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輪るピングドラム 中
事故に遭った晶馬。ピングドラムとおぼしき日記の半分は何者かに奪われしまった。更にもう半分も、人質となった晶馬と交換してしまう。ピングドラムを求める別の勢力の存在。多蕗とゆり夫婦の過去。冠馬と関係する真砂子。日記の本来の持ち主、苹果の姉・桃果と、高倉兄弟を翻弄する渡瀬眞悧。高倉家の人間は罰を受け、幸せになってはいけないのだと晶馬は言った。

中巻。晶馬の事故から、多蕗との事件まで。
この中でみんな過去に縛られて動けないでいるけれど、それでもあがき苦しむ晶馬の存在と、運命を受け入れて未来へ進もうとする苹果の成長ぶりが、とてもいいなあ。完璧な家族を演出しながら、罰を受けるべきだと言う晶馬がつらい。
ピングドラムに関わる人たちが語る、荻野目桃果という人はどんな人だったのか気になる。あまりにも彼らを救いすぎてる。彼女がどうしてそんなことができるんだろう。
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