忍者ブログ
読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
[40]  [41]  [42]  [43]  [44]  [45]  [46]  [47]  [48]  [49]  [50
ラブリーボーン [DVD]
1973年、スージー・サーモンは殺害され、14歳の生涯を閉じた。天国のスージーはそこから残された家族、そして犯人の男ハーベイの生涯を見届ける。地上の人々の行く先は。スージーの行くところは。最後に残されたものとは……。

美しい映像や多数のカットを用いられて紡がれる、悲しみや怒り、そして虚しさと、人生の物語。
殺された少女と残された家族の視点を主に物語が進むんですが、犯人が捕まるのか、スージーの無念は晴されるのかという後半の展開に手に汗握りました。それだけに、ラストはちょっとやるせない気持ちになりましたが……。
映像は常に美しくてドラマチックで、想いを反映した風景がファンタジックでした。数少ない登場人物が絶妙な配置で、レイとの別れではこみ上げるものがありました。最後に残った「美しい骨」という絆を表す言葉、何かが生まれる予感があって不思議だけどいい言葉だ。
PR
男子高校生の日常 DVD グダグダ・エディション
タダクニ、ヒデノリ、ヨシタケの三人は、男子校に通うごく普通の高校生。くだらない話をする毎日を過ごしていたが、となりの女子校と合同文化祭を行うことが決定してから、さあ大変。「女子」に飢えていた彼らは、彼女たちを不必要に意識して……。

男子高校生のおバカっぷりと、女子高生たちの「ほんとバカばっかり」な態度の差異を楽しむ作品。男子高校生たちのノリと勢いが、リアリティ満載で本当にくだらない笑 でもこういうどうでもいいノリが、本人たちは心底楽しいんだよねえ。
原作が日常系の漫画だとは思っていなくて、調べてびっくりしました。アニメもやってたんですね。ちょっと見てみようかな。
ロビン・フッド [DVD]
弓の名手であるロビン・ロングストライドは十字軍の遠征に参加していた。リチャード1世が戦死し、帰途に着いたロビンは、王冠を託されてイングランドに戻ろうとしていたロバート卿が闇討ちされ、事切れる現場に遭遇する。彼の遺言を聞き届ける形で、ノッティンガム領主に剣を届けたロビンは、かの領主からロバートの身代わりになってくれと頼まれ……。

義賊としてのロビンフッドを想像していたんですが、これはそれよりも少し過去のお話。剣士くずれのロビンが、領主の息子の身代わりとなって決起し、王国の暗部や戦争に関わるお話。高貴な人間の身代わりとなった、身分の低い人間の血に由来しない強いカリスマ性を描いた作品で、歴史ロマンという印象でした。
こうしてロビンフッドが誕生したんだという話なんですが、この時代(12世紀でいいのかな)の風景として見るのがとても楽しかった。また音楽がよくってなあ。
宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 [Blu-ray]
イスカンダルでコスモリバースシステムを受け取った宇宙戦艦ヤマトと乗組員たち。だが地球への帰還の途中に戦闘民族ガトランティスと遭遇し、戦闘が開始されてしまう。追尾を振り切ろうとしたヤマトは不思議な惑星に迷い込んでしまい……。

OVA感あふるる劇場版。古代が艦長っぽく振る舞うのと、ガミラス人との共闘と、美味しいところが詰まっています。登場人物が本編より若干テンションが高い、というか積極性が強い……? と思うのはちょっと特別感のある話だからかな。
やっぱり敵だった存在との共闘が熱い! 本編では類似した種族なのに戦っていることに絶望感がありましたが、本編以上に個人対個人では分かり合えるという希望が描かれていてとてもよかった。
宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海 [Blu-ray]
テレビシリーズ全26話を再構成した総集編。

イスカンダルに到着し、コスモリバースシステムを受け取った宇宙戦艦ヤマトの乗組員たち。この映画はそこまでで、エンディングはスタッフロールで地球に戻ったところを描いていますが、テレビシリーズに存在した、帰還の最中に襲撃されて死者が出るというシーンがカットされています。なのでスタッフロールで館長が亡くなっても感動がないという。これはテレビシリーズを見ないとわかんないわ……。多分次の映画にあるのかな?
アイアン・ジャイアント スペシャル・エディション [DVD]
田舎町に住むいたずら少年のホーガースは、ある日電線に絡まった巨大なロボット、アイアン・ジャイアントを発見する。赤ん坊のように何も知らないジャイアントを持て余しつつも、ホーガースは次第に彼と友情を育んでいく。だが政府捜査官をはじめとした大人たちに追い掛け回されることになり……。

