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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「弁当屋さんのおもてなし」シーズン2
傷心のまま北海道に異動になった千春の生活も気付けば半年あまりが経ち、相変わらず弁当屋「くま弁」に通う日々。調理担当のユウのことをほのかに思っていた千春だが、季節が過ぎるうちについに転機が訪れ……。

わけありのお客さんたちの悩みを少しだけ軽くするお弁当が登場するドラマのシーズン2。完結編でいいのかな?
拙者、主人公の恋に親が出張ってきて上手くいく話が大好き侍。料理を移し替える展開はあるあるだけど、その後食卓を囲む展開はおかしくて楽しかった。
食べるものを作るっていうのは大変で、それを食べることにも意味があって、それら全部が生きるってことでもある。だからごはんが絡む物語って好きなんだよなあ。
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「親愛なるエヴァン・ハンセン」……社会不安障害のエヴァンはカウンセラーの勧めで自分宛の手紙を書いている。それを素行の悪いクラスメート、コナーに奪われてしまうが、次の日彼の両親に呼び出されたエヴァンはコナーが自殺したこと、二人が親友だと知らなかったと告げられる。誤解を解くことができず嘘を重ねるうち、エヴァンの行いは美談となり、どうしようもない状況へ展開していく。

社会に適応しづらい主人公が嘘を重ね、多くの人と交流を得て、最後に本当に大事なものとともに歩んでいくミュージカル作品。
ただただ嘘を塗り重ねられていく展開がきつく、劇中歌で緩和されるものの、行き着く先は破滅だよという気持ちで見てしまってだいぶしんどかった。なので不器用に生きる人たちの苦い青春物語としては満点だと思います。
エヴァン・ハンセンの歌声がよくってなあ。心の優しい、不器用で、悲しみを抱える、生きづらい若者の声をしているなあと歌に聞き入ってしまった。
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異世界召喚されたブラック企業勤めの佐野ユージはテイマーのスキル持ち。テイムしたスライムたちや他の魔物の力を駆使し、賢者の力を組み合わせることで、驚くべき無双ぶりを無自覚に発揮するようになる。それはやがて世界の命運を左右することにも繋がり……。

転生している男性主人公が無双する作品ばかり見ていると名前と設定が頭の中でごっちゃごちゃになる。
とにかくスライムたちが可愛い。癒される。ああいう一見無害そうな小さい魔物がいっぱいいると可愛いのだなと理解しました。
無気力な人物なので、だいぶ重要な世界の秘密に触れているのにそれを感じさせず、知識と能力を駆使して戦う姿はまさに主人公だなあと思いながら見ておりました。
「御手洗家、炎上する」
失ったものをすべて取り返す。実父と再婚した同級生の母親によって家もその中にあった大切なものもすべて奪われた杏子は、名前を変えて家政婦として御手洗家に乗り込む。有能か彼女を仇である御手洗真希子は重用するが、二階には絶対に立ち入らせようとしない。けれどそこにこそ復讐を果たすための鍵があり……。

火災から始まるので最終的に家が燃えて終わるだけだろうかと思ったら、ネットの炎上や、なりすまし、SNSの羨望と嫉妬も絡んで、程よいはらはらどきどき感が面白かったです。
登場人物が絞られているおかげか、思ったよりややこしくもなくどろどろもせず、最終的にいい話で終わってよかった。杏子が男前で、きゃー! ってなっちゃった。
個人的に母親同士の言い合いが、おおー言いおったぞ! と思って面白かったです。下世話だとは思うんだけど、善良な人が開眼して自分にひどいことをした相手にきついこと言うって楽しいじゃないですか。
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スネ夫に自慢された宇宙旅行にいますぐ行きたいと、ドラえもんに力を借りようとするのび太。だが危険な宇宙に行かせられるはずもなく、道具で宇宙を体験するだけにしようとするが、この道具が何者かに持ち去られてしまう。それが飛来したUFOの仕業だと知ったのび太たちは期せずして宇宙旅行に出ることになる。

だいぶがっつり宇宙の冒険。宇宙船団だったりブラックホールだったり危険な星だったり宇宙での戦いだったり。これだけでもだいぶ盛り沢山だな……。最後にノストラダムスの大予言が絡んだのが時代を感じます。98年から99年の連載で、1999年の公開作品です。
しかし眩乱の星が普通に怖いんだよな。どうして映画ドラえもんは作品を見る子どもたちに軽いトラウマを植え付けていくのか。
「PLUTO」
人間とロボットが共生するその時代で、多くの人に知られ慕われているロボットたちが次々に破壊される事件が発生。同時にロボットと深く関わる要人たちが次々に命を落とす。刑事ロボットのゲシヒトは調査を進めるにつれ、それが世界最高水準のロボットの誰かによるものと考えるようになる。だがロボットは決して人間を傷付けることはできないはずだった……。

