読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
![スライディング・ドア [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51xSMNUCOXL._SL160_.jpg)
広告代理店に務めるヘレンは、会社を首になったその日、地下鉄に乗り損ねる……が、もう一つの時間軸では乗車に間に合い、隣席に座った男性ジェームズと知り合い、帰宅すると彼氏ジェリーの浮気現場を目撃する。一方、地下鉄に乗れなかった方のヘレンは同棲しているジェリーの浮気に気付かないまま、彼のためにウェイトレスの仕事を始める。
運命の分岐点で一人の女性の人生が変わる。平行世界、バタフライ効果が作用した二つの人生を交互に追っていく物語。途中からどちらも不幸になるんじゃないかと思って頭を抱えて見ていました。同じような出来事、しかしそれが起こる人が微妙に違うところがもうはらはら。
ジェリーとジェームズ、不誠実と誠実さがラストではっきり描かれているのが面白い。本気で探してくれるかどうか、でジェームズがどんな人間なのかは分かったのですが真実を口にしてもらえるまでどきどきしました。そして、この真実がラストに大きな効果と予感をもたらす。ネタバレになるから言えないのだけれど、今度は不幸にはならないだろう。最初の台詞が最後にまで生きるというのが、本当にうまいなあ!
平行世界ものの「バタフライ・エフェクト」は痛いくらい必死に世界戦を越える物語でしたが、この「スライディング・ドア」は誰も分岐点の存在に気付いていないおかげで、はらはらするのはこちらだけでほっと見れました。誰かが痛い想いをしたり必死に足掻いたりするのもすごく、すごく面白いのですが胸がきりきりしてしんどいので……。こういう気楽な平行ものも面白いと思いました。
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![銀河ヒッチハイク・ガイド [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61oZD5QcGWL._SL160_.jpg)
自宅が取り壊されることに抗議していたアーサーは、友人のフォードに「自分は宇宙人で、あと十分で地球が消滅する」と告げられる。自宅が破壊されている最中、ヴォゴン人の宇宙船が襲来、地球は消滅してしまう。何が起こっているかわからないアーサーに、フォードは宇宙で一番売れたという自著「銀河ヒッチハイク・ガイド」を読ませる。そうして、宇宙大統領ゼイフォード、トリリアン、ロボットのマーヴィンに出会ったアーサーは、とある星に行くべく旅を始める。
原作がスラップスティックSFシリーズで、イギリスでは大人気の作品だという前情報と、マーティン・フリーマンが主演だということで見ました。チープでバカなSF映画でした。冒頭の「魚をありがとう」で半笑いの顔を妹に向けたら爆笑された。
「魚をありがとう」とは、人類は自分たちを地球上で一番賢い存在だと思っていたが、実は三番目。二番目だったイルカは地球が滅びるという銀河の立ち退き警告を知っていたので、大抵が優しい人類にもそれを伝えようとしたが、輪くぐりしたりボールを突いて遊んでいるとしか思われなかったので仕方なく地球を後にする、その別れの歌、です。長い。
人類の驕りやイルカのくだりもそうですが、「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」についてスーパーコンピューターに尋ねた結果、「42」という意味不明な答えが算出され、その答えに該当する「究極の問い」の存在が不明というのも、かなり皮肉がきいています。全編ジョークがきつすぎてどこでどんな顔をしたらいいのか分からないの……。
銀河のおかしなところや発明品や、宇宙人の設定が楽しい。メインメンバーではゼイフォードが馬鹿で面白かったんですが、アーサーがもうちょっと振り回されてたらよかったのにと思います。舞台っぽいと感じたり小説らしい話運びで、出てきたものの意味が後から驚くようなものだったりするところがおおっと思いました。
出演者のビル・ナイさんが好きだ。特典映像の演技って、何かのパロディなのかな。しかしかっこいいよなあ……。
![奇跡のシンフォニー [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51SJwWkR6LL._SL160_.jpg)
生まれたときから孤児院に暮らすエヴァンは、常に世界に満ちる音楽の音色を聞いている。それは、きっと両親からもらったものだと信じて。ある日、その音楽に従って孤児院を抜け出し、ニューヨークを訪れたエヴァンは、偶然出会った浮浪児の少年アーサーと、彼ら子どもたちを束ねて音楽をやらせて稼いでいるウィザートという男に才能を見出され……。
