読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
鈴花と黎鳴は、青萍でようやく見つけた飛燕を取り逃がしてしまう。改めて『蒼天党』調査のため、怪しい鉱山に向かう黎鳴。しかし鈴花は彼に命じられ、宿で留守番をすることに。そこへ、突如飛燕が現れた! 宮殿にさらわれた鈴花、彼女に迫る飛燕……「黎鳴様の名前を呼んでみてよ」って、そんなことしたら“召喚”の秘密がバレちゃう——!? ついに大告白(!?)言いなり中華ラブコメ第4弾!!(裏表紙より)
青萍での事件の後半。相変わらず飛燕が気持ち悪い笑
黎鳴よりお兄ちゃんの元陽の方がヒーローっぽいなあ。物腰柔らかでちょっとずるいところもある大人の人だ。お株を食われている黎鳴と鈴花はかなり距離が縮まってきたようで、いいぞいいぞー。
この巻でかなり夕紅さんのことが好きになってきました。戦う狐のお姉さんかっこいい!
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子供が苦手な宮藤官九郎が、結婚10年目にして子宝に恵まれた! 愛娘「かんぱ」は生まれたてなのに態度が部長クラス。日夜飛び回っている宮藤パパも否応なしに子育てを始めることに。地井武男とポテトフライが大好きなかんぱの3歳までの成長を観察した爆笑の子育て苦行エッセイ! 巻末にかんぱ(5歳)との「盗聴」対談を収録。(裏表紙より)
宮藤官九郎さんのお子さんの誕生から三歳までの成長記録代わりのエッセイ。分厚いです。
お腹にいるときの仮の名前が「かんぱ」だったので誕生日してからもお名前はかんぱで統一。このかんぱちゃんの言動が、いかにも小さい子って感じでじわじわ面白くて、ちょっとうざくて、おかしい。こうやってお父さんってお子さんを観察しているんだなあと思うと、自分のことに当てはめるとちょっとくすぐったいですね。
歳王の命で青萍の町に向かうことになった鈴花と黎鳴。邪妖の討伐および“半仙王子”を貶める『蒼天党』の調査が目的だ。王太子・元陽も同行して賑やかな旅のはずが、黎鳴の機嫌は悪くなる一方!戸惑う鈴花だったが、辿り着いた青萍では黎鳴と同時に!! 「責任を取れ」って、何をすればいいんですか——!? さらに予想外のあの人と再会して……!? 超大人気・言いなり中華ラブコメ第3弾!!(裏表紙より)
青萍の町での事件の前編、とあとがきにあるように、この話だけでは終わっていません。
反政府組織『蒼天党』がどうやら青萍の町にいるらしい。しかもその町は道士たちにとって気の流れが見えない妙な場所。蒼天党の目的は。
だいたい調査が主で、みんな思わせぶりで敵の思惑がわからなくてもぞもぞします。続きを読んだら解決するのかな?
半仙王子・黎鳴の正式な婚約者となった鈴花。相変わらず名前を呼べば“召喚”してしまうものの、頬をむにむにされるお仕置き(?)にドキドキしっぱなし! そこへ黎鳴に暗殺を仕掛けた過去を持つ王太子・元陽が帰城するとの報せが! 鈴花は一大決心し、黎鳴に「あなたの盾になります!」と大告白!! ……なのに、彼の機嫌が悪いのはどうして!? 立場逆転! 言いなり中華ラブコメ第2弾!(裏表紙より)
一巻を読んだのが2013年3月なのですっかり話を忘れてしまっている……。
半仙である第四王子黎鳴を、名前を呼ぶことで跪かせ、命令を告げればそれを強制的に遵守させてしまう謎の力を何故か持っている鈴花。黎鳴は完全に鈴花に好意を持っているようだけれど、鈴花は鈍くてまったく気付いていない。周りはやきもき。さらに黎鳴は命まで狙われており、今度は鈴花にも。
登場人物が多いのにみんな個性的すぎる。普通の人がいない!
