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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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志々雄真実との戦いで、薫を助けるために海に飛び込んだ剣心は、浜辺に漂着していたのを県の師匠である比古清十郎に助けられる。一方、志々雄は軍艦・煉獄でもって東京に現れ、伊藤博文を脅迫する。志々雄を止めるため、剣心は比古に奥義伝授を頼むが……。

第二部後編という感じかな?
戦っていた相手が一時的に味方になるのは熱い。クライマックスはこうでなくては。
一作目と比べて落ち着いた印象の、というか中盤という印象が否めない三作目でしたが、やっぱり役者さんがすごい。剣心が飛び抜けて美しく格好よくて、見ていて惚れ惚れしてしまう。すごい役者さんだなあ。
この剣心をもっと見ていたい。最終章が楽しみだな。
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B00O52EPHI
人斬り抜刀斎の噂が過去のものとなりつつある頃、剣心は政府の要人・大久保利通と会見し、京都で暗躍する志々雄真実の情報を得る。明治政府の転覆を狙って京都に身をひそめる志々雄を止めてほしいというのだ。やがて大久保が志々雄の配下に殺されたことで、剣心は京都に向かうことを決めたのだが……。

剣心の動きが人外めいている笑 役者さんたちの身体能力ってすごいなあ。撮影の技術もあるだろうけれど身体ができていないと走るのも乗馬も殺陣もできないものな。
あとやっぱり役者さんたちが豪華でとっても再現度が高かろうという感じ。いやあ書生風味の瀬田宗次郎、とてもよき。いやただの性癖だな……。
B009SGB7TA
伝説の暗殺者「人斬り抜刀斎」だった緋村剣心はいまは不殺の誓いを立て、旅をしながら人を守り助ける日々を送っていた。そこで根拠のない噂で門下生を失った神谷活心流の師範代の少女・薫と出会う。神谷道場に居つくことになった剣心はやがて新型阿片の密売と抜刀斎を名乗る辻斬りの二つの事件に関わることになり……。

実は原作をちゃんと読んだことがない。ないながらも再現度高いんじゃないかと思わせる良き時代劇だと思います。わかりやすいって大事。アクションシーンはかっこよく(……一部「んん?」と思うところはありますが笑)、明治らしい和と洋が入り混じった風景がまたいい。好きなやつです。色濃く残る幕末の気配が、殺し合いと不殺の間で揺れる剣心の心をうまく表しているなあ、などと思いました。
そして調べてみたら結構超大作なんですね。しかも最終章は2021年公開か。気になるなあ。
B07CCCZ756
奨学金を目当てにカトリック系の学校に入ったキャスリーンは、次第に神への恋心を抱くようになった。ついにはシスターを志し、神の花嫁となるべく修練に励む。ときは1960年代。現代にまで影響を及ぼす第2バチカン公会議が遂行されようとしていた。

不仲な両親のもとに育った少女がシスターを目指すも、ハラスメントと取れる厳格な指導、過度な献身、自己犠牲に苦しみ、やがて訪れる修道女の立場が大きく失墜する出来事を経てなおもキリストの花嫁を目指す。結構扇情的なあおりがつけられているんですけれども中身はかなり真面目な、修道女になる道、という感じの内容。何を愛し、何を罪とし、罰を受けるか。己を厳しく律する少女や女性たちの揺らぎを描いた作品で、めちゃくちゃ好きなやつでした。
いやしかし予想していた展開にならなくてよかった……閉鎖的な空間における性犯罪みたいな内容を想像して怖かったんですが、ストイックかつ繊細で美しく、悲しくもほのかな熱を宿す余韻のある作品だった。もう一つのエンディングがある方が個人的には好きです。世の無常さと信仰の揺らぎを感じるから。
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修道院学校から出た十七歳のジャンヌは、出会った青年ジュリアンに恋をし、やがて結婚する。だがジュリアンはだらしなく、けちで、ついにはジャンヌの乳姉妹メアリを妊娠させ、子どもとともに追い出した。やがてそのジュリアンが浮気が原因で死に、ジャンヌは息子ポールを溺愛するようになる。

モーパッサンの『女の一生』が原作。原作は未読。
世間知らずの娘が男に翻弄され、母親として息子に執着し、金を無心され、それでも生きていく、多分きっと当時はごくありふれた「ある一生」なんだろうという作品で、始終暗いトーンなのですが合間に差し込まれる光溢れる光景がジャンヌの執着を表しているようで物悲しい。常に世界は凍えて、荒波にさらされているような気がして。
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結婚式を控えるソフィは、とある企みを実行しようとしていた。母の日記を盗み読み、父親かもしれない三人の男性を式に招待したのだ。結婚式を巡る母と娘の物語。