「アトム」の物語をここまで骨太なサスペンスにできるのか! と驚く作品。ロボット、兵器、人間、命、感情、SFで描きたいものがここにあるという感じだったなあ。アトムをはじめとしたロボットたちの言動や、怒りや悲しみ、迷いを見ながら、人間ってロボットって、と考えてしまう。
「嘘をつく」だったり「記憶のありか」というのを繰り返し描いて印象付けているのがとにかくいい。子どもの記憶を消去して、けれど消しきれなかったゲシヒトや、ウランの嘘によって救われるヘレナ。偽りの記憶をもって行動していたアブラーだったり、二つの心に引き裂かれるプルートゥだったり。悲しい結末に向けて積み重ねられていくものが本当によくって、とても面白かった。
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日本推理作家協会に所属する現役作家たちが、執筆する上で気をつけていることや考えていること、テクニックを、エッセイであったりインタビュー、対談などで語る。作家たちのアンケートも収録。

書くときに気をつけていること、シリーズが続くうちにどのように変化をつけたのか、過去作について語ったり、ミステリーのトリックを思いついたときの話など、いろんな作家がいろんな方法で話している一冊。インタビュアーが作家さんだと作品に対する思い入れや自我が出たりしていて読んでいて面白い。
「ミステリーの書き方」というタイトルではありますが、みんな違っていてどれが正しいというものでもないので、もし書いていく上で行き詰まったら、別方向で書いている人の方法を参考にしてみたり違う方法を一つ試したりということをするための参考書だと思います。少なくとも筆が進まないけどどうすればいいかわからないということはなくなるんじゃないかなあ。
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少し未来の時代、芝浜高校に通う浅草みどりはアニメに魅せられ、制作を志す女子高生。中学からの同級生の金森さやかと、同級生で読者モデルの有名人である水崎ツバメとともに映像研を立ち上げ、それぞれの特技を武器、時々弱みとしながら、最強の世界を作ろうと走り始める。

2050年代ながら昔の言い回しが流行っていたり、それが流行しているの? という小物だったりが溢れて、ちょっと懐かしいような雰囲気が感じられる、女子高生たちの部活もの。
アニメを作るという面白さ、難しさ、積み上げられてきた技術が披露されて、おおっと思うところも多くて面白い。制作にまつわるリアルさに対して、キャラクターが振り切れているのも楽しい。アニメの興味はないけれど現場を回して利益を出そうとする金森がめちゃくちゃ好きです。こういう人もいなければアニメは完成されないんだよなあ。
「忍びの家」
経営が傾きつつある酒造を営む俵家は、実は服部半蔵の子孫で忍びの一族。六年前、任務中に起こった長男の死をきっかけに一家は家業から足を洗って普通の家族になろうとするが、家計は常の火の車。気持ちもばらばらになっている俵一家だったが、いくつかの出来事をきっかけに再び忍びとして任務につく。

Netflix作品なのでとんちきなのかと思いきや、原案が賀来賢人さんたちとあってちゃんと日本の忍びでした。展開や背景美術というのか、小物はファンタジーっぽかったけれどそれがいい。
優秀な長男の死に傷付いた次男をはじめとした家族が、再び忍びという世界を通じて再び絆を強めていく王道展開。いかにも怪しい新興宗教の教祖が敵だったり、死んだはずの長男が実は……だったりも美味しいし、政府に専門の部署があったり、家が忍者屋敷だったり、いろいろ面白いところがいっぱい。
惜しむらくは「次作に続く!」だったこと。そこで終わらないで!? という最終話だったので、どうオチをつけるのかめちゃくちゃ気になります。
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2023年の夏、茅ヶ崎で行われたサザンオールスターズ、デビュー45周年を記念する凱旋公演の映像。

歌が上手くてみんな楽しそうで、お客さんも嬉しそうで大変幸せなライブ映像。
ずっと続けているってすごいよねえ。有名アーティストだと絶対どこかで聞いた曲が複数あるので、ライブ参加するような人間でなくてもすごく楽しく見られるのがいいよな。
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Author:月子
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