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七姫物語〈第4章〉夏草話 (電撃文庫)
 七人の宮姫が立つ世界、東和の地。
 七宮の称号を持つ空澄姫は対立していた三宮常磐姫と会談し、その和解を人々に示した。だが、各勢力との対立はまだ続く。
 そんな最中、空姫と呼ばれる少女は、市井の少女カラスミとして、ツヅミの街に立っていた。そこはかつて、琥珀色の姫を掲げていた水都ツヅミ。人々を見上げ、出会い、すれ違い、そして再会し、少女は歩き続ける。そして、その眼差しは探していた光景を見つけ出す——。
 少女カラスミが見つめる世界。
 第9回電撃ゲーム小説大賞〈金賞〉受賞作、待望の第4弾! 七姫物語第四章「夏草話」開幕。(カバーより)

見つけたら読むようにしている。発行ペースがとても遅い。今のところ五章まで出ているらしい。
カラが見つめる世界、ということからか文章がとても幼い。そして短い。その辺りが今回久しぶりに高野さんの文章を読んでなんだか違和感だった。世界感はとても好き。対立したり和解する七人の姫君という人物は魅力的だし、物語が少しずつ動いているのも、思惑が絡み合う群像劇で楽しい。でも文章をもっと濃くしてほしいかなと思う。なんだかじりじりするんだ、カラとヒカゲをもっと大人に!
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