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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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竜使いの一族に生まれながらも力を失い、“竜姫”と呼ばれる従妹と比較され虐げられて育ったプラチナ。そんなある日、人質として従妹の身代わりで敵国に差し出され、無敵と恐れられる黒剣騎士団長・ヴァルテールとの結婚を決められてしまう。しかし求められたのは竜使いの血を引く子供をもうけることだけで…。
あくまでもプラチナを戦利品としてしか見ていないヴァルテールに新婚生活への不安を覚えるプラチナ。しかし、彼と一緒に過ごすうちに冷たい印象とは違う優しく真摯な一面に触れ、徐々に惹かれていく。さらに、竜嫌いのヴァルテールに一生懸命向き合っていくと、次第にクールだった彼の様子が変わってきて…!?
「君の可愛らしい顔をずっと見ていたい」
旦那さまの甘い豹変に、プラチナもたじたじになってしまい…!
虐げられ令嬢×クールな黒騎士様
身代わりから始まる恋愛ファンタジー!(裏表紙より)

才能がありながらとある事件がきっかけで力を失い、下働きとして扱われる竜使いの令嬢が、敗北した自国の賠償として他国へ送られ、グリフォンを駆る騎士団長と結婚するよう求められる。人質のような状態で夫婦らしさのない二人は、邪竜と呼ばれる竜を退けるために協力し合うことで少しずつ互いへの理解を深め、歩み寄っていく……というじれじれシンデレラストーリーなんですが、二人ともぎこちなくて溺愛には至らない匙加減が非常に好みでした。なんだよ甘酸っぺえな! もっとやれ!
竜が好きだという気持ちだけを必死に抱いているプラチナが可哀想で、幸せになってくれ、頼むぞヴァルテール! と何度思ったか。またとことんマルヴァが意地悪で、もっとやっつけてほしかったくらい。
しかしヴァルテールとフィーがそうなるとは、という驚き。挿絵がまた素晴らしくてね! 是非とも竜姫として正装したプラチナと並んでほしい。
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大人の中身のまま高校生活を送る海崎新太と日代千鶴。ともに相手への恋心を募らせるが、リライフの極秘実験中のため、叶わぬ恋だと思って打ち明けることはできない。そんな中、クリスマスが近づき、日代が一大決心をする……。マンガ・ノベルサービス『comico』発、シリーズ累計200万部突破の大人気コミック、ノベライズ版最終巻。(Amazonより)

高校卒業、そして新太と日代の新しい道。みんなが願ったエンディングという感じの結末で、よかったなあと思いました。思い出せないとわかっていてもちゃんと伝えて、残ったものをつなぎ合わせて二人が再会できたのは、夜明や小野屋がいくつかの失敗を経て新太や日代のため、仮初だけれどクラスメートのために努力した結果なんだよな。
しかし最後の最後にそのエピローグある!? みたいな話も登場して、嬉しいびっくりでした。こういう次の驚きと幸せの予感を残して終わるのはすごくよかったな。
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青葉高校の文化祭が始まった。極秘実験のため大人の中身のまま高校生活をリライフ中の海崎新太は、文化祭で楽しい思い出をつくることをためらい、クラスメートから距離を取ろうとするが……。マンガ・ノベルサービス「comico」発、シリーズ累計195万部突破の大人気コミック、ノベライズ版4巻(全5巻)。(Amazonより)

文化祭と体育祭、そして進路と、大神の悩みの話。
明るくて親切でちょっと鈍い大神だからこそ、この悩みの重さが辛い。みんな頑張りすぎちゃっただけなんだよなあ……。それでも同じような経験をして、いまやり直している新太と日代だから言えることもあるというのがいいよな。
二人の気持ちも大きく動いて、次が最終巻。
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27歳・無職の海崎新太は「リライフ研究所」の実験で17歳の外見になり、青葉高校の3年に編入した。夏休みの花火大会でクラスメート同士の恋愛を見守るなか、自身も同じクラスの日代千鶴への気持ちを確信する……。マンガ・ノベルサービス「comico」発、シリーズ累計190万部突破の大人気コミック、ノベライズ版3巻(全5巻)。(Amazonより)

