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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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おっとりした気弱な女子高生の坂口亜梨子はお隣の小学生の小林輪に毎日のように揶揄われて泣く毎日。ある日同級生の小椋迅八と錦織一成が親密にしている現場を目撃したが、話を聞いてみると二人は同じ夢を見るのだという。それはやがて遠い前世と今世に至る事件と、未来へと繋がっていき……

原作既読。このOVAは原作の最後まで描いていないものの、やっぱりこの話はすごく綿密な人間関係を描いて構築されているんだなあと感じました。歌がキーワードなので、エンディングがすごく幻想的でいいんですよねえ。
改めて見ると、木蓮=亜梨子が地球に愛されているのがすごくよくわかって涙が出る、と同時に遺言なり思い出なり紫苑へのあれそれがもう本当に、ひどい女だなあと。そこまで愛されていて自ら死なないでって、遠い未来で会うためとはいえ本当にひどい遺言だ。
そしてこの年齢になるとラズロとキャーのエピソードに泣くんですよ。ラズロの気持ちがすごく身近に感じられて。不幸しか知らない、当たり前に持つべきものを持たず、けれど優秀でどこまでも哀れな子どもに、幸せになるための術を教えてやりたいと思ったんだよなあと号泣。幸せにするんじゃなくて、その方法を学んで生きていってほしかった、それだけなんだよ……。そして紫苑も、ラズロとキャーのもとでならそうなれるかもと思った矢先に……。
久しく触れていなかったのですが久しぶりに読み返したくなりました。
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俺は知っている、この世界がBL漫画の世界であることを……。周囲はBLのお約束ばかり、すぐ同性カップルが誕生するけれど自分はモブゆえ何の心配もない。モブ主人公の枠は絶対に回避すると決めて、知識を総動員してフラグを回避するモブの行方はいかに。

だいぶと色物だなと思いながら見ていたら、想像以上にツッコミが楽しくてすぐ完走してしまった。
BLのお約束をモブの立場で見ながら、フラグの気配を感じたらすぐに対処して回避するという、ある意味前世の知識でチートするみたいな話。BLあるあるも面白いし、お約束展開に「常識的に考えて」みたいに突っ込むの、わかりみが深すぎて吹いた。
しかし最後の展開にはびっくりしてしまった。同性愛が普通に認められている世界なんだから好意を持ったのが同性でもなんら不思議ではないよなあ。
調べてみると第2シーズン放送決定とのことで、ちょっと楽しみになってきた。
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教師を目指す大学生ソラ。一流商社で働く帰国子女ミレ。夢を追うために働くフリーターのレイカ。年齢も肩書きも住むところも異なる三人が出会ったのは鎌倉の洋館で、アニメ「おジャ魔女どれみ」のファンである共通点があった。意気投合した三人は連絡先を交換し、聖地巡礼と称してアニメゆかりの地を巡るようになるが、三人はそれぞれに壁にぶつかっている最中でもあった。

幼少期に見ていた、そしていまも大好きな作品が「大人」になっても私たちを救う。
そうした「物語の力」を描いた作品で、ああすごく愛おしいなと思いました。これは多分、作り手たちが夢見る世界の出来事だ。
「おジャ魔女どれみ」が好き。けれど普通の大学生、社会人、フリーター。大いに悩み、現実にぶつかり、夢を叶えたいけれどどうにもできずもがく。みんな身に覚えがあるし、いまもどこかでこんな人たちがいるんだと思う。けれど一人で悩むしかなかったことも「好き」の気持ちで繋がった仲間が助けてくれる。すごく奇跡的で、すごくリアル。同好の士がいることで救われること、いっぱいある。
素敵な作品でした。時を経て、当時のスタッフさんたちがまだ作品を作ってくれて、本当に嬉しい。ありがとうございました!
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ジャンヌ・ダルクの生まれ変わりである日下部まろんは、聖天使を目指すフィンとともに美しいものに取り付く悪魔を封じる怪盗をしている。突然現れたシンドバッドを名乗る怪盗はそれを邪魔する好敵手でもあった。しかし普段は新体操の得意な普通の高校生で、幼馴染で刑事の娘の都と、ある日引っ越してきたプレイボーイの稚空と騒がしい毎日を送っている。使命と恋、そして天界の秘密に巻き込まれていくまろんは、自らの心と向き合い……。

