忍者ブログ
読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
[7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12]  [13]  [14]  [15]  [16]  [17
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いII」
青色巫女見習いとして、忙しい毎日を送るマインに朗報が届く。母親が妊娠したのだ。生まれてくる赤ん坊への贈り物として、絵本作りを開始する。一方、神殿内では慣れないことばかりで、自由に動けない。巫女としての教養を身につけさせられたり、新しい側仕えの管理に追われたり……。孤児院長しての仕事も山積みだ。
相変わらずの虚弱な体も何のその、本への愛情を武器に全力疾走を続けるマインが、念願の一冊を手にする時、貴族世界への扉が開き、物語は急展開へ突入してゆく!
近付く冬を前に、風雲急を告げるビブリア・ファンタジー!書き下ろし番外編×2本収録!(カバー折り返しより)

絵本づくりと見習いたちと新展開の伏線、かな。
本づくりはついに木版画に。そして初めての本が完成。このシーン、めちゃくちゃ感動しました。本ができるってこんなに大変で、それを愛して、形にできたことってすごく尊くて幸せなことだと思いました。マインに手を貸して道具を作ったり作業したり絵を描いたりした人たちもいたからこそ、こうやって本ができたんだよな。
マインの人生としては、騎士団と関わりを持ったっぽいので、またえらい人に目をつけられそうだなという予感を覚えつつ。
PR
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「神殿の巫女見習いI」
洗礼式を終えたマインは「青色巫女見習い」として、神殿での仕事を開始する。そこには待望の図書館と本が待っていた! 夢叶い、期待に胸が膨らむマインだが、多くの問題にぶつかってしまう。困った側仕えたち、貴族出身者が突き付ける階級社会の現実など、これまでの常識が全く通じないのだ。おまけに虚弱な体も相変わらず。
そんなマインは仕事の合間に、孤児院の酷い実態を知る。どうしても放ってはおけず、ルッツと共に改善に奔走するが……。
社会の厳しさなんか吹き飛ばせ! ビブリア・ファンタジー第二部開幕! 書き下ろし番外編×2本収録!(カバー折り返しより)

マイン、神殿の青色巫女見習いとなる。また騒ぎの種になりそうなものを発見したり、孤児院に関わることにしたりなんですが、少しずつ仲間が増えて、いい方向に進んでいるのは読んでいて楽しいなあ。側仕えたちがどんどんマインの元に集まってくる感じ、すごくよかった。
ルッツも前に進んでいるようだし、トゥーリも少しずつマインに感化されてきたっぽいし。でもこの辺りで波乱がありそうだなあ。大丈夫かなあ。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部「兵士の娘Ⅲ」
病に倒れたマインは一命を取り留めたものの、その「身食い」の影響は大きかった。完治はできないばかりか、治療には貴族が所有する高価な魔術具が必要という。再発までに残された期間は一年。それまでに家族の元を離れて、貴族と共に生きるのか、運命に身をゆだねるのかの決断を迫られてしまう。限られた時間の中で、マインは「本に囲まれて、本を読んで暮らすこと」を夢見て奔走するのだった。
やがて、季節は流れ、彼女の世界が大きく動き出す出会いが訪れる……。
少女の夢と家族の愛が試されるビブリア・ファンタジー。大増ページで贈る、感動の第一部完結編! 短編集+書き下ろし番外編×2本収録!(カバー折り返しより)

第1部完。マインの洗礼式という区切りで、行きたい方向が決まるんですが、本があるところがいいという感じのマインの選択がなんだか苦笑い。作るよりもやっぱり読みたいんだろうなあ。
マインの視点からは見えないところで、実はものすごく街が(もしかしたら世界が)揺れ動いているのではないかという短編も入っていて、マインの今後が楽しみでいてちょっと怖い。マインと周りの人たちが幸せな人生を送ることができますように……。
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部「兵士の娘II」
見知らぬ世界で、貧しい家の幼い少女マインに生まれ変わってから一年。彼女は本が大好きにも関わらず、手に入れるどころか、読書さえ難しい中、本作りに追われる毎日だった。何とか文字を書き残すべく奮闘するも失敗続きで前途は多難。おまけに「身食い」に侵されて寝込んでばかり。持ち前の頑張りで、お金を稼ぎつつ、近所に暮らす少年・ルッツの助けもあって、ようやく本格的な「紙作り」が始まるが……さて、一体どうなるやら?
本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー第2章!
書き下ろし番外編、2本収録!(カバー折り返しより)

本を作る仕事が始まったり、髪飾りが商売になったり、少しずつ人と出会い世界が広がる感じがありながら、マインの原因不明の熱がなんだかやばそうという第二巻。
番外編で、マインが麗乃の夢を見ていたことがわかったのがなんだか嬉しかったなあ。やっぱりどこかで繋がってたんだと思って。
自己愛な人たち (講談社現代新書)
著者自身の体験、患者、文学から「自己愛」を抱く人たちのエピソードを紹介し、考える。
結構主観的だなあと思ったのは、解説したり紐解いたりというよりエッセイみたいな内容で「自己愛って多分こういうこと」というエピソードが続くからかな。いるよなこういう人、とか、私自身こういう傾向があるかも、みたいに考えるところがあってむずむずしながら読み終わりました。
キムラ食堂のメニュー (中公文庫)
各地の飲食店主や職人の取材を続けるかたわら、お酒のミニコミ『のんべえ春秋』を発行してきた著者。懐かしの大食堂、小さな台所での工夫、郊外のコーヒーショップ、都会の片隅にある畑……。日常のささやかな変化を感じながら、さまざまな食べもの・飲みものとの出合いを綴る。おいしい話満載の一冊。(裏表紙より)

