読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
フィオナと三人の子どもたちと幸せに暮らしていたシュレックだったが、あまりに平凡で退屈な日常に飽きてしまい、ついにはフィオナと喧嘩をしてしまう。だが偶然出会った魔法使いと契約したことで、シュレックが存在しない世界に飛ばされてしまう。フィオナとキスすれば世界はもとどおりになると知ったシュレックは、現在は革命軍を率いているフィオナに会いに行くが、もちろん彼女はシュレックのことは知らず……。
家庭に収まった男性がかつての自分や栄光を取り戻したい、っていう考え方はお国柄なのかなあと思いつつ。
幸せに慣れきってしまうとそれを大事にできなくなる。結果、本当の宝物を失ってしまうよ。という教訓話ですね。
どうしてこんなにこてこての関西弁が似合うんだろうなあというシュレックの造形や、物語に登場する人外のものたちのユーモアさがとても楽しい。長靴をはいた猫……お前……笑
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孤児であったダスタンは、たまたま通りかかった国王にその勇気を讃えられ、血の繋がらない息子として迎え入れられて王子となった。兄王子二人とともに戦いに赴いたダスタンは、攻め落とした都で美しい姫タミーナと出会う。しかし彼女が守る「時間の砂」の短剣と陰謀に巻き込まれ、追われることとなり……。
王家の血を引いていないながらも、父と兄たちとの仲は良好、ちょっと勝手な振る舞いは多いけれど信頼されている王子ダスタン。王座を狙った陰謀と、肉親の裏切りにあったダスタンは、真実を明らかにすべく、ヒロインとともに戦う。
とってもすっごく王道ファンタジー。また時を巻き戻すことのできる短剣というのが、とてもいい小道具。ロマンがある。
勝気すぎるヒロインがちょっと、と思うこともあるんですが笑 彼女とか映像が古き良き冒険ファンタジー(インディ・ジョーンズとかの)を感じさせて、見ていてわくわくしました。
亀の姿を持つミュータント・ニンジャ・タートルズは、宿敵シュレッダーが脱獄し、ストックマン博士らと協定を組んでニューヨークを再び混乱に陥れようとしていることを察知する。街を守るために戦う彼らだったが、世界征服を企む悪の帝王が異次元より襲来。果たしてタートルズは世界を守れるのか?
あんまり何も考えずに見ていたら、前作があることを知る。
子どもの頃はアニメをかぶりつきで見ていた覚えがありますが、これは映画のリブート版。
ティーンエイジの四兄弟が、言い争い、諍い合いながらも、チームとして世界を守る。ここに彼らに協力したり、利用したりとアシストする人間側の仲間がいたり、ニューヨークの治安を守る警察側や、人間とミュータントの差別などが絡んで、最後もなかなか派手でおおーと思いました。四兄弟のキャラ付けが面白くて好きだったなあ。
聖杯戦争、三つ目の物語。聖杯戦争に参戦することになってしまった衛宮士郎だが、家に手伝いに通っている間桐桜には自分の状況をひた隠しにしていた。だが桜の兄、慎二がライダーを使役していると知ったため、彼女が巻き込まれることを案じた士郎は桜を家に匿うことにする。しかし戦いの最中、不穏な影が出現し……。
三つ目のルート。桜がヒロインの、暗くて重くてエロティックな話の第1章ですね。ひたひたと押し寄せる不穏さが、主題歌と相まってとてもいい。
ルートに共通した冒頭の召喚までの話を、さくっとやってくれたのは上手いなあと思いました。Fateを知っている人しかお呼びじゃないのよという感じですが、ここをやっちゃうとセイバーの方に感情移入しちゃうんですよね。
全ルートを知っていて、Zeroも履修していると、第四次からの流れが改めてわかって面白いなあと思いました。イリヤがセイバーにアインツベルンのことを聞いたのはぐっときたなあ。
山の上にあるオーバールック・ホテルに、管理人としてやってきた小説家志望のジャック、妻のウェンディ、息子のダニー。だがかつてこのホテルは一家惨殺事件が起こったといういわくつきの物件だった。ダニーは不思議な能力(シャイニング)の持ち主で、様々な超常現象を目の当たりにすることになるが、やがてジャックがこの不思議に飲み込まれていき……。
スティーヴン・キング原作の作品。やっぱり面白いなあ! 考察を読んでますます唸った。
閉ざされた空間でどんどん狂気に飲み込まれていくホラーなのですが、カットやら言動やらがものすごく怖くて面白い。役者さんすごいなあ。あとやっぱり、助けがきた!? と思ったら、ダンッ! って希望が絶たれる感じがめちゃくちゃ好きだ。「ミザリー」のときも思ったけど、そこからまた巻き返そうとするのが熱いんだよなあ。
原作とは全然違っているらしいので、原作も読もう。
1973年、スージー・サーモンは殺害され、14歳の生涯を閉じた。天国のスージーはそこから残された家族、そして犯人の男ハーベイの生涯を見届ける。地上の人々の行く先は。スージーの行くところは。最後に残されたものとは……。
美しい映像や多数のカットを用いられて紡がれる、悲しみや怒り、そして虚しさと、人生の物語。
殺された少女と残された家族の視点を主に物語が進むんですが、犯人が捕まるのか、スージーの無念は晴されるのかという後半の展開に手に汗握りました。それだけに、ラストはちょっとやるせない気持ちになりましたが……。
映像は常に美しくてドラマチックで、想いを反映した風景がファンタジックでした。数少ない登場人物が絶妙な配置で、レイとの別れではこみ上げるものがありました。最後に残った「美しい骨」という絆を表す言葉、何かが生まれる予感があって不思議だけどいい言葉だ。
弓の名手であるロビン・ロングストライドは十字軍の遠征に参加していた。リチャード1世が戦死し、帰途に着いたロビンは、王冠を託されてイングランドに戻ろうとしていたロバート卿が闇討ちされ、事切れる現場に遭遇する。彼の遺言を聞き届ける形で、ノッティンガム領主に剣を届けたロビンは、かの領主からロバートの身代わりになってくれと頼まれ……。
義賊としてのロビンフッドを想像していたんですが、これはそれよりも少し過去のお話。剣士くずれのロビンが、領主の息子の身代わりとなって決起し、王国の暗部や戦争に関わるお話。高貴な人間の身代わりとなった、身分の低い人間の血に由来しない強いカリスマ性を描いた作品で、歴史ロマンという印象でした。
こうしてロビンフッドが誕生したんだという話なんですが、この時代(12世紀でいいのかな)の風景として見るのがとても楽しかった。また音楽がよくってなあ。
イスカンダルでコスモリバースシステムを受け取った宇宙戦艦ヤマトと乗組員たち。だが地球への帰還の途中に戦闘民族ガトランティスと遭遇し、戦闘が開始されてしまう。追尾を振り切ろうとしたヤマトは不思議な惑星に迷い込んでしまい……。
OVA感あふるる劇場版。古代が艦長っぽく振る舞うのと、ガミラス人との共闘と、美味しいところが詰まっています。登場人物が本編より若干テンションが高い、というか積極性が強い……? と思うのはちょっと特別感のある話だからかな。
やっぱり敵だった存在との共闘が熱い! 本編では類似した種族なのに戦っていることに絶望感がありましたが、本編以上に個人対個人では分かり合えるという希望が描かれていてとてもよかった。