読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
敵国の皇子クロウと“円満離婚"するため、絶賛身代わり花嫁中のフェルディア。仕事に厳しくお金に甘い残念脳勤少女だが、本当は不器用で泣き虫だった!? 養い親ガウェインと彼女の絆を描く過去編のほか、フェルとクロウの離婚バトル【お忍びデート編】など爆笑必至の短編が満載! さらに、山下ナナオ先生渾身の激甘描き下ろし漫画やイラストも盛りだくさんのファン必見スペシャルブック♪(裏表紙より)
7.5巻? でいいのかな。7巻までの出来事や過去の話の短編や中編などの読み物に加えて、キャラクター紹介やショート漫画も入った番外巻です。
こうして読むとクロウはフェルに激甘だなあ……笑 本編は妖精絡みの事件や謎を追う面が大きいので、何事もなくバカップル夫婦として偽装花嫁をやっているフェルの姿が見られて楽しかった。
最後の挿話、ジルフォード兄上が何か妙なのがたいへん気になります。大丈夫かなお兄様……。
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フェルが偽物だということがクロウにバレていた。短い人生でした!! と混乱するフェルに追い打ちをかけるように、クロウの態度が急変。今まで自分を信じてくれた彼に、これ以上嘘をつきたくないフェルは“偽嫁”白状を決意する。ところがいざ告白、というときにクロウから「神誓を解除したい」と言われてしまい——!? それって、仮嫁とはマジ離婚ってこ……と?
旦那さまからの離婚宣告!? 想いが大迷走の第7弾!(裏表紙より)
クロウがすでにシレイネの偽物としてフェルが来たことを知っていた、というところからの続き。妖精に対抗するための手段を探すため、そして亡くなったパールの痕跡を調べるため、中央教会を訪れたクロウたち。実はその教会にも呪毒の影響が……。
謎を解くための手がかりがいっぱいな第7巻。フェルを狙う人物も接触を図ってきたし、敵陣からのお誘いもきたので、お話は半ばまで来た感じかな?
カイズ猊下が真面目に見えて実はノリのいい人物なんだろうと思ったのでこの先も登場してほしいなあ。ステンドグラスをぶち破ってみたかったと思うなんて、結構悪ガキの面があるよね笑
とある事情で魔女の国・赤の国から故郷に戻った魔女ナナイは、将来のためにひたすら"婚活"中! 努力が実り顔も性格も将来性も抜群の、領主の息子シスの婚約者として家に招かれることに。魔女としても完璧に演じるためには、その事情から一見野獣のような動物学者の幼なじみレイダも連れていかなければならない! ところがシスが行方不明になり——!? 訳ありな2人のお騒がせ婚活ラブ!!(裏表紙より)
世界一の魔女と言われるほどの魔力量を持ちながらも、魔法を使う媒介が「幼なじみのレイダ」という人間であるために、魔法の使用に大いに制限がかかってしまう、出来損ないの魔女であるナナイ。仕方なしに一緒にいるレイダは、面倒臭がりながらもナナイに付き合う。
遠慮のない二人、早く結婚すればいいのに、わかっていないのは二人だけ。結婚するぞ! と意気込んでいるナナイをため息をつきながら見守るレイダ、いい男だけど押しが弱くて、もうちょっと頑張れよー! ナナイは早く気付けよー! ともだもだ。
殺人事件と失踪事件を推理するお話でしたが、軽く読めて楽しかったです。やっぱりそう簡単にはいかないよねー笑
星を見ることが好きなあまり、昼寝癖のある大納言家の姫君・小夜。すると宿曜師・信明の提案で、病弱な彼の息子と入れ替わり、女人禁制の陰陽寮へ入寮することに!「男」と偽るも、星が学べることを喜ぶ小夜だったが、ついお使い途中に寝てしまい……物の怪憑きと噂される第一皇子に拾われてしまう!しかも専属の宿曜師になれと迫られて——!?(裏表紙より)
