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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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世界の手芸店 (単行本)
ニューヨーク、パリ、ロンドン、ミラノ、ストックホルム。世界の手芸店を写真つきで紹介。
手芸洋品店の写真を楽しむ本で、糸や、リボンやボタン、布が大量に置かれている風景はわくわくしました。いいよねえ、こういうお店。こういうものがいっぱいある狭いところにちょこんと座って主のように振舞ってみたい。
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にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者4 (一迅社文庫アイリス)
ワケあり王太子殿下アイザックとの婚約式を迎え、ついに婚約者となった貧乏伯爵令嬢リネット。あとは、貴族に向けてお披露目をすれば結婚まで一直線と思っていたのだけれど……。突然隣国のソニア王女がアイザックに婚約を申し込みにきたせいで、お披露目は台無しになってしまって!? カッコイイ男装の麗人になれる自分なら、男好きの殿下に相応しいってどういうことですか! 変な誤解をしている王女様に、殿下の婚約者の座を譲ったりなんてしませんから!!
ワケあり王太子殿下と貧乏令嬢の王宮ラブコメディ第4弾!(裏表紙より)

貧乏伯爵令嬢で、お掃除係だったリネット。女性を昏倒させてしまう力を持ってしまっているアイザックに唯一近づける女性ということで、雇われ婚約者をやっていたが、彼と思いを通じあわせてついに婚約式に臨む!
婚約式から婚約発表の流れのはずが、予想外のお客様、隣国王女のソニアの来訪によってロッドフォードは大混乱。しかも隣国の王家のお家騒動が理由で、リネットやアイザックたちが動かなくてはならない羽目に。いつも通りだいぶとどたばたしていて、さらにはお兄ちゃん・グレアムも加わって、リネット絶対守る隊みたいなものが結成されているのがおかしい。アイザック、レナルド、グレアムの三人体制は鉄壁だなあ。
終盤、リネット自身も活動的に活躍する場面があり、元気のいい女の子は好きだなあと思いました。
日本の執事イメージ史 物語の主役になった執事と執事喫茶 (星海社新書)
脇役だった執事が主役に——
本書は、「日本の創作における執事のイメージ」が、どのように描かれ、どのように広がり、どのように変化していったのかを考察する、初の通史となる一冊です。様々な漫画・小説・アニメなどの作品中で脇役に過ぎなかった執事が、1990年代からは次第にメインキャラクターとなり、2006年の「執事喫茶」の誕生に代表される「執事ブーム」が生まれ、「執事」のイメージ拡大は顕在化していきました。本書では1990年代から2005年までの執事イメージや作品の増加を「執事トレンド」、2006年以降の主役化作品の急増を「執事ブーム」として切り分け、ブームが生じるまでと生じた後の「日本の執事イメージ」を比較します。(カバー折り返しより)

日本における執事がどのように描かれ、カルチャーとして消費されてきたのかをまとめてあります。2018年8月の本で、執事喫茶を始め、アニメ、漫画、小説、ゲーム、特撮にも触れられています。ものすごい数の作品が列挙されていますがさほど比較せず、大きくジャンルわけしているだけだけれど、知っている作品が多いとああなるほどねとなるから、執事って意外と身近に描かれているんだなあと思う。
獣な彼女 (アイリス文庫)
動物に変化する魔法しか上手く使えない少女アルト。父母を亡くし、魔法学校を追い出された彼女が、動物姿で各地を放浪すること二年——気づけば王都の片隅でボス猫として君臨していた。そんなある日、人間から猫に変化するところを魔法剣士のアクセルに見られてしまった !!しかも、魔法で捕獲されてしまって!?
彼の屋敷で猫として飼われることになってしまった少女と、そんな彼女に一目ぼれした強面魔法剣士のラブコメディ!(裏表紙より)