人間の少年とこの世ならざるもの(ロボット)の友情物語。子どもの描き方や大人に対する皮肉が効いていて面白いなあ。またジャイアントが健気で可愛いんだなこれが。愛を知った者が自己犠牲するなんて王道、好きなんですけどやっぱり悲しい……。
夢のある話でもあるんですが、現実的な問題(社会情勢とか大人の役割とか)も含まれていて、ジャイアントのことを戦闘兵器だと言い切るところは何故だかわからないけどすごく傷ついた。そうだよなあ、そうじゃないって思っても本来そういう役目を果たしたかもしれないんだよなあ。いまやっているゲーム(ロボットが登場する)のこともあってずきっとしてしまった。
LOOPER/ルーパー DVD
タイムマシンが開発された未来ではその使用は禁じられていたが、とある犯罪者組織がそれを悪用し、暗殺に用いていた。殺したい対象を30年前に転送し、ルーパーと呼ばれる殺し屋の元に送る手法だ。だがルーパーであるジョーの元に送られてきたのは未来の自分だった。逃亡した彼の目的は、未来でとある事件を起こす「レインメーカー」と名乗る人物の抹消だった。

タイムマシンの悪用によって殺しをしていたところ、30年後の自分が送られてきた。暗殺対象である自分を殺せず逃亡させてしまったが、未来で起こるとある悲劇を聞かされて。
未来が変わるとどうなるか。少しずつ位相がずれていっているらしい描写がはらはらさせられます。そしてやっぱり、未来を変えるために過去へやってきた暗殺者っていうシチュエーションはたいへん燃えるなあ! 対象が子どもだっていうのがまたね……。それが最後にはジョーの選択につながるのかと思うと……はああああ……!!! 「ループ」が本当は何を意味しているのか、レインメーカーが何を思っていたのかを想像すると、ああもう……。
30年後の未来がどんなものになったのかはわからないけれど、悲劇が一つ消えたと信じたい。
ティム・バートンのコープスブライド [DVD]
成金の金持ちだが気弱なヴィクターは、没落貴族の令嬢ヴィクトリアと政略結婚することになった。会ったこともない相手との結婚を不安がっていた二人だがなんとなくいい雰囲気になるも、ヴィクターのどじによって結婚式は延期に。ヴィクターは上手く言えなかった誓いの言葉を練習するが、調子に乗ってコープスブライドの指に気付かず指輪をはめてしまう。彼を花婿だと思った彼女によって死者の国に連れて行かれてしまったヴィクターは……。

寓話みたいだと思ったらロシアの民話を元にしているみたいですね。こういう、女性の気高さに救われたり、力強い男性が優遇されたり、不可思議なものの世界が賑やかだったりするのはとても異国的だなあと思う。
死者の花嫁に花婿と勘違いされてしまった気弱な若者は、果たして誰と結婚するのか? 死は恐ろしいものだけれど身近で親しいものだという世界観がすごく好きです。倫理観もちゃんとしていて、悪人が罰せられてよかったよかった。
二人の花嫁もとても凛として可憐でしたが、犬かわいいよ犬。二匹でお尻のにおい嗅いでるところがとってもキュートで笑ってしまった。
ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]
うだつの上がらないショーンは友人のエドとルームシェアをしている。だが最近恋人のリズに振られてしまった。楽観的で鈍いショーンは街を覆ったゾンビの大量発生にしばらく気付かなかったが、状況に気づくと友人や恋人たちを守ろうと駆け回る。

ゾンビでコメディ。冒頭から、街を襲った以上事態にショーンたちだけ気付いていないという状況に笑ってしまうんですが、その後の展開も絶妙に巧いし、ださかっこいいし、痺れるわあ。
性格も考え方も全然違う人間がこういう事態に遭遇すると、とんでもないことが起こるんだなあ笑 自分を律してみんなで協力して生き延びよう! というのとはまったく正反対の方向性で、ゾンビに襲われて緊迫したシーンでもなんだかちょっと笑えてしまう。パロディであろうかっこいいシーンやカットや展開があるんだけれど、他の部分でのくだらなさのせいで台無し感があってまたそれが笑えて楽しい。やっぱり名作だなあ。
プリティ・ガール [DVD]
デンマーク皇太子のエドヴァルドは様々なスキャンダルを起こす破天荒な性格だったが、テレビ番組の影響を受けてアメリカに留学することになる。ウィスコンシンの大学で医者を目指すペイジは身分を隠してエディと名乗る彼に出会い、最初は険悪ながらも次第に恋に落ちていく。

女子大生と皇太子のロマンス。キャリア志向の真面目な学生と、世間知らずでわがまま放題の王子様、この最初は合わない二人がお互いに感化されて変化していくところはロマンスの醍醐味という感じでたいへんきゅんきゅんします。ペイジの影響を受けたエディが爽やかでかっこよく見えてくるから、恋って人を変えるなあ。
二人がくっついておしまいかと思いきや、ペイジがデンマークにやってくるのは物語の中盤。恋人(婚約者扱いかな?)として政務に携わるというのがきちんとストーリーに組み込まれていておおっと思いました。そして二人の出した結論は……。
最後の最後でにっこりできる、ロマンスのほろ苦さも味わえるおとぎ話のような作品でした。
Profile
Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
Search
Calender
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
Archive
Shopping
Analyzer
Counter
忍者ブログ [PR]