とても可愛らしいお話だったなあ。
星が好きで、人の瞳の中に宿る星を見ることができる小夜。皇子に生まれながら凶相と読まれたたため華やかな場所からは遠ざけられている千尋。率直で前向きな星読みをする小夜と、それに励まされた千尋という可愛らしいカップルで、にこにこしてしまう。
宿曜と陰謀を掛け合わされているのが、なるほどなあと面白く読みました。平安時代ならあり得たことかもしれないなあ。
陰陽寮での出来事をもう少し読んでみたい気がしたので(忠行とかめちゃくちゃいいキャラだと思うんですよ!)、このまま仲間内にバレるかバレないかという話も読みたいです。
王太子の妾になる野心を抱いて王都へやってきた没落令嬢のステラは、公爵ヴィンセントから王宮での侍女の仕事を紹介する代わりに、偽の恋人になってほしいと持ちかけられる。彼は破天荒なステラに興味を引かれる一方で、監視するつもりだったのだ。そのもくろみを知りつつ、逆に利用してやると取引にのったステラだったが、思惑とは裏腹に信頼を寄せてくる王太子妃と友情が芽生えてしまい、野望が揺らいでしまう。その上ヴィンセントから恋のアプローチを受けてしまって!?(裏表紙より)
王太子の妾になります、と公言して堂々と王宮で乗り込もうとしたステラ。その野望が潰えかけたそのとき、公爵ヴィンセントと取引をすることに。地味な仕事ぶりが認められて王太子妃の侍女になったけれど、ステラは、ヴィンセントと王太子ジェラルド、妃ディアナの未だ続く三角関係を知り……。
お互いを知っていく過程で願いや夢が変わるという、四人の関係がいいなと思いました。ステラと出会ったことで三角関係が終わり、新しく前へと進むことができた三人。まさしくハッピーエンド。
公妾を狙うステラは、賢くも優しくて立ち回りのうまいいい子で、好感度高かったなあ。ディアナもただものではない感じが好きです。
怪我に倒れた小玉に代わり、戦場では賢恭が軍を率いていた。そして小玉負傷、樹華戦死の報が届いた宸は衝撃に揺れていた。
小玉を思うが故の企みで望まぬ結果を招いてしまった梅花は、自らの命を以て償おうとするが、裏で何かが動いていたのではと疑う文林は、真相を探るよう梅花に命じる。
「小玉が死んだら、お前を殺す。だが、死ぬまでは働いてもらう」
司馬氏の失脚までは上手くいった。その後何故歯車は狂ってしまったのか。梅花は思いがけない闇に真実を見つけてしまい——?(裏表紙より)
第一部完ということで、戦争と司馬氏の失脚、小玉の気持ちに一つの決着がつく第八巻。人はあっけなく死んでしまうものなのだとしながらも、みんな何かしら輝きを持っているよなあと思わされる。
だいぶと視点が入り乱れる前半は、小玉不在もあって結構読みづらかったように思ったのですが、やっぱり小玉が出てくると物語がびしっと引き締まるよなと思ったり。彼女の皇后らしい振る舞いとその裏にある葛藤が、面白いよなあ。
絶対、貴方に求婚させてみせる!! 悪戯好きで魔女と忌み嫌われ、ルブラン王国を追放された王女・エミリエンヌは残忍な氷狼公と悪名高い辺境伯ラファエルに花嫁として召し出されるがすげなく拒絶される。ラファエルを屈服させるため、エミリエンヌは意地でも彼に求婚させると決心し…!?タイムリミットは一ヵ月。求婚したら負け! 極悪公爵VS性悪王女、激辛×激甘ラブバトルのはじまり。
求婚か、死か。からくてあまい恋愛攻防戦!!(裏表紙より)
魔女が忌み嫌われ、直近では同じ赤い髪と緑の目をしていた叔母が火刑に処されたルブラン王国の第三王女エミリエンヌ。最果ての地で永久的に幽閉されるところを、魔法が生きる国ドライデンの女王により、氷狼公の妻となれと言われて。