耳を澄ませば音楽が聞こえる、両親からくれた音楽だ……というモノローグから泣かせにくるので涙腺を引き締めるのに苦労しました。最初に涙腺が決壊したのは、ジェフリーズがエヴァンと懇談している時、口笛を吹いて聞かせて、この子は何か違うなという表情をして自分の電話番号を渡すところ。ちゃんと気付いてくれる人がいるんだ、この子はきっと大変な思いをするけど大丈夫だ、という希望を感じて涙。早い。
このエヴァンの物語の間に、十一年前の彼の両親の出会いと現在の二人の物語が入ってくるのですが、音楽に導かれた二人がエヴァンのいるニューヨークにやってくるところから、いつ会えるのか、本当に会えるのかはらはらどきどきする。子どもが生きていることをようやく知らされたライラと、音楽を諦めライラを忘れようとしていたルイス、それぞれの気持ちも分かる気がして、こちらもどきどき。
エヴァンは音楽が父母からもたらされたものだと信じ届くように奏で、彼を拾ったウィザードは音楽の力を信じているようで金儲けの道具にしている。父ルイスにとっては苦い思い出と夢。音楽に見出すものは人それぞれ。家族三人がゆっくりと近付いてくるところもあって、音楽は神様のものだというのを強く感じました。
感動した。涙が出た。いい話だった。オススメ、ありがとうございました!
![エコール [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51WIe02K21L._SL160_.jpg)
森の中、壁に囲まれた封鎖された学校には、五つの寮に最年少は赤、最年長は紫のリボンをつけた少女たちが暮らしている。最年少として入ってきたイリス、校長に選ばれることを望むアリス、卒業を控えたビアンカ……彼女たちはどこへ行くのか。
少女、箱庭学園、というイメージに引かれて見始めましたが、冒頭から水のシーンが始まったのでそういう予感しかしませんでした。恐いんですよ! 水=女性=性のイメージが! そうして初っ端から棺に横たわっている裸体の少女が出てくるので、もう腹をくくりました。性的倒錯(少女趣味。ロリータ)が感じられる作品なので、最後まで見るとあてられました……若干酔った……。
最上級生に懐く最年少のイリスと、卒業していった生徒を失い反発する最年少から一つ上がったセルマ。選ばれたいこと、外に出ることを望むアリス。出て行きたくないと思いながら否応無しにその時を迎える最年長のビアンカと後を継ぐナディア。この揺れが、子どもらしさ少女らしさを段階で現しているようですごく示唆的。他にも違う年齢の少女がいるのですが、イリス、アリス、ビアンカが大きな段階を現しているのかな。ビアンカの後を継ぐナディアが「嫌だ」と言うのも、なんかこう、ああ分かる、恐いよね……ともぞもぞします。
とにかく少女ばかりの箱庭、薄暗い森の中で大人も全員女性だというのは恐いです。薄暗いし、みんな言葉少なだし、無知故のシーン(正直「これはあかん……」と思ったものがいくつもあった……)、意味深なシーンが続くので、とにかく「何かが起こっている」と感じるのが恐い。それは、多分彼女たちの変化だし、倒錯的な繋がり方だし、彼女たちの怯えだと思う。「外に出たい」という意志がすごくまっとうに感じられてくる世界観。彼女たちは売られる少女たちだったらどうしようとか、世界が滅んでて管理されてたらどうしようとか考えながら怖々見ましたが、何か変だと思ったのが若い先生二人の仕草でした。つまり健全と不健全、自然の摂理に逆らうかどうかの話だろうか……。
箱庭ものは、外の世界はとんでもなく恐ろしいというものか、外の世界は楽園だというもののどちらかなのですが……この結果は言わないでおきます。しかし、最後「ああああ」と内心で思わず突っ伏した、というか、考えていた部分も含め結末が腑に落ちたので、良い映画でした。
でも結局、彼女たちはどこから来たのかというのが気になる。大人が出て来ないので、個人的に管理社会になっている近未来世界なら面白いなーと思う。
![劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~ 初回限定封入特典「劇場上映生フィルムコマ」付き [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61zzi2eRFFL._SL160_.jpg)
マクロス・ギャラクシーに総攻撃をかけたバジュラの軍勢が、フロンティアに移動し、交戦状態となったものの、シェリルに依頼されたS.M.Sがそれを退けた、その後。シェリルとともに歌ったランカは超時空シンデレラとして順調に歌手活動を行うも、シェリルの体調が次第に悪化していく。その裏側では、バジュラの母星と銀河征服を目論む一派が、二人の歌姫を狙っていた。
予告編のウェディングでhshsしていたんですが、やっぱりねー!!!(血涙) という始まりでした。いい、夢、だった、ぜ……。
最初の方の南の島でのシーンが「マクロスゼロ」との対比だー! と思ってテンションが上がりました。本編もゼロからの流れなんだなーというのがよく分かりました。この興奮は私がテレビ版をちゃんと見ていないせいでしょうけれどもね!
