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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「一生忘れられない結婚式にしよう」 貧乏伯爵令嬢のアリスは幸せで満たされていた。婚約者のアーサーがウェディングドレスや結婚式会場、公爵邸の彼女の部屋など全てにおいて最高のものを準備してくれていたのだ。「人生で一番浮かれているかも」と無邪気に笑う彼に、愛しさが溢れていく。そんな彼の良き花嫁となるために、幼馴染であるグレイとの再会や、家庭教師からの嫌がらせをひとりで乗り越えるアリス。その一方で、彼女の変化に対し、過保護なアーサーは人知れず不安を覚えていて……彼のとあるひと言をきっかけに、初めての喧嘩にまで発展して!?(裏表紙より)

通りすがりに婚約を申し出た貧乏令嬢、公爵令息と無事結婚! おめでとうございます!
留学から戻ってきたアリスがアーサーと結婚するまでの本編と、番外編を収録。驚いたのはグレイのことで、可哀想すぎてエピソード保管してあげてほしかったですね……。なんて報われないんだ。
アリスはここに至っても運の良さを発揮して、次期公爵夫人の教育を行う公爵家縁戚の女性に意地悪をされているところを、知らずに知り合った公女オフィーリアに助けられる。オフィーリアという親しい友人もできてアーサーとはすれ違うけれども、なんとなくアリスはあしらい方を覚えたかな? という感じがしました笑 束縛されっぱなしなのは変わらずだけれども。そして懐妊の話はとても微笑ましかったです。
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「フィニスさま。共に行きます。あなたを、絶対にひとりにしない」
公爵令嬢のセレーナは、現在『二度目』の人生を爆走中。
最推しの婚約者・フィニスとともに、何者かに暗殺された一度目の人生。その記憶を保ったままリスタートした『二度目』では、守られるだけのお姫様の立場を捨て、男装して帝国最強の黒狼騎士団に入り、団長であるフィニスを守り抜く――そう決めたのに。フィニスへの恋心を自覚し、さらに自分ではない婚約者の存在を知り、セレーナの心は揺れる。
そんな折、フィニスが現婚約者・フローリンデへの贈り物を選ぶのに付き添い、トラバントと三人で北部の商業都市を訪れたセレーナ。そこで遭遇したフローリンデは、前世でセレーナが知っていたキャラとは激変していて――?
トラバントの抱える秘密、束の間の休日デート……そして、舞台を帝都に移しての「婚約破棄大作戦」へ――!?
婚約者の地位も、恋も捨てた先にあったのは、あなたと手を握りあえる『今』。
両片想い×死に戻りラブコメファンタジー、絢爛&波乱の第2巻!(裏表紙より)

死に戻って二度目の人生を生きることとなった公爵令嬢セレーナ。愛したフィニスの婚約者ではなく、剣を手に戦う盟約者になったけれど、今世の彼は前世での友人であったフローリンデと婚約していることを知り、心は大きく揺れる。そして裏切り者の存在と国王暗殺、その実行犯と黒幕の影がちらつく……という、波乱の第2巻。
今回も全力で生きているセレーナが楽しくて楽しくて、たくさん笑って、胸が締め付けられました。「推し」に生きるセレーナの心に刻まれた傷って、めちゃくちゃ、それこそ地の底まで続くような深いものなんだと思うんだよなあ……。しかし「はーーーー!? くしゃみかわいいか!?」はくそほど笑いました!!!
フィニスの心情も明らかになりつつあり、読んでいる側としては頭に「※付き合ってません」が浮かんでいて……。もー早く結婚しろ!! そして幸せになれ!!
番外編が更新中ですが、早く三巻と番外編集を出していただきたい! 大団円が楽しみで仕方がありません!
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同じ名字に、同じクラス。春に進学したばかりの八木商業高校で、偶然に出逢ってしまった“佐古野”郁美と“佐古野”灯馬。すぐにクラスメイトから「夫婦」とはやしたられるようになり、憂鬱な日々を過ごしていた郁美だったが、ある日、灯馬のアイディアで、ふたりは夫婦の秘密を共有することになる——。
星海社ウェブサイト『最前線』にて“いい夫婦の日”に公開され、イラストを担当したHERO自身のコミカライズでも話題を呼んだ表題作に書き下ろしを新たに二篇加え、ついに単行本化。今、スマートフォンを通じて掌の中にある恋を描いた、紅玉いづき×HEROのタッグで贈る最新作。(裏表紙より)

