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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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ジェーン・バーキン in シンデレラ [DVD]
いつかお城の舞踏会に行って、娘二人を玉の輿に乗せてやろう、そう誓った女の毒牙にかかってしまった父。娘のゼゾーラは、継母と姉たち、そして目のくらんだ父親にさえ虐げられ、小間使いとして働く日々。そして、ついにお城で舞踏会が開かれることになった。ゼゾーラは岩棚の湖の底に住む魔女マブの助けを借りて、舞踏会へ行くことに……。

シンデレラの話から特に逸脱はしていないですが、靴がちょっと変わっているのと、かぼちゃの馬車がないのと、どちらかというと仙人より魔性という感じの魔女の手助けを借りる灰かぶりの話。
CGを使っていたり、車や懐中電灯があったりする世界観なので、ファンタジック、かつチープなメルヘンな画面になっていて面白いです。色彩もいじってあって、ゼゾーラが草原を歩いてお墓に行くところは、少し怖い雰囲気もあっていいな。衣装が綺麗で、しかしちょっと安っぽいロケというか建物の雰囲気が……なんか、好き……という感じになりました。
お父さんのアカン感じや、継母、姉たちのいやらしい感じ。おいおいとツッコミを入れたくなる悪者さでした。王子様は舞台に上がってロックを歌いだすちょっと恥ずかしい青年で、親戚の二人を引き連れているところがかわいいなどと思ってしまった。
同じシンデレラを素材として見たことがあるのは「エバー・アフター」なのですが、エバーの方は本格的に歴史もの(ある程度の世界史を敷いている)の雰囲気でしたが、こちらのシンデレラは年代も世界観もあやふやな感じで、その全体的に安っぽいけれど曖昧でファンタジックなところが私はすごく好きでした。これでもうちょっと登場人物が掘り下げられていたらなー。一時間半はちょっと短い。
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カルテット!人生のオペラハウス [DVD]
高名な音楽家たちが余生を過ごすビーチャム・ハウス。だが経営難であるため、資金集めのコンサートを開くことになっている。そこへ、大スターだったジーンが入居。レジー、シシー、ウィルフは、栄光のカルテットを再結成し、トリを飾ろうとするが、ジーンは過去の栄光に縛られていた。また、レジーとジーンにはとある過去の因縁があって……。

高級老人ホームで暮らす、個性豊かな音楽家たち。未だに若々しく、音楽を愛する人々なので、人の話を聞かないところと突然歌いだすパワフルさがすごい。ストーリーに派手なアップダウンはないのですが、登場人物が醸し出す「味」みたいなものを、作品を通して噛んで味わうものなのかな、と思いました。
これを見ようと思ったのは、マギー・スミスさんがすごく好きなのと、いいおじーちゃんおばーちゃんが見れるからというのです。ちょっとつんけんした役が、マギー・スミスはとても素敵に演じられるなあ!
しかし一番ぎゃー! と叫んだのは、エンドロールです。いやはや、目の保養でございました。美しい&イケメンばっかりだった。ごちでした。
パシフィック・リム ブルーレイ&DVDセット (3枚組)(初回限定生産) [Blu-ray]
異次元の裂け目からやってくる怪獣たちは、全世界を襲い、人類は危機に陥る。しかし、巨人兵器イェーガーの開発により、人類が勝利。怪獣との戦いは一種のショーとなり、パイロットたちは英雄的扱いを受けるようになった。ローリーは兄とともにイェーガーの操縦士をしていたが、ある戦いにおいて兄を失う。このことからイェーガーの対怪獣兵器としての価値が疑問視され、政府は支援を打ち切った。五年が経ち、対怪獣防護壁の作業員をしていたローリーは、かつての司令官から召集を受ける。

怪獣と巨人兵器! 迫力の戦闘シーンには手に汗握りました。「ロケットパーンチ!」にはキター! と喜びの悲鳴を上げてしまった。かっこいい。
ローリーとマコに焦点が当たっていますが、脇役の関係性を想像すると楽しいです。ニュートンとハーマンはつい「こいつら……かわいいぞ……」と呟いてしまった。「僕も一緒に」というのは熱いです。ドリフトしている時に、孤独だった少年時代が垣間見えて、それを共有した二人は、なんだかもう、言い表せないほどの愛おしさが込み上げてきて、よかったねえ……よかったねえ……! という気持ち。
ストーリーはもう少し長くてもよかったのでは、と思ったんですが、132分あるんですね。あっという間に決戦だったので、もうちょっと戦うところを見たかったり、仲間同士の険悪さや親密さを見てみたかった気もします。
いやしかし、イェーガーかっこいいなあ! 終盤には、イェーガーもまた一人の戦士になっていて、人工知能なんてなくとも一緒に戦ってくれた仲間だったんだと思うと胸が熱くなりました。面白かったです。
シルク・ドゥ・ソレイユ 彼方からの物語 [DVD]

