読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
クラスに馴染めない日々を送っていた転校生のシュン。そんな彼を気にかける杏奈。二人は化け物が出るという噂の「ジェイルハウス」で同級生とともに屋敷に閉じ込められてしまう。すると屋敷内では次々に不可解な現象が起こり、次々と同級生が襲われて……。
フリーゲーム原作。ゲームは実況動画で見ました。
人気ゲームの実写化。お察し、という完成度なのですが、これはこれでまあいいか……という気がしてくるのはあんまり期待していなかったからかな……。ものすごく振り切ってありえないものにするか、めちゃくちゃ緻密な作品にするかしかないよなあこういう作品。
クローゼットでガタガタ震えているタケシが映像になっていたのと、青鬼が登場するときのBGMがゲームに似せて作ってあるのが楽しかった。
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トップモデルとなる夢を叶えるためにLAへやってきたジェシー。モデルの仕事を始めた彼女は、すぐにカメラマンやデザイナーに気に入られ、みるみるうちに成功への階段を駆け上がっていく。だが一方で、そんな彼女に嫉妬するライバルたちが動き出し、ジェシーもまた成功体験のために傲慢さを表出し始める。
R15+です。終盤凄まじくショッキングなシーンがあるのでR18でもいいんじゃないかという気がしました。死体をムニャムニャとか、殺した人間をナントカするとか、切腹とか色々……うん……。
ファッション業界を舞台にした女性たちの悪趣味なストーリー展開と描写で、あなたになりたいという感情をサスペンス成分全振りで作ったという感じがしました。モデルたちの仕事シーンは音楽と映像がかっこいいんですが、それだけに猟奇的なシーンが際立っていてだいぶと怖い映画に感じられました……正直女性同士のギスギスが極まって、という話を想像していただけに猟奇の方向に来るとは思ってなくてだいぶとメンタルに来ました。最後までスプラッタな方向に殴られてしまった。
同棲中の恋人と幸せな日々を送るアリスは、ある日出会った見知らぬ男性に心惹かれ、狂ったように恋に落ちていく。だが周囲に不可思議な出来事が起こり始め、疑心に駆られたアリスは彼の身辺を探るようになり……。
R18+なので過激なシーンがあるのはわかっていたんですが、それを上回るサスペンスでした。心理的に追い詰められていくところが多くてドキドキしたわー。
しかし恋に落ちていくところはホラーめいていると感じるほど恐ろしく情熱的で、何も起こらないわけないよねという。オチはすぐにわかってしまった(怪しい人が最後まで怪しかった)のでもう一捻り欲しかった気もするけれど、最後の気の抜けたようなエピローグがいい味だった。
9世紀のアイルランド。少年修道士ブレンダンは、写本を作りながらバイキングに備えて砦の壁の工事を行なっていた。ある日現れたのは「聖なる書」を携えて逃れて来た修道士エイダン。エイダンの持つ書に魅せられたブレンダンは、彼の手伝いをするようになり、インクの原料を求めて禁じられた森へ足を踏み入れる。そこで出会ったのは森の妖精アシュリンで……。
「ソング・オブ・シー」のように音楽と映像が独特で美しい作品だった。また小さな女の子が歌う歌がいいんだよなー。
「ケルズの書」にまつわる民話、伝承をモチーフにしたお話で、なんだかちょっとビターな印象だった。村焼き(と言っていいのか)があった後、主人公らしく復讐の旅へ、とか、戦士になる、とかじゃなくてあくまで修道士として、写本を作ることを貫いたからかな。そういう話もいいよなー。
東京に家出をした穂高。雨が続くその街で、晴天をもたらすことのできる不思議な力を持つ少女・陽菜と出会う。なんとかありついたライターの仕事の傍ら、陽菜と弟の凪とともに能力を利用して、依頼人が指定したその日を晴れにするという仕事を始める。だが天候を左右する大きな力には代償が必要だった……。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。
