読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

中国のバイオテロ事件を経た、2014年。クリス・レッドフィールドは作戦行動中、保護対象の確保に失敗した上、武器承認グレン・アリアスによって高度に制御されたゾンビの襲撃によって部隊壊滅の憂き目に遭う。一方、レベッカ・チェンバースは過去の経験からゾンビ化ウイルスの研究を進め、ついにワクチン作成に至るが、バイオテロに遭遇する。レベッカを救出したクリスはその研究成果を聞き、対抗勢力との戦いに備えて、歴戦のエージェントであるレオン・S・ケネディに協力を仰ぐが……。
クリスとレオンがダブル主人公の、バイオハザードのCGアニメ映画。派手に戦うくせにお互いにまったく当たらない銃撃ありの格闘シーンがあると知り、気になって見てみました。
バイオらしさもありつつ、敵側の事情が失った妻を取り戻したいという王道展開もあり、なかなか面白かった。しかし例のシーンはめちゃくちゃ派手だし動くしかっこいいんですが、こんなに当たらないものなんだろうか……とは思いました。跳弾とか床石の破片くらいではびびらないかそうか。
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「ELI/イーライ」
自己免疫疾患で外出すらままならないイーライは、治療を受けるため、両親とともにホーン医師のもとを訪れる。しかし治療は苦痛な上、病院では数多の心霊現象が発生し、ある日突然現れたヘイリーという少女からはこの病院から退院してくる子はいないと言われ、イーライは次第に追い詰められていく。だが秘密があるのは医師は病院だけではなく……。
謎めいた病院でわけのわからない治療を受ける少年。何もかも不気味で、誰も信じられなくなっていたある日、とうとう悲劇が……というホラー作品。
最後のシーン、とても蛇足っぽいんですが、力の目覚めと旅の始まりを描く感じがちょっと児童文学っぽいなと思った。
いったい誰が何をしようとしているのかが主人公のイーライを通してだとわかりづらいんですが、何故こんなところにしょっちゅう女の子が訪ねて来れるんだとか、両親、特に父親がひどく恐れているように見えるのは何故だとかは、オチがわかるとああなるほどねとなる。しかしホラーシーンはだいぶギャグというか、残酷なんだけれど、ぐるぐる回るのはちょっと笑ってしまう画面だった。まったく笑っている場合じゃないんですけどね。
自己免疫疾患で外出すらままならないイーライは、治療を受けるため、両親とともにホーン医師のもとを訪れる。しかし治療は苦痛な上、病院では数多の心霊現象が発生し、ある日突然現れたヘイリーという少女からはこの病院から退院してくる子はいないと言われ、イーライは次第に追い詰められていく。だが秘密があるのは医師は病院だけではなく……。
謎めいた病院でわけのわからない治療を受ける少年。何もかも不気味で、誰も信じられなくなっていたある日、とうとう悲劇が……というホラー作品。
最後のシーン、とても蛇足っぽいんですが、力の目覚めと旅の始まりを描く感じがちょっと児童文学っぽいなと思った。
いったい誰が何をしようとしているのかが主人公のイーライを通してだとわかりづらいんですが、何故こんなところにしょっちゅう女の子が訪ねて来れるんだとか、両親、特に父親がひどく恐れているように見えるのは何故だとかは、オチがわかるとああなるほどねとなる。しかしホラーシーンはだいぶギャグというか、残酷なんだけれど、ぐるぐる回るのはちょっと笑ってしまう画面だった。まったく笑っている場合じゃないんですけどね。
「君に届け」3RD SEASON
想いを伝え合ってついに恋人としてお付き合いを始めた爽子と風早。けれど、恋人って、お付き合いってどうすればいいのだろう? 悩みながらも距離を縮める二人だったけれど、思い合うがゆえに少しずつすれ違っていき……。
原作完結後に制作発表されたアニメの続き。爽子と風早だけでなく、あやねや千鶴周りの関係も大きく変わる話の部分です。
続きといっても最後まではいかず、冬の話で一旦終了。
ここがアニメで見たかった! というかこの作品は両思いになってからが見どころ満載だとすら思う。それだけじゃなくて私は千鶴と龍の恋模様や、あやねの苦悩と葛藤が好きでね……。
爽子と風早が言い合うシーン、泣いた……。お互いが大事だからすれ違ってしまう、思いやりの気持ちが強い二人だからこそのシーンで、きちんと話し合えてほっとしました。大人にもできないようなことを手探りながらも頑張っていく感じ、めちゃくちゃ応援したくなる。できれば最後までアニメ化してほしい!