動物に変化する魔法しか使えず、天涯孤独となったことをきっかけに獣姿で放浪し、王都のボス猫になったアルト。そんな彼女に一目惚れしてしまった魔法剣士アクセラレータ。猫や狼の姿の彼女と彼のラブコメディ。
たいへん可愛らしいお話でした。魔法学校のくだりとかアルトの能力の特殊さ、それをうまく生かしたお話をもう少し読んでみたかったです。せっかく皇子と皇女のお目付役になったんだから、最後に中途半端に入れるんじゃなく、彼女らしいしたたかさで双子を指導するところをがっつり読みたかった。
魔術学院の恋愛事情 (一迅社文庫アイリス)
「メリル・フォースター、俺の子供を産んでくれ」魔術学院に通う、いたって平凡な少女メリル。ある日の放課後、彼女は突然名門貴族の美青年ギルベルトに押し倒されてしまって大混乱。しかも彼が迫ってきたのは、メリルの珍しい「体質」を手に入れるためで——!? 家柄にも無駄な美貌にも興味はないし、好きでもない相手に体目的で迫ってくる最低男なんて、お断りです! 逃げる少女と恋に不器用な青年の学院ラブコメディ(裏表紙より)

さほど学園っぽい風景はないんですが、ツッコミ気質なヒロインが、常識が完全にずれている美貌の先輩から逃げ回るラブコメディ。冒頭からギルベルトに対してメリルの台詞がまさしくという感じでした。初対面の人間にその言動は頭おかしいです……。
しかし迫られてやっぱり悪い気はしないもので、改めて向き合ってみるとギルベルトはだいぶとずれているけれどいい人ではあり、ときめきもあり……というのがリアルだなあ笑 好意を向けられるとぐらぐらきちゃうよね。最後の小話でギルベルトがちゃんと最初からメリルに好意を持っていたこともわかったのでよかったな。
ブラックバイト――学生が危ない (岩波新書)
学生たちを食い潰す「ブラックバイト」が社会問題化している。休みのない過密シフトで心身を壊すほど働き、売上ノルマのため「自爆営業」も強いられる。授業に出ることもできず、留年・退学に至るケースまで……。多くの相談・解決にあたった著者が、恐るべき実態と原因を明らかにし、具体的な対策をも提示する。(カバー折り返しより)

学生さん、あるいはその親御さん向けに書かれたものかなと思いました。学生を食いつぶそうとするブラックバイトの事例と、どうしてこのようなブラックバイトがはびこることになったのかという考察、実際に遭遇したらどう対処するかという内容。
読めば読むほど、働くことが怖くなる……。暗黒の時代だよなあ。
ともかく学生さんはちゃんと勉強して、なりたいものになることを最優先してほしいけれど、貧困とまではいかないまでも昔に比べて自由になるお金が少なくなったんだろうなあと思う。ブラックバイトの餌食になるのはみんな真面目で素直な子たちなんだろうなあ。
キャスターという仕事 (岩波新書)
今という時代を映す鏡でありたい──。従来のニュース番組とは一線を画し、日本のジャーナリズムに新しい風を吹き込んだ〈クローズアップ現代〉。番組スタッフたちの熱き思いとともに、真摯に、そして果敢に、自分の言葉で世に問いかけ続けてきたキャスターが、二三年にわたる挑戦の日々を語る。(カバー折り返しより)

報道する側の悩みや試行錯誤があることがわかる一冊。
報道について厳しい目が向けられるようになる時代になったなあと思うんですが、一方で無遠慮すぎるキャスターやインタビュアーに視聴しながら不快な思いをすることもあったりして、テレビは難しいなあと思います。「視聴者が求める」って、いまその視聴者側の感覚がおかしかったりするものなあと思ったりも。
インタビューの難しさってあるよなあ。どうやったら話を引き出せるのか、聞きながら聴くことはすごく頭を使うし難しい。それを二十三年続けたんだからすごいことだなあ。
狩兎町ハロウィンナイト 陽気な吸血鬼と機械仕掛けの怪物 (ビーズログ文庫)
狩兎町の高校生・陽太は、ある晩吸血鬼に襲われる!! 絶体絶命の大ピンチ!! そこに颯爽と登場したのは、(自称)ダークヒーローのイケメン吸血鬼ブラッド。「さあ、お兄さんについておいで。お菓子あげるから」……って誘拐犯か!! 平和だと思っていたこの町、実は奇怪で愉快な化け物だらけ!? 立ち向かうべく、ブラッドに弟子入りした陽太の運命は――?? 第15回えんため大賞特別賞受賞作!(裏表紙より)