大神と狩生が付き合い始める話と、文化祭の準備をする第3巻。
主な語り手は新太だけど、主人公は狩生だよなあと思う。少女漫画のヒロインみたいな意地っ張りとすれ違いばっかりやってくれるの、大人としては世話を焼かないわけにはいかないよなあ。
そして日代がどんなことが原因でドロップアウトすることになったのかがよくわかる文化祭エピソード。コミュニケーションスキルゼロだあ……と読んでいてかなりストレスだった……。新太がいてよかった、本当に。
「HERO」(2015)
ある事件の証人であった関西の女性が事故死した。調査を行なっていた大阪地検難波支部の雨宮舞子は、事務官時代の古巣である東京地検城西支部を訪れ、久利生公平たちと再会する。協力して事件を追うことになる、事故現場は他国の大使館が絡むもの。外交特権に阻まれた久利生たちだが、いつものように規格外の方法で調査を行い……。

上映時に映画館で見たものを久しぶりに見ました。何故覚えているかというと、これを見た後、めちゃくちゃぶっといソーセージが食べたくなったからで、近隣でそういうものを出してくれるお店に心当たりがなくて諦めたっていう。
久利生と雨宮がそれぞれの道を歩みながらお互いに気持ちが残っているというじれじれもだもだ。もうはっきりして! と当時見て思ったことをまた思ってしまった。
しかしやっぱり面白いなあ。お話が面白いだけじゃなくて人物描写が独特だったりいつもの台詞ややりとりみたいなものがある作品が好きだ。
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本当は2016年の出来事だった。元軍医のジョー・ワトソンがベイカー街221bに帰ると、同居人の半電脳探偵シャーリー・ホームズが珍しく慌てている。なんとジョーは9カ月前に結婚して、221bを出ていたというのだ。だが、ジョーには結婚の記憶がなく、現在を2015年と勘違いしていた。まもなく、覚えのない求婚をしたという〈クラブ・ボヘミア〉のオーナーが依頼人として221bを訪ねてくる。オーナーは、婚約以前に付き合っていた異性装着者のエイレネことアンドリュー・アドラーから脅迫を受けていた。オーナーとジョーの記憶欠落に伴う婚姻のケースは極似している。その原因を作っているのかもしれないエイレネは、ロンドン市内で、会員制のマッチング・キャンプを主催しているらしい。さっそくシャーリーは現地潜入を試みるが、その後、連絡が途絶えたまま221bで帰りを待つジョーに、とある結婚式の招待状が届く。それは、英国を揺るがす一大スキャンダルの端緒に過ぎなかった……大好評の登場人物全員性別逆転&現代版ホームズ・パスティーシュ第3弾。(カバーより)

百合ホームズ第三弾。原典でいうワトソンの結婚絡みのお話とアイリーン・アドラー登場のお話ですね。性別が変わっているのでここでは彼女は彼になっています。
このジョーの語り口がいいんだよねえ! 民族だのお国柄だのロンドンのあれこれがにじむ文章がとてもいい。これは取材しないと書けないよなあと思う。
ジョーの結婚というか離婚の話から、シャーリーとエイレネにはらはらさせられたりとか、どこで決着がつくのかわからなくてどきどきして楽しかった。最後の最後に彼女と彼女と彼でビーチにいるシーンがすごくよかったなあ。
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「リライフ研究所」の極秘実験の被験者となった海崎新太は、中身は27歳のまま、見た目は17歳に若返って青葉高校に通っている。高校生活はおおむね順調で、クラスメートたちとも打ち解けていくなか、周囲の人間関係に異変が起きて……。マンガ・ノベルサービス「comico」発、シリーズ累計180万部突破の大人気コミックをノベライズ(全5巻予定)。(Amazonより)

