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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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歌が好きでネット上で歌い手として活動していた清瀬明良は、友人の思いを受けて芸能事務所sMiLeaプロダクションに所属し、似た境遇の直江万里、五十鈴川千紘とともにアイドルグループとしてのデビューを目指す。事務所には「LEGIT」「JAXX/JAXX」という先輩グループが所属し、事務所社長たちもまた同じ元アイドル。それぞれの思いを胸にステージに立ち、ファンに向き合う彼らの多次元音楽プロジェクトのアニメーション作品。

新人アイドルグループ、ダンスヴォーカルグループ、バンドアイドルグループ、そして彼らを育てる元伝説のアイドル、と可愛い、かっこいい、元気で明るいなど多種多様な少年青年男性たちが登場する作品。当たり前だけどみんな顔がよくて歌が上手いんだよなあ。
メインはデビューを目指すPROTOSTARの三人。歌い手からアイドルへ、という初めての世界に飛び込む彼らの努力や、絆を深めるストーリーが、お約束なんだけれど見守りたくなる一生懸命さに満ちていて微笑ましかった。
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「トークサバイバー!」シーズン3
ドラマと並行して大喜利やエピソードトークを要求され、一番面白くないと判断された参加者は降板させられる、トークが面白いと生き残れるドラマ。今度の舞台はヤクザ!?

だいぶ壮大な話で終わったぞ! しかしストーリーがまったく頭に入ってこないぞ!! なバラエティ番組。やっぱりいちいち立会人のツッコミが面白い。
シーズン3は威嚇するような大声で相手を褒めるお題が面白かった。平和……絵面は凶悪だけど……。あと大御所ゲストを巻き込むのはずるい。笑うしかない。
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ヤクザの孫娘である一咲には幼い頃からお目付役として若頭の啓弥がついている。自分の素性を知られていない高校に進学し、今度こそ普通の生活を、と意気込む一咲だが、なんと年齢を誤魔化した啓弥も同級生として入学してくる。隠してはいるけれど幼い頃から啓弥を思っていた一咲と、一般人の感覚を持っていない啓弥の、簡単にはいかない高校生活が始まった。

美少女で礼儀正しいけれどヤクザの孫だからと周囲から距離を置かれていた一咲と、彼女を守るお目付役の狂犬のラブコメ。
だいぶ可愛らしい一咲と、忠実だけれど無茶苦茶なところがあり、注意(しつけ)をしなければならない啓弥という関係性に読者の夢が詰まっているなあと思いながら見てました。年上の、だいぶ危ない、けれど大事にしてくれる男を従えたい願望というか。
個人的に啓弥が例に漏れずクズ男なのがウケてました。若頭だし、大人だもんな。
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「宇宙ゾンビ現る」「断ち話」「僕と僕との往復書簡」「短いこばなし」「二人の銀座コレクション」「百文字こばなし」「ぬけぬけと噓かるた」「くらしの七福神」「第二成人式」「覚えてはいけない国語」「SF素晴らしき新世界」「新生物カジャラの歴史と生態」「落花8分19秒」「砂場の少年について」ほか、小林賢太郎の創作・全26篇。(文庫改訂版)(Amazonより)

