読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
![ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影(シャドウズ) [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61zj4-tsGwL._SL160_.jpg)
亀の姿を持つミュータント・ニンジャ・タートルズは、宿敵シュレッダーが脱獄し、ストックマン博士らと協定を組んでニューヨークを再び混乱に陥れようとしていることを察知する。街を守るために戦う彼らだったが、世界征服を企む悪の帝王が異次元より襲来。果たしてタートルズは世界を守れるのか?
あんまり何も考えずに見ていたら、前作があることを知る。
子どもの頃はアニメをかぶりつきで見ていた覚えがありますが、これは映画のリブート版。
ティーンエイジの四兄弟が、言い争い、諍い合いながらも、チームとして世界を守る。ここに彼らに協力したり、利用したりとアシストする人間側の仲間がいたり、ニューヨークの治安を守る警察側や、人間とミュータントの差別などが絡んで、最後もなかなか派手でおおーと思いました。四兄弟のキャラ付けが面白くて好きだったなあ。
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![シャイニング [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51HfI2zRMML._SL160_.jpg)
山の上にあるオーバールック・ホテルに、管理人としてやってきた小説家志望のジャック、妻のウェンディ、息子のダニー。だがかつてこのホテルは一家惨殺事件が起こったといういわくつきの物件だった。ダニーは不思議な能力(シャイニング)の持ち主で、様々な超常現象を目の当たりにすることになるが、やがてジャックがこの不思議に飲み込まれていき……。
スティーヴン・キング原作の作品。やっぱり面白いなあ! 考察を読んでますます唸った。
閉ざされた空間でどんどん狂気に飲み込まれていくホラーなのですが、カットやら言動やらがものすごく怖くて面白い。役者さんすごいなあ。あとやっぱり、助けがきた!? と思ったら、ダンッ! って希望が絶たれる感じがめちゃくちゃ好きだ。「ミザリー」のときも思ったけど、そこからまた巻き返そうとするのが熱いんだよなあ。
原作とは全然違っているらしいので、原作も読もう。
![劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel] I.presage flower」 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51eyo%2BPKdWL._SL160_.jpg)
聖杯戦争、三つ目の物語。聖杯戦争に参戦することになってしまった衛宮士郎だが、家に手伝いに通っている間桐桜には自分の状況をひた隠しにしていた。だが桜の兄、慎二がライダーを使役していると知ったため、彼女が巻き込まれることを案じた士郎は桜を家に匿うことにする。しかし戦いの最中、不穏な影が出現し……。
三つ目のルート。桜がヒロインの、暗くて重くてエロティックな話の第1章ですね。ひたひたと押し寄せる不穏さが、主題歌と相まってとてもいい。
ルートに共通した冒頭の召喚までの話を、さくっとやってくれたのは上手いなあと思いました。Fateを知っている人しかお呼びじゃないのよという感じですが、ここをやっちゃうとセイバーの方に感情移入しちゃうんですよね。
全ルートを知っていて、Zeroも履修していると、第四次からの流れが改めてわかって面白いなあと思いました。イリヤがセイバーにアインツベルンのことを聞いたのはぐっときたなあ。
![ラブリーボーン [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Olr0LdV%2BL._SL160_.jpg)
1973年、スージー・サーモンは殺害され、14歳の生涯を閉じた。天国のスージーはそこから残された家族、そして犯人の男ハーベイの生涯を見届ける。地上の人々の行く先は。スージーの行くところは。最後に残されたものとは……。
美しい映像や多数のカットを用いられて紡がれる、悲しみや怒り、そして虚しさと、人生の物語。
殺された少女と残された家族の視点を主に物語が進むんですが、犯人が捕まるのか、スージーの無念は晴されるのかという後半の展開に手に汗握りました。それだけに、ラストはちょっとやるせない気持ちになりましたが……。