サノスの襲撃からしばらくが経ち、多大な犠牲と影響が残ったまま日常が戻った。スパイダーマン・ピーターは、学校の友人たちや想い人のMJに告白しようと夏休みのことで頭がいっぱい。だが、尊敬するアイアンマン・トニーから託されたものを抱えたまま、ヒーローとしての生活か16歳の高校生としての日々をとるかを思い悩んでいた。そんなある日、異世界から脅威と新たなヒーローがやってきて……。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。
とある村で起こった連続殺人事件を解決するために派遣されてきた捜査官イカボッド・クレーン。村では犯人は首なし騎士だと噂されており、それを真面目に受け取らないイカボッドだったが、首なし騎士が人を殺害するところを目撃してしまった。衝撃を受けたイカボッドは、首なし騎士が誰かによって操られていると知るが……。
ホラーの美しさを集結させたような作品。結構血がばっしゃーぐっしゃーと出るし首だけになった人がめっちゃ出てくるのでだめな人はだめそう。
幻想と現実の境目みたいな時代で、幻想の話をしている作品だなあと思いました。俗にまみれた人々と連続殺人事件と首なし騎士って、すごいロマンですね。また少年少女が手を貸してくれるところがいいんだー。大人主人公ならではのよさ。真犯人が怪しく美しくてよかった。
しかし首なし騎士が結構普通の敵みたいに追いかけてきたり組み合ったり吹っ飛んだりするところはちょっとシュールで笑ってしまった。
全米美少女コンテストに参加することになった少女オリーブ。眼鏡でぽっちゃりの彼女に、ぎすぎすしている両親、一言も口をきかない兄、ヘロイン中毒の祖父、自殺未遂したゲイの伯父の家族は古びた車でコンテストが行われるカリフォルニアを目指す。だが道中、家族の様々な問題が浮き彫りになり……。
ハートフルロードムービー。噛み合わない家族が旅で起こる様々な出来事を経て、いびつながらもちゃんとした家族になっていく。明らかにちゃんと機能していない家族なんだけれども、それでも逃げなければなんとかなる、かもしれない、というような前向きさ溢れる作品だったなあ。
オリーブ役の子が可愛くて、不美人だって表現されているけれど全然そんなことない可愛い子だった。お兄ちゃんに寄り添うところ、なんだかすごくじんとした。
炎を操る突然変異体バーニッシュの出現により、世界のほとんどが消失した。それから三十年後。プロメポリスのバーニングレスキューの新人隊員ガロは、テロリストであるマッドバーニッシュが起こした火災現場に仲間とともに駆けつける。火消し魂のままにマッドバーニッシュのリーダーと戦うガロだったが、これがこの星の未来に関わる出会いとなって。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。
滅びゆく地球で、かろうじて生き延びている人類。息子と幼い娘とともに暮らすクーパーは、家に起こるとある現象をきっかけにNASAで行われている極秘プロジェクトの一員として否応無しに関わらされることとなった。その任務とは、人類が居住可能な惑星を見つけるため、先人たちが旅立った惑星へたどり着くこと。娘マーフとはすれ違ったまま「必ず帰る」と約束して旅立ったクーパーだが、人類生存のために行われている計画の真実を知ることとなり……。
父と娘の物語だったなあ……という壮大なSF作品。すごく多重的にいろんな要素が積み重なっていて、時間が長い(2時間50分ある)こともあって一度では見きれなかった気がします。繰り返し見て紐解きたいと思わせるいい映画だった。
重力問題を解き明かそうとする博士とその娘アメリア、そしてクーパーと娘のマーフ。この二組がメインで、話が進むにつれてクーパーとアメリア、博士とマーフの組み合わせになって、さらに話が進行すると別の形に……っていうのが面白いなあ。なんだか宇宙感を覚えました。
形は違えど根底には「愛」があるのもとても面白かった。そうした結びつきが次元という概念である世界観もあるのかもしれないなあなんて思いました。
地球を救おうと果てしない宇宙に漕ぎ出す人たちがただものではないのは当然で、宇宙で起こる出来事や明らかになる真実は頭を抱えるものが多くてはらはらさせられどおしだったんですが、ラストの余韻が超絶好みだったのでもう本当に、いい映画だったと思います。生命の生存はかくあるべきという感じがしました。