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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)
三カ国で領土争いをしているグラン山が燃えた——。次期女王たる自分にしかできないことをするため、レティは騎士のアストリッドを連れて王城へ戻る。ところが、大規模な支援をもぎ取ったレティに魔の手が!! グラン山に戻る道中、罠にかけられたレティは、アストリッドとともに渓谷に転落。グラン山で指揮官を任されていたデュークはその報を聞き……!? 最強女王伝説、奇跡を願う第4弾!(裏表紙より)

クレイグを二人目の騎士に迎えたところで、発生した山火事に対応すべくノーザルツ公とともに駆けつけたレティ。今回は三人目を迎えるまでのお話なんですが、一方で自分の気持ちに冷静なデュークとの関係も進展しつつあるみたいで。
レティが女王にふさわしい振る舞いをしながらも、主人公としてなくして欲しくないものをちゃんと持ったまま、あるいは騎士たちがそれを守ろうとしてくれながらお話が進んでいくの、胸が熱い。どんどん仲間が増えて欲しい。
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聖グリセルダ学院の初恋 (ルルル文庫)
暗殺者の卵だったティエサが、華やかな学生生活にやっと慣れた頃、学院は冬休みに。ティエサは、ツンツン王子のキアスや友人たちと休暇を過ごすため温泉地へ向かう。そこで遭遇したキアスの幼なじみで、超個性的な双子姉弟の別荘に滞在することになるが、姉のキアスに対する親密な態度がティエサは気になり、キアスはティエサに急接近する弟にイライラしっぱなし! 気持ちがすれ違うふたりは……!? そしてそこに恐ろしい事件が——。恋の鞘当てにご用心!(裏表紙より)

冬休み。学院から離れて、友人たちと雪深い温泉地を訪れたティエサたち。しかし未だ不安定なこの国では、旧時代の人や物が未だうごめいていて。
変わりゆく世界にどのように適応して進んでいくか、それでもどうしても捨てられないものの存在とか、変化する国で生きるってこういう難しさがあるよなあと思いながら、手を取り合っていようとするティエサたちがすごく眩しい。
“自称
前世は人並みでしたが(自称)、ひきこもり令嬢の元気を取り戻してみせます!
コスメ会社に勤める英梨は、転生してエリーとして公爵令嬢・アリアンヌの侍女に任命される。彼女に対面しその姿に驚愕。肌はただれ全身喪服姿のひきこもり令嬢だったのだ。肌荒れの原因を探ると化粧品に殺虫剤が仕込まれていると判明!? 前世の知識をフル活用して、ご主人様を美しく&渦巻く陰謀を明らかにしてみせます!(裏表紙より)

侍女のエリーには不思議な記憶がある。「石鹸は泡立つもの」「髪を洗う専用のシャンプーがある」など。だが誰に尋ねてもそんなものは知らない、存在しないという。そんなある日、自分がこことは違う別の世界の人間、コスメ大好き会社員だったことを思い出した。
諸々すごく都合がいい……淡々と話が進むのでさらっと読めるのですが、設定や関係性の変化をもっと深く読みたかったなあ、と思いました。
世界でいちばん不幸で、いちばん幸福な少女
驚くべき創作意欲に一生を捧げた稀有な作家、栗本薫/中島梓。彼女の担当編集者であり夫であり、いちばんそばにいた最大の理解者である今岡清が、作家の知られざる素顔を交えながら、その挑むような生き方、苦悩そして想い出をゆるやかに綴る貴重なエッセイ集。(カバー折り返しより)

中島梓さんの夫である今岡さんが、中島さんとの思い出や亡くなる前後のことを回想しながら、妻の葛藤を紐解く。
なんというか、こういう夫婦の形もあるんだなあという感じだった。伝説的作家がどんな苦悩と葛藤と痛みを抱えて生きてきたのかっていう壮絶さを感じて、それを間近で見ていた人はこうならざるをえなかったのかもしれない、みたいな。心をすり減らして生きるってこういう人のことを言うのかもしれない。
図説 英国インテリアの歴史: 魅惑のヴィクトリアン・ハウス (ふくろうの本)
英国のインテリアや住宅について紹介した本。読んだのは旧版。
全編カラーじゃないことが惜しいくらい、めちゃくちゃときめく本でした。やっぱり古い住宅はいいなあ。部屋の写真はやっぱりきゅんきゅんしてしまうし、家具もいいよなあ。
山のお肉のフルコース パッソ・ア・パッソのジビエ料理 家庭でできるジビエレシピ付き
レストラン「パッソ・ア・パッソ」の有馬シェフが自店で出しているジビエ料理について説明する一冊。どういう風に野生の生き物の肉を調理しているのかちょっとわかって面白かった。知識がないと美味しく調理できないものがあるんだなあ。
ジビエ料理を食べてみたくなりました。
魔女のスープ: 残るは食欲 (新潮文庫)
ある晩閃いた。スープでも、作ろう。あらゆる残り物を鍋に投入し、出来上がったのは赤茶色の怪しい液体。映画「バベットの晩餐会」に出てくる魔女のスープのよう。恐る恐る食してみれば、うん、おいしい。一緒に食べてくれる人がいれば愛が芽生えるのではないかしら? 楽屋にあった鮭弁当、干涸びた納豆、新鮮なお刺身――愛はさておき、食べ過ぎた。今日も幸せ、極上の食エッセイ。(裏表紙より)

