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劇場版 「空の境界」終章/空の境界 [DVD]
30分間、雪に降る中で延々と喋っているだけの章。式の根源が明らかになる。
特別であろうとするのに平凡になってしまうのが普通の人、というのが胸にくる。だから本当は、みんな特別なのかもしれない。

いつかおすすめしてくださった方がいて、ようやく全部見ることができました。全編、とても面白かったです。原作を読み返したくなりました。未来福音だけ読んでいないんだよなあ……!
原作の内容をはっきりと覚えていないのであれなんですが、劇場版で一番好きなのはと聞かれると、「矛盾螺旋」と「痛覚残留」かなあ。「矛盾螺旋」はすごかった。面白かった。「痛覚残留」はグロいながらもちょっといい話なのが好きだ。
面白かったです。
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劇場版「空の境界」殺人考察(後) 【通常版】 [DVD]
1999年2月。四年前に起こった連続猟奇殺人事件を思わせる殺人事件が起こり始め、式が姿を消した。式を信じながら、彼女を追う幹也は、事件の背後にカクテルなるドラッグと、その売人が関わっていることに気付く。そして、数年ぶりにある人物と再会することになるが。
重苦しい始まりの中に、前回から続いて式と幹也がほんのすこし確かな繋がりを得ようとしている中、二人の過去にまつわる因縁が浮き上がる。人を殺す、という行動の善悪を問いかけるというよりは、その行動が何を意味するのかという根本を問われたように思いました。許されないことですが、特別な人間でありたいという衝動を持つ人はいるのだろうな。なのに分かってほしいと叫ぶことは傲慢にすら思える。
光と影がすっごく綺麗でした。青い夜と白い雪。殺人を犯す者たちには美しすぎる景色で、ラストシーンは涙が出た。
事件が終わり、幹也も吹っ切れましたし、式も憑き物が落ちたようで、嬉しかった。照れ顔の式かわいかったです。
劇場版「空の境界」 忘却録音 【通常版】 [DVD]
1999年1月。黒桐幹也の妹・黒桐鮮花の母校、礼園女学院で、生徒たちの記憶が妖精に奪われているという。魔術師としての魔眼を持たない鮮花は、式を潜入させて事件解決に臨む。
主人公は鮮花。あざとかわいい。視聴者への媚びっぷりがかわいい!
女子校潜入ってろまんだなあ! もっと女子校してくれてもよかったのよ! あっさり終わってしまって残念。でもほのぼの回でとても和みました。……本当に、ほのぼのしているかどうかは、疑問ですが……。
原作を読み返したい話でした。
劇場版 「空の境界」 矛盾螺旋【通常版】 [DVD]
式はある夜、家出少年の臙条巴と出会う。「人を殺した」と告白する彼を式はかくまい、実態を確かめるべく巴が暮らしているマンションに赴くことになるが、そこは根源を求める魔術師の魔術工房だった。
カメラワークとか映像の構成がいつもと違って、なんだか見づらいなあ……と思っていたんですが、よく動くし時間を行きつ戻りつする構成がややこしいながらもこの章の物語に合っていて、後半になるにつれてすごく面白く感じてどはまりしました。伏線の集結、というところですごく感動した第5章。テーマ曲が流れたとき、ぶわっとしました。頭を使ったり、見づらいところもありましたが、今のところ一番好きな話かもしれない。でもまあ、血みどろグロでぐしゃーって感じでしたが!
今日の映画。「蛍火の杜へ」。
蛍火の杜へ【通常版】 [DVD]
6歳の竹川蛍は、ある夏の日、祖父の田舎に遊びにいき、山の中で迷子になってしまう。山神が住み、妖怪たちが住むという森で、蛍は、面を被り少年の姿をしたギンに出会う。

緑川ゆきさんの有名な短編漫画を映像化した作品。オリジナルの要素もありつつも、短い作品です。蛍かわいいです。6歳から次第に大きくなっていく声が! でも小さい頃の蛍の声ほんとかわいいな! ギンの声もよかったー。若干音楽に「ん?」と思うところはあれど、よく映像化してくれた! という気持ちでした。なので『緋色の椅子』をどうぞ映像化してください。
でもやっぱり一番は原作だなーと思ったりも。表情の切なさはやはり原作の方が強かったです。
劇場版 「空の境界」 伽藍の洞 【通常版】 [DVD]
1998年6月。昏睡状態から目覚めた式は、何故か物の死の線が見えるようになっていた。見たくもないものを見てしまう己の目を潰そうとした式に、やってきた蒼崎橙子は式に「識」が消滅していることを指摘する。
直死の魔眼の両儀式が目覚める物語。思ったより短かったんですが、とてもかっこよかった。
いつも思うんだが橙子さんは肉体労働にはあんまり向いてないよな! というくらい、式がとんでもなかった。よく動くし綺麗だし怖い。髪の長い式が好きなんですが、「邪魔だ」と言いながら髪を切るシーンは、とてもとてもかっこいい。惚れるわー。
事件の黒幕が出たところで、矛盾螺旋に続く。
花とアリス 通常版 [DVD]
中学の頃からの大親友、花とアリス。やがて高校生になり、いつか偶然駅で見かけた宮本先輩に恋をした花は、宮本を追って落研に入部。ある日、宮本が頭を打って倒れたところ、意識が混濁している彼に、花は思わず「私に好きだって言ったことも忘れてしまいましたか?」と嘘をついてしまう。やがてそれは、アリスをも巻き込んだ三角関係に発展していく。