映像は常に美しくてドラマチックで、想いを反映した風景がファンタジックでした。数少ない登場人物が絶妙な配置で、レイとの別れではこみ上げるものがありました。最後に残った「美しい骨」という絆を表す言葉、何かが生まれる予感があって不思議だけどいい言葉だ。
![ロビン・フッド [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51j7%2BIKYe2L._SL160_.jpg)
弓の名手であるロビン・ロングストライドは十字軍の遠征に参加していた。リチャード1世が戦死し、帰途に着いたロビンは、王冠を託されてイングランドに戻ろうとしていたロバート卿が闇討ちされ、事切れる現場に遭遇する。彼の遺言を聞き届ける形で、ノッティンガム領主に剣を届けたロビンは、かの領主からロバートの身代わりになってくれと頼まれ……。
義賊としてのロビンフッドを想像していたんですが、これはそれよりも少し過去のお話。剣士くずれのロビンが、領主の息子の身代わりとなって決起し、王国の暗部や戦争に関わるお話。高貴な人間の身代わりとなった、身分の低い人間の血に由来しない強いカリスマ性を描いた作品で、歴史ロマンという印象でした。
こうしてロビンフッドが誕生したんだという話なんですが、この時代(12世紀でいいのかな)の風景として見るのがとても楽しかった。また音楽がよくってなあ。
![宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51LofgF4TdL._SL160_.jpg)
イスカンダルでコスモリバースシステムを受け取った宇宙戦艦ヤマトと乗組員たち。だが地球への帰還の途中に戦闘民族ガトランティスと遭遇し、戦闘が開始されてしまう。追尾を振り切ろうとしたヤマトは不思議な惑星に迷い込んでしまい……。
OVA感あふるる劇場版。古代が艦長っぽく振る舞うのと、ガミラス人との共闘と、美味しいところが詰まっています。登場人物が本編より若干テンションが高い、というか積極性が強い……? と思うのはちょっと特別感のある話だからかな。
やっぱり敵だった存在との共闘が熱い! 本編では類似した種族なのに戦っていることに絶望感がありましたが、本編以上に個人対個人では分かり合えるという希望が描かれていてとてもよかった。
![アイアン・ジャイアント スペシャル・エディション [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51I2NHJnsXL._SL160_.jpg)
田舎町に住むいたずら少年のホーガースは、ある日電線に絡まった巨大なロボット、アイアン・ジャイアントを発見する。赤ん坊のように何も知らないジャイアントを持て余しつつも、ホーガースは次第に彼と友情を育んでいく。だが政府捜査官をはじめとした大人たちに追い掛け回されることになり……。
人間の少年とこの世ならざるもの(ロボット)の友情物語。子どもの描き方や大人に対する皮肉が効いていて面白いなあ。またジャイアントが健気で可愛いんだなこれが。愛を知った者が自己犠牲するなんて王道、好きなんですけどやっぱり悲しい……。
夢のある話でもあるんですが、現実的な問題(社会情勢とか大人の役割とか)も含まれていて、ジャイアントのことを戦闘兵器だと言い切るところは何故だかわからないけどすごく傷ついた。そうだよなあ、そうじゃないって思っても本来そういう役目を果たしたかもしれないんだよなあ。いまやっているゲーム(ロボットが登場する)のこともあってずきっとしてしまった。

タイムマシンが開発された未来ではその使用は禁じられていたが、とある犯罪者組織がそれを悪用し、暗殺に用いていた。殺したい対象を30年前に転送し、ルーパーと呼ばれる殺し屋の元に送る手法だ。だがルーパーであるジョーの元に送られてきたのは未来の自分だった。逃亡した彼の目的は、未来でとある事件を起こす「レインメーカー」と名乗る人物の抹消だった。
タイムマシンの悪用によって殺しをしていたところ、30年後の自分が送られてきた。暗殺対象である自分を殺せず逃亡させてしまったが、未来で起こるとある悲劇を聞かされて。
未来が変わるとどうなるか。少しずつ位相がずれていっているらしい描写がはらはらさせられます。そしてやっぱり、未来を変えるために過去へやってきた暗殺者っていうシチュエーションはたいへん燃えるなあ! 対象が子どもだっていうのがまたね……。それが最後にはジョーの選択につながるのかと思うと……はああああ……!!! 「ループ」が本当は何を意味しているのか、レインメーカーが何を思っていたのかを想像すると、ああもう……。
30年後の未来がどんなものになったのかはわからないけれど、悲劇が一つ消えたと信じたい。