ミュージカル映画。美しいエーゲ海で島の住民を巻き込んで大騒ぎする、楽しい作品。結婚式前から始まるドタバタ劇と歌がすごく合っていて、賑やかで楽しくてちゃんとハッピーエンドというお手本みたいなミュージカル映画だよなーと思う。
女優さんたちがまた綺麗でパワフルでかっこよくて好き。ちょっと間の抜けた、完璧すぎない男性陣も魅力的。楽しい作品でした。
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ある日突然変異した蜘蛛に噛まれて特殊な能力を手に入れた高校生のマイルス・モラレス。駅の地下道で加速器を用いて異次元の扉を開く実験をしていたキングピンに遭遇したマイルスだったが、そこへスパイダーマンが現れる。だがスパイダーマンは殺害されてしまった。同じ能力を持つ者として後を継ごうとするマイルスだったが、そこへ偶然異次元から来た別のスパイダーマンと出会い……。

連なりという意味のバースだったか。
すごく夢のあるスパイダーマンでした。ヒーロー映画というより夢と希望を与えるアニメ映画という感じ。いろんな世界で描かれているスパイダーマンたちが一挙集合するところはすごく楽しい。みんな個性的なんだけれどちゃんとスパイダーマン(あるいはピーター・パーカーが原型)なんだよなあ。
こういう絵でこういう動きができるのかという部分も面白くて、アニメの描き方って奥が深いなあと思いました。
動物と話すという特殊な能力を持つドクター・ドリトル。女王陛下より保護区となる庭園を賜り、冒険家のリリーと結婚して幸せな日々を送っていたけれど、愛する彼女が旅に出た先で亡くなってからは動物たちとともに引きこもるようになってしまった。ある日猟師の息子スタビンズは水鳥を撃ちたくないあまりに狙いをそらすものの、リスを撃ってしまう。助けを求める彼のもとへ巧みに喋る鸚鵡のポリーに導かれた先は、人の立ち入りを禁じるドリトルの家で……。

公開中なので続きから。



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強盗団の逃がし屋のドライバーで金を稼ぐベイビーは、かつて裏社会の大物であるドクの車を盗んだことでその借金を返済させられている。だがそれもやっと終わる。耳鳴りを忘れるために音楽が手放せないベイビーは、ある日亡くなった母がかつて働いていた店で、印象的な鼻歌を歌っていたデボラという女性と出会う。だがドクは、天才的なドライブテクニックを持つベイビーを手放すつもりはなかった。大切な人たちを守るため、ベイビーは否応なしに犯罪に加担し続けるが……。

想像していた以上にベイビーがいい若者だった。言葉はかなり悪いけど、いきった兄ちゃんが犯罪者を翻弄する話かと思ってた。
交通事故で両親を失ったベイビーは、事故の後遺症で常に耳鳴りがしている。それを忘れるためにいつも音楽を聴いているが、その間脅威的な能力を発揮することができる。耳が不自由な養父に、犯罪を辞めるよう言われながら、やっと終われると思ったとき、恋に落ちた。
罪を犯しているという自覚が芽生えたときから、はらはらどきどき感がすごく増す。だってベイビーがすごくいい子なんだよー! 人を傷つけないように。困らないように。犯罪に加担している合間合間に、彼が根っから悪い人間じゃないことがわかるのが、すごくよくて、すごく辛い……。
けれどそういう人間だからこそ更生の道が残されているわけで。
ヒロインのデボラ役のリリー・ジェームズがめちゃくちゃ、めっっっっっちゃくちゃ可愛い! 粋な感じというのか、華やかなのに素朴。でもぱっと目を惹く「美しさ」がにじみ出ていてすごく素敵だった。
いい映画でした。
B07P8LY36F
ゾロアスター教ペルシャ系移民出身だった青年は、フレディと改名し、音楽の道を志した。「クイーン」と名を変えたバンドのアルバムを制作し、彼はやがてフレディ・マーキュリーを名乗るようになる。生涯の友となる女性メアリーとの恋、自身のセクシャリティ、脱退やソロ活動、そして復帰と続く彼の人生は、常に音楽とともにあった。

これは、話題になるのもわかるな! という作品でした。こういう芸術関係の偉大な人物の話って、だいたい人間関係のドロドロや、社会的に認められなかったセクシャリティの問題、ドラッグ、アルコール、どろどろにもつれる恋愛関係など濃く描いていて見ていて酔ってしまいそうになることが多いんですが、この「ボヘミアン・ラプソディ」はすごくそれがさらっとしていた。クイーンの楽曲に乗せて展開されるのでミュージカル的な演出が多いせいもあったのかな。辛い部分を描いていないわけではないんだけれど、それ以上に「人に恵まれた」という感じが強く残って、フレディ・マーキュリーという人の最高の舞台を見せてくれたラストが本当によかった。
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Author:月子
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