中華風なのでさっぱり首を切られたりしそうなんですが、楊家の面々の言い様に「不敬だ!」となって処罰を命じない黎鳴は懐が深すぎる。ラブコメでもいくらなんでも考えなしに物を言い過ぎでは……笑
スウェンが黎明国女王に即位し8年。時代は姉妹が荒野を駆け抜けた動乱期から、妹ルシェの一人娘・イーリアと、その姉として育てられた前十娘・エジカが生きる再生期へと移り変わりつつあった。
初代女王を思わせる鮮やかな花の痣と、幼いながら叔父のキナンを超える星読の才能を持つイーリア。その傍らでエジカは、自らが国の荒廃を招いた前女王の忌むべき血を引くことに悩んでいた。
新しい時代に生きる二人の王女が歩む、自らの人生とは——?
祈りと共に国を統べる娘たちの大河ロマン、堂々の完結。(裏表紙より)
第三巻。前巻で登場して黎明国へ迎え入れられた、本人をして「疫神」の血を引くエジカのお話。ルシェとエルダの娘イーリアは彼女の対比的な存在として描かれているので、さほど突出した活躍はないけれど、ルシェの血を引いてめちゃくちゃ可愛くて有能な子だというのがびんびん伝わってきます。
国自体が落ち着いているので大きな事件はなく、各々が「我が身に流れる血」や「脈々と受け継がれてきたもの」に想いを馳せる巻だったかなと思いました。
年齢的にエジカの恋のお相手は出てくると思ったんですが、君かー笑 前の二冊で有能だけれどどことなく不憫だった彼でしたが、この巻でもちょっと不憫で、でもそのおおらかなペースが心地いいなあと思いました。
これにて完結とありますが、ここからイーリアの物語が始まっていくかと思うとわくわくします。生き生きとした女性たちのお話、堪能しました。
理屈っぽくて合理的で知られるドイツ人。しかしミュンヘン在住のジャーナリストにうつった彼らの素顔はバラエティーに富んだものだった! 夏のミュンヘンで最も重要な交通手段とは? ビールの意外な楽しみ方、朝7時半に出勤し3時には退社するサラリーマン事情、アウトバーン、美味いジャガイモなど、身近で楽しい話題と愉快なイラストで、面白くてタメになる情報が満載。(裏表紙より)
1997年の本。だいたい3ページから4ページで一つのテーマが終わるのでとても読みやすかった。
EU全体が結構揺れている2017年に読むと、どう変わっているのかなあと気になりますが、多分人の生活の仕方はほとんど変わっていないのではないかなと推測する。
ヨーロッパでやっぱり特徴的なのが働き方や社会保障かなと思いました。だらだら働いてもいいことないよね……(我が身を振り返りつつ)。さくっと仕事終わらせて、ちゃっと休暇を取る働き方、見習いたいです。
ジャスミンには女友達がほとんどいない。だから、その貴重なひとりであるエルヴァリータの就任式に、どうしてもどうしても駆けつけたかった。
一方、エルヴァリータは闇の神の託宣により最高位への昇格が決定した以上、どうしても是が非でも、ルウに就任式に参列して欲しかった。
かくして、何が何でも絶対に二度とトゥルークには降りたくないダイアナとルウは「そこを何とか」とくどかれまくることになる。この事態にすねまくる彼らは手に手を(!)取ると、家出を決行! さてこの後日談的結末はいかに——?(裏表紙より)
天使たちの課外活動4の次、かな? エルヴァリータとダレスティーヤの就任式に行こう! という話で、派手な事件は起こらず、逃げるルウとダイアナを追いかける話。どうして表紙がルウとダイアナなんだ? と思ったら、なるほど手に手を取り合い家出ですね……笑
ケリーとジェームスが話したり、怪獣夫婦の家族の話があったりしたのに加えて、トゥルークにいるとある家族たちの話もあり、親と子の話だったなあと思いました。
就任式のエルヴァリータとダレスティーヤの挿絵は、さすが鈴木理華さんという感じで細かく美しい。
アンヌとの約束を果たすべく怪獣夫婦がテオドール・ダナーに子連れでやって来た。「子」の方が年長に見える「子連れ」だけれども。
店には共和宇宙でも十指に入る高名な投資家であるシメオン・パラデューがやって来たり弟子入り希望の料理人が押しかけて来たりで、かなり騒がしいが繁盛しているようだった。
ところがある日、店主がダナーを息子に任せて行方不明に……?