しかし、ちょこちょこ展開がおかしい……というか、多分視聴者へのサービス部分が流れとしておかしいところがところどころあって、その辺りに噴き出して真剣に見れなくてすみませんでした。しかし、「姫とは呼べないな」の二人の顔がイケメンでぎゃっと叫ぶ。
「イツワリノウタヒメ」が日常から非日常への移行部分だとしたら、「サヨナラノツバサ」は非日常から日常のために戦う物語でしょうか。こういう風に日常と非日常を行ったり来たりするのが物語なんだなと思う。
娘フロの流れは前のめりでした。シェリル本当にかっこいい……! 廃墟の歌姫、めちゃめちゃかっこよかったです。トライアングルはどう決着するのかと思ったら、そういう流れかー。
「マクロスゼロ」の結末を考えると、よく分かるエンドだったと思います。マオが見送ったようにシェリルも見送りはしたものの、彼女は自分の力を使い果たして出来るかぎりのことをしたし、言葉も聞けた。これ、もしこの流れを汲んでその後の話を想像すると、たぎるなー!! 時と銀河を隔てて二人の関係者が巡り会うことがあったら全私が歓喜するのでよろしくお願いします。といいながらも、これはテレビ版ではないのだった……〇| ̄|_
物語をまとめるべく話を切ったり、新しい話を入れたりして、でも全く違うストーリーになっていたので面白かった! ただ敵側の目的の必死がいまいち伝わりづらいです。銀河支配って規模でかすぎな上に異星生命体の特殊能力で可能になるものなのか。王道な展開の運びは「やっぱりキター」と楽しかったんですけれどね! 総合的に、面白かったです。期待していなかったくせに、やっぱり娘フロからサヨツバメドレーで胸をときめかせたのだった。CDを繰り返し聞いているところです。シェリルとランカとアルトがますます好きになりました。幼少エピソードの追加は反則だと思いました。シェリル、シェリルまじ、かわ……。
他のシリーズを見ていたらもっと分かる部分もあったのかな。だったら他のシリーズも是非見てみたい。
![劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51bv7ZqTrxL._SL160_.jpg)
マクロス・フロンティア船団に、マクロス・ギャラクシーから銀河の妖精、歌姫シェリル・ノームがやってくる。ライブに参加した早乙女アルト、ランカ・リーは、ライブ当日、マクロス・フロンティアに異星生命体の襲撃を受けたことをきっかけに、その戦いに深く関わっていくことになる。
テレビ版は実はとびとびでしか見ていないのと、マクロスシリーズは他に「マクロスゼロ」しか見ていないので、曖昧な知識ですが、フロンティアはめちゃめちゃ好きでした。ので、やっと映画を見る。
テレビ版に比べて、登場人物がだいぶと幼い。言動もそうだし、日常の送り方も普通の十代という感じ。それが突然非日常に放り込まれて、迷う少年少女たちがいい感じです。アルトはふらふらしすぎですが、シェリルはかなり可愛い女の子で、ランカは一生懸命で事件に翻弄される女の子。
かなりストーリーは違っていますが、歌がキーになって物語が展開していくのがはっきりと分かって、テンションが上がります。歌がメインすぎて登場人物の言動がちょっとおかしかったり我がままが過ぎるところが見えたりするんですが……しかし歌はいい。菅野音楽はとってもいいです。あくまで物語は少年少女の関係性という印象で、マクロス特有の三角関係と前述した音楽というものが前面に押し出されたものだなーと感じました。後編の「サヨナラツノツバサ」ではその関係に答えが出るということで、次。
![パラダイス・キス [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51cWVVWeBjL._SL160_.jpg)
早坂紫は、母親の望みどおり有名進学校の生徒となったが、心のどこかで自分の人生に不安と疑問を抱えたままだった。ある日、紫はピアスだらけの派手な少年に声をかけられ、追い回される。彼は自分の学校で行われるショーのモデルを探していた。そして紫は、デザイナー志望の天才、ジョージと出会った。