二巻は狩生と玉来のすれ違いと仲直り、大神と狩生が告白すると決めてみんなで花火大会に繰り出すところまで。
だいぶ話を忘れていることを、新太が退職した理由の詳細を読んで思い出す。そんなショッキングな話だったか……そうか……。
その分、そんなことがこの世の中にあることを知っているようで知らない、遠いであろう高校生たちが眩しい。どうかそんな悲しいこととは無縁の世界で大人になって生きてほしい。
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27歳、無職の海崎新太は、ある夜、夜明了と名乗る男性から「リライフ研究所」の実験に協力を依頼される。その実験とは、ニートの社会復帰プログラム検証のため、1年間、高校生になって高校に通うというものだった。カプセル薬を飲んで若返った海崎は、27歳の記憶を持ったまま、青葉高校3年に編入する――。マンガ・ノベルサービス「comico」発、シリーズ累計180万部突破の大人気コミックをノベライズ(全5巻予定)。(Amazonより)

アニメを視聴済み。原作のノベライズ。
1巻はリライフ開始から小野谷の正体がばれるまで。
読み進めていくとどんどん文章が平易になるので、かなり読みやすいです。原作やアニメの内容を知らないと場面が想像しにくいだろうなあと思うくらい。巻が進むとだいぶそれが顕著になっていく印象です。
ところでどうしても突っ込みたいことが一つ。
研究報告書なんだからそんなブログみたいな文章で書かないで!!!
「ポケモンコンシェルジュ」
仕事に疲れ、運もなく、すべてが嫌になったハルは、新天地で働こうと南の島のポケモンリゾートのコンシェルジュになった。ポケモンとそのトレーナーたちがのんびりと過ごす島で、ハルは少しずつ自分にできることを見つけていく。

リゾート島で新米コンシェルジュになった主人公が、ポケモンたちお客様と触れ合っていくのんびりとしたお話。
リゾートとポケモン、いいなあ。見ているだけでほっこりする。このポケモンといえばこう! みたいなものばかりではなくて、それぞれ個性がある描写が「もしかしたら私のピカチュウはこうかもしれないなあ」なんて想像できて楽しい。
この作品、コダックが推されているんですが、まんまとコダック可愛いなあの気持ちになりました。
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シーヘブン島に暮らすトゥルーマンは父を亡くしたことで水恐怖症を患った青年。島の外に憧れながらも海に囲まれているせいで出ていくことができない。そんなある日彼の周囲で不思議な出来事が起き始める。突然スポットライトのようなものが落ちてきたり、死んだはずの父を見たり。それだけでなく日常的に妻メリルや親友マローンが脈絡もなく台詞めいたことを言い始める。実はこの世界は虚構であることをトゥルーマンだけが知らなかった。

テレビ局の企画で、本人だけが知らないまま、人生のすべてをリアリティショーとして放映されているという作品。すべては制作サイドの指示で動き、トゥルーマンの周囲の人々は誰も彼もキャスト。全世界に放送されているこの番組のせいで本人は知らないけれど、トゥルーマンは世界的スターになっている。
メリルたちが突然CMを始めるのが滑稽でおかしい。そんな状況じゃないときもやり始めるのは、見ているこっちは笑っちゃうんだけどトゥルーマンには恐怖だよなあ。完全に番組としては人権侵害だし、実際キャストだったはずの女性は追い出された後それを訴えている。それすらもムーブメントなんだろうなあと想像できるのが何とも。
だからこそ最後に神のような立場でトゥルーマンに声をかけるクリストフとのシーンがものすごく印象的。とてつもなく美しいシーンで、書き割り(というには巨大すぎるけど)の空に沿った階段を上り、空に空いた穴のような扉からトゥルーマンが出ていくところは本当に感動した。素晴らしかった。
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Author:月子
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