想いを伝え合ってついに恋人としてお付き合いを始めた爽子と風早。けれど、恋人って、お付き合いってどうすればいいのだろう? 悩みながらも距離を縮める二人だったけれど、思い合うがゆえに少しずつすれ違っていき……。
原作完結後に制作発表されたアニメの続き。爽子と風早だけでなく、あやねや千鶴周りの関係も大きく変わる話の部分です。
続きといっても最後まではいかず、冬の話で一旦終了。
ここがアニメで見たかった! というかこの作品は両思いになってからが見どころ満載だとすら思う。それだけじゃなくて私は千鶴と龍の恋模様や、あやねの苦悩と葛藤が好きでね……。
爽子と風早が言い合うシーン、泣いた……。お互いが大事だからすれ違ってしまう、思いやりの気持ちが強い二人だからこそのシーンで、きちんと話し合えてほっとしました。大人にもできないようなことを手探りながらも頑張っていく感じ、めちゃくちゃ応援したくなる。できれば最後までアニメ化してほしい!

全国10万の神社の総氏神、伊勢神宮。ここでは1300年もの長きにわたって1年に千数百もの神事・祭儀が行われてきた。毎日朝夕毎に神饌が奉られ、特別に調製された御飯、御塩や乾鰹などが供される。今も和妙(絹)・荒妙(麻)が奉職され、20年に1度の式年遷宮では、社殿その他が新造され、神宝(調度品)などもすべて新しく調進される。これら衣食住にまつわる神宮の知られざる営みと信仰を、もと神宮禰宜の著者が描き出す。(裏表紙より)
伊勢神宮の衣食住について禰宜の方が説明、解説する一冊。
すべて神様に奉じるものなので、着るもの、食べるもの、住むところすべてが、過去の人々が記したものの通りに、ときには失われたものを復活させたり、代用になるものを使ったりしてきたという歴史。
どんな関係者も「お伊勢さんのものだから」と努力したり融通したりするところに、日々の生活に神様の存在が当たり前にあることがよくわかる。信仰って、それを続けようとする、守りたいと努力する人たちのおかげなんだな……と思った。
「ホンモノの気持ち」
人間そっくりのアンドロイド・シンセが普及した時代。シンセのアッシュを制作する研究所で研究員として働くゾーイは、研究者のコールに惹かれていた。しかし相性診断テストでは恋愛関係になる確率は0%と知り、あまりのショックに、ゾーイはそのことをコールに話してしまう。しかしその結果は妥当なもの、何故ならゾーイこそがシンセ、人間ではないからなのだとコールは告げるのだった……。
アンドロイドと人間の恋を描くSF作品。恋愛映画らしい画面づくりと突如挟まるSFっぽい画面にどきりとさせられるんですが、全体的にゆったりとした作品だったように思います。
要素を抽出すると本当にただの恋愛映画なんですよね。生物としては結ばれない二人がいて、別れて、それぞれ別の相手と関係を持ったりなどして自分の時間を過ごし、そんな二人を置いていくように時間は流れていくけれど、とうとうこの想いは覆せないことに気付く、という。
最後はとても美しくゾーイが「涙を流す」ことで終わるんですが、ついついアンドロイドやAIの進化で起こりうるホラーやサスペンスあるあるな事件なりなんなりを想像してしまい。お互いを愛し合う心があればきっと大丈夫だということなのかな……。
人間そっくりのアンドロイド・シンセが普及した時代。シンセのアッシュを制作する研究所で研究員として働くゾーイは、研究者のコールに惹かれていた。しかし相性診断テストでは恋愛関係になる確率は0%と知り、あまりのショックに、ゾーイはそのことをコールに話してしまう。しかしその結果は妥当なもの、何故ならゾーイこそがシンセ、人間ではないからなのだとコールは告げるのだった……。
