべき相手とは、「幸いの王」と呼ばれ、不死と名高い王太子・ディカイユで……!?
暗殺少女×不死の王太子——
不幸と運命が奏でるラブファンタジー(裏表紙より)
暗殺なんてしたことないけどお仕事果たしてみせます! 系かと思ったら全然違った。ちゃんと河上さんの書く、苦労人で頑張り屋な女の子が、小さな幸せを見つける話だった。
魔女の存在が薄れつつある国で、薬師であり暗殺者である魔女の家系に生まれたアリシア。祖母が亡くなり一人きりで暮らしていたところ、魔女に暗殺の依頼が。自分の片割れのように感じている存在「イリア」に会うためにアリシアは山を降りて暗殺に手を染めることに。
この、「イリア」に会いたくてというのがいじらしい。稀に見る不幸体質のアリシアは、稀に見る幸運体質(?)のディカイユを暗殺するのですが、このディカイユの幸運体質も実は……という。
アリシアとディカイユが、長く生き別れていた片割れを見つけたかのように幸せそうにしているひと時が本当に泣けて泣けて仕方がない……。
ディカイユの周りの人たち、ソリスとエネシアもいいキャラクターで、エネシアのことがすごく気になります。っていうか好きです。彼女はどうやら本当に超幸運体質というか、何をしてもうまくいく感じのようなので。エネシアとアリシアの牢のシーンもうるっときたなあ。

双子公子のどちらか選んで結婚する事になったリーゼロッテ。腹黒だけど紳士的なコンラート? 無愛想だけどワイルドなヴァルター? 二人を知るうち両公子と恋が芽生えて……。本気で好き。片方なんて選べない! 彼女の悩みを知った双子は「三人で恋人になろう」と提案!? 口づけ、胸、そして……。次々と二か所同時に責められて感じる目眩く快感……。刺激的なErotic宮廷ロマンス!(裏表紙より)
あらすじから想像されるエロさから6割くらい引いて、ラブコメっぽさを3割くらい足し、図太くたくましいヒロインの清々しさを3割足す、みたいな話です。あらすじちょっと詐欺だぞ!笑
双子の公子は並いる公妃候補を追い返しまくる性悪と評判。しかしどちらかが公妃を選んで結婚しなければ次の大公として即位できない。次々と候補者に逃げられて打つ手がなくなった大公は、信頼する部下(下級貴族)の娘リーゼロッテになんとか二人のうちのどちらかと結婚して次期大公を決めてもらいたい……というとんでもな結婚話を押し付けられたところからスタート。
主人公のリーゼロッテは、結婚しなければならないという教育を受けてこなかったせいで、結婚うんぬんに関する興味が乏しく、どちらかというと亡くなった母の代わりに実家のいろいろを回したり帳簿をつけることが好き。なので追い返されてきた姫君たちとはまったく違うタイプである、ということから、双子公子の興味を惹いてしまう。
このリーゼロッテの、啖呵やら、どっちかしか選べないなら逃げてしまえ! っていう行動的なところが非常に楽しい。それに協力してくれる使用人のエーリクもいい感じに有能で、TLものというよりかはラブコメとして面白かったです。
双子もそれぞれ優しく、深く突っ込むとやばいのですが最終的に三人で幸せになりましょうというエンド。楽しく読みました。

尋問官――関係者が秘する事実を暴き、難解なる事件を解決へと導く存在。
少年時代、稀代の尋問官にして最悪の犯罪者となった男に“壊され”、長じて尋問官となった青年・サイモン。天才にして規格外の尋問官として名を馳せる彼は、ある日“惑乱の民”と呼ばれる美貌と魅力を備えた二人の少女・アイカとテリネの尋問を担当することになる。彼女たちは愛玩奴隷として様々な主人の下を渡り歩いており、その主人たちがことごとく領民を虐殺するという奇怪な事件が連続しているのだが……
ねえ、これを外して? たくさん尽くしてあげるよ
仰ることには何でも従います。お望みとあらば、何でもいたします……
鉄鎖に縛られし二人の誘惑を受けるサイモンは、即座に束縛を解除してしまい――?(カバーより)
話し方、癖、視線の動きなどを観察して、真実を引き出す尋問を行う尋問官。かつて稀代の尋問官でありながら最悪の犯罪者となったサウルによって、父親を殺されたサイモン。やがてサイモンは尋問官となって、サウルを追っていた。
というところで、貴族出身であり初の女性尋問官になったヘイゼル・リーヴナイトがサイモンの元へ派遣され、『惑乱の民』と呼ばれる特殊な一族であるテリネとアイカがきっかけになったらしい、彼女たちの主人が起こした虐殺事件の真相を尋問する、という話。
常に影が付きまとったような話なのは、誰かの心を暴く必要があるからなのかなあ。きっと息苦しく感じたのはこの世界の闇が深いからなんだろう。『惑乱の民』の存在や、この事件の真相に当たるむにゃむにゃがあるくらいなので……。
そういう心理的駆け引きが多いので、テリネとアイカの挑発する台詞にはわかってやってるとわかるからこそはらはらどきどきしました。だからサイモンの動じなさはすごくかっこいい。彼の心が大きく動く瞬間はこれからやってくるのかな。
