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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき (富士見L文庫)
 民俗学のフィールドワーク中に“呪われて”しまった大学院生・名鳥歩。彼の周囲では不可思議な研究室荒らしや、動物の亡骸が散らばる事件が続く。
 身に危険が迫った名鳥に、教授が紹介したのは“怪異喰らい”と呼ばれる謎の美青年・朽木田千影だった。
 常に不機嫌そうな朽木田と脳天気な名鳥のふたりは、福井のある農村の風習を手がかりに“呪い”の秘密に迫っていくのだが……。
 謎が明らかになる一方、「怪異喰らい」となった千影の哀しい過去を知ってしまった名鳥は——?(裏表紙より)

ポジティブかつ人の懐に入るのが上手い犬のような青年と、懐かない気位の高い猫みたいな風変わりな青年。二人で怪異に立ち向かうホラー系あやかしもの?
ホラー系っていってしまうのは完全に祟っているからです。ほっこりするのは名鳥の懐っこさや根っこにある純粋さやお人好しの部分、あと朽木田との交流で、あとはもう、人死にが出ている時点でめちゃくちゃやばい。勝負を挑むとか怖すぎる。運良く勝ったけど本当なら絶対負けていたよな……。
名鳥はいったい何者なんだろうという別の恐ろしさに触れずに終わったのでまた怖かった。面白かったです。
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紅玉は終わりにして始まり (時間旅行者の系譜)
あたしが“めまい”に襲われたのは月曜日のお昼、学校のカフェテリア。それがすべての始まりだった。そもそもタイムトラベラーとして期待され、準備万端ととのえていたのは、いとこのシャーロットだったのだ。ところが実際に過去に飛んじゃったのは、何の準備もしていないあたし。相棒になったギデオンは気絶しそうなほどステキなんだけど、あたしのことなんかばかにしてる。あたしだって好きでタイムトラベルしてるんじゃないのに。
ドイツで百万部突破。大人気のタイムトラベル・ファンタジー三部作第一弾。(カバー折り返しより)

長い話が読みたいというリクエストを受けて差し出したものの、自分は積んでいたのでいまさら読みました。タイムトラベラーの遺伝子を持った家系に連なる少女と少年の、恋を絡めた時間遡行と一族の謎を巡るファンタジー。とてもいまどきで楽しい。
完璧で美しいいとこではなく、平凡で何の準備もしていなかった主人公が選ばれし者であるというのはべたべたながらもやっぱりちょっと気持ちいい笑 いまはまだ謎に振り回されている感があるけれど、これからどんな風な強さやクリティカルな行動に出てくれるのか楽しみ。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女V」
一年ぶりにリュエルの実を採集することに成功したローゼマインは、神官長と共に薬作りに励む。これで健康な普通の女の子になれる!……はず。その喜びから、活動は今まで以上に精力的なものに。本を読める環境作りのために製紙業や口伝集めに力を入れるばかりか、神殿長としては収穫祭の直轄地を回る。おまけに初めての妹までできて――。
だが、冬支度の準備が着々と進む中、貴族の派閥争いが加速していく。彼等の陰謀は神殿内に混乱を招くばかりか、ローゼマインの未来をも大きく揺るがすことになる……。
驚愕の新展開へ! 心高まる第三部クライマックス! 第四部への2年間を描く短編集に、書き下ろしSS×2本、お馴染み椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!(裏表紙より)

ほらあああああどうしようもない展開来たじゃーーーーーん!!!
そんなわけですごい結末を迎えた第三部。第四部も冒頭から大変だろうなあ。ローゼマイン、大丈夫か……。
短編集からが本番という感じで、マインが蒔いた種が芽吹くように、たくさんの人が自分の役割や仕事を果たそうとするところはいいなあと思いました。そしてみんな有能だなあ。
最後の最後、トゥーリが行儀作法の勉強の成果がちらっと出ているのがとてもじんわりしました。みんな頑張ってて胸が熱くなる。
「ダメな私」にマルをする
つい誰かと比べて、自分はだめだ、不幸だ、なんて思ってしまう女性たちに、具体的なエピソードをところどころ持ってきつつ、自己肯定感を持っていこうと呼びかけるような一冊。2012年の本ですが、人の自己肯定感のなさっていまの方がずっと大きな問題になっている気がするなあ。
なんかもうとにかく比べちゃだめなんだと思いました。他人が羨ましく思えるのはしょうがないけれど、かといって自分がだめなわけじゃないと思う、と自分に言い聞かせている。
森のふしぎな生きもの 変形菌ずかん
粘菌、変形菌と呼ばれるものたちを写真に収め、解説する一冊。
気持ち悪いんだけど綺麗だし面白いんだよなあ、と矛盾した感想を抱いてしまう。粘菌探し楽しそうだなあ。見つけて写真を撮ってみたい。
キモめし
骸骨、蜘蛛、目玉など、不気味なモチーフをお菓子や料理で作るレシピ本。