アンドロイドと人間の恋を描くSF作品。恋愛映画らしい画面づくりと突如挟まるSFっぽい画面にどきりとさせられるんですが、全体的にゆったりとした作品だったように思います。
要素を抽出すると本当にただの恋愛映画なんですよね。生物としては結ばれない二人がいて、別れて、それぞれ別の相手と関係を持ったりなどして自分の時間を過ごし、そんな二人を置いていくように時間は流れていくけれど、とうとうこの想いは覆せないことに気付く、という。
最後はとても美しくゾーイが「涙を流す」ことで終わるんですが、ついついアンドロイドやAIの進化で起こりうるホラーやサスペンスあるあるな事件なりなんなりを想像してしまい。お互いを愛し合う心があればきっと大丈夫だということなのかな……。
「MONSTERS 一百三情飛龍侍極」
「兵の魂」を求め旅をする侍・リューマは、竜に襲われた街の唯一の生き残りである少女フレアと出会う。竜の出現に怯える人々は街を守ると宣言した一流剣士・シラノに救いを求めるが……。
「ONE PIECE」と世界観を同じくする物語。少年漫画の読み切りのお手本のようだ。
一匹狼だけど義理人情に厚い主人公。主人公を疑い、別の人間を盲目的に信じているヒロイン。ヒロインをはじめ大勢の人々に支持されているけれど実は裏の顔がある敵役。リューマを信じてくれ、みんな目を覚ませとはらはらするし、リューマがシラノたちをぶっ飛ばして街を守る展開は熱い。最後の「ONE PIECE」との繋がりを見せてくれるところも含めて、短編らしいまとまったよい作品だなあと思いました。
「兵の魂」を求め旅をする侍・リューマは、竜に襲われた街の唯一の生き残りである少女フレアと出会う。竜の出現に怯える人々は街を守ると宣言した一流剣士・シラノに救いを求めるが……。
「ONE PIECE」と世界観を同じくする物語。少年漫画の読み切りのお手本のようだ。
一匹狼だけど義理人情に厚い主人公。主人公を疑い、別の人間を盲目的に信じているヒロイン。ヒロインをはじめ大勢の人々に支持されているけれど実は裏の顔がある敵役。リューマを信じてくれ、みんな目を覚ませとはらはらするし、リューマがシラノたちをぶっ飛ばして街を守る展開は熱い。最後の「ONE PIECE」との繋がりを見せてくれるところも含めて、短編らしいまとまったよい作品だなあと思いました。

ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた宮本大は、高校の卒業と同時に上京し、同級生だった玉田俊二のアパートに転がり込む。そしてある日訪れたライブハウスで、凄腕のピアニストである沢辺雪祈と出会う。才能を持つ大、幼い頃からの積み重ねのある雪祈、初心者の玉田は、やがてJASSを結成し、日本のジャスシーンに躍り出るが……。
ジャズの世界で生きる三人の音楽作品。原作は未読。
才能を秘めた者、生まれつき音楽の世界にいた者、初めてその世界に飛び込む者、それぞれのドラマが絶妙。
特に雪祈がな……。その自惚れは仕方のないものだとしても、その後が……。だからこそライブシーンが本当に、本当によかった。めちゃくちゃ泣いた。
しかしやはり表現者の世界は最後に運があるかどうかなんだろうな。そう思うと胸が苦しくなった。

