読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
![サクラダリセット 前篇 [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/510I+7MAVUL._SL160_.jpg)
能力者が存在する不思議な街・咲良田。浅井ケイと春埼美空はとあるクラブに所属し、能力を使って活動している。そんな二人には共通する傷があった。春埼の能力、最大三日分世界を巻き戻すことができる「リセット」によって友人・相麻菫を亡くしたこと。見聞きしたものを完全に記憶する「記憶保持」の能力を持つケイは何があったのかをすべて覚えていることだ。そんな二人は咲良田を変えようとする事件に巻き込まれ……。
アニメを視聴済み。原作は未読。
前篇は相麻菫を取り戻すまでの話。原作の中身がどんなものかわからないのでアニメ基準になるのですが、ちょっと改変しつつもほとんど変わらないストーリーだった気がします。相麻菫が実写でも実に「相麻菫」っぽくて感心しました。独特の声と台詞回しがとても。
前篇はまだ青春の延長線上にあるような話なんだけれど、ケイの駆け引きがだいぶと心臓に悪い。美空に対する絶対的な信頼が怖いような。でもケイの気持ちを知っているとむずがゆいような。
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大学生のダニーは追い詰められていた。精神疾患を持つ妹が不穏なメッセージを寄越してきたからだ。その不安は的中し、妹は両親と無理心中し、ダニーは病んでいく。そんな彼女の振り回されていると感じ、別れを考えていた恋人のクリスチャンは、友人のマーク、ジョシュとともに、同じく友人のペレの故郷、ホルガの祝祭に招待されていた。なしくずしにダニーもホルガ行きに参加するが、そこで行われていたのは……。
公開中なので続きから。
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![ヒットマン(完全無修正版) [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51A7ocYg9EL._SL160_.jpg)
極秘裏に暗殺者を養成しては各国に派遣する組織、そこに所属する凄腕の殺し屋・エージェント47は、その日もターゲットを仕留めた。任務終了と思いきや、ターゲットは生きており、しかも反抗の現場を娼婦ニカに目撃されてしまう。ニカを始末しようとするも、47は彼女に何かを感じ取り、情報を得るために生かすことにするが……。
ゲームはちょっとだけ知っている、という状態で見ましたが、47役の俳優さん、めちゃくちゃいいですね。はまってますね。
成功したはずのミッションが完了にならず、というところから始まる殺し屋もの、王道を突っ走っていて安心して見ていられました。あとやっぱり登場人物がかっこいいなあ。現実に寄せたキャラクター造形ってリアルにすればするほど陳腐なときがあると思うんですが、これはぴったりな感じがしてよかった。
![グランド・ブダペスト・ホテル [AmazonDVDコレクション]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Y7ghnNceL._SL160_.jpg)
ヨーロッパ最高峰と謳われたグランド・ブダペスト・ホテル。名高きコンシェルジュ・グスダヴを目当てに大勢の富豪が集まっていた1932年。とある資産家・マダムDが死去し、グスタヴとベルボーイのゼロはマダムの屋敷に向かう。そこでグスタヴはマダムからの遺産を譲り受けるが、これがきっかけでマダム殺害の容疑で逮捕されることになってしまった。
ユーモアと風刺の効いたコメディ作品。色彩や構図が華やかで、こういう美的な作品でコメディなのは見ていて心踊ります。荒唐無稽な展開につい笑ってしまった。皮肉ったような色々がまた味があって好きだ。また建物や室内に土地柄が表れていてとてもいい。戦争の気配を感じつつも、豊かになった人たちが楽しそうに生きて、それにまつわる事件に巻き込まれるなんて、時代の良さを描いている気がしてちょっとほっこりする。
![ペット・セメタリー [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51gTKQz77jL._SL160_.jpg)
田舎町に引っ越してきたクリード一家。新しい家の隣には事故にあったペットを埋葬する墓地、ペット・セメタリーがある。飼い猫のチャーチが亡くなり、まだ死を理解できない幼い子どもたちに内緒で、遺骸を墓地に埋めるルイスだったが、翌日チャーチは、異臭を放つ姿で蘇ってきて。
