忍者ブログ
読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
[28]  [29]  [30]  [31]  [32]  [33]  [34]  [35]  [36]  [37]  [38
B07CFY4RNN
強盗団の逃がし屋のドライバーで金を稼ぐベイビーは、かつて裏社会の大物であるドクの車を盗んだことでその借金を返済させられている。だがそれもやっと終わる。耳鳴りを忘れるために音楽が手放せないベイビーは、ある日亡くなった母がかつて働いていた店で、印象的な鼻歌を歌っていたデボラという女性と出会う。だがドクは、天才的なドライブテクニックを持つベイビーを手放すつもりはなかった。大切な人たちを守るため、ベイビーは否応なしに犯罪に加担し続けるが……。

想像していた以上にベイビーがいい若者だった。言葉はかなり悪いけど、いきった兄ちゃんが犯罪者を翻弄する話かと思ってた。
交通事故で両親を失ったベイビーは、事故の後遺症で常に耳鳴りがしている。それを忘れるためにいつも音楽を聴いているが、その間脅威的な能力を発揮することができる。耳が不自由な養父に、犯罪を辞めるよう言われながら、やっと終われると思ったとき、恋に落ちた。
罪を犯しているという自覚が芽生えたときから、はらはらどきどき感がすごく増す。だってベイビーがすごくいい子なんだよー! 人を傷つけないように。困らないように。犯罪に加担している合間合間に、彼が根っから悪い人間じゃないことがわかるのが、すごくよくて、すごく辛い……。
けれどそういう人間だからこそ更生の道が残されているわけで。
ヒロインのデボラ役のリリー・ジェームズがめちゃくちゃ、めっっっっっちゃくちゃ可愛い! 粋な感じというのか、華やかなのに素朴。でもぱっと目を惹く「美しさ」がにじみ出ていてすごく素敵だった。
いい映画でした。
PR
B07P8LY36F
ゾロアスター教ペルシャ系移民出身だった青年は、フレディと改名し、音楽の道を志した。「クイーン」と名を変えたバンドのアルバムを制作し、彼はやがてフレディ・マーキュリーを名乗るようになる。生涯の友となる女性メアリーとの恋、自身のセクシャリティ、脱退やソロ活動、そして復帰と続く彼の人生は、常に音楽とともにあった。

これは、話題になるのもわかるな! という作品でした。こういう芸術関係の偉大な人物の話って、だいたい人間関係のドロドロや、社会的に認められなかったセクシャリティの問題、ドラッグ、アルコール、どろどろにもつれる恋愛関係など濃く描いていて見ていて酔ってしまいそうになることが多いんですが、この「ボヘミアン・ラプソディ」はすごくそれがさらっとしていた。クイーンの楽曲に乗せて展開されるのでミュージカル的な演出が多いせいもあったのかな。辛い部分を描いていないわけではないんだけれど、それ以上に「人に恵まれた」という感じが強く残って、フレディ・マーキュリーという人の最高の舞台を見せてくれたラストが本当によかった。
B01H3KPVRG
自ら収監された後、脱獄し、刑務所の盲点を洗い出すセキュリティ・コンサルタントのレイは、CIAからやってきたジェシカから脱出不可能とされる非合法の監獄に行ってもらえないかという依頼を受ける。偽名を名乗って収監されたレイは、身の危険を感じてあらかじめ教えられていた符牒で計画中止を伝えるが、知らないと言われてしまう。騙されたと知ったレイは、何かと助けてくれるロットマイヤーと協力し、脱獄を目指す。

スタローンとシュワルツネッガー共演作品。むさい。むさいがそれがいい。筋肉とアクションと銃を綺麗に盛り付けました! みたいな作品。最後のオチまでとても「らしい」映画だったと思いました。みんなこういう漢が好きだよねえ。あと女性がちょっとずるくて賢い役なの。
渋みが出たスタローンとシュワルツネッガーを堪能する作品でした。髭面のシュワちゃんかっこいいな……。
B0046VSZEC
名探偵シャーロック・ホームズは、同居人であったジョン・ワトスン博士の結婚を機に共同生活を解消することになっていた。だがその少し前から巨大な秘密組織が暗躍している気配があることが気がかりだった。しかもアイリーン・アドラーが現れ、とある人物の捜査を依頼され、ルーク・リドオンの家を訪れところ、科学と魔術の融合実験を行った形跡があった。いったい何が起こっているのか? 二人の冒険はまだ終わりそうになく……。

ダウニーJr.主演の2009年のシャーロック・ホームズです。音楽がめちゃくちゃホームズって感じがする笑 音楽が耳に入った途端にすっと作品の世界観に入り込んだ気がしました。しかしロバート・ダウニーJr.はちょっとイケオジすぎるシャーロック像な気がする。それに映像が綺麗なのはもう当たり前なのだなあ。
シャーロックとワトソンの冒険というよりは、新しい冒険の入り口の話だった印象なので、続きがあるよなやっぱりな(検索した)。二人はもっと一緒に仲良く活躍してくれていいのよ! これじゃ足りない!
B07NS11182
かつてオーシャンズを率いたダニーの妹であるデビーは、その日刑務所から出所した。服役を経て更生したわけではなく、その日から窃盗を始める。そしてメトロポリタン美術館のファッションの祭典・メットガラで仕事をするべく、仲間を集めた。ターゲットは最大級のダイヤモンドの首飾り。