公開当時に表題作は読了済み。コミカライズも。
表題作「青春離婚」に加えた書き下ろし、bot運営をすると男子ととある女子の交流を描いた「非公式恋愛」、野球部の元主将と義理の妹になる予定の女子と料理を絡めた「家族レシピ」の三本を収録。今回初めてこれらの作品の世界観が共通、というか舞台が八木商業高校であると知って嬉しい驚きでした。こういう連作大好き!
スマホ、SNS、アプリ、bot、ソシャゲと現代の高校生(2021年現在だと少し古くなりつつある?)を描いているのが身近でいて懐かしい。紅玉さんは本当に、人と繋がりたいけれど臆病でいる、かすかな結びつきに胸を震わせる人たちを描くのがお上手で、「非公式恋愛」はうるっときました。
「非公式恋愛」では「青春離婚」に登場した、郁美の心をざわつかせたパソコン部の一年女子が登場。こういうしたたかな子だろうなと思っていた想像通りで笑ってしまいつつ、その一生懸命さに応援したくもなって。また「僕」の弱さや勇気に胸が震えてしまってどうしようもなかった。
「家族レシピ」は親の再婚で義理の兄妹になる予定の二人が登場。料理をする二人のツッコミとボケ(正確にはボケではなく真剣)に爆笑。パスタが線香みたいに燃える、確かにな!
全編通して何がときめいたって、「青春離婚」では11月22日に物語が終わるのですが、「非公式恋愛」と「家族レシピ」はそれぞれ卒業式が行われる三月までのお話なので、裏で進行している郁美さんと灯馬さんが垣間見える!!! それぞれ視点が違うので、アプリを通してだったり、最後に登場したときの会話に匂わされていたりして、もうときめいてときめいて仕方がなかった。この時点で結婚する気なんじゃん! したけど!(コミカライズ収録おまけ漫画参照)。
素晴らしい連作でした。幸せな気持ちで読み終わりました。
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「結婚したからではなく、一人の男として君に愛されたいんだ」
 予知能力を持つ琥珀は政略結婚で、男なのに嫁として嫁がなければならなくなる。夫となるのは四神の血を引く白秋家の当主・高彪。帝の信頼も篤い精悍な軍人。きっとこの能力を望まれての結婚だろう――だが実は、琥珀はすでに能力を失っていた。強欲な義父から妹を守るために真実を言えず、罪悪感で苦しい琥珀。
彼の手を高彪は包むように優しく握り締める。さらに高彪は暴漢から琥珀を守るため、白虎の獣人に姿を変え…!(裏表紙より)

大正か昭和初期くらいの時代設定かな? 母と同じ予知能力を持つ琥珀は、強欲な義父の商売のために予知を強要されるも力を失っており、長らく軟禁状態で暮らしていた。その義父の命令で、義妹の安全と引き換えに白虎の一族の当主に嫁ぐことになり。
白虎と人の両方の姿を持つ高彪。異種族政略結婚ものですが、オメガバース要素はなし。けれども四神の血を引くので男性でも妊娠させられるらしく、作品の世界観では同性同士の結婚はどうやら不思議ではない様子。なかなか都合がいいというか、スパダリ要素と溺愛ハッピーエンドに御誂え向きの舞台です笑 約束された幸せですね。
優しい性格の琥珀と、たくましく思いやりの深い高彪。素晴らしい人に愛され守られる幸せをたっぷり詰め込んだ作品でした。本当にイラストが美々しいなあ。
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「私は、お飾りになりたいわけではありません」
「ならば、何になる」
「あなたの剣に」
公爵令嬢・セレーナの婚約者は、帝国が誇る『黒狼騎士団』の団長であり、近く皇帝となるフィニス。幼い頃に肖像画を見て以来彼の美貌の虜となり、全力で萌え、全霊をかけて推してきたフィニスといよいよ結婚――という時に、ふたりは何者かに謀殺されてしまう。一度目の人生は、これで終了。気づけば、前世の記憶を持ったまま『二度目』がスタートしていた。今度の人生では、絶対にフィニスを殺させない!
推しには健康で長生きしてほしいから――
そう考えたセレーナが選んだのは、フィニス率いる『黒狼騎士団』に入り騎士として彼を守ること。無事入団を果たしたセレーナだが、一度目の人生では見ることがなかったフィニスの素顔や振る舞い、すべてが尊すぎて死にそう! だが、ふたりの周りにまたもや不穏な影が――!?(裏表紙より)

