読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
とある事情で再就職した桃瀬成海は、その会社で幼馴染の二藤宏嵩と再会する。実は成海はオタク趣味がバレて彼氏に振られた上に会社に居辛くなった腐女子であり、宏嵩は重度のゲーマーだ。趣味を知っている気安さから最接近した二人は、なんと付き合うことになったけれど、「普通の恋」はなかなか難しいようで……。
公開中なので続きから。
公開中なので続きから。
Episode1「R:B ~BLAZE~」
Episode2「SIDE:BLUE ~天狼の如く~」
Episode3「SIDE:GREEN ~上書き世界~」
Episode4「Lost Small World ~檻の向こうに~」
Episode5「メモリー・オブ・レッド ~BURN~」
Episode6「Circle Vision ~Nameless Song~」
本編は視聴済み。
過去の話が主で、それぞれの陣営やそこに所属する人たちがどんな道を歩んできたのかが垣間見えます。
《吠舞羅》のエピソードは泣いてしまうから……もう……戻ってこないけれど輝かしかったあの日々が……うう……。
Ep.6も含めてみんな、過去のことを少しだけ引きずっているんだなあという話で、そこから新しい道を歩んで、懐かしがるけれど前に進む人もいれば、どうしても何度も振り返ってしまっているようなもいて、悲しい。切ない。うわーってなる。
世理ちゃんのいる青が好きなんですが、というか世理ちゃんが好きなんですが、赤のみんながめちゃくちゃ好きなので、幸せになってほしいな……。
東京で暮らす風花/アネモネは、亡くなった父が所属していた特殊機関「アシッド」のメンバーとして、人類の敵である「七番目のエウレカ/エウレカセブン」と戦うため、ダイブを試みる。そこで風花はAIコンシェルジュであるドミニクが青年の姿で案内してくれることに驚きつつも、やがて世界の秘密に触れることになり……。
だいぶと話が違うな!? ハイエボ1作目が大掛かりな伏線だったという話なのか。
かつて誰にも救われなかった、でも最後に救われた少女が、今度はもう一人の少女を助ける話、という感じ。ぐるっと回った感がありますね。いやでもだいぶと込み入った話になってきたぞ……。
スカブコーラルの存在する世界と地球が地続き? というか関連するのはテレビシリーズでもハイエボでも話していたと思うんですが、どちらが本当の世界なのかという話をするのは野暮かもしれない。風花にとってはエウレカによって危ぶまれている東京が本当だし、エウレカにとってはレントンがいる世界が本当で。
結局レントンが特異点なんだな。これどう落とすんだろうというところにすごく興味があります。
玄武書房で新しく刊行される辞書『大渡海』の作業が進められる中、営業部員の馬締はコミュニケーション能力に欠けながらも言語学専攻と言語に対する感覚を見抜かれ、辞書編集部に異動することになった。一冊の辞書が完成するまでにかかる時間は長く、その間に人や思いは少しずつ変化していって……。
原作は読了済。静かに、じわじわと熱く、言葉と辞書への思い、そしてそれを用いる日常の大切さが感じ取れるような作品だと思いました。堅実かつ、丁寧で面白い。文章だと想像するだけだった作業風景が本当に細かくて、おお……と感動しました。そしてまた俳優さんたちがいい。すごくいい。仕事に打ち込んでいる感がすごく見えた。
ただやっぱり活字で読むjからこそ「言葉」「辞書」というものがぐんと迫ってきているように感じられたのは確かで、映画はわかりやすくはあったんだけれども、私がこの作品を好きだと思った感情の熱や色がちょっと違っていて、その異なりも面白いなあと思いました。
戦時中のアメリカ。ニューヨーク社交界のトップに位置するマダム・フローレンスは、夫と音楽をこよなく愛していた。だが彼女は歌の才能には恵まれていなかった。妻のため、夫のシンクレアは仲間内での音楽会を開き、批評家たちを買収、新聞に好意的な論評を書いてもらい、関係者には真実を告げないよう奔走していたが、ある日マダムはカーネギーホールで歌うと言い出して……。
1944年。実在の出来事を下敷きにした作品です。これ、本当に行われていたのだとしたらすごいな。買収でなんとかなるものなのかと思うと興奮してしまう。そこまでして妻を守りたかったし、夢を壊さなかった夫や周りの人たちの愛情が、なんともいえず染みる。演じているのを見ているだけでも愛嬌のある人だと思ったし、世間ずれしてなかったんだろうなと思いました。
愛するものを愛したままでいさせてあげたいという、その気持ちが最も尊い。最期まで夢を守り抜いた人たちに拍手を送りたいです。
東京出身のカイは、ひなびた港町で父と祖父と暮らしている。ある日趣味で作った打ち込み動画をアップしたところ、同じクラスでバンドを組んでいる水産会社の一人娘・遊歩と、神社の跡取り息子・国夫にメンバーに誘われる。練習に参加したところ、不思議な歌声を聞いたことがきっかけで人魚のルーと出会うカイ。ルーは、音楽を聴くと鰭が足に変わるのだった。
独特の描写が癖になる。水とか、踊る動きがめちゃくちゃいいと思いました。
一人の少年が自身の将来やいま自分が置かれている環境をどのように受け入れ、乗り越え、決めて歩み出すかまでのお話なので、登場人物がカイに投げかける言葉が見ていて結構きついものがありました。都会のことをまったく知らないまま語る遊歩と国夫が特にきつい。十五歳ってこんなものかなあ。もうちょっと情報が入ってこないものかな……とぐらぐらしてしまった。
とにかくルーが可愛らしかったのですが、犬人魚が……笑 マスコットキャラ的ですごく可愛かったです。
天才ピアニストとして有名だったトム。あるトラウマによって表舞台から姿を消していた彼だったが、恩師の追悼コンサートを開くことになり、五年ぶりにステージに立った。恩師が遺した特注ピアノで超絶技巧曲を奏でていると、楽譜に「1音でも間違えたらお前を殺す」というメッセージが書かれているのを発見する。犯人の目的とは……。
分厚い短編漫画、という印象で、スリル感があってとても好きでした。色々無理があるよ! って感じなんですが、お話としての美しさがすごく好み。ロマンがある。犯人はいったい誰か。目的は。演奏を続けながら極限の状態が続くのではらはらし通しで、無駄なところがなかったように思えてまとまっていたなー。面白かった。
彩はバイトで知り合った20歳年上の伊藤さんとお付き合いをしている。のんびりと一緒に暮らしていたある日、父親がやってきてここに住むという。頑固な父と、穏やかながらも将来性はあんまりない伊藤さん、そして彩という三人での生活が始まるが、次第に父と伊藤さんの間に不思議な絆が生まれ……。
邦画らしい、『人』を描いた作品だなあと思いました。原作があるんですね。
彩と伊藤さんの関係は穏やかとか惰性とか将来性がないとか言われるかもしれないんですけれど、本人たちのペースがあって、それが一般的には理解されにくいという雰囲気。教師をやっていて堅実を描いたようであっても問題を抱えている父親という人。同居の父を疎んじるというテンプレな兄。どこにでもいそうな人たちの、普通でもあり、異質でもあるごく当たり前の風景が、見ていてほんのりと沁みる、じわじわとした作品だと思いました。