読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

ナノマイトをめぐるコブラとの戦いは決着がつき、次なる任務につくG.I.ジョーたち。しかしその作戦中、合衆国大統領になりかわった敵によって攻撃を受けて壊滅、生き残りも含めて暗殺命令が下されてしまう。生き残ったロードブロックたちは敵の正体と世界を救うため、絶体絶命の状態ながら行動を開始するが……。
1作目の主人公が早々に脱落するという、それっていいの、大丈夫なの、という始まり。
そんなわけで新しい人が主人公です。いやちょっと続けて見てたのでだいぶ衝撃だった。
物語は暗殺の危機を逃れつつ、過去の仲間を頼り、汚名をそそぐために大統領を救出したり敵と戦ったり。核を撃つシーンは皮肉がきいてるけどだいぶぞっとした。ありえそうですごく嫌だ。
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新型兵器「ナノマイト」護送任務についていたデュークは、何者かの襲撃を受けて応戦中、謎の援軍に救われる。秘密部隊「G.I.ジョー」を名乗る彼らに、デュークたちは部下の仇を取りたいと入隊を希望し、敵側にかつての恋人アナがいること、情報を引き換えにできることを告げる。果たして新しくG.I.ジョーとなったデュークたちだが、襲撃の黒幕は身近におり……。
なんとなく真面目な軍隊ものかなーと思ってたんですが、だいぶヒーローというか、特殊部隊ものに寄った内容。恋人が洗脳状態で敵側にいて、やばい立場にいるのが身内、あるあるすぎる。
特殊部隊だけれどこんなに派手にドンパチやってるとすごく怒られそうだし、胃が痛そうな人たちがいるんだろうなあ、と勝手に想像してました。後始末頑張って……みたいな。エッフェル塔……。

テンペストの西にあるラージャ小亜国。女王トワによって助けられ名付けを行われた大鬼族「ヒイロ」はその恩に報いようと、テンペストを統治するリムルを訪ねる。それはかつて生き別れたベニマルたちとの再会に繋がり、リムルも助力を約束する。だが国に伝わるティアラやそれにまつわる陰謀はトワやヒイロを絡めとっていき……。
リムルがいてよかったね!!! 劇場版、だいたいそういう感想。
転スラは仲間の、特に種族間の絆が強いので、ヒイロにすごい死亡フラグが立っているのを心配して見ており……まあそうだよな、という展開でしたが、そこを別の勢力を絡めてハッピーエンドにもっていくのはさすがだと思いました。そういう、こっちにはわからない信念やプライドが絡んで普通の人たちに奇跡をもたらすのが悪魔だったり神だったりするんだよなあ……。
この劇場版で好きだと思ったのは、ヒイロとその部下たちやラージャの大臣たちがちゃんとリムルに敬意を払ってくれるところ。でも全然偉そうにしないリムルの軽やかさが感じられるところで、好きだと思って見てました。

あることがきっかけでクラスでないものして扱われている森崎明日香は、ある日校内にいるはずのない少女から身体を探してほしいと頼まれる。その午前0時、接点のなかったクラスメートたちとともに深夜の学校にいた明日香だが、全身を血で赤く染めた少女に全員殺されてしまう。そうして目覚めるとそれは本来なら昨日にあたる朝。同じ一日をループし続けると気付いた明日香たちはその現象から逃れるため、自分たちを殺しにくる「赤い人」から逃れつつ、ある少女のばらばらになったカラダを見つけ出そうと試みる。
無視が続く主人公、人気者だけれど違和感を拭えない子、クラス中のいじめっ子などなど、カースト的に接点のない六人が、怪異を通じて交流を深めたり、深夜の学校で捕まったら死ぬ追いかけっこをしながら宝探し的に身体のパーツを探す、という展開。とても青春。だいぶ血が出てるけど。
みんなで仲良く過ごしているシーンが本当によくって、この怪異が終わったらみんな忘れるのかなあ……と思っていたら、全員が「失敗してもループするから」と信じていたものをぶち折ってくる展開、あるあるだけど最高ですね、絶望という意味で。転生したりループしたりなんて都合のいいことは起こらんのだよ……。
きらきら青春パートと、真っ暗な校舎で赤い人に追いかけられたりするホラーパートのバランスがよく、気軽に見れるホラーでした。

脳科学者の片岡は「シンセカイ」と呼ばれるVR世界の開発メンバーとして、活動拠点である忌怪島を訪れる。滞在しているその島の再現に成功したものの、しかしまとめ役だった井出は数日前に不審死を遂げており、同日井出と同じ状況で島民も死んでいることがわかる。死んだ島民の娘からその死について調べてほしいと頼まれた片岡だが、それにはある女の幽霊が関わっているらしいとわかり……。
曰く付きの島を仮想世界に再現したらそこに怪異が現れたし、現実世界に侵食してきたよ、というとてもいまどきで、これから起こりそうなホラー。ユタの能力を脳波として能力を手に入れるっていう発想も面白い。
ホラー、呪い、怪異といえば土や水のある暗い場所をイメージしがちだったんですけど、閉鎖的な島には因習があっていいし、機械だらけのラボで解明できない現象が起こるのは面白いなと思いました。本当にうまいことマッチングしてる。因果がめぐって復讐がなされるのはホラーとして美味しいですね。
結末はあるあるですが、ここからまた新しい呪いが生まれそうな予感がします。呪いが集まる島になったりして。