サーカス、シルク・ドゥ・ソレイユを、映画としてまとめたもの。
サーカスを訪れた娘さんが、とあるブランコ乗りに惹かれたことから始まる不思議な旅。
美しいです。サーカスという世界がどういう風に幻想空間を演出するのかというのを少し勉強した気がします。全身をフルに使って不可思議なものや感情、形のないものを現していくのに、私はちょっと怖い思いもするのですが、それにしてもすごい。すごいから怖い。だけれど、美しい。
あんまり詳しくないので、常設公演の演目が入っていても全然分からない自分が残念でなりません。あの不思議な中華っぽいRPGみたいなのが一番ぶっ飛んでて面白かったので! あまりにも場面、というか演技の世界のイメージ国が変わっていくので、世界一周してるんだろうかと思いながら見てしまった。しかし! 一番可愛いのは三輪車くんです! かわいい。かわいい……。
スタードライバー THE MOVIE(通常版) [DVD]
南十字島に泳いでやってきた少年・タクトは、島の住人であるワコとスガタと出会った。スガタは島を統べる家に生まれ、ワコは彼の許嫁、そして、綺羅星十字団と呼ばれる組織に狙われる四方の巫女だ。サイバディなる巨大な人形に乗り込んだタクトは、銀河美少年と名乗り、綺羅星十字団と戦う。この島に眠るサイバディは封印。ワコを始めとする四方の巫女、そしてスガタは、そのためにこの島から出られない。その宿命を壊すために。

本放送時に「意味分からんけど分からんなりにすごい面白いからちょっと見てみて」と布教したりもしたのですが、やっぱりわけが分からなかったよ! 冒頭が新映像だったので新しい話をやるのかと思ったら、そこと最後だけか! しかし相変わらず「あれはなんだ」「銀河美少年だ!」の流れに噴く。
本編はアニメ本編の総まとめで、三人組の関係の変化がメインだったように感じます。タクトが男前! スマートに友人を大事に思っていたり、熱く行動したりするところが、かっこいい主人公だ。ラスボス周辺の事情がやっぱりあんまり触れられないので、補足が欲しかったなーと思いました。コメディ部分をかなり削ってあったので、シリアスでストレートな話になっていたんですが、やっぱりワコの妄想は外せないのか……と苦笑いでした。
四方の巫女の描き方が好きなんです。好きなんです。巫女が交代するところ、巫女が自分の季節が来たと感じるところなど。本放送でバスに集ったときは興奮したことを思い出します。そしてやっぱり歌がいい。
最終的に冒頭のシーンにかえるのはいいんですが、サイバディを倒して外に出ておきながら、島の外でまたサイバディと戦っているというのはどういう状況なんだろう……。ワコもスガタも力を使えているし、特にザメク、お前はなんなんだ! と見終わった後に悶々します。続き作るつもりだったのかなあ。見たいなあ……。
鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星【通常版】 [DVD]
己の身体を取り戻すため、旅を続けているエドワードとアルフォンスは、脱獄した囚人メルビンが不思議な錬成陣を用いたことに興味を引かれ、彼を追う。その途中、同じく囚われていたジュリアという少女に出会った兄弟は、谷底に住むミロス人の状況を知ることになり……。

ど派手なアクションと、劇場版だというのに骨太なストーリーで、思ったよりも面白かった……。エルリック兄弟の罪と罰はそれほど描かれず、この世界に存在する錬金術師の業が、人と国を巻き込んで、呪いのように取り巻いているという話。その呪いに囚われた人を、今そこから逃れようともがいている兄弟が助ける、というストーリーだったでしょうか。
すみません、見た時期が悪かったと思うのですが、谷(底)の街、人々特に子どもから慕われ、戦う人々の旗頭になっている少女、飛行装置という小物がどうも姫姉様を思い出してしまいました(ちょうど金曜ロードショーの日だった)。ちょっとした言動(機械鎧技師のゴン爺や、ジュリアにお守りを渡す女の子)や、ジュリアの描き方(戦いに赴く前の膝抱えポーズ、怒り狂って剣を振り回すところ、力を得た時に膨らむ髪)などが、狙ってませんかという……。ジュリアが若すぎるせいでカリスマが足りない姫姉様だわ……と思ってしまった。
しかしそれにしてもアクションが派手で、うまいこと動くのでわくわくした! 最後は駆け足だったけれど、一つのお話になっていて面白かった。ジュリアを大事にしすぎて他のヒロインたちがちょっと唐突でしたが、みんな可愛いのでよし。
予告にありましたが、緑色の光を放っている兄妹のシーンが好きです。あの光の放ち方がすごく切なくて、どこのシーンか楽しみにしていました。
自身の行ってきたことを背負い、過去を負って生きているエドとアルが、自分たちと同じところに落ち込まないよう、人を助ける。二人らしいところがたっぷり見られて面白かったです!
青の祓魔師 劇場版【通常版】 [DVD]
十一年に一度の祭りを前にした聖十字学園町。燐、雪男、しえみの三人は、ファントムトレイン討伐任務にあたっていた。しかしその任務の最中とある祠を破壊したことで、封印されていた悪魔が姿を現してしまう。幼い少年の姿をした悪魔を監視する燐だが、うさ麻呂と名付けて親しくなっていく。

