読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

2007年11月30日発行。この辺りのテレビ番組を見ながら、考えたこと、感じたことを書き綴ったエッセイ集。
テレビを見ながらこうだよねーと喋っている感じだった。
私は人に対してあれこれ言うのが嫌いなので時々そんなこと言わないでと思ったけれど、テレビ番組が分かる人ならきっと面白い。ダウンタウンDXとか、ウルルンとか、踊る!さんま御殿とか、リンカーン、その時放映していたドラマ。ただ良いことばっかり言っているわけじゃないので注意が必要。
ページごとにいっぱい散っている似顔絵が面白い。そううまいとは言い切れないのに、すごく似ている。
『「新日曜美術館」姜尚中とデューラー』より姜さんの言葉。
「(略)やっぱり世界に対する信頼を失わなかったと思うんです。僕を支えているものは信仰とは違う。人から愛されたっていうことでしょうかね。人から愛されていたということがあるとどこかで自分を肯定できるんですね。自分を肯定できると世界も肯定できる。(略)」
なんかこの言葉が好きだったんだー。
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日記本はあんまり読まないので、新鮮。日常のあるあるがあって面白い!
バレンタインデーがあのように血を見る女祭りだとは知らなかった。
「ヘフティのチョコレート 3000円」
何故かツボにはまった。続けざまに押し退けられた所為で何かがキレかけて香水女を突き飛ばし「この3000円のください!」と叫ぶ様が浮かんで吹いた。
「空白 330円」は待ち合わせに関しての話。20分前に来ないと安心しないらしい角田さん。でも待たせても待っても気にしない人種というものはいるらしいという。
思い出したのは、小学校の時ある友達と「1時に待ち合わせな」と言って、10分前に行ったのに1時を過ぎてもその子が来ず、遊びに行く友達の家に先に行こうと行ってみると、待ち合わせしていた子がすでにそこにいたという思い出。それから次にその子と待ち合わせした時、20分前に行ったのにやっぱり来ず、やっぱり友達の家に行ってみるとその子がいて、という思い出。あの子は一体何がしたかったのか聞けず終いだった。

良いラストだった……本当に。
半分から終わりへ書けて走り始めるラストの盛り上がりは異常。それぞれに世界の終わりへと立ち向かう様、ソラが賭けをしようという辺りは切なくなってきた。ソラが微笑んでいるのが分かって、泣けた。
それでもそれで終わらないのがすごいところ。西方貴族が出てきた辺りはまだあるの!? とちょっとびっくりした。ウゴルもまだ出て来たし、終わるの!? 終わるの!? みたいな緊張があって面白かった。
バシュラールとシュナルも落ち着いて、普通の愛の言葉で終わらないところがお似合いだなという感じ。
本当に良いラストだった。いつかそれが伝説になる、という、ずっと世界が続いて行くであろう希望がきらきらと輝いていて、世界を真実愛している誰かがこの世にいるということは、本当に代え難い光なんだと思った。
密かに主要が揃っている表紙にほろり。
良い本に巡り会えた。小冊子欲しかったよー!!

抱きしめられていて、そうしていると楽? と聞いたら楽だと答えられたから、それなら嫌じゃない。そういうミリアンの優しさが可愛い可愛い可愛い! 「…………殺していい?」ってそのままだと病んでるっぽいけど、ここまで読んでいるとミリアンは純粋な感情から言ってるんだよな。続く台詞がたどたどしくて可愛い。
バシュラールとラングレーの関係性がかっこいいなあ! 補ってやればいい、と思えるバシュラールの器の大きさ。
宮殿に恐ろしいものがあるっていうこの状況にひどく悶える。
綺麗なところへ行く、というリュリュは若い。眩しい。きゃーってなるほど青い。でもそれが良い。
シュナルー!! なんていい女だ。ごろごろする。「ありがとう、愛しているわ。——さようなら」っていい女の台詞過ぎる。
ソラ、と呼ぶと去り行こうとするソラは振り向いた。この無垢で何もないと笑っている子どものような詩人が人間の最初であるとカナギは知ったわけで。
誰かソラを助けて、という終わり方。ラストは目前。

カナギが、ソラは『何』だったか、とバシュラールに聞かれて、「あんな奴、ただの他人だ!!」と言い切るのが良い。仲間とか、家族とか、そういう風に言うよりもずっと信じていられる。他人の為に命懸けになるって言い切るカナギが格好良かった。ちょっと自棄になってるっぽかったけど。
光魔法教会で着替える時の挿絵のカナギにうっかりときめいた。なんだあの美形は……。そしてミリアン可愛い。
ミリアンが「何の力もない」って泣くところはきゅうんとした。そしてカナギ。「寒いのか?」って、カナギーーー!!!!! みたいな。
ウーチェレットとの戦いも良かった。バシュラールとシュナルも良い感じだった。そしてソラがえらいことになってしまった。
「俺は神じゃない。言葉ですべての片がつくとも思わない。ただし、ときにひとはひとを救うことがある。祈れ、ウーチェレット。きっと今だけは、お前にも真実が見える」

口移しからこれはやばいと思っていたんだけれど、ラストの自覚した思いに悶えた。それぞれみんな臆病で、必死に手探りしながら生きようと前に進もうとする姿が感動する。カナギが、もう一度誰かを深く愛するって、じんわりくる。
詩人が好きなんだ、と思い込んでいるカナギにこいつは! と思った。なんか誰かに似ている。誰かの作品で読んだ位置関係だなと思ったけれどこの時点で思い出せない。
リュリュが良いキャラだ。前巻から登場のラングレーは意外と悪い人っぽい。
バシュラールとシュナルの関係も良い感じになってきて転がった。髪に口づけとか、遊びっぽいのにどこか本気が漂っているとか、ときめきがすごい。ぐーんって上がったぐーんって。

重いSF。読んだ感想は「深い」だった。戦争物らしい戦闘はあるものの、焦点が「人間とは」に当てられているからか、存在関係(人間関係ではない)を深く書いた作品のように思った。
零が冷たいように思われながらも、とても人間らしいと感じた。言語がFAF語という形で変化するほどの戦場で、彼という人間、FAFに所属する、地球では屑という烙印を押され他者を顧みなくなる人々は、「戦場の中の人類」という新しい人類だと思う。そもそも、「人間は必要か」という自分の存在意義を問いかける生き物は人類くらいしかいないように思う。
戦闘は、零が見続けるだけという任務にある為か、素っ気ない。ただ彼自身が戦いの中に飛び込むと、あっというほどの力強さで文章が進んだと思う。ただ戦闘機の構造が分からないので、セントラル・エアデータ・コンピュータなんて言われても分からないのです……。
「フェアリィ・冬」が一番恐ろしく面白かった。コンピューターに向かってブッカー少佐が問いかけるシーンがぞくぞくした。人間と機械のどうしても何があっても相容れないような対立と攻防というのがこわ面白い。