屍を埋めると死んだ者が蘇る墓地。だが戻ってきたそれはまったく別の何か。
禁忌の術に触れてしまったがゆえにそれに取り憑かれる恐怖と悪霊の存在・うーんとても80年代90年代。この時代のホラーは面白い。信仰が深いがゆえに描かれるものがあって、様々な情報を手に入れることができる現代にはない空気感が漂っている。
あとやっぱりキングは偉大。絶対起こってほしくないことが起こるんだもんなー。動物と子どもがひどい目にあうのはきつい。そしてエンディングの明るさが、無情で滑稽。センスある……。
とある事情で再就職した桃瀬成海は、その会社で幼馴染の二藤宏嵩と再会する。実は成海はオタク趣味がバレて彼氏に振られた上に会社に居辛くなった腐女子であり、宏嵩は重度のゲーマーだ。趣味を知っている気安さから最接近した二人は、なんと付き合うことになったけれど、「普通の恋」はなかなか難しいようで……。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。


Episode1「R:B ~BLAZE~」
Episode2「SIDE:BLUE ~天狼の如く~」
Episode3「SIDE:GREEN ~上書き世界~」
Episode4「Lost Small World ~檻の向こうに~」
Episode5「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」
Episode6「Circle Vision ~Nameless Song~」
本編は視聴済み。
過去の話が主で、それぞれの陣営やそこに所属する人たちがどんな道を歩んできたのかが垣間見えます。
《吠舞羅》のエピソードは泣いてしまうから……もう……戻ってこないけれど輝かしかったあの日々が……うう……。
Ep.6も含めてみんな、過去のことを少しだけ引きずっているんだなあという話で、そこから新しい道を歩んで、懐かしがるけれど前に進む人もいれば、どうしても何度も振り返ってしまっているようなもいて、悲しい。切ない。うわーってなる。
世理ちゃんのいる青が好きなんですが、というか世理ちゃんが好きなんですが、赤のみんながめちゃくちゃ好きなので、幸せになってほしいな……。
![ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51jeF0YSR5L._SL160_.jpg)
東京で暮らす風花/アネモネは、亡くなった父が所属していた特殊機関「アシッド」のメンバーとして、人類の敵である「七番目のエウレカ/エウレカセブン」と戦うため、ダイブを試みる。そこで風花はAIコンシェルジュであるドミニクが青年の姿で案内してくれることに驚きつつも、やがて世界の秘密に触れることになり……。
だいぶと話が違うな!? ハイエボ1作目が大掛かりな伏線だったという話なのか。
かつて誰にも救われなかった、でも最後に救われた少女が、今度はもう一人の少女を助ける話、という感じ。ぐるっと回った感がありますね。いやでもだいぶと込み入った話になってきたぞ……。
スカブコーラルの存在する世界と地球が地続き? というか関連するのはテレビシリーズでもハイエボでも話していたと思うんですが、どちらが本当の世界なのかという話をするのは野暮かもしれない。風花にとってはエウレカによって危ぶまれている東京が本当だし、エウレカにとってはレントンがいる世界が本当で。
結局レントンが特異点なんだな。これどう落とすんだろうというところにすごく興味があります。
![舟を編む 通常版 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51G3xdll13L._SL160_.jpg)
玄武書房で新しく刊行される辞書『大渡海』の作業が進められる中、営業部員の馬締はコミュニケーション能力に欠けながらも言語学専攻と言語に対する感覚を見抜かれ、辞書編集部に異動することになった。一冊の辞書が完成するまでにかかる時間は長く、その間に人や思いは少しずつ変化していって……。
原作は読了済。静かに、じわじわと熱く、言葉と辞書への思い、そしてそれを用いる日常の大切さが感じ取れるような作品だと思いました。堅実かつ、丁寧で面白い。文章だと想像するだけだった作業風景が本当に細かくて、おお……と感動しました。そしてまた俳優さんたちがいい。すごくいい。仕事に打ち込んでいる感がすごく見えた。
ただやっぱり活字で読むjからこそ「言葉」「辞書」というものがぐんと迫ってきているように感じられたのは確かで、映画はわかりやすくはあったんだけれども、私がこの作品を好きだと思った感情の熱や色がちょっと違っていて、その異なりも面白いなあと思いました。