ホラーな料理を軽くまとめた本で、作り方はかなり簡単。ハロウィンなどで子どもと一緒に作れそうだなあと思いました。また子どもが好きそうなカラーやデザインなんだよな。
鳥籠巫女と聖剣の騎士 ミミズクと夜の王 (電撃文庫)
この国には伝説がある。それは何百年も昔から、国の象徴とされてきた聖剣の伝説だ。聖剣に選ばれた騎士は『聖騎士』と呼ばれ、特別な力と戦いの生を得るという──。由緒ある騎士の家系、マクバーレン家の末子アン・デュークは、二人の兄と違い剣を握ることを恐れていた。ある時、彼は新たに剣の巫女となったオリエッタと出逢う。『電撃文庫MAGAZINE Vol.17 2011年1月号』に掲載された、『ミミズクと夜の王』『毒吐姫と星の石』のスピンオフ短編が電子書籍で登場!(Amazonより)

雑誌掲載の短編。『ミミズクと夜の王』に登場する、聖騎士アン・デュークと剣の巫女オリエッタの話。アンディがどのように聖剣を手にし、オリエッタと出会って心を通わせたかという物語です。
ただじゃいかない出会い方をしたんだろうなあと思っていたんですが、ものすごくドラマティックで、完全に少女小説でしたね。こういう、心や感情を揺らすシリアスでまっすぐなお話、大好きです。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第三部「領主の養女IV」
春は恋が芽生える季節! ローゼマインの側近や専属達が何だか色めき立って、衣装を作ったり、お披露目したりと華やいた様子。神殿の工房では新しい印刷機もついに完成し、本作りは広がりを見せていく。絵本に、楽譜、騎士物語等、様々な本を販売するにまで到った。今後の領地内における印刷業の拡大を見据え、まずは製紙業を広げることに。ローゼマイン一行は紙の作り方を教えたり、新素材の研究をするため、イルクナーへ向かう。少しずつローゼマインを取り巻く環境が改善される一方、現領主の姉が来訪したことで、エーレンフェストには不穏な空気が流れ始めるのだった。
第三部完結へ向けて貴族達の想いが交錯する、ビブリア・ファンタジー転変の章!
大増書き下ろし番外編2本+椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!(裏表紙より)

活版印刷ができるようになって、製紙業も始まり、素材集めも順調。けれど事件の予兆が、という第三部4巻目。うーん、ゲオルギーネが強大な敵として立ちふさがりそうで怖い……。
今回はとにかく、見たかったブリギッテの新衣装が見られて眼福でした! おおーないすばでぃ! 短編のダームエルとのやりとりも微笑ましいですが、この作品、思いとは裏腹に政治的な理由でカップリングしたり退場したりしそうな世界観なのでちょっと不安だ。
SUNDAY MORNING ウミウシのいる休日: ウミウシのいる休日
ウミウシの写真集。
正直気持ち悪くはあるんだけど、可愛いんだよなあなんでだろう。
カラフルですごくおしゃれな本でした。どうやって撮影してるんだろう、これ。
毒親サバイバル
「毒親」のいる家庭で生まれ育った11人の男女を取材して、その生まれ育ちをまとめたコミックエッセイ。
こうして読むと、ネグレクトには本当にいろんなパターンがあって、それをどうやって生き延びるかというのも本当に人それぞれで色々なんだなと思います。
いままで実の両親から受けた仕打ちのことを読む場合が多かったように思うんですが、祖父母に触れている話が多かったのが印象的でした。
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Author:月子
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