女性版オーシャンズということでしたが、ファッショナブルかつしたたかで女性陣がかっこよくて楽しかった! みんな素敵だなあ。かっこよさもそうですが、ちょっとだめなところやだらしないところも垣間見えるのがとてもリアルだった。こういう社会だからこういう状況で、というのも感じて。
終盤からの展開が実に素敵だった。ダフネ、ダフネー!! そう来るかー! とどきどきしたし、スカッとしました。
とても楽しかったです。
B07NWX5XB8
前作から十年後。異世界より襲来したプリカーサーと彼らの操る怪獣との戦いを経て、世界では現在も次世代イェーガーの開発とパイロットの育成が続けられていた。最後の戦いで戦死したスタッカー・ペントコストの息子ジェイクは、優秀だったにも関わらず軍を除隊し、悪事に手を染めながらその日暮らしをしていたが、ある日転売目的で立ち入り禁止地に入ったところ、アマーラという少女と出会い……。

次世代に続くとどうしても前世代が死んでしまうのだな、と「キングスマン」に続いて思ってしまった。重要人物だった人たちが呆気なく死んでいくのは、リアルなんだけどなんだかなあ! という気持ち。
ロボットカッコいい! 怪獣カッコいい! パイロットかっこいい! だった前作に比べて、話の内容が少々複雑化している印象で、わかりやすく「かっこいい」のは映像美に突出していたところがちょっと残念。かといって前作と同じものにするわけにもいかないから難しいな。
いやでもやっぱりイェーガーがいっぱい出てきて戦うところはめちゃくちゃかっこよかったです!
B07GJQTBD5
前作から一年後。キングスマンの一員として活動するエグジーは、ある日かつてのキングスマン候補生であったチャーリーの襲撃を受ける。以前の戦いでチャーリーは右腕と声帯を失ったが、犯罪組織に身を置いて復讐を企んでいたのだ。キングスマンへの総攻撃を受けて仲間を失ったエグジーは、果たして仇を討つことができるのか。

相変わらず悪趣味かつ露悪的で、大変趣味の悪いシーンが含まれていて笑いました(一応褒めています)。ハンバーグのシーンで、「あ、キングスマンだ」とすごく安心してしまった。いや本当はめちゃくちゃ笑ってました。まじかよこれやるのかよみたいな。
すごく呆気なく人が死ぬリアリティが、面白いんですが胸をひりつかせますね。ああ死んでほしくないんだ……と思いながら見送らなきゃいけない気持ちを、音楽と展開が台無しにする。ひどい!(一応褒めています)
三作目が公開予定なんですね。楽しみだ。
B002PHBHUS
1920年代のアメリカ。シカゴのキャバレーでスターになることを夢見ていたロキシーは、約束を破った愛人を撃ち殺したことで留置所に入れられる。そこではかつてスターだったヴェルマが捕まっており、そこでもお金やコネを使って輝かしい日々を送っていた。注目を浴びたいロキシーは、事件を利用し、弁護士ビリーの思惑もあって、センセーショナルな事件の被疑者として注目を浴びるようになり……。

女性陣の悪さやずるさが楽しいんだけれど、なんというか、ちょっと寂しさみたいなものを感じました。そんなに注目されたい、人気者になりたいって思うのか……みたいな。最後の最後は世間を皮肉った感じでもありましたが、したたかなロキシーとヴェルマがやっぱり見ていて悲しい。
ミュージカルシーンがものすごくかっこよくて眼福でした。ちょっと軽薄な印象がある衣装やダンス、実にアメリカっぽい(個人の意見です)。
B07NDBQFZ2
映画界の巨匠として名高い監督のグイドは新作「イタリア」の記者発表を行おうとしていた。だが脚本はできておらず、いつものように記者たちを煙に巻き、答えられない質問を受けて逃げ出した。追い詰められた彼は妻ルイザをはじめとした多くの女性を翻弄し、傷つけるが、その脳裏には作品としての素晴らしい映像が浮かんでいて……。

合間合間にグイドの妄想として舞台(ステージ、歌)が挟まる。これがまた豪華絢爛、力強くてかっこよくて素敵なんだよなー! 女性陣は本当にお気の毒というか、創ることにかけては天才的なのに他はだめな男に振り回される感がわかるというか。だからこそ、二年後のラストシーンはよかった。エンディングがぞくぞくするほどかっこよかったし、こういう構成大好きなんだよ!
B07YV12YXY
海岸に打ち上げられた女性と恋に落ちた男性。男は灯台守で、女は海底国アトランティスの女王だった。二人の間に生まれた子どもを残して、女性は追っ手によって国へ連れ戻されてしまう。子ども――アーサーは海の生き物と話せる能力や母に近しいアトランティスの参謀によって鍛えられた戦う力でもって成長したが、ある日海底国の王が地上に攻め入ろうとしていることを聞かされ……。

髪が長くて髭が濃くてむきむきのなかなか男臭い主人公。ヒーローとはマッチョであるという価値観がばりばりに感じられます。対する悪役もマッチョであるのが面白いな。異父弟と主人公に対する復讐者の組み合わせが面白いです。冒頭で復讐者となるデイビットと父ケインの別れがものすごい盛り上がりだったのが、え、え? となったのがちょっと面白かった。善ばかりを成すのがヒーローではないということでしょうか。
ヒロインのメラの髪がとても美しくて素敵な色。気の強すぎるヒロインも楽しかったです。
Profile
Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
Search
Calender
04 2025/05 06
S M T W T F S
7 8 9 10
11 12
25 26 27 28 29 30 31
Archive
Shopping
Analyzer
Counter
忍者ブログ [PR]