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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚の前に身代わり解消!?- (ビーズログ文庫)
シレイネ姫の身代わりとして毒龍公クロウに嫁いだド庶民フェルだが、旅先でうっかりクロウへの恋心を自覚。んなバカな! と自分を戒めるけれど、むしろ想いは育つばかり……。城の帰るまでに彼を嫌いになる、と決めたところで、突然狼の群れに襲われた! クロウ負傷の報せに、思わず飛び出したフェルの前に現れたのは——ウソ、本物のシレイネ様!? ニセ新婚生活、強制終了(?)の第4弾!(裏表紙より)

ついに恋心を自覚したフェル。ティカルの事件後、帰城しようとするフェルたちは襲撃に遭い、フェルはシレイネと再会、入れ替わることに。
ああどうしよう離れ離れになるの!? とはらはらしたんですが、そこはフェル、フェルらしい方法で戻ってきてくれて、よかったあ。
クロウとシレイネの対決はどきどきで、何が隠れているんだろうなあとまだまだ謎。セタンタ王もガウェイン先生と一緒に動き出すのかな。しかしまっすぐなフェルを除いて、みんな腹に一物抱えている状況で「ワルプルギスの夜に」と思っているのは、ちょっと怖いな。
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(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?- (ビーズログ文庫)
「新婚旅行に行かないか?」——とある事情で身代わり花嫁中のフェルに、突然鬼畜な策略家の旦那様・クロウが言い出した。彼とは離婚大前提の(仮)結婚なのに冗談じゃない! と抵抗するフェルだったが、どうやら旅先にはクロウの“陰惨な過去”が関与しているらしい。仕方なくラブラブ夫婦を装うフェルにさらに襲いかかったのは……げっ、旦那様と同じ寝台!? フェルのニセ新婚生活第3弾!(裏表紙より)

新婚旅行と称して、呪毒を流していると思われるとある一族を訪問することになったフェルとクロウ。結婚おめでとうと祝福される二人は夫婦のふりをした結果、同じベッドで寝ることに。そして前巻から匂わされていたクロウの過去が明かされ、振り切ったような変人で超有能な兄皇太子が登場。最後にはフェルの気持ちもはっきりし……と読み終わってみれば盛りだくさんだし転機の巻でした。
ともかく「お手洗いは、どこですかぁ——ッ!!」がお腹痛くなるほど笑いました。最高でした。
フェルの出自に気付いているセタンタ王と謎の行動を起こすシレイネ姫、妖精の伝承なども関わり、ここからどうなるんだ……?
(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できなきゃ大戦争!?- (ビーズログ文庫)
離婚することを前提に、身代わりとして『毒龍公クロウ』に嫁いだフェル。けれど「離婚は絶対にしない」とクロウに断言され、フェルにとっては一大事!! そんな彼女にクロウは、「勝ったら離婚してもいい」とある賭けを持ちかけた。こうなりゃ勝って、めでたく離婚! と張り切るフェルだったが、さらなる問題が!! えっ、あと一週間で離婚できないと戦……争!? フェルのニセ新婚生活、第2弾!(裏表紙より)

身代わりとして嫁いだフェル。その身代わりに気付きながら、本当はシレイネ姫ではなく、シレイネ姫の姿をした彼女(つまりフェル)が欲しいと一巻最後の小話で明かしたクロウですが、今回は完全にフェルをロックオンしたクロウに泳がされながら、いかに離婚を取り付けるかという攻防のお話。
だいぶとファンタジーな設定が出てきたなあと思ったら、最後。ああやっぱりあなたがやばい感じの人でしたか……。さんざん「フェルがどうしてシレイネに似ているかわからない」という話もしているし、今後もっといろいろ出てきそうで楽しみです。
(仮)花嫁のやんごとなき事情 ~離婚できたら一攫千金!~ (ビーズログ文庫)
病弱な王女の身代わりとして、鬼畜な策略家と噂の敵国の皇子『毒龍公クロウ』に嫁ぐことになったフェルディア。彼女に与えられた使命は、クロウとの“円満”離婚! ……のはずが、いきなり新婚初夜に襲われたあげ句、軟禁されるってどういうこと!? 怒り心頭のフェルは、下町育ちゆえの特技を活かしてクロウを探るが…!? こんな男、絶対離婚してやる! ——フェルのニセ新婚生活、スタート!!(裏表紙より)