アメリカ・カルフォルニアの農園の娘ハリーはサマーキャンプで自分とそっくりな少女アニーと出会う。イギリスの上流家庭で育ったアニーは母と娘の二人暮らし、一方ハリーは父と二人で暮らしている。真ん中から破れたもう一方の親の写真が互いの父母で、なんとハリーとアニーは双子だったのだ。父/母に一目会いたいと、キャンプの帰りに入れ替わった二人はそれぞれを演じつつ、やがて父母を復縁させようと画策し……。
「ふたりのロッテ」ですね。またこの映画自体もリメイク作品とのこと。
おてんばなハリーと、おしとやかなアニー、賢く行動力がある二人が子どもらしい無茶で大人たちを翻弄するハッピーエンド。これだけ子どもが可愛いと「仕方ないなあ」と思わせられてしまうけれど、まだ子どもといっていい年齢のメレディスはその境地に至れるはずもない。しかし双子の意地悪はちょっとひどかったな。
こういう作品だとお茶目なサブキャラとその恋の進展も魅力で楽しい。しかし一番はやっぱりおじいちゃんだよ! なんて素敵なおじいちゃんだろう。すぐに理解を示して応援してくれる年の功よ。
賑やかなハッピーエンド、よかったです。

ウラシマトンネル、それは入れば欲しいものがなんでも手に入るけれど歳を取る代償を支払うもの。高校2年の塔野カオルは転校生の花城あんずと少しずつ親しくなる。漫画家の才能が欲しい花城と、死んでしまった妹を取り戻したい塔野、願いを叶えるためトンネルを利用すると決めた二人は現象の検証を始める。けれどその道は次第に違っていき……。
原作未読。映像を見て俄然原作を読みたくなってきた。
「欲しいものがなんでも手に入るけれど、自分と外の世界の時間が違ってしまう」トンネルを使う、過去と現在と未来、その全部の狭間で揺れ動く高校生の男女の青春小説。いまの自分の環境のどうしようもなさも含めて現実なんだけれど、どうにかしたい、なんとかしたい、欲しい未来を手に入れたいと足掻くところに胸がぎゅっとなるんだよなあ……。
しかしやっぱりメールってエモいよな。スマホが一般的に普及するより前のガラケーを使っていたり、傘が錆びて古くなったり、というちょっとした描写に時間の流れを感じて、いいなあと思う。

金剛郭の崩壊、倒幕から約半年が経ち、日ノ本はいくつかの勢力に分かれ、各地で生き残った人々がカバネと戦いながらなんとか生活を続けていた。そして甲鉄城は、北陸の海門駅にいた。カバネが多数巣食う海門を攻略すべく連合軍に加わるが、カバネの動きに、カバネリの生駒は奇妙なものを覚え……。
美馬の反乱を乗り越えていまなお進み続ける甲鉄城。大小の犠牲を払いながらたどり着いた北陸の地で、統率されたカバネの軍団と戦う。カバネリという存在になった生駒が、人かカバネか、と苦悩して、自分はカバネリだと吠えた生駒とは真逆に、激しい怒りや悲しみを暴走させていく敵大将の景之たち。人を人たらしめるものは何か。狭間のものである生駒と無名のコミカルであったりちょっとエロチックな描写だったりでも描かれているのが興味深くて面白いと思います。
それはそれとして最後のダンス、いる?笑 いや楽しいし綺麗だからいいんだけど!

男にだまされふられる度に住む場所を変え、いまは娘のキクりんと小さな漁港に住む肉子ちゃん。太っていて不細工、空気の読めないながら、明るく素直な肉子ちゃんは、焼肉屋の店主に気に入られ、店員として雇われて漁船の家に住むようになり、いまではキクりんも11歳になった。キクりんこと喜久子は学校での出来事や不安定な暮らしに悩む思春期を迎えていて……。
大雑把で世間知らず、太っていて決して美人ではない母と、色白ですらっとしていて、けれど他の女子のように可愛らしく振る舞う性格ではない少女らしい潔癖さを持つ娘。微妙な年頃の喜久子は、同性のクラスメートたちのカーストだったり不安定な暮らしだったり、漠然と不安を感じている。けれど心とは関係なく毎日は続くし、様々な変化も起こって、翻弄されてしまう。
母娘の関係や、思春期の少女の気持ちだったり、すごく丁寧に描かれた作品ですごくよかった。喜久子の気持ちがすごくよくわかってなあ……。それにしてもクラスメート女子の人間関係をこうやってちゃんと理解しているの、すごく頭がいいな。自分に対しても理解が深くて、自分が一番マリアちゃんに怒っている、と気付くところ、すごくぎゅっとなった。
似てない親子に関してはさほど気にしていなかったんですが、そういうことだったのかという描写が挟まるところも、肉子ちゃんの魅力や、母娘の確かな絆を感じられる展開だと思いました。

内向的な性格でいじめのせいで卑屈になってしまった羽花はレモン色の髪の三浦界に憧れている。ふとしたことで界と関わることになった羽花は、少し強引ながら優しい彼に背中を押され、たくさん友人を得て楽しい学校生活を送れるようになるが、次第に界への気持ちも大きくしていく。
いじめられっ子のヒロインと、派手で塩で人気者のヒーローの青春ラブストーリー。
ヒーローを魅力的にしようとしすぎて違和感のある言動をさせるの、ちょっとやめた方がいいと思うな……。寒い、と思ってしまうあたり、嫌な大人になってしまった。
そんな感じなので、もうずっとお互いのこと好きじゃん、という展開が続いて、予想通り付き合うことになるけれどすれ違い、けれどお互いの気持ちを確認しての安定のハッピーエンド。
ただ映画なのでだいぶ駆け足で、他のいいエピソードをかなり省いているんじゃないかなあという感じがする。友達みんなで遊ぶエピソードの楽しさをもっと見せてほしかった。