原作は既読。アニメも、本放送時見られるときには見ていた覚えがあります(一期オープニングを普通に覚えていて自分の記憶力にびっくり)。
途中から月刊連載の原作が追いつかなくなったからかオリジナル展開。しかしアニメを見ていると、すれ違いの多さや登場人物の鈍さ、距離感に「いやちょっと気付け!?」みたいなところが多くて笑ってしまった。原作はもうちょっと大人向けだったからなあ。
アニメの何がときめいたかって、ジャンヌ・ダルクの髪の色でした……なんで? って自分でも思いました。この作品のイメージがくるくる金髪の怪盗ジャンヌのイメージが強かったので、短い銀髪がすごく、すごく素敵だったんですよね!
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数多の計略と戦いを乗り越え、ついにブリタニアに手が届いたルルーシュたち黒の騎士団。兄皇子シュナイゼルの策略に飲まれながら、自らなすべきことと向き合うルルーシュの前に立ち塞がったのは唯一無二の妹ナナリーだった。皇帝と母の死の謎、C.C.の望みが、やがてルルーシュとスザクに大いなる決断のときを告げる。

シャーリーが! 生き残った!!
いやでもルルーシュとしてはもう絶対後戻りできないという覚悟を決める点ではシャーリーの死は必要だったと思うので、映画版の改変はちょっと残念なような……と思いながらもしかして次の映画の伏線か? と思ったり。
テレビシリーズでは怒涛の畳み掛けだった戦いも、改めて見ると、ナナリーは本当にルルーシュによく似ていたんだなあ……と切なくなりました。なんだろう、彼ら二人とも、生きることを許されて生きていたから次の世界のためにはこの命を返さなくては、みたいなところがあるような気がして。ナナリーは真実を知らなくても、次の世界に自分がいるのは危険だと思っていたのかも、とか。本当に、わかりづらいけれど優しい兄妹だ。
皇帝ルルーシュの終焉は、やっぱり泣いてしまった。ナナリーの悲痛な叫び、あなたさえいればいいという思いは多分彼女も同じだったんだろうなあ。そして多分、どんなに憎んでいても命が終わるときには愛が残るんだよ、きっと。
というわけで復活のルルーシュを見る準備は整った! 見るぞー!!
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反ブリタニアを掲げる日本人たちを黒の騎士団とし率いて復讐を果たそうとするゼロことルルーシュ。一方スザクは皇女ユーフェミアの騎士として差別を受けながらも戦っていた。しかしルルーシュのギアスが暴走し、ユーフェミアに虐殺を命じてしまったことで、二人の関係は決定的に壊れてしまう。やがて敗北を喫したルルーシュは記憶を封じられてしまい……。

一期後半から二期前半までかな? ユフィ……何度見ても辛い……。
かなりざくざくっと話を端折ってあり、これ一本として見るならまとまっていていいと思うんですが、コードギアスの良さはやはりテレビシリーズで、毎回毎回「これどうなるの!?」と叫びながら見ることだと感じるんですよね。
ユフィの惨劇はあるものの、ここではやはり騎士スザクと皇女ユーフェミアの関係性にときめきっぱなしなのでした。そして後半になって際立つユフィの人間としての善性。あの皇族たちの中で本当に、世間知らずなところはあるものの本当に、誠実で優しい人なんだよな。ナナリーと気が合ったのもよくわかる。
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 小玉の片腕だった復卿が戦死し、それぞれがその存在の大きさを感じていた。そんな中、文林が「俺のせいだ」と言った波紋は広がり、小玉の胸に泥のような澱を残す。
 しかし都に戻った小玉には、つかの間の平和な時間が訪れていた。家族の時間を大切にし、文林とけんかをしながら書類仕事に明け暮れ、ある運命の出会いを果たす。しかしそれは、嵐の前の静けさに過ぎなかった……。
 かつて明慧が「いずれ小玉を窮地に陥れるだろう」と予想した文林が片腕となり、小玉はさらなる高みへと上っていく——。(裏表紙より)