テレビ放映されていたものがすっごく琴線に触れてしまい、盛り上がって原作を買い、映画も二度目の視聴です。……当時りぼんっ子だったくせに矢沢作品は幼い自分には取っ付きづらく、ほとんど読んでいなかったので、多分パラキスが最初にきちんと読み通した矢沢あい作品です。映画、原作、映画という触れ方だったので、原作は原作、映画は映画のいいところが感じ取れていい見方をしたと思いました。
連載当時女の子がときめいていたものを、現代で映像にしたらこういう風に撮るのかーというきらびやかで鮮やかな画面と、キャラクター。他の作品に関わるところはだいぶと削除されており、私はそれが原作で好きだったのですが、映画は取っ付きやすくなっていて面白かった。ただ、男をいい感じに踏み台にするモデル出身の早坂紫という人の物語がすごく面白かったので、映画はちょっと安易かな……と思ったりしました。それから原作は、美和子、嵐、徳森くんというただではいかない幼馴染み関係と、紫とジョージの対比、そしてオチのつけかたが面白かったので……。
映画は、ちょっと歳食ってるキャストだなと思ったのですが、紫がやっぱりモデルとして輝いているのが感じ取れて素敵でした。室内の様子や、色味なんかも綺麗。漫画のゴージャスな洋服はちょっとおとなしめになっていましたが、役者さんたちに似合うのがもう楽しくて。人生に迷う高校三年生が、未来に向けて大きく踏み出し成功する、その最初の話としてとても面白かったです。こういうものが好き! って思うちょろい自分がちょっといやだなーと思ったくらいでした笑
![ヒックとドラゴン スペシャル・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/5198YuNFwbL._SL160_.jpg)
バーク島のバイキングたちはドラゴンと戦うことを誉れにしている。その中でも伝説的な父親を持つヒックは、ドラゴンと戦いたいという気持ちだけで空回りしているひょろひょろな少年。ある日、自分の発明で正体不明のドラゴン、ないト・フューリーを撃ち落としたヒックは、その小さな黒いドラゴンを前に「殺したくない」と思い……。
勇猛果敢な兜を被った赤毛の男たち。男も女も小さく厳つい中、ひょろひょろもやしっ子のヒック。同年代の少年少女はみんな彼を馬鹿にし、大人たちは長の息子であるヒックをちょっと面倒なお荷物だと思っている。もちろん、父親自身も。そんなヒックは、ナイト・フューリーに傷を負わせたことで、ドラゴンという種を深く知っていくことになる。ヒックは、戦いたい戦いたいというわりに心優しく、観察眼があって、傷ついたものを助けようとするなど思いやりの深い男の子。短絡的に、戦え! 敵は殺せ! という価値観の中ですごく特殊で、傷ついた自分を受け流す強さも持つ。ドラゴンは敵じゃない、相手をよく知るんだと訴えかけるのに、すごく勇気がいっただろうなあ。
心を交わしあうどら群、トゥースがとても可愛らしくって! しかし焔のドラゴン、モンスター・ナイトメアもすごくかっこいい! 全体的に子どもっぽい丸くて可愛らしいシルエットが多くて、鼻息を激しくするほどドラゴンドラゴン! というわけではないのですが、子どもたちがドラゴン使いになるというのはもえですね。たぎりました。
![シャレード [DVD] FRT-095](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Fu8R3HM4L._SL160_.jpg)
愛がないと夫との離婚を決意したレジーナ・ランパート。だが、夫が列車から投げ捨てられて死に、殺害容疑がかかる。しかも米国大使館のバーソロミューが言うには、ランパートは偽名で、彼は複数の名前を持つCIA工作員だったというのだ。そして、夫ら四人のスパイが持ち逃げしたという25万ドルは、死んだランパートが持っていたはずだという。25万ドルの行方を知っていると疑いをかけられ、逃げるレジーナは、偶然出会ったピーター・ジョシュアに助けを求めた。
リメイク版があるとは知りませんでしたが、私が見たのは1963年のオードリー・ヘップバーンのもの。
おおおお、面白かったぞー!