岩井俊二さんというと、私は映像よりも小説から先に入ったのですが、独特の空気感がある世界観だなあと常々思っていて、今回は初の映画。
まだ未分化のような、しかし明らかな女の子たちが、一人の少年を翻弄するような話ではあるんですが、その微妙な心理とか、きゃっきゃうふふ感だとかがかわいい! 映像の色彩や陰影が綺麗。ビビットな視界が子どもっぽくもあり、白っぽさや明暗が大人っぽくもあり。ラストは本当によかった。
日常のちょっと変なところをピックアップしているようで、しかしやっぱりこれは日常なのだなあと納得させる空気感がすごく好きだ。やっぱり、それでも特別なことが起こるというのがとてもいいな。バレエのシーンがすごくよかった!! はあああ……! って息を吐きながら見た。
いい映画でした。オススメ、ありがとうございました。
サマーウォーズ [DVD]
巨大なインターネットサービス「OZ」が全世界に普及している現代。
高校二年生の小磯健二は、憧れの夏希先輩から夏休みのアルバイトに誘われ、二人で長野の陣内家に行くことに。彼女の曾祖母・栄の誕生日を祝いに大人数の親戚が集まる中、健二は夏希の婚約者だと紹介されてしまう。アルバイトとは、栄のために婚約者のふりをすることだった。
しかし、その日の夜、健二が行ったあることによって、次の日から世界が大混乱に陥る事態に。世界を救うために、健二、そして陣内家の人々が立ち上がった。

実はすっごく見たくて公開時期に映画館に行って観ました。二回目はテレビ、今回のDVDで三回目の視聴だったんですが、やっぱり泣いたし笑ったし面白かった!!
キャラクターの楽しさや物語の盛り上がりはもちろん、田舎の一族会合のあるあるとか、家族内での立ち位置のリアルさとか、観ていてすごく細かいところが面白いなと思います。絵もすごく細かくて綺麗! あの朝、の空気や焦り、冷たい予感なんかは、実際に体験したことがある人には本当にリアルじゃないのかなあ。でもそれで終わらないのが物語のいいところというか、この映画の楽しいところだなと思います。
私は、理一さんがすき! です! 一回目はあの台詞のところが出るまでノーマークだったのですが、今回ずっと目で追ってました。食事のとき夏希と何喋ってたのかな!?
しみじみと、家族っていいな、と泣き笑いながら思ってしまう映画でした。何度でも観たい映画だと思っています。
細田監督、夏に新作公開なんですよね。楽しみ!
オススメされた映画でした。オススメ、ありがとうございました!
オペラ座の怪人 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
パリ・オペラ座。プリマドンナ・カルロッタの降板で代わりに歌うことになった踊り子のクリスティーヌ・ダーエは、初演で見事な歌声を披露し、新しいプリマドンナになる。かつての幼なじみラウル子爵とも再会するが、クリスティーヌは死んだ父から使わされるという音楽の天使にさらわれてしまう。その天使こそ、オペラ座に潜むファントムだった。

通常版が今では絶版のようなので、スペシャル・エディションを貼っておきます。私が見たのはレンタルなので多分通常版。
パリという街、その華やかなオペラ座が美しい。裏方のごたごた感とかたまりません! 映像もいちいち美しい! マスカレードのシーンがいいなあ!
TV放送で日本語音声版をやっていましたが、もう英語版の方が耳に慣れ親しんでしまった感があります。日本語版もいいんですが、字幕で見ている方が好きだなと思います。
ジェラルド・バトラーが本当に美声で。最後の地下シーンが切なくなるほど哀れで、オルゴールを見ながら静かに歌うところが胸に来ました。そこにクリスティーヌが戻ってきたり、ラウルと歌う声が響いてくるのは、もう「ああああかわいそすぎるううう!!」となりますよね……。変態が過ぎると愛おしいと錯覚してしまう例かなと思います。
エミー・ロッサムのクリスティーヌは、最初に地下に連れてこられて気を失った後、起きたときの姿が好きです。メイクも衣装もセクシーでどきどきします。彼女のしとやかで大人しい見た目とは裏腹に、実は結構したたかで残酷なところがあるのが好きだったりします。最後の地下シーンは、キスの後、どうしても「ああっファントムかわいそう!(でもちょういいひと!)」って思ってしまうんですけども! 怯えるだけの女性より、残酷でも出来ること、したいこと、望むことといった、何かをしようとする女性が好きです。
それでもやっぱり最愛はファントムなのかもしれない。
耳に幸せな映画でした! オススメありがとうございました!
ムーラン・ルージュ [DVD]
パリ・モンマルトルのキャバレー「ムーラン・ルージュ」の高級娼婦サティーンと、貧乏作家のクリスチャンは出会い、恋に落ちた。しかしサティーンはパトロンである公爵のもの。困難な恋の結末は……。

悪趣味とも言えるほどきらびやかで眩しい舞台。世紀末の退廃さが空気のあちこちに流れているようで、思わず目をきらきらさせて見てしまいました。ほんと好きだこれ! 始まり方はすごくびっくりしたけれど!
19世紀末で世紀末が舞台なのに、どこか未来のようにも思える世界ですよね。好きだ。
高級娼婦と貧乏作家の勘違いから始まる恋は笑えて、でも次第にその思いが真剣なものになっていき、その結末を迎えるところは切なく。王道なストーリーがシンプルで、まっすぐに胸を打ちました。
しかしサティーンきれいだなー。あのネグリジェが好きです。ついデコルテをじいっと見てしまうへんたいです。英語を聞いていると、あのシーンの台詞がひどくてにやにやしました。へんたいです。衣装もそうですが小道具が! あの部屋ほしい! ミニチュアでもいいから!
最後まで愛の物語で、最後までじわっと染みるようでした。
オススメされた映画でした。すごく好きです! 楽しかった。ありがとうございました!

ところでこの頃のムーラン・ルージュといえば、ロートレックが好きです(本物の方です)。ついムーラン・ルージュ(本物の方)のポスターを探してしまいました。
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Author:月子
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