空が飛びたいと翼を自作し、ドラえもんと練習していたのび太は、飼っているカナリアを追いかけてきたしずかを手伝うことに。すると空の黒い穴から空飛ぶ乗り物が現れ、タケコプターを使っていたのび太と衝突、落下してしまう。この乗り手は鳥人の世界バードピアの少年グースケで、空を飛べないために飛行自転車を操っていたという。壊れてしまった乗り物を修理するのに協力することになったドラえもんたちだが、ジャイアンやスネ夫がグースケとともにバードピアに行ってしまったのを追いかけることに……。
2001年公開。始まりが、干ばつや、タンカー事故による原油の流出などで、鳥たちが一夜に消えるという奇妙な出来事の報道というところに、ドラえもん映画らしい子どもたちへ向けた啓蒙を感じる。この頃って確か九州沖縄サミットの時期じゃなかったかな、と思ったら2000年のことでしたか。
お馴染みの、人間に敵意を持つ者がいて、一方でのび太たちに協力してくれる人がいて、のび太たち以外の主軸となるゲストキャラの主人公枠がいて、もっと強大な敵が最後に現れて……という展開。なるほどいつものだな、と思って見ました。

とにかく、あじフライだ。この下世話さがいいんだなあ——。志ん生が愛した〈酒かけ天丼〉、紀伊から届いた衝撃のシカ肉。赤坂で本場のソルロンタンを想い、パリではキャロット・ラペをしみじみ噛みしめる。古今東西を駆け巡る、美味なるエッセイ78篇が文庫オリジナルで登場! 安西水丸画伯との最後の饗宴です。解説・戌井昭人(裏表紙より)
作ったり、食べに行ったり、誰かの食べる話を聞いたり、という食べ物にまつわるエッセイ。食べ物が好きな人の周りには食べることが好きな人が集まるのかなあと思う。
珍しいなあと思ったのが、パリに行った話があるのにそこで食べたものの話が多くないこと。現地のものがどうこうというより、自分の口に合ったものや長年食べていて舌に馴染んだものをしみじみと思い返す感じなんだろうか。食への興味ってそういうのもあるのかあと思った。
読んでいて作ってみたくなったのが塩豆腐。めちゃくちゃ美味しそう。そろそろ暑くなってきたし作ってみようかな。

当代の王である鳴矢が、歴代の王たちを招いて開催する月見の宴。数々の黒い噂と死の影がつきまとう第六十五代の王・繁三実も宴に参加すると聞いて、淡雪は不安を抱く。
迎えた当日、三実は予告もなく、鳴矢の次の王とされている銀天麿を連れてやってきた。表面上は和やかに進む月見の宴。だが、その裏では恐ろしい計画が実行されようとしていて——!?
百年前に祝の長が聞いた神の声について、調べを進めていた鳴矢と淡雪。ふたりが目の当たりにすることになった恐ろしい真実とは。八家に隠された謎を描く、王宮ファンタジー第六弾!(裏表紙より)
色々、あかーん! になってきた第六巻。そういうことなんじゃないかなあとうっすら思っていたらラストで本当にそうなってしまって頭を抱えてしまった。
まず本当に香野と真照が離反するフラグがびんびん。また最後に登場した銀天麿と三実が何をしでかすか予想がつかない。怖すぎる。
淡雪が力のことを明かす展開は、きっと鳴矢が王だからだったんだろうなあと思うとほろりときました。よくも悪くもトップによって下の者の雰囲気や空気感も変わるから。鳴矢と夫婦になれて本当によかったね……。
味方になってくれそうな人たちもちらほら出てき始めたので、なんとなく、この国を救うのは八家の人間が力を合わせて何かをすることになりそうな気もする。鳴矢も淡雪も頑張ってほしい。本当に頑張ってほしい。