さらになんと、もろもろの事情からその店主を怪獣夫婦が護衛することに……!
珍しくものんびりと陸路の旅を楽しむ(?)夫婦を待ち受けるものとは?(裏表紙より)
課外活動3までを読んだ次にこれを読み、トゥルークの話が出たので話を飛ばしたと思って『トゥルークの海賊』3巻までを読んでから戻ってきたんですが、トゥルークを読んでいなくてもあんまり関係がなかったことが分かった(冒頭の話の事情が分からないっていうのはあるかもしれませんが)
天使シリーズですが、リィたちの出番は薄め。課外活動3で登場したレストラン、テオドール・ダナーと美術品にまつわる事件で、怪獣夫妻がメインです。
料理が人の心を掴むっていう展開が好きなので、にやにやしてしまった。のんびりと護衛する怪獣夫妻もいちゃいちゃしてて嬉しかったし、事件性も薄くて平和に終わってよかったよかった。
人質をとった偽シェンブラック海賊団に対し、トゥルーク政府は人質の命が最優先であることを表明。そのため連邦軍の討伐艦隊はカトラス星系外縁部に待機せざるを得なくなった。
トゥルークの巧みな交渉のもと、資材を積んだ大型コンテナ船と人質とが順調に交換され最後の一隻となった時、なぜかコンテナ船が一斉に消失。不測の事態に激怒した海賊団はついに核攻撃を決行する。さらにそこへ、所属不明武装艦艇が跳躍してくるのだった。
この大混乱の結末は?『トゥルークの海賊』完結篇!(裏表紙より)
グランド・セヴンの面々が集まり、トゥルーク近くで大戦闘。リィたちは地上で静観。宇宙大戦争って感じの宇宙船の戦闘シーンが後半続くので、そういえばこれSFだったと思い出しました。
ケリーとジャスミンが若いことにみんな誰も突飛なほど驚かなくなってきた、というかあるがままを受け入れてくれる人たちがいっぱいいるなあと思いながら、いつかみんないなくなるんだろうかと寂しくなる。
《パラス・アテナ》の前に武装した八隻の宇宙船がずらりと並んでいた。二代目グランド・セヴン達の船と、《ブラック・スワン》二世号とが。
探索の依頼を受けてトゥルークに赴いた怪獣夫婦は連邦軍の駆逐隊が壊滅する現場に行き合う。その襲撃者は恥知らずにも伝説の大海賊の名を口にした。——その時、ケリーの顔から表情が消えた。
一方、大いなる闇の顕現を告げられたトゥルークの僧侶たちは大混乱。ついにはサリース・ゴオランの僧籍離脱問題へと発展……?
内憂外患(!?)な惑星トゥルークの第2弾!(裏表紙より)
怪獣夫婦の捜査は、伝説の海賊たちを騙る者たちとの遭遇へ。さらに調査を進めるうちにトゥルークにもう一度行かなければならない、というところでリィたちのパートに切り替わり、トゥルークの僧侶たちの前にルウを連れていくことに。そこへさらに海賊たちが現れたという連絡が。
いけいけやっちゃえー! の前哨戦という感じ。次回が宇宙での戦闘でしょうか。ケリーが懐かしい顔に会えそうな引きだったので楽しみだ。