短篇集となってますが、しっかりお話もあれば、ツイッター投稿みたいな短文をまとめたものもあり、キャラクター同士を会話させる解説ページみたいなものもあり、物語や表現の幅が広くてとても面白かった。
ブラックジョーク的なネタが多くて、個人的にカジャラにまつわる二本が、一つはほのぼの、もう一つは真面目な感じにしながら、実際書かれていることはだいぶ薄気味悪くて怖くて面白かった。
最後に「落花8分19秒」「砂場の少年について」といういい話でまとめられているのがよかったなあ。
特に「落花8分19秒」。光度を観測しない謎の視力を持つために、8分19秒後に影が存在しないものは消滅あるいは死ぬとわかる能力を持つ主人公の話なんですが、こういう読後感の作品がすごく好きなんですよね。何かがほんの一瞬きらめいて終わるそれがすごくよかった。
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「おまえを廃位する。しかるのち、極刑に処す」花婿である皇帝、雪峰から突きつけられた言葉は、幸せな結婚を夢見ていた美鳳の心を容赦なく引き裂いた。稀代の悪女と呼ばれる凶后の姪で、その寵愛を受けていたがゆえに、美鳳は婚礼の夜に起きた政変で断罪された。そして十年の歳月が流れ——新しく皇帝となった天凱は、廃妃となった美鳳が幽閉されている離宮を訪ねる。都で猛威をふるう鬼病を鎮めるため、彼女の身に宿る奇しき力が必要になったからだ。幼き頃、姉弟のように過ごした二人はふたたび邂逅し、美鳳はいまだ怨憎煮えたつ禁城に舞い戻ることになる…。(裏表紙より)

中華風後宮ものかと思って読み始めたら、それ以上に後宮ものだった。政変後の憎しみが未だ燻る真っ只なかに、断罪された当人が舞い戻るなんてどろどろしているどころか常に殺意を向けられているようなもの。しかも美鳳は特殊能力のせいで死ねず見た目は十六歳。稀なる力を操るというファンタジー要素も含め、特殊な用語が散りばめられていて、とても読み応えがあって楽しかった。中華風の描写が本当に巧みで読んでいてうっとりする。
美鳳と天凱は家系図的には叔母と甥の関係になるので、恋愛関係になるのは許されないという設定なので、この巻ではお互いに好意がありつつ上手いこと躱しているんですが、そのうちくっつくんだろうなあ……。そのまま憎まれ口を叩いたりお互いを味方と信じる男女バディであっても美味しいんだけどな……。
真の黒幕は逃亡してしまったので、この巻では事件の解決のみ。時間を止めてしまった美鳳の人生が、彼女自身で選びとったもので始まることを願います。
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知らない場所で目を覚ましたソラ。近くにましろはおらず、他に見知らぬ少女たちと出会う。なんと彼女たちはソラと同じプリキュア。ひとまずの手がかりを求めて人が住んでいそうなお城が見える方へと歩き出したけれど、実はこの世界はまったく知らない場所というわけではなく……。

20周年にふさわしいオールスターズ、そして物語だったと思います。めちゃくちゃじーんときてしまった……。
4グループほどにばらばらになってしまったプリキュアたちが、仲良く、ときに軽く衝突しながら、それぞれ見えているお城を目指すのですが、これがよくって。主役格の子たちは明るく元気に仲良く、年上の子たちは自分のスタンスを持った立ち回りなどがあって、そうだわキュアマカロンことゆかりさんはツンツンしていたんだったわと思いつつ、同世代のあげはさんとの対比が面白かった。
ゲストキャラのプリムとプーカの立ち位置もよくて、物語の壮大さも含めてめちゃくちゃよかった。世界をもとに戻す、そのためにプリキュア全員集合が胸熱すぎる……。また挿入歌がよくってね……。そう「手を握り合う」「手を離さない」ことからプリキュアは始まったんだよな……。すごくよかった。
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入院中の母と二人で暮らす志村光太。最近の流行りは動画配信。だが自身も配信者になるどころか、いじめっ子たちにいじめられている動画を配信されてしまう始末……しかしこのとき偶然始めた喧嘩が話題になったことで、莫大な収益を得られると知った光太は、母の入院費を稼ぐために喧嘩系配信者として活動を始める。