カクヨム連載で、本編の前日譚だからか人物の掘り下げが多くて話はほとんど進まず。戦後処理と、思いがけない上官の死、その結果関将軍が誕生するという零幕の第五巻。
中華風の国の内政、軍にまつわるしがらみや一般人の生活などを読むのはとても面白くはあるんだけれど、話が進まないのは残念。必要な話ではあると思うんだけど、本編の印象が強いので将軍から皇后に上り詰めて第一巻、を早く読みたいのだ。
ところで表紙のイケメン、右側の人は誰だ!? と思ったんですが明慧なんですね!? うわーかっこいい! 素敵なお姉さん! これは惚れちゃうなあ。
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リィとシェラのバイト先であり、ルウとシェラがその腕前に驚嘆する料理人テオの店「テオドール・ダナー」。ここが、店の誰も知らないうちにしばらく休業に入り、しかも、その休業期間中は別の場所でなぜかひっそりと営業するらしい???
最大の問題は、料理以外がすべて壊滅的に不自由な店主の存在である。テオの息子ヨハンは早々に意思疎通を諦め、あの父と会話が成立する奇跡的な人物を呼び寄せるという荒技を発揮させる。もちろん、かのリィ、シェラ、ルウがこんな楽しそうなことに参加しないわけはなく……。
かくして、期間限定の秘密のレストランが開店する!(裏表紙より)

デル戦を読んだら天使が読みたくなった。
料理以外は壊滅的な人物であるテオドールとレストラン関係者が、再び預言者のような亡き妻アンナの指示で、店の建て替えの間、別のところで腕を振るう。
料理の神様に振り回される人たちの叫びが本当に面白い。あと消えるホットドッグは笑った。ないんだけど、って食べたんでしょ爆笑。口絵、どういう意味かと思ったらそれかあ笑
一冊で終わりませんでした、前後編ですとあとがきにありましたが、その後編も前後編なんだよなあ。怪獣夫婦も出てくるかな?
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リィは再び訪れるはずのないデルフィニアの地に降り立った——『紅蓮の夢』で語られたのは王国の圧倒的危機を覆した戦女神の活躍。勝利の後、リィはコーラルに五日間だけ滞在した。戦場から帰還した大切な人を出迎える”残された人々”を中心に、その短くも濃密な日々が綴られた連作短編集。(裏表紙より)

再読。以前は版が違うもので読みました。
再びデルフィニアに降臨したリィ、シェラ、ルウと、レティシア、ヴァンツァーがかつての世界を垣間見るボーナストラック的番外編。デル戦の主要人物たちのお子様たちが大きくなっていて、当時のことを知らずに動揺したりなんだりするのが見ていて楽しい。
やっぱり好きなのはシャルロッテ王女とルウのやりとり。かわいい。素敵。
ポーラの戴冠式は何度読んでも幸せなため息。ポーラはもちろんウォルやデルフィニアの人たちが多くの人に愛される人柄だからこそ、この戴冠式になるんだよなあ。
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能登の事件を解決し、東京への帰路についた一行は、道に迷ってひょんなことから山に囲まれたダム湖にたどり着いてしまう。「オフィスは戻り次第、閉鎖する」ナルの突然のSPR閉鎖宣言に戸惑う麻衣たちは、急遽、湖近くのバンガローに滞在することに。そこへ舞い込んだ、廃校になった小学校の調査依頼。幽霊が出るという校舎には恐るべき罠が仕掛けられていた――。すべての謎が明らかにされる最終巻。驚愕の真実とは!(裏表紙より)

うおおお!? な真相と、やっぱり……な真相と、ほろりしんみりとした各々の繋がりが見られたシリーズ最終巻。
タイミングがなくてこのシリーズは読んでいなかったのですが、リライトそして文庫版が出たのをきっかけに読みましたが、面白すぎてページをめくる手が止まらなかった。
麻衣が見る夢のナル、あまりに性格が違いすぎて本人じゃないんだろうと思っていたんですが、その正体が決して安易な設定じゃなく心霊や超常現象をテーマにした本作の内容に即したもので、ただただ脱帽。
学校に始まり学校に終わったシリーズで、麻衣の成長が著しく見られたのもこの第七巻。麻衣らしい、普通の人の感性で霊に寄り添って浄霊する展開、なんだかよくわからない涙がいっぱい出てしまった。そして渋谷サイキックリサーチに集った個性的な面々に告げる正直な気持ちや、ナルへの叱責、ああもう大人になったんだなあと思って嬉しく見守りました。
今後も続きそうだけれど、一応は出たけれどシリーズ中断なんですよね。何らかの形で読みたい。本当に面白かった。
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Author:月子
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