もだもだすると噂のシリーズ、ようやく読み始めました。めちゃくちゃ楽しかったです。
ど庶民で守銭奴、いくつものバイトを掛け持ちしてやたらスキルを持っているフェルディアが、王女の身代わりとして嫁ぐけれど、旦那様に当たる皇子はどうも二面性があるようで。いったい本当の彼はどっち? 自分のことをどう思っているの? ともだもだする話なんですが、熱い展開もあってきゅんきゅんしました。
最後に入っている小話の「太陽のように思えたのだ」というところに、クロウの秘められた傷を感じて泣きそうになってしまった。そのシーン、めっちゃくちゃかっこよかったんですよね!!
楽しみに続きを読もう。
禁断の花嫁―兄王に愛されて (ティアラ文庫)
「お前こそが本当の花嫁だ」中華の覇王・祥紀とその妹叔雪。支配欲に満ちた兄王は妹の唇を奪い、甘い囁きで心まで虜にする。禁じられた愛だからこそ感じる、底知れぬ愉悦。淫らな関係に溺れ、絶対に離れられないと信じる叔雪に隣国の王太子が現れ求婚を! 優しい彼との交流で初めて知る純愛。しかし策略に長けた兄は妹への独占欲を剥き出しに、逃れられない罠を仕掛けていた!?(裏表紙より)

内容紹介がほぼ本文。
近親相姦、兄妹ものです。幼くして兄に恋情(と呼ぶには少々淫靡)を抱いていた淑雪。成人となる十六歳になったその日、離れて暮らしていた兄と対面してから、狂おしい思いを抱くようになる。そしてついに、兄嫁の名を騙って寝所に忍び込み……。
だいぶと濃厚で、お話もかなり血生臭く、もろとも破滅に落ちていくような兄妹です。雰囲気がどっしりしていて読み応えがありました。
紅霞後宮物語 第七幕 (富士見L文庫)
 寛と康、二国との戦いを強いられることになった小玉。寛の鍛え上げられた軍を相手に、勝機をどう捉えるか……。
 そんな小玉のもとに、康の密使がやってくる。密使は親征級の兵力を率いている小玉に、皇帝——つまり文林を倒し、女帝となるよう勧めにきたのだった。
「その者を捕らえよ! わたくしの大義は、大家とわたくしの子らのためにある!」
 自分たち夫婦を侮辱する者は許さない。これが、あたしたち夫婦の形だ——。文林の妻として、小玉は激動の戦場を駆ける!(裏表紙より)

戦場に出た小玉。相手の出方を伺い、戦っていたものの、大事な人を失い、自らも負傷し動けなくなってしまう。一方宮城では、司馬淑妃が姦通罪で牢に繋がれる。これに暗躍したのは、彼女の息子で。
この巻のまとめを読む感じだと、もうだいぶと小玉の物語が終わりの方に来ているのかなあと思いました。ここからどんどんいろんな人が脱落するんじゃないだろうかと思うと、怖い。
プリンセス・レッスンはルビーのお城で (コバルト文庫)
王侯貴族や資産家の令嬢のみが通う全寮制学校「エコール・ドゥ・ブランシュ」。その華やかなパーティの最中に突如、婚約者と名のるアランブール王国の皇太子がソランジュを迎えに来た! しかも皇太子は、かつてルームメイトだった女装男子…ソランジュが密かに想いを寄せていたアレクシスだった! ソランジュは王女として王国に向かうことになるのだが…嘘と秘密のラブロマンス、第2弾!(裏表紙より)

前後編の後編。16歳になったソランジュは、アレクザンドラとの関わりの中で他人との距離の取り方を知り、自分らしく生きることを始められるようになった。新しい友人もでき、パーティを楽しもうとした矢先、婚約者と名乗る王子が迎えに来る。そして明かされたのは、ソランジュの生まれとそれに伴う義務。クリステル公爵家に生まれた娘は、アランブール王国の王を選ぶのだということ!
素晴らしい! めちゃくちゃ少女小説! これでもか!! とロマンティックてんこもりです。堪能しました。
自分という国の王となる、という言葉通りに自分を律しながら考えることを始めたソランジュ。自分は何を、誰を選ぶべきか。それよりも自分の心が本当に望むことは……? と自問自答しながら過去とけじめをつけようとする彼女がかっこいいです。義理の家族の行方を探させたり、公爵に会いに行ったり……。
公爵に会いに行く一連の流れは、わかってはいたんですがやっぱり感動的で、思わず涙が。
問題はまだたくさんあるけれど、仔牛を連れてくるラストは可愛らしくてこれぞ少女小説! と思いました。
p90の一文が好きすぎる。プリンセスもののはずなのに、ここにいるのは等身大の女の子でしかない。
 でもラウール、あなたは知らないでしょう。わたしは学校の食堂のミートボールが好きで、屋根の上でひとりでランチを摂るのが好きで、履き古したローファーを愛する女の子なのよ。
薔薇色プリンセス・レッスン (コバルト文庫)
世界各国の王族や貴族、資産家の女子のみが通う全寮制学校「エコール・ドゥ・ブランシュ」。ソランジュは、華やかな学校にどこか馴染めず、ひっそりと学校生活を送っていた。しかし美しく自由奔放な転入生アレクザンドラがソランジュの同室となったその日から、日々の平穏は破られる。反発し合いながら、惹かれ合う二人…これは友情?それとも…!?しかし驚くべき事実が明らかになり!?(裏表紙より)

