読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「魔法使いの弟子」を見ました。どこか足りない頼りないへたれの愛すべきばかである主人公と、完全あほである敵方の少年が出てきて、千年近くジェラシーのせいで喧嘩してる師匠たちに振り回されるお話でしたよ!(間違ってるけど間違ってない)。こういうのがアメリカ的ハッピーなお話なのかななどと思いました。頭空っぽにしてみた方がツッコミどころがたくさんあって面白い。とにかく、師匠と弟子のコンビが双方ともにかんわいいんですよね! ニューヨークという都市を舞台にして、現代の要素をたっぷり取り入れたお話の作り方がすごく好き。でもちょっと物足りないので、続きがあるだろうし続きを見てみたいなと思いました。
でも親父スキーの私にとっては、ニコラス・ケイジ演じるバルサザールにときめく映画。あのよれよれ具合のつかれ具合、たまんないよね! 弟子に余裕たっぷりで愛情が感じられるというのもときめきポイントだよ! みんな、バルサザールにときめこうよ!
……と間違った布教をする。これで興味を持ってくれたあなたと私は友達かもしれない!
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今日は「プリティ・プリンセス」を見てました。原作であるメグ・キャボットの『プリンセス・ダイアリー』は未読なんですが、何か女の子の話の映画を! と思って。
話はお決まりだから楽しいとして、ずーっと目で追っていたのは、ミアたち学生の制服の着方です。ネクタイをああいう風に結ぶ女子高生。女子高生の流行の存在っていうのは全世界共通なんだなあと。あと、ミアの劇的なビフォーアフターに目を剝いた。美人だなあ。あとリリーとの喧嘩がなんか好きだった。一回目はそんなイメチェン全然ダメ! と言われるのだけれど、その後の仲直りはまあ当然として、次の喧嘩でもお互いの話を聞いたりするのが、すごい絆だなあとか。
最後になったが、運転手兼補佐役のジョーのかっこよさは言わずもがなである。なんという……ダンディ……(めろめろ)
今公式見てて気付いた。ジョーは「プリティ・ウーマン」のホテルマン役の方か! 道理で好きなはずだ!
昨日家に帰って一眠りして起きたら「プリティ・ウーマン」をやっていたので、実は、初めて見ました。
私、てっきりリチャードさんが女性をレディに矯正させる スパルタ教育でレディへの道! という話だと思っていたんですが、あれほどらぶいものだとは思わんかった。
妹がめずらしく関心があったみたいで一緒に見てたんですが、二人でげらげら笑ったりしょんぼりしたり一喜一憂して楽しく見ました。絶対弁護士が産業スパイだー!! とか叫びまくった。
善人はとても善人で、二人して、最初に服を見立ててくれたおねえさん(「ええ知ってるわ」)にほんわかしたりとか、ホテルの人々(空気の読めるエレベーター係)や支配人さん(「存じております」)の表情と喋る内容にきゅんとしたりとか、そういう優しい心遣いにあったかな気持ちになる映画でした。
しかし、何故ああも支配人さんの役所はおいしいんだろう!! と映画を観終わってから力説してしまった。憎まれ役もあるけれど、こういう気配りが出来て茶目っ気のある支配人の役は多い印象です。人と接するから、魅力ある人がやるんだろうなあ実際。
今日は映画「エバーアフター」を見ていました。シンデレラの再話です。
あるところに元気な女の子がいましたが、大好きな父からトマス・モアの「ユートピア」をもらった次の朝、父は後妻と二人の継子と、女の子を残して死んでしまうのです。数年の時を経て成長した女の子は、召使いとして働かされていました。一方、皇太子殿下は政略結婚に反発して城を抜け出して。(以上あらすじ)
授業で飛ばし飛ばし見たのですが、一からしっかり観たら色々伏線があって面白かったです。綺麗ないいお伽話でした。何より乙女心が大変満足しました。登場人物もドレスも舞踏会も結婚式もお裁きも! ときめいたー!
初見の妹と見てたんですが、妹のツッコミと盛り上がり方がまるきり私と同じで、私も思わず声を上げて盛り上がっていました。
例:妹・私「レオナルドぉおおおおお!!!!!」
ちなみに、レオナルドはじっちゃんである。いいじっちゃんである。
友人を誘って、映画エウレカセブンを見に行ってきました!
・マスコットキャラ的なものが出てきて若干ひく。
・と思ったらニルヴァーシュ。
・幼子はよい。
・レントンの背景が見えなくて若干残念。じーちゃん好きなのに。
・かっこわるいレントンがあまりいない。
・かっこわるいホランドもあんまりいない。
・なによりかっこわるいドミニクの影も見当たらない。
・ドミニクの先生役がはまりすぎです。
・17歳……17歳……。
・影の薄いゲッコーステイトメンバー。
・が、人死にはいただけない。
・が、女の子に乱暴するやつは仕方がない気もする。
・コーダさんにメロメロする。頭のいいおばさまは大好きだ。
・よくよく考えると最初十分で予告編が出尽くしてた。
・ドミモネが素晴らしかった。べすとかぽー。
・アネモネの扱いが好きだー。
・アニメが未来へ向かうのなら、映画は過去にとらわれていたというお話という感じ。
・子どもたちはおうちに帰ってきました。
・元通り、しかし新しい日々が始まるのです。
あれだけきちんとしたテレビシリーズがあるのに、全然別の物語になっていてすごいなあと。「子どもたち」がテーマなんだろうなと思ったらモチーフは童話のひとつ。
レントンとエウレカが普通の少年少女してて、ドミニクとアネモネの方が物語の重要部分を担っていて影の功労者だったように思います。アネモネはテレビシリーズから好きだったけど、映画でぐーーーんと好感度が更に上がった。ドミニクもかっこ悪くなかったよ! 残念! ホランドとタルホもいいカップルでした。でも見ててちょっと痛々しかったのは物語の設定上仕方ないのかな。
もう一回見たい……と思う詰まり具合でした。でも満足! 設定好みだったしすごく近未来ファンタジーだった! パラレル要素も素敵だった! 面白かった!
「おくりびと」見ました。とても良かった。
ちょうど話題になる少し前くらいに祖母が亡くなったので、納棺の儀を私も見たわけですが、あれは簡単には出来ないと家族で話題になりました。作品は舞台が山形だからか、お家で納棺をするんですね。うちは斎場でやりました。水が流れるお風呂みたいなのに遺体を寝かせて、シャワーで綺麗にして。場所によって違うんでしょうか。
映画は、分かりやすい暗示、比喩というのか、こういうものを示しているのかなと思うところが色々ありました。未来があるような若者が出てこないのは意図的だったのかそれがちょっと気になる。出てきても子どもだったから。終わり方もタイトルを表したものだと思いました。終わっちゃったとも思ったけれど納得もした。映画で描いたのは「おくりびと」である、みたいな。
とても良い映画でした!