『博多豚骨ラーメンズ』の木崎さんの作品。確か受賞時期がこの作品とラーメンズと同時だったんですよね。なので作風はある程度低年齢層向け、どちらかというと少年向けラノベっぽいです。ラーメンズの方を読んだことがあるのですが、だいぶと文体や作品の雰囲気が違っていて、器用な方なんでしょうが、この作品はコミックス単巻読み切りという感じでだいぶと物足りないです……。
ナルシストの入った吸血鬼と、吸血鬼にとって美味な血を持つ高校生の陽太が期間限定のバディになり、陽太の崩れ去った日常を取り戻すお話です。途中からロボットメイドのフランケンも入ったのはおおっと思いましたがもうちょっと登場が早くてもよかったのよ。
式神仙狐の思い出帖 (富士見L文庫)
 虚弱体質の療養のため、小学校卒業までを過ごした亡き祖母宅を訪れた嘉月は『思い出帖』という不思議な帖面を持つ三尾の狐のあやかし・仙狐と出会った。
 仙狐は記憶を喰うあやかしで、喰われた記憶は忘れられ『思い出帖』に描かれるという。親友を思い出せないことに気づいた嘉月は記憶を取り返そうとするが、仙狐が喰うのは「どうしても忘れたい」と願われた“辛い記憶”だけ。嘉月が失った記憶には親友の秘密と仙狐の犠牲が隠されていて……。
 懐かしさと切なさが胸を締め付ける、あやかし郷愁譚。(裏表紙より)

病弱な体質で療養のために亡くなった祖母の家に住むことにした嘉月。祖母は生前絵を描いていたといい、その腕前は現在イラストレーターとして仕事をしている嘉月が目を見張るほど。しかしその上この世ならざるものと関わりを持ち、力を持っていた人物らしい。
そんな祖母と関わりがあったという三尾の狐・冬青と同居しながら、街を覆う「記憶をなくす」怪異に向き合うお話。
可愛らしい表紙に反してなかなかホラーなシーンが多く、古い家の持つ独特の雰囲気やそこに現れる妖しのものの描写がリアリティありすぎて、何度か背筋がぞっとしました。
一方で、大きいもふもふと青年の心の交流は種明かしを踏まえると実に微笑ましいです。なんだよーお互いに好き同士なんじゃんかよー笑
シン・浪費図鑑 (コミックス単行本)
その沼へ落ちることを、浪費ではなく、人は愛と呼ぶ。
12本の告白寄稿から、ここでしか読めないインタビュー、恒例の雌猫座談会まで…共感と希望の涙が詰まった1冊!(帯より)

安室透、セーラームーン、ハイロー、スケート、ヅカ、野球、パンダなどなど、それぞれの沼とそれへの愛についていろんな人が語る一冊。パンダ沼とAV女優沼がたいへん興味深かったです。好きなものって人それぞれなんだなあという思いを強くして勇気をもらえる。
何かを好きでいる、そのためにお金を使うっていうことが人生を豊かにするんだよなあ。お金をかけた方が勝ちっていうマウントについてもちらっと触れられていますが、人と比べてしまうのは仕方のないことだし、難しいよなあ。好きっていう気持ちだけではどうしようもないところもあるし……。
いやしかしみんな淡々とお金を使っていて面白かった。人それぞれ!
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Author:月子
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