読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
恋人の心変わりが原因で別れたエリザベス。諦めきれないせいで、彼の家の向かいにあるカフェに通い、人気のないブルーベリーパイにアイスをのせて食べる日々。マスターのジェレミーはそんな彼女に次第に惹かれていく。だがエリザベスは元彼が新しい恋人といるところを目撃し、旅に出ることにした……。
傷ついた女性と男性が、一人は本物の旅に、もう一人は同じところで過ごし、変化を受け入れて再び出会うラブストーリー。地味なんですが嫌いじゃないです。人生にはそれぞれの旅があるというロマン的なものを感じました。
結構静かに描かれるんですが、エリザベスの旅がなかなか大きくて、これは彼女の行動力によるものなのか、それともアメリカという大国ではそれほど規模の大きい旅ではないんだろうか、と考えました。日本人としてはめちゃくちゃ距離のある旅をしているように思うんですが、ちょっと国内旅行みたいなノリなのかな、どうなのかな。
売れ残りのブルーベリーパイをキーアイテムにしているところがめちゃくちゃいいなと思いました。
PR
異能力者たちが集まる武装探偵社に籍を置く中島敦。泉鏡花が仲間に加わり、事件と解決を繰り返すいつもの日々を過ごしていたが、ある日世界各国で異能力者が自死する謎の事件が発生しているとの知らせが入る。現場には不可思議な「霧」が発生するというそれに巻き込まれた敦たちは、事件の主要人物とみなされた澁澤龍彦確保に乗り出すが……。
ファンのために作られた映画かつ、第3シーズンの布石という感じかな? だいぶと話を覚えていなくて自分の記憶力にがっくりきましたが、派手な戦闘シーンと、ファンの心を掴もうと大事なところでいい表情を描こうとしているところが、とてもいいなあと思いました。そういうのオタクは大好きだと思います!
だいぶと登場人物が絞られていたので与謝野晶子好きとしてはちょっぴり寂しかったのですが、鏡花ちゃんが可愛かったのでよし。
インディアが18歳の誕生日を迎えた直後、愛する父が急死した。葬儀にやってきた父の弟リチャードは、不思議な魅力で家に居座るようになり、母イヴリンやインディアにアプローチをかけてくる。しかし彼がやってきてからインディアの周りでは次々に人が消えて……。
ホラーなのかスリラーなのか。ともかく非人間的な人と少女を絡めた作品で、あちこちに性的なほのめかしがあるのにちょっと酔ってしまった。ここまで露骨に描くかーと最後にはちょっと面白くなっていましたが、ハイヒールに銃で、っていうのはいいセンスだと思います。趣味がいいとは言えないけれどね!
見ていて最近読んだ『ずっとお城で暮らしてる』が浮かんだのは、外からやってきた変化の因子と、隔絶されたような環境下で羽化を忌避つつも待ち望んでいる少女、のイメージが結びついたからかなあ。だから想像していた話とは違ってサイコパスなラストはびっくりしてしまったけれど、興味深く見ました。
ある朝、ニューヨークの公園内はいつも通り賑わっていた。しかし突如としてその場にいた人々の言動がおかしくなり、自殺をするという異常事態となる。やがてそれは伝播し、少しずつ被害は広がっていく。科学教師のエリオットは学校側の指示で生徒たちを帰宅させ、家族や友人とともに避難を始めるが……。
冒頭から異常事態が始まるという、滅びは突然始まるを体現させたようなスタートで、エンドロールが流れてもまだ何も終わっていない感でどきどきする作品でした。本気で怖いピークっていうのはほぼないんですが、ずーっと怖いし常に何かに追いかけられている感じがして、助かるの? 助からないの? っていう不安が全然消えない。
暗示的なものがいろいろあるんですが、その詳しいことはまったくといっていいほど語られないので想像するしかないのがまた面白い。
児童保護局で働くエミリーは、両親から虐待を受けていた少女リリーを保護する。里親が見つかるまでリリーと暮らし始めるエミリーだったが、周囲で不可解な事件や死が起こり始める。セラピストである恋人が死ぬ直前、リリーに怯えていたことを知っていたエミリーはリリーに不信感を抱くが……。
可愛い子どもの顔をしたあの子は、天使それとも悪魔? めちゃくちゃ凶悪な悪魔です、という少女に関わる人間が思い切り振り回されて殺されていく話。ターゲットにされて一緒に暮らしてさらには「愛してよ」ってめちゃくちゃ怖いわ!
お話としては小難しいところはなく、どこで怖がらせてくるかどきどき見守っていました。あれでおしまいだとは思えないんだよなあ。
アレンデールを守った女王エルサと妹アナ。何事もなく平和な日々が続く……と思っていたが、エルサの耳には何者かの呼び声と思しき歌声が聞こえるようになっていた。そんなある日王国に異変が。国を守るために姉妹は、亡き父母が語ってくれた北の森と精霊たちのことを思い出し、その謎を解くために旅立つ。
まだまだ公開中だと思うので続きから。
まだまだ公開中だと思うので続きから。
すみっコを好むキャラクターたちは、ある日お気に入りの喫茶店の地下で不思議な絵本を見つける。すると突然大きな壁に飲み込まれてしまい、気付けば絵本の中に! そこへ現れたのは迷子の子。お家と仲間を探すために、すみっコたちが冒険を繰り広げる。
すごく……癒されました……ほわほわした。
手でもぎゅもぎゅっとしたりなでなでしたい、キャラクターの質感がすごくよかった。
お話自体はツッコミなんて野暮だよ! という想定で進むんですが、シンプルながらも最後に深いネタを仕込んでくるところが実にうまいと思いました。すみっコたちというキャラクター性に隠されているけれど、これは結構残酷な現実だぞ……。
すごく……癒されました……ほわほわした。
手でもぎゅもぎゅっとしたりなでなでしたい、キャラクターの質感がすごくよかった。
お話自体はツッコミなんて野暮だよ! という想定で進むんですが、シンプルながらも最後に深いネタを仕込んでくるところが実にうまいと思いました。すみっコたちというキャラクター性に隠されているけれど、これは結構残酷な現実だぞ……。
義理の兄弟と父を殺したダミアンは、二十年後、義父の会社を継いで金と権力を手にしていた。ついにはアメリカ大統領から英国大使に任命される彼には、ある目論見があった。それは近い将来生まれる、自らと対をなす救世主を殺すこと。そのために救世主が生まれるだろうイギリスに潜伏する必要があったのだ。一方、神父たちもメギドの短剣を手に、悪魔の企みを阻止しようと動き出していた。
ちゃんと話を終わらせたことにまず拍手をしたい。このままずるずるとうやむやにするのかと思っていた。
大人になったダミアンが女性と出会い、という展開は面白かったんですが、結局悪魔ってなんだったんだろうというのが消化不良でした。ただ人を殺せる能力があってそれを使っただけで悪魔なんだろうか。
「オーメン」をいまの感覚で描くとどうなるか気になるのでリメイク版も見てみたい。