前後編の前編。
とある理由から貧しい夫婦に育てられたソランジュ。母親から疎んじられた彼女は日常的に虐待を受け、いつも空腹で汚れていた。心の頼りは、ふらりとやってくる画家の老人。ある日ついに殺されそうになったソランジュだったが、奇跡のような救い手が現れて。
そして8歳になったソランジュは、全寮制学校で14歳になった。自らの本当の素性を知らないまま、助けてくれた彼の言う「薔薇」になるために。
不遇すぎる女の子が本物のプリンセスになるまでのお話で、冒頭の虐待的な日常が辛くて仕方がない。傷付いた彼女が全寮制お嬢様学校で誰とも関わらずに過ごしていたところに、魅力的なクラスメートがやってきて、彼女の日々がゆっくりと色を変えていく。おおー素晴らしい! めちゃくちゃ少女小説! しかもその女の子は実は……という美味しいところもあります。
ソランジュの運命が劇的に変わり始めたところで前編はおしまい。
この話めちゃくちゃ好きなんですが、タイトルと表紙絵をもう少し変えた方がよかったのではないかなあという気がします。ピンクと花でぶりぶりにするよりもシックに整えて、後編でぱあっと明るい色を使ってほしかった。前編と後編、どっちも似たような印象の表紙なんですよね。もったいない……。
花狩のロゼ 歌姫は薔薇を殺す (ビーズログ文庫)
「何度だって君に会いにくる——」少年・クロードが初恋の女の子ロゼと交わした約束は、花が人を喰う“花嵐”によって引き裂かれた! ロゼがいなくなって5年。クロードは、18歳の可憐な美女に成長。実はロゼを奪った花を狩る“歌姫”になるため、女の子として楽院に通っていたのだ!! そんな彼(彼女!?)の前に、少女と見紛う“舞手”の少年・ノワールが現れる。出会い頭に彼に殺されかけたクロードとノワールの仲は最悪! しかも、ノワールにはある秘密が…!? 複雑、厄介に面倒臭く“恋の花”が絡み合う!!(裏表紙より)

何故続きが出ないんだという感想を当時あちこちで見かけた覚えがあるんですが、これは何故続きが出ないんだと思っても仕方がない。女装男子と男装女子のじれじれファンタジーです。
思いを通じあわせた初恋の少女ロゼを薔薇によって失ったクロードは、自らに花を殺す歌姫の才能があることを知り、親友の作った薬で十四歳の身体に時間を巻き戻して女装、歌姫と舞手の集まる楽院で歌姫になるための修行をすることになる。
花を殺す、歌姫と舞手、楽院生活、それぞれの有能な親友、ふたりのすれ違いなど美味しい要素がたっぷり詰まっていてもっと読みたいなあと思いました。男のクロードがちゃんとかっこいいのがずるい……!
紅霞後宮物語 第零幕 二、運命の胎動 (富士見L文庫)
 軍人として生きる覚悟を決めた小玉は異例の速度で昇進し、二十歳にして校尉となっていた。相変わらず男運はないものの、明慧を筆頭に仲間や上官にも恵まれ、職務に邁進していた。
 そんな小玉のもとに、新しい部下が配属される。眉目秀麗にして武科挙に合格した英才。叩き上げの自分と真逆をいく三歳年下の美しい男・周文林を見た瞬間、小玉は思った。
「絶対そりが合わない——」
 その予感通り、小玉と文林はなにかと衝突を繰り返し——?
 小玉と文林、出逢いの物語。(裏表紙より)

ついに出た未来の夫で皇帝陛下。まだまだ青くて生真面目がすぎる文林です。これが暴力的に有能でキレキレのひどい男になるかと思うと楽しみですね。
明慧とのエピソードに筆が割かれているのは、本編のことがあったからかな。ほのぼのとしつつ、ふたりの友情に心暖まりつつ、最後に切なくなる。他の人たちの死もつらい。本の最後の最後にぶっこんでくるの痛くて苦しい。どんどん国が傾いでいって、文林や小玉の時代になるんですよね……。そこに到るまでどのくらいの犠牲や戦いがあったんだろう。次が楽しみでいて怖いです。
Profile
Author:月子
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