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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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建物にまつわる怪談実話集。

加門さんが家を買うまでの話がメイン。あとは別のところで書かれた話の続きや、出掛けた先の遭遇話。
知識があると見えるものが違うのだな……と思わせるのは、詳しいからこそわかってしまう、推測し、理解できてしまうと感じるからだろうか。鈍い人はまったくそういう知識もないし、わかってもいないと思うんですよね。その点、加門さんは知識があるから余計に「存在」を感じてしまうというような。
いやあ、引越しがこんなに大変とは。こだわり(?)がある人の引越しは面白いなあと思いつつ、最終的に「かみさまこわい」と思いました。
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貴族院に入学したローゼマインは図書館に通いたい一心で、勉強に試験に大奮闘を続けていた。が、貴族の常識を知らない振る舞いに、側近や教師たちからも心配の声が高まっていく。
そんな折、魔術具のシュバルツ達を巡り、大領地ダンケルフェルガーの学生と衝突が勃発! 騎士見習い達の模擬戦「宝盗りディッター」で勝負することに。
おまけに領地関係に配慮せず、他の領主候補生から秘密の相談を受けたり、王子の恋の相談にまで乗ったりと……。ローゼマインの奔放さにエーレンフェストで待つ保護者達は頭を抱えるのだった。
図書館を守るためには手段を選んでいられません! 騒動続きで大賑わいのビブリア・ファンタジー!
書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!(カバー折り返しより)

シュヴァルツとヴァイスを巡って他領地と試合。有力領地の姫と王子の恋。側仕えから脱落者が出るなど、派手すぎるわけじゃないんだけど賑やかだよなあ、の二巻。保護者たちの気持ちになるとお疲れ様ですとしか言えなくなる。
ローゼマインがかなり自分の言動の危うさを感じているのでその辺りで何か起こりそうというのと、この巻では控えめなアーレンスバッハ勢が何を仕掛けてくるか怖いなあ。ダンケルフェルガーと試合して課題も見えたことだし、エーレンフェストには頑張ってもらいたい。
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約二年間の眠りから目覚めたローゼマイン。周囲の変化は大きく、浦島太郎状態に不安がいっぱい。けれど、休む間もなく、貴族になるための学校「貴族院」へ入学する。
そこは魔力の扱いや魔術具の調合を教えられ、領主候補生は領主として領地を治めるための魔術を学ぶ場。個性的な教師や他領の子供達と一緒に寮生活をしながら、成長を目指す————はずが、院内に大型図書館があるとわかって大変。王族も領主候補生もほぼ眼中になく、ローゼマインは図書館へ突き進むのだった!
本を読むためには手段を選んでいられません! 学園を舞台に繰り広げられる、ビブリア・ファンタジー新章開幕!
書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」、「第2回人気キャラクター投票結果」収録!(カバー折り返しより)

二年間の浦島太郎後、ローゼマインは貴族の子どもたちが集まる貴族院に入学する。ここでもマイン節が炸裂し、エーレンフェストの子どもたちの基礎学力を上げたり、ローゼマインが規格外であることが先生方に知れ渡ったり、ちょっと不穏な人たちがいたりと、新章開幕の第一巻にふさわしい内容。まだ何が起こるかわからないけれど、側仕え周りでごたごたしそうだなあ。
大きくなったルッツとギル、トゥーリにはわーとなりました。特にギル、とってもいい若者に育ったな! 撫でてもらう歳じゃないって言えることがローゼマインの愛情を感じて嬉しかった。撫でてもらわなくていいくらい満たされて大きくなったってことだからね。
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月刊誌「一冊の本」およびニュースサイト「AERA dot.」に2018年9月から2019年4月までに掲載されたものを一部修正し、新規原稿を加えたもの。
話題になっていたのでネットでいくつか読んだ覚えがあるものもあります。こうしてまとめて読んでみると、そのすべてが当たり前のことなのに、そう言ってほしかったんだと思うことがちゃんと書いてあることに感動します。
すごいなと思ったのは帰国子女の娘さんが個性的な服を着ていることで浮いているという相談。この世界の理屈がわかりやすい言葉で説明していて、そう、そうなんだよ……と何度も頷いた。戦うことも手段なんだけれど、うまく流して、その育っている心や感情を潰されないように大人になるのはどうか、っていう回答で、これもまたうんうんと思って読んでいました。
あと個人的にそうなのか! と思ったのが、家族がよその国の人に対してヘイト発言をするという相談。何故そんな発言をするのかというのを鴻上さんが考えてくれているんですが、そうなのか、そうかもしれないな、ということが書いてあって。少し悩みが軽くなった気がしました。
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「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。
彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく。そんな彼に振り回される女神官、感謝する受付嬢、彼を待つ幼馴染の牛飼娘。そんな中、彼の噂を聞き、森人(エルフ)の少女が依頼に現れた――。

圧倒的人気のWeb作品が、ついに書籍化! 蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー、開幕!(Amazonより)

アニメは視聴済み。ふと気になって原作を読んでみました。1巻は牧場を守るところまで。
一文が短いので読みやすく人気が出るのも頷ける。ゴブリン「だけ」を殺し続ける冒険者がやがて周囲に認められている立身出世的な展開は王道ながらもやっぱり面白い。あとやっぱりハーレムっぽく女性が集まってくるところも。
グロ系の描写もあるので読むのは人を選びそうですが、面白かったです。
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英国侯爵家に勤める若きフットマン・パリスは、容姿端麗、冷静沈着。“一度聞いたことは忘れない”記憶力を持ち、敬愛する一家に仕えていた。ある日、夫妻と老執事の海外赴任が決まりパリスは執事に大抜擢。留守を預かることになったのだが……残されたのは結婚適齢期にありながら、自由気ままに振る舞う3兄妹。さらには一癖も二癖もある客人が邸に集い―—? 本格執事物語、華麗に開幕!(裏表紙より)