序盤はなんだかまったりとサスペンスで、本にするならロマンティック・サスペンスというジャンルかなーと思って見ていたんですが、段々「お前は誰だ!?」になってくるところがすごくはらはら、どきどきでした! しかし、鑑賞中、家族が思わせぶりなことを言って去っていったので、25万ドルの行方が知れてしまったのが……心残りです……。こういう変なところで勘が働く自分が嫌いだ。
とにかく、オードリーの可愛らしさ、チャーミングなところ、小悪魔的なところも素晴らしかったです! 服装も可愛い。本当に美人だよなあ。彼女を見たのは子どもの頃の「ローマの休日」が最初なんですが、子供心にも彼女はすごい美人だと印象づけてしまったオードリーはすごい。
そんなオードリー演じるレジーナが、ちょっと拗ねてみたり、笑ったり、不安がったりと女性らしい魅力的な表情をくるくると見せてくれて、ピーターと惹かれ合っていくところはどきどき。ラストも笑ってしまうくらい素敵で、とても面白かったです!
オススメ、ありがとうございました!
![ハイスクール・ミュージカル [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61Kihjvq2jL._SL160_.jpg)
イースト高校のバスケットボール部花形選手のトロイ。天才と呼ばれる数学少女ガブリエラ。二人は大晦日に行われたパーティで無理矢理歌わされることになったが、その相性は抜群。運命を感じた二人だったが、トロイの前からガブリエラは不意に姿を消してしまう。しかしその後、学校にガブリエラが転校してきた! 学校では、バスケットボールの決勝戦、科学部の科学コンテスト、演劇部のミュージカルオーディションが控えている最中で……。
私が見たのは無印。これ、どの順番が正しいのか分かるようにしてください公式さん! と思った。間違って借りてきたのかと焦ったぜ……! 無印、2、ザ・ムービーが正しい順番なのかな?
すんごくハッピーな気分になれて最高でした! 見終わった後、困惑するぐらい幸せな気持ちでいっぱいで、いいなあいいなあ! とごろごろしてしまうハッピーな映画でした。とてもよかった!
カーストの天辺にいる運動部の花形であり学校のスター選手が、歌を歌う。それを否定されてしまうのはあちらの国の風潮なのだなと思いましたが、でも日本でも運動部の子が合唱部を掛け持ちしていたらえーっと言われてしまうかもしれないなあと思い直したり。個人的には全然、二つのこともできるなんてすごいじゃないか! と思うのですが。
みんながみんな、否定して、トロイはてっきりいじめられると思っていたのですが、あるところでは「私/オレ、実は……」ということが展開され、やっぱりみんな枠に嵌められるの嫌なんじゃないか、と感じたりもして。そうしてバスケ部員たちが選んだことは、すごく勇気があって、優しいことだと思います。望むことを叶えられた感じで、それだけで見ていて嬉しかったです。
ガブリエラがなー! 何を言われてもにこにこと聞いている頭のいい子、という安定したヒロインで、たった一つ、本人の口から聞いたことに傷ついてしまうところも可愛かったりなどして、とてもいい子! 彼女がいなければトロイは何一つ選べなかったのではないかなあと。
オーディションを邪魔するシャーペイとライアンの姉弟は、すんごく馬鹿ですが一芸に秀でていてとても楽しかったです。こういう悪役は大好き!
どういう風に問題を解決するのかとはらはら見ていたのですが、吹き飛ばすくらいハッピーなエンディングに辿り着いて、もう最後に「わあああ!」と声を上げたくなるような終わり。すっごく楽しくて、幸せで、ああもうみんなよかったね!! と肩を叩きたくなるような、そんな映画でした。すごく楽しかった!
オススメ、ありがとうございました!