原作は韓国のウェブトゥーン。母子家庭で母が入院している苦労人、いじめっ子、見栄を張る感じはあるあるですね。
とにかく学校カーストが苦しい。光太だけじゃなく秋の学校での描写も。そこから抜け出したいともがいて動画配信に行き着くところは現代的。
しかし喧嘩系の動画配信か……絶対見ないし近付かない種類のものなので、光太の動画に喜んでいる人たちが見ていてすごくぞっとする。ルールがない暴力で喜んじゃだめだと思うんだ……。
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「剣は鞘にお前を選んだ」
美しい長女と三女に挟まれ、目立つこともなく生きてきたオードル家の次女サクラは、「軍神」と呼ばれる皇子カイにそう告げられ、一夜にして彼の妃となる。
課せられた役割は、国を護る「破魔の剣」を留めるため、カイの側にいること、ただそれだけ。屋敷で籠の鳥となるサクラだが、持ち前の聡さと思いやりが冷徹なカイを少しずつ変えていき……。
すれ違いながらも愛を求める二人を、神々しいまでに美しく描くシンデレラロマンス。(Amazonより)

賢い姉と可憐な妹に挟まれたサクラはごくごく平凡な娘。しかし軍神と呼ばれる第二皇子の破魔の剣の鞘に選ばれ、彼の名ばかりの妃となる。何も求められないのであれば望み通りにするだけだと、己の境遇を受け入れた静かな佇まいに、皇子は彼女を鞘以上としての存在として見るようになる。
描写が少なすぎて、名前だけが和風の洋風の世界なのか、明治大正っぽいのかとか、破魔の剣の鞘って結局なんぞやとか、亡くなった狩人のサラは思わせぶりに名前が出るけど何故かとか、わからないことだらけなのですが、それがサクラが見ている世界だということ……なのかなあ。
ただの添い寝はロマンである。穏やかに眠れるっていいよねえと思いました。
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ずっと一人ぼっちだった。黒狼王(あなた)に、出会うまでは。
 妾腹ということで王妃らに虐げられて育ってきたゼルスの王女エデルは、戦に負けた代償として義姉の身代わりで戦勝国へ嫁ぐことに。相手は「黒狼王」と渾名されるオルティウス。野獣のような体で闘うことしか能がないと噂の蛮族の王。しかし結婚の儀の日にエデルが対面したのは、瞳に理知的な光を宿す黒髪長身の美しい青年で――。
 やがて、二人の邂逅は王国の存続を揺るがす事態に発展するのだった……。激動の運命に翻弄される、波瀾万丈のシンデレラロマンス!(裏表紙より)

妾腹の王女として長らく虐げられてきたエデル。王妃には誰も逆えず、父王は見て見ぬふり。敗戦の代償として王女を、と求められ、嫌がった姉の名前を名乗って結婚する。結婚してもなおエデルにつきまとう憎悪を断ち切ってくれたのは、蛮族と蔑まされている王だった。
結婚した先でもいじめられる、その壮絶さ。文化や価値観が違うと嫁ぎ先でもやられてしまうのか……。しかも最後までそれが尾を引くという。
どこまでもか弱いエデルなので今後どう王妃らしくたくましくなっていくのか想像がつかない。オルティウスがすでにめちゃくちゃ甘いので、是非とも彼を翻弄していただきたいな!
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中学生の頃付き合っていた結女と水斗。しかしささいな行き違いが重なり、疲れた二人は別れを決意。中学卒業とともに関係を解消した……はずが、それぞれの親が再婚し、元恋人同士で義理のきょうだいになってしまった。新婚の両親を気遣い、ただのきょうだいとして接するものの、どちらか兄か姉か、きょうだいらしいとは何かと言い合ううちに、お互いの想いを少しずつ知るようになっていく。

復縁ものかつ義理のきょうだいもの。どうしてこう、素直でない二人は「どっちが上か」みたいなことで揉めるんだろうか……。どっちでもよくないか? ただいちゃいちゃしたいだけなんだよな? と苦笑しながら見ていました。
もうとにかくじれったくて! 早く素直になれやー! とどれだけ思ったか。思っていることを相手のことを思いながら頑張って言葉にするだけであっさり上手くいくものだと思うんだけどね……それができないから子どもってことかな……。
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Author:月子
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