ヴィクトリア女王が即位して間もない時代。インドに赴任することになった侯爵夫妻と老執事。フットマンだったパリスは若いながらも、侯爵邸の執事となった。残された若い三人の兄妹と、記憶が過去へ戻ってしまう大奥様、使用人や、客人たちをまとめて、邸を滞りなくしておかねばならない。パリスの奮闘が始まった。
冷静沈着で時には皮肉を言い、頭のいいパリスなので、何事も問題なく進んでいきます。この話はすごく人が多い! 見えないところにも大量に、使用人を始めとした人間がいるので、大変だ。物語は社交界ではなく、邸の中だけで起こり、終わります。家を運用していくのは大変だ……とパリスの苦労を思う。
一番可愛いのは、サリーフィールド侯爵邸のわんちゃん、ラディッシュです。本当に可愛い。可愛すぎる。カバーをぺろっとめくると、いるんですよー! ビーズログで表紙印刷してる本って初めて見るんですけれど、他にもあるのかな。
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リランが新しい巫女姫に決まってから三日が過ぎた。依然として行方不明のサヒャンを気遣うカイエンだが、そんな時、水の神殿の副司祭カーウィが国王のヨゥンに謁見を求めてきた。彼が運んできた木箱から姿を現したのはヨゥンと対峙する存在——リランだった。七年前見殺しにしてしまった乙女の面影をリランに見て、恋に落ちるヨゥン。国王を虜にして、リランの復讐が始まろうとしていた。(カバー折り返しより)

復讐者リランはついに国王ヨゥンの心を捕らえた。復讐と恋のどろどろを期待したんですが、思いがけず真犯人が登場してしまったのが残念です。もっとぐっちゃぐちゃになってよかったと思うよ! 個人的なフェチだけど!
当事者たちがほとんど退場する結末が、仕方ないよなと思う反面、生きていてほしかったと思ったりもして。リランが生まれたなら、ヨゥンもどこかにいるといいなと思いました。いつか巡り会うこともあるんだろうか。そうだといいな。
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ヨルサ大陸を流れるナリ川の下流には、砂漠の真珠と呼ばれる水の都ファロンがあった。ファロンの象徴である水の神殿で巫女のソルマが殺され、それから水の都に雨が降らなくなった。異常事態を回避するため、新たな巫女姫を選ぶことが決まり、サヒャンとリランら42人の舞姫が水の大祭で舞いを舞うことになる。巫女姫に執念を燃やすリランに不安を覚えながら、サヒャンは大祭にのぞむが…。(カバー折り返しより)

砂漠の国、水を尊ぶ都ファロンで、優れたる舞い姫であり女神の憑座でもある巫女姫を選ぶ。だが絶対に殺されない場所で先代が殺されたことは、過去に処刑されたとある女性と関わりがあった。
少女小説らしからぬ不穏さですが、ヒロイン二人、サヒャンとリランがなかなかの百合。子どもっぽくも無垢で天性の舞い手であるサヒャンと、賢くも毒と秘密を持つリラン。この二人のやりとりがなんだかとっても仄暗くて、なのに読んでいて悲しい。
処刑された国王の元恋人の存在が絡む復讐が、どのように行き着くのか。気になる。
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この優しい物語をすべての働く人たちに
 ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここまで? 気になった隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだった——。スカっとできて最後は泣ける、第21回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞作。(裏表紙より)

ブラック企業で働く会社員が、線路に飛び込もうとしたところで助けられた自称元同級生の男と過ごすことで、仕事を辞めようと一歩踏み出すまでのお話。
隆の状況や与えられている仕打ちはきついんですが、全体的にさらっとしていて読みやすかった。隆は素直だし、ヤマモトはいいやつだし、これからの二人が楽しく生きてくれることを祈る。
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ワケあり王太子殿下とようやく結婚した、貧乏伯爵令嬢リネット。アイザックの素敵な旦那様ぶりにうっとりしつつ、自分も王太子妃として相応しくなろうとがんばっているけれど……。
王太子妃づきの侍女選びは難航するし、初めて主催したお茶会も不測の事態で中止することになってしまって!?
これって私が新米の王太子妃だからですか! それなら、なめられないように、男装してでも切り抜けてみせます!!
ワケあり王太子殿下と貧乏令嬢の王宮ラブコメディ第6弾!(裏表紙より)

新婚な二人の次なるお話。にわか令嬢の好きなところって、王宮もので王太子殿下との恋とか婚約とか恋愛ファンタジーのお話でがっつりアクションしたりド派手な展開になったりするところなんですけれど、6巻すごかった。
それからアイザックの凄まじさと、リネットとの関係が夫婦になっても変わらないところがいいなあと思いました。お互いを「素敵な人」だと思っているところが実に新婚。微笑ましい。今回は新しい味方を得たようなので一安心かな?
そして巻末のレナルドお兄様のSSが、切なくもほろりとしました。まあそうだよね、そう思っちゃうよね……不憫なような、切なくて愛おしいような。いい人が見つかってほしい。
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Author:月子
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