食にまつわるエッセイと農作業日記。半分くらい農作業日記だったので食エッセイを読むつもりでいるとちょっとびっくりしました。
全体的にどことなくやさぐれ感があるのは、誰でも日常に感じるささやかな苛立ちをきちんと書いているからかなあ。細やかなものを書くためにはそういう、流してしまうものを見つめ直す作業が必要なのかもしれないと感じました。
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第一部「兵士の娘I」
幼い頃から本が大好きな、ある女子大生が事故に巻き込まれ、見知らぬ世界で生まれ変わった。貧しい兵士の家に、病気がちな5歳の女の子、マインとして……。おまけに、その世界では人々の識字率も低く、書物はほとんど存在しない。いくら読みたくても高価で手に入らない。マインは決意する。ないなら、作ってしまえばいいじゃない! 目指すは図書館司書。本に囲まれて生きるため、本を作ることから始めよう!
本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー開幕!
書き下ろし番外編、2本収録!(カバー折り返しより)

本好きのための物語。かなりの長編であることは知っているんですが、この分厚さでこのくらいしか進まないの、文明の歩みって感じで壮大だなあと思います。本の話をしながら文明の話になっていてすごい。マインというか麗乃はどれだけすごいチートを持っているのかまだ気付いてないんだなあ。
本にたどり着くにはまだまだ通そう。パピルス、粘土板、竹簡、石版ときましたがどう展開していくのかめちゃくちゃ気になります。
迷宮レストラン―クレオパトラから樋口一葉まで
古今東西の歴史上の人物をお客様と仮定して、好みに合わせた献立を提供する一冊。当時食べたであろう食材や調理法に思いを馳せながら、その人にふさわしいメニューを考える。

時代も国も違う人たちのメニューを考えて実際に作ってある本で、とても面白かった。食材の多様さがいいなあ。当時どんなものを食べていたんだろう、これが近いのかなって想像するのが楽しい。
針の魔法 ~スワンドール奇譚~ (ビーズログ文庫)
スワンドールにある『オズモンドの被服工房』で元気いっぱいに働くマリアンネの夢は、仕立師になって素敵なドレスを縫うこと! ある日運命的に出会った気さくな准侯爵ハリィ・ソルジェに好意を抱きつつ、身分の違いに躇躊いも……。そんな時、ハリィとの楽しい時間と、恋心に悩むマリアンネの元を訪れたのは——「夜の女王」。その類稀なる才能を見込まれたマリアンネは、彼女からある魅力的な「提案」を持ちかけられるのだが——!? 流れる歴史と様々な恋を描く、スワンドール物語シリーズ!!(裏表紙より)

不遇な少女の立身出世物語。どストレートな少女小説でとても面白かった。
貧しい生まれながら裁縫の才能を見せたマリアンネは、十歳にして男爵夫人が経営する被服工房のお針子となる。ドレスを縫いたいと夢見るマリアンネは、もともとのひらめきや才能に加えて努力家で、必死に仕事を覚え、図書館に通ってドレスを仕立てる職人に必要な知識を学ぶ。
健気過ぎて泣けるんですが、またマリアンネがめちゃくちゃ賢いとわかる言動が随所に散りばめられていて、とても魅力的。そりゃハリィもうっかり恋に落ちるわ……。
結婚して、さらに店主になるにはちょっと早すぎるんじゃないかなと思いはしましたが、ロマンがあるのでそれはそれでよし!
死神執事のカーテンコール (小学館文庫 Cく 1-1 キャラブン!)
猪目空我は、かつて少年探偵役で人気を博した子役くずれのイケメン。とくに技能があるわけではないが、過去の栄光を活用し外見重視の雰囲気探偵事務所を開くことに。早速、格安賃料で借りたのは古い屋敷の一角のうえ、他の住人は謎めいたお嬢さまと美しい執事のみ。ここに怪しさ爆発の大家と店子が誕生した。
 一方、屋敷の執事にも秘密があった。それは彼の正体が死神で、死にゆく者に乞われた場合”カーテンコール”で三回だけ、彼らをこの世に呼び戻せるというもので……。
 エリート死神執事とハリボテ探偵が贈る人生最後の"やりなおし"ファンタジー!(裏表紙より)

本を読む前の予備知識としての内容紹介って珍しいな。上記の内容を踏まえて、物語が始まります。加えてお嬢様にも秘密が。
栗原さん節炸裂でとても楽しく読みました。顔面と賢さに特化して人間的にはだめだめ(死神だからそれでいいんですけど)の死神執事と、脳みそが筋肉でまっすぐで正直な探偵にもなれない探偵・猪目、そして美しいけれどどこか奇妙なお嬢さまに、謎めいた万能を持つおじさまと、怪奇なものたちがどこかの街で寄り集まって当たり前のように日常を営んでいるの、なんだかくすっとしてしまう。
お互いしか見えていない、とか、お節介が人外を人にする、とか、まっすぐすぎて異形に気に入られる、とか、そういう胸をくすぐるものがたくさん詰め込まれていてにやにやしてしまった。あと冷蔵庫がなんかいい。ロマンを感じた。
Profile
Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
Search
Calender
10 2024/11 12
S M T W T F S
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Archive
Shopping
Analyzer
Counter
忍者ブログ [PR]