美しい公爵令嬢として皇帝になるフィニスと結婚を控えていたセレーナは、式を三日後に控えたある日二人まとめて何者かに殺される。気付いたときには赤ん坊に戻っていた彼女は、二度目の人生を彼を守り、彼を推すために生きることを決意し、公爵令嬢ではなく筋肉でもって騎士になった、というループ要素ありラブコメ。
いやーもう笑った笑った。ここまで突き抜けているとただただ楽しい! 語彙力がないって言いながら萌えてますけれど、表現力がありすぎてめちゃくちゃ伝わるので問題ない!!! 推しに対する表現力、さすがだなあという多彩さです。
びっくりしたのがフィニス視点があることと、頭の中身結構お花畑だな??? ということでした。嫌いじゃないけれど衝撃だった。なんだこいつ、セレーナとめちゃくちゃお似合いだな? 早く幸せにしてもらえばいいよ。
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先王の遺児として、寂れた古城で、穏やかな幽閉生活を送っていたエレアノール。だがある時、第二王子ダリウスの妃候補として、急遽、王宮に召されることになる。昨今、王家との縁戚関係を望む宮廷貴族たちの争いが激化しており、その動きを牽制するため、彼女に白羽の矢がたったのだ。十年ぶりに帰還することになったエレアノールに宮廷中の注目が集まる中、事件が——。華麗な陰謀劇の幕が開く!
「それこそが宮廷の流儀というものですから」

横暴な先王だった父のもとから逃れて母とともに閉ざされた世界で暮らしてきたエレアノールが唯一といっていいほどの楽しみは、監視官でもある第二王子ダリウスがやってくること。もうここから甘酸っぱいんですよ。先王の娘、かたや新王になった人の息子。お互いに引け目がありつつも、ふってわいた婚約話によって距離を縮めて……という切なさもあるラブロマンス。
宮廷ものではありますが、あからさまな意地悪というより、先王の治世の残り香のような黒々とした憎しみや欲望を感じる事件と結末だったように思います。思いやプライドをこじらせるとこうなるのか……という。
とてもよき少女小説でした。
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ワケあり王太子殿下と結婚した貧乏伯爵令嬢リネット。隣国の公務から帰ってきた彼女は、もっとアイザックに相応しい王太子妃になるべく、専属侍女探しを再開することにしたのだけれど……。声をかけた侍女たちにことごとく断られたあげく、相次ぐ幽霊の目撃情報のせいで、王宮を離れる侍女も出てきて!? これはもう、専属侍女を探している場合じゃないわ! 怯える人たちのために、この騒動を解決してみせます!! ワケあり王太子殿下と貧乏令嬢の王宮ラブコメディ第8弾!!(裏表紙より)