読み込もうとするとすごく深い話だなあ。人はみんな、常に自分ともう一人の自分を持っていて、それとどう付き合うのか、生きていくのか考えている、というような。魔女として幽閉されて育ったエミリエンヌのたくましさ、その裏にあるいたずら好きという「私を見て・私にかまって」というメッセージや、「嫌われたい」=「好かれるのが怖い」という一つの事柄にはいつも別の側面があるというのを、とても面白く読みました。
あとがきを読むと、エミリエンヌは嫌われ者だけれどとびきりかわいい女の子、ということで作ったようで、すごいなあ! いたずら好きかつたくましくてかわいくて、素敵なヒロインだと思いました。
地元じゃ筋金入りのヤンキーだったあたし=穂倉梓は、今はド田舎の村で巫女をやらされてる。今日も心は穏やかに、神事のイロハは丁寧に……ってマジウゼエ! しかもそこに“自称神サマ”のクラスメイト・染井良信が現れて、「僕の父親を探してください!」ときたもんだ。退屈もウンザリだがな、面倒に巻き込まれるのは御免なんだよ!!——はぐれ巫女&チェリーな神様コンビが、閉ざされた村の闇をぶっ潰す(釘バットで)!審査員絶賛!第11回えんため大賞ガールズ部門奨励賞に輝いた青春活劇が大・降・臨!(裏表紙より)
天涯孤独になってしまったヤンキー娘が、引き取られた先の祖母により巫女をやらされ、しかも半神半人のクラスメート、良信に「一緒に父親を探してください!」と頼み込まれ、嫌々ながら巫女業をしながら村の秘密を知り、事件解決することに。
ものすごいコメディに振りきったパワフルな作品で、すごいなあ……と思いながら読み終えました。登場人物が個性豊かすぎて飽和している……。
人知の外のものに対してめちゃくちゃ現実のもので応戦するのかっこいい。
「大きい穴」と書いてダイアナ。競馬好きの父が世界一ラッキーな子になるようにつけた名前だというそれが、ダイアナは大嫌いだった。しかし、『赤毛のアン』に出てくるアンの親友の名前だと言ってくれた、神崎彩子と出会い、読書を共通の趣味として親しくなっていく。両親のこと、家、生まれ育った環境も違う二人は、やがて大人になり……。
ダイアナの話、だったなあ。住んでいるところも立場も全然違う人たちがいても、一冊の本がみんなを結びつけているのだな、と感じられる物語だった。以前読んだエッセイにそういうことが書いてあったのを思い出しました。
ダイアナと彩子の成長とともに、彼女たちの人生のどこかに本があるのをすごく嬉しく思う。幸せなときも苦しいときも、読んできたものがきっと彼女たちの状況を救っている。
彩子の大学からの状況は苦しかったなあ……。自分を守る術を知らない女の子ってこうなってしまうのかと、すごく胸が痛かった。本当に賢くて強いってどういうことかを考えさせられた。
最後はちゃんと「本屋さんのダイアナ」だったのが本当によかった。二人の友情が続きますように。
待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲——。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう! 目指すは文集の完売だ!! 盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに……。大人気〈古典部〉シリーズ第3弾!(裏表紙より)
ホータローは今回かなり安楽椅子的な感じで、古典部の売り場から動かない。いろんな人の視点から神高の文化祭とその事件を追っていく。
謎の部分が気になりすぎたけど、文化祭のだしものそのものがすごーく漫画チックというか、ここまで無茶苦茶なのはないだろー!笑 っていうもので楽しかった。
摩耶花の話がどうしてここまで熱く語られるんだろうと思っていたら、ああーそういう……。すごく胸にきたし、いろいろ思ったけれども、そうかー……好きだからこそ辛いものもあるよね……。
しかし同人誌で200部刷るって結構売れてるね!? とそこに驚いたりもした。