青エクでお祭り騒ぎするよ! という話で、とにかく燐を愛でようという映画だった気がしました。兄弟の険悪さはちょこっとだけ。仲間周りも薄く、しえみも特に目立ったことをするわけでもなく。燐が主人公らしい男前さと無謀さで、やっぱり彼が好きだなーと思いました。悪魔と友達になるという燐らしさと、悪魔は悪魔なんだという雪男の真っ直ぐさがきっちり描かれているので、燐が燐らしいところをとことん描いた劇場版という印象です。
よく動いて戦うし派手だし、背景美術が美しくて好きだ! 本編は和洋折衷な、洋風寄りの現代日本的な世界観だったように思うのですが、劇場版はアジア系で赤い色が素敵ですごく好み! 雑多な感じがすごく好きだー!
何故これを見ようと思ったのかというと、サントラがすごく好きで、音楽が聞きたかったせいもあったのでした。やっぱりいい曲だった。
ラブ・アクチュアリー [DVD]
近付くクリスマス。数組の男女がそれぞれその日を迎える群像劇。

マーティン・フリーマンが出ているので見ようと思ったのと、ちょうどクリスマスイブだったので!
楽しかった。ロマンチックだしくすっとできるし、幸せなカップルはよいものです。恋がうまくいかなかったり、頑張ってみたり、切ない気持ちを抱いて笑ってみたり。それぞれの方法で恋をしているところがいい。幸せな気持ちになりました。
役者さんの豪華さがすごい! この人見たことあるー! という人がいっぱい出ている。ビル・ナイさんの弾けた演技がすごく好き! 吹き替えもすごくぴったり。それから首相がめちゃくちゃかわいいー!! 政治家なんだから有能でしたたかなはずなのに、可愛いってどういうことやねん! とにやにやもだもだしてしまった。それからそれから、サム役のトーマス・サングスターがこれでもかという美少年でもう、もう……!! 走っていく男の子はすごくいい。大好きだ。血のつながらないお父さんとの関係もにこにこして見てしまった。
楽しかったです!
コンスタンティン [DVD]
悪魔祓師のジョン・コンスタンティンは、この世ならざるものが見える。かつて犯した罪により地獄行きが決まっているが、その行き先を変えようと、神の恩恵を受けるために悪魔祓いを続けていた。そのうち、悪魔が人間界へ干渉しようとしているという異変に気付いて……。

CV.小山力也の威力。
などと思ってすみませんでした。スーツ×くたびれたおにいちゃんで小山ヴォイス、威力強すぎでした。すんげー楽しかったです!! 元がアメコミなので狙いまくりな展開やら何やらの連続で、そのチープさに笑っちゃったり楽しかったりしました。やっぱりキャラクターがいいなー! コンスタンティンもですが、ガブリエルも、魔王も、美味しい美味しい! っていう人たちで、にやにやして見てしまいました。
しかし、一番よかったのは、あっさり恋愛脳にならなかったことです!! キスしないの本当によかった! 「おおーっと、ここでキス……しなかったァー!!!」という脳内実況の楽しさよ。悪魔祓い師として我が道を突き進むコンスタンティンが、他の人に関してはあんまり重きを置いていないらしいところが見ていて楽しいです。ちゃんと手を貸してくれる友人を思ってはいるのですが、うまいこと表に出せない不器用さが見ていてかわいい。かっこいい仕事持ち男子(ストイックだとなおよし)にときめこうと思ったのに何故私はスーツのおにいちゃんをかわいいと言っているのだろう……。
とにかく面白かったです! 面白かったです!
ミッション:8ミニッツ [DVD]
目覚めると列車に乗り、見知らぬ女性と会話していたスティーブンス。状況を確認してみると、どうやら自分はまったく別人になっているらしい。直後、列車は爆発。再び目覚めたスティーブンスは、自分が八分間だけ列車の中のショーンなる人物になり、列車爆破事故を皮切りに始まる連続テロ事件を阻止する任務に就いていると知る。八分間だけを繰り返し、果たしてテロの最初の事件は阻止できるのか。

ループものと聞いたので見てみることに。やっぱり時間ものって面白いなあ! 繰り返す中の、ちょっとした異なりや、登場人物の心理的負担でぎりぎりになっていくところが、面白くて好きです。神経をすり減らしてループするって、いい……。気付きつつあったけど、上手い閉鎖空間ものが好きなんだな自分と思いました。
途中からそういうことなんだろうという予感はあったけれど、改めて突きつけられる辛さとか。知ってなお助けたいと思うほど短い時間の中で芽生えた思いとか。たぎるわー。時間ものは想像の余地があって楽しいです。段々頭の中がごちゃごちゃになりますが! ぎりぎりしている中で、はっとするシーンがあってすごく面白かった。
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Author:月子
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