隣国マクファーレンのソニアを祝って、帰国したリネットたち。次の公務は春の園遊会だが、不在の間、準備は義母である王妃陛下が代役となってくれたものの、完璧すぎる仕事ぶりに危機感を抱いたリネットは立派な王太子妃となろうと改めて誓うものの……という8巻。
伯爵令嬢で、お掃除係だった以前とは周りの人たちとの関わり方が異なってきた、というのがとてもリアルだなあ。リネットはリネットらしくあっていいと思うんだけれども、そうもいかないのが身分だよねえ。「これがロットフォードの王太子妃です!」って開き直れるくらいでいいと思うけどな!
問題の専属侍女が決まって何より! ミーナは貴族じゃない? みたいなので? 今後王宮の人事にも風が吹くのかな?
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公爵夫人への道を歩み出したアリスは、婚約者アーサーと共に隣国・ティナヴィアへと留学していた。楽しく異国生活を送るはずが何故か、アカデミーにて孤高の公爵令息ヴィンスに気に入られてしまう。彼を慕う貴族令嬢からの嫌がらせが始まるが、多忙なアーサーには相談できず悩んでいた。一方彼は――そんなアリスを常に監視していて!? 陰で守りながら、「辛いことがあれば、すぐに言ってほしい」と彼女に頼られることを望んでいた。二人がすれ違う中、ヴィンスからのアプローチや、令嬢たちの嫌がらせが一線を越えた時、遂にアーサーが動き出す。
隣国でも重い愛情(?)が止まらない! 王道シンデレラストーリー第2弾!(裏表紙より)

晴れてアーサーと両思いになり、彼と王太子殿下とともに隣国へ留学するアリス。アーサーは仕事で、アリスは一人、父親の知人の家に間借りしながらアカデミー生活を楽しむはずが……という第二巻。
二度目の学園生活は、いじめられっこ卒業というか笑 一回経験しているから嫌がらせも怖くない、といえば嘘だけれど、いじめられている知人を守ることはできるという面白さがありました。
溺愛したいあまりに閉じ込めて自分しか見えない頼れないようにしたアーサーの、行きすぎた愛情。前巻は乾いた感じで笑っていたんですが、今回ちょっと引いてしまった……というのは、アリスに対する言動がモラハラだと思ってしまって。
アリスには怒っていないと言うしにこやかで言葉も穏やかなんだけれど、アリスはこのとき(その前もですが)自分が悪いんじゃないかとびくびくしているし、ヴィンスからの好意を「アーサー様はどう思うんだろう、嫌な思いをするんじゃないか」と考えてしまっているのは、もう支配だ、とかなり怖くなりました。ヒロインがいくら好きな相手でもその機嫌をうかがうのは、溺愛、執着、ヤンデレでもアウトだと思うんだ……。
3巻では結婚式が描かれるようですが、果たしてアリスは成長するのかな。公爵夫人ならアーサーに守られてばかりじゃいけないと思うんだけれど、楽しみなような怖いような。
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誰でも手軽に撮れるデジカメ写真。撮影するのはいいけれどなんだかちょっといまいちなような……? という悩みを抱える人に、ちょっとした工夫やアドバイスを、いまいちな写真を添削する形で教えてくれる本。
本は2012年の発行なので、スマホカメラの性能がよくなり、加工アプリが溢れている最近の写真はもっと手軽に素敵な写真が撮れるようになったし、構図なんかも流行りがあると思うんだけれど、この本にあるような逆光やぼかしといった一般的なテクニックはやっぱり勉強になるなあと思いました。
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フジテレビのアナウンサーとして活躍し、50代も半ばを過ぎてフリーに転身。直後、ステージ4の悪性リンパ腫であることが発覚する。一時は死を覚悟するほどの絶望のなかで、家族や友人からの励まし、医療者たちとのかかわり、SNSへのメッセージ——小さな希望を積み上げ、がんで失った引き算を、足し算に変えていく。猛烈に働いていたときには見えなかった発見など、激動の日々と気づきをありのままにつづる。(カバー折り返しより)

アナウンサーの笠井信輔さんの闘病と家族、そして入院中に変化した世の中のことの話。
テレビを拝見していて知らない方ではなかったので、癌だと聞いたときはびっくりしましたが、画面を見ているだけではわからない葛藤や、家族とのやりとり、家庭の中の笠井さんがうかがい知れて興味深かったです。
インスタやブログで情報発信してしまうのは、やっぱりメディアの方だなあと思ったり。世の中の流れ的にバズった後は炎上というのも、この国の社会の縮図という感じでなんとも言えない気持ちになったり。
Profile
Author:月子
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