日常に何気なく食べているもののエッセイばかりで、読んでいてすごくお腹が空きました! ホットドッグとかうどんとか、ぱっと作って食べられる身近なものの話が多いので夜に読んでいると軽く飯テロでした。
かと思えば仕事が仕事なだけに、美味しいものも食べ慣れている感じがあってかっこいい。美味しいものを当たり前のように美味しいと素直に味わうことのできる人っていいよなあ。
おこぼれ姫と円卓の騎士 将軍の憂鬱 (ビーズログ文庫)
次期女王として初の外交(という名の従姉の結婚式)に出ることになったレティは、デュークを連れてイルストラ国へ。しかし護衛の騎士達が次々と腹痛に倒れ、やむなく応援を呼んだレティの前に現れたのは、“国境将軍”と名高い副騎士団長クレイグだった! 彼とレティの父・現国王との間には、深い因縁がある。だがレティは、彼を同行させると言い出し!? 最強女王伝説、花嫁にもなる第3弾!(裏表紙より)

レティは『おこぼれ姫』の評判を払拭するため外交に出る。本領を発揮するときがやってきたものの、結婚するはずの従姉が行方不明に。レティの機転で危ういところを切り抜けるの、めちゃくちゃかっこいいなあ!
前巻で感じた視点人物が混じる読みづらさはほとんどなくなっていて、楽しかったです。
ナイツオブラウンドの第二席も決まったし、これから続々と揃うのかなあ。
ショコラトルの恋の魔法 初恋の姫とスイーツ嫌いの伯爵 (講談社X文庫)
「恋も知らずに結婚するなんて、そんなの嫌!」甘やかされて育った男爵令嬢アンは、親の決めた結婚が嫌で、双子の弟を身代わりに城を飛びだす。男装姿のまま城下で出会ったのは、銀髪にエメラルドの瞳の貴公子。名も知らぬ青年に恋心を抱いたアンは、チョコレートハウスに迷い込む。甘い香りが漂う店の奥には磨きこまれたカウンター。そこでアンを待っていたのは、エプロン姿をした息を呑むほどの美青年だった——。(裏表紙より)

親の決めた結婚から逃げ出した可憐な令嬢と、その結婚相手となる貴公子の、すれ違いとラブロマンス。大変可愛らしいお話で、ベタなんだけれどとても甘酸っぱいロマンスでした。
最初の出会いこそ最悪だったものの、顔を合わせるうちに惹かれあって、という過程はやっぱり見ていていいなあと思います。トリスタン側の事情は書かれていないところで結構ややこしいようなのでアンが支えになってくれたらいいなあ。
聖グリセルダ学院の事情 (ルルル文庫)
殺るしかない――そんな生活が一変!? 暗殺者一族に生まれた少女ティエサが16歳のある日、内乱だらけのサディル国はとても平和に。暗殺稼業は廃業となり、ひょんなことからティエサは、貴族の師弟の通う聖グリセルダ学院で寮生活を送ることに。野性的でツンツンな王子キアスは、ティエサの秘密を探ろうとするうち、意外にも……!? ときめきの恋と国を揺るがす事件が待つ、学院ロマンミステリ-!(裏表紙より)

『横柄巫女と宰相陛下』と世界観を同じくするお話。
なんだかこう、少女小説! ロマン! をすごく感じていいお話だったなあ。因縁や過去を引きずりながらも新しい時代がやってきた。それを象徴するかのような様々な子どもたちが集まった聖グリセルダ学院。ここでティエサをはじめとした生徒たちが見つけていく道が、多分この世界に新しい未来を作るんだ。そういう希望に満ちたお話、すごくすごく大好きです。
引っ込み思案ながらも高い能力を持つティエサがまた可愛くて。それはみんな世話を焼いてしまうよね。友達もできたようでよかった。
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Author:月子
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