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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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うわさの神仏 其ノ二 あやし紀行 (集英社文庫)
「仏には惚れる。神には擦り寄る。妖怪とはちょっと親しくなりたい」自他ともに認めるミーハー・オカルトオタクの著者が、北は東北、南は沖縄・台北まで、謎と不思議を求めて、数々の「聖地」に出発。パートIよりもさらにパワーアップした突撃精神、無謀ともいえる行動力! 果たして道中はドジとトホホの連続、よくぞ無事に戻って来た…。神仏やお化けにたっぷり接近遭遇できる、類まれな紀行エッセイ。(裏表紙より)

前回は考察っぽかったですが、今回は実際に訪れた紀行エッセイでした。ちょっとぞくり、でも面白かった。この世にはまだ、こういうところがあるんだなあと思うと、ちょっとだけ嬉しい気もする。
取材先の神様に好かれているか否か、の考えがとても好きです。悪いことがあったら「気に入られてない……」とか、いいことがあったら「好かれたかな?」という。
わくわくしてしまったのが、台湾台北の占い紀行。行ってみたい。
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悪魔のソネット  永遠の扉は二人のために (角川ビーンズ文庫)
想いが通じ合ったレクスとジャスティン。しかしレクスの寿命が残りわずかな事を知ったジャスティンは葛藤する。また魔界の双方の王・キュリオスによって、レクスは瀕死の重傷を負い、魔界へと連れ去られてしまう。その隙に退魔庁が魔界の植民地化を企てクーデターを起こし、魔界でも人間との全面戦争に動きが出始める!! ジャスティンはレクスが不在の中、このピンチに立ち向かうが!? ゴシックファンタジー感動の完結巻!!(裏表紙より)

面白かったー! コメディとラブ、楽しかったです。前巻が心配なところで終わったので、どきどきしながら読んだら、ジャスティンは最後までジャスティンらしく、自分の出来ることをやる女の子だったなー。
思いがけずレクスがあっさり戻ってこられたのに、もうちょっとだけどきどきしたかった! と思いつつ、最後は人間側を止めるために、という戦いがとても燃えました。一番恐ろしいのは人間なんだろうなあ。
ベネットとアンドレアは、大人なのにあまりにも幼いので心配になりました。決着の付け方もやるせない。
やるせないと言ったらキュリオス。彼は最後非常にいい役で、うっかりうるっとしてしまった。彼は結局何を得ることができたんだろう……と考えると、何故かきゅんとします。
ルーナエは最後の最後でもぐーんと成長し、エルデンは最後までかっこよかった! エルデンが戻ってきたところ、彼が男前過ぎてきゅんとしました。
伯爵がやっぱり『お父さん』なのに噴き出し、悪魔のノリが非常に軽いのに噴き出し、あとがきの「硫黄の煙の代わりにバラをまけ!」に撃沈。そうだよなーやたらとバラまいてたなーと思ったらだめでした。
非常に楽しいシリーズでした。
悪魔のソネット  探偵稼業も悪魔の仕事 (角川ビーンズ文庫)
退魔庁からの依頼で探偵と称し、悪魔祓いのバイトを始めたジャスティンと大悪魔・レクス達。監視役のユリアンに小言を言われつつも、不可思議な事件を解決しようと悪戦苦闘していた。そんな中、少しずつ変わっていくレクスとジャスティンの間にも変化が起き始める。しかし追いかけていた事件に大物が関与している事がわかり、大ピンチに陥ってしまい——!?
クライマックス直前! ゴシック・退魔ファンタジー第4弾!(裏表紙より)

ごろごろしました。レクスがすっかり人間らしくなっていて、でもちょっとだけずれてて変で、それがいいなあ! と思う。お互いに自覚し合って、ほっと一安心したのに、やっぱり出てくるキュリオスに、なんだか生温く笑ってしまいます。レクス好きすぎだな……!
ルーナエもすっかり落ち着きましたが、一番いいなあと思ったのはエルデンだったりします。ジャスティンに向かって正直に、もうちょっと見てほしいと言いながら、でも一番大切なのはレクスなんだと思わせるところが、かわいいなあと思いました。
ベネットに関してはまあ大体そんなところだろうと思っていましたが、それにアンドレアが関わっているとは思いませんでした。彼女の意志はどこにあるんだろうなあ……。
悪魔のソネット  豪華客船は悪魔と一緒 (角川ビーンズ文庫)
相変わらず美形大悪魔のレクス達をどつき倒す中、いきなり校長会から学校対抗試合の招待状が届く。ジャスティンが学校長として認めてもらうためには優勝のみ! 魔法の力を使わずに勝負すると豪語するジャスティンは、生徒やレクス達と共に、対抗試合が開催される豪華客船へ乗り込む事に!! しかし事態は退魔庁と、エルズバラ冒険者クラブの思惑に辿り着き——!?
栗原ちひろ×新條まゆが描く悪魔召喚ラブファンタジー!!

どつき倒す、という裏表紙の紹介に噴く。全然間違ってない!
レクスの口説き文句(?)というか、甘い台詞が段々すごみを増していくというか、レクスとジャスティンの絡みがかわいくてたまらんです。分かってないという駆け引きがとても楽しい。にやにやしてしまう。一方で、船上の夢のようなひとときは、甘いはずなのに胸に痛い。
ルーナエも落ち着いたようなので、次がどうなるのか! キュリオスはストーカーで決定なのですが、ベネットの位置が段々怪しくなってきて、気になるところ。
悪魔のソネット  男子校で秘密の召喚 (角川ビーンズ文庫)
美形嫌いのジャスティンは、ひょんなことから全寮制男子校の(影の)学校長となることに。生徒たちの熱烈なラブコールや、スキンシップの激しい超絶美形の魔王・レクスをはっ倒しつつ奮闘するジャスティンの許に、学校の支配を企む転校生がやってきた! 真相を探るべく、レクスとその部下たちを学生に変装させ捜査を命じるが、事態は魔界の陰謀も絡んできて……!?
栗原ちひろ×新條まゆが放つゴシック・ラブファンタジー!(裏表紙より)

一巻がたいへん面白かったので二巻もするするっと読んでしまった。この巻は主に魔界の事情とバトルがメインです。エルデンが、切ないような可愛いようなかっこいいような! という、魅力たっぷりの巻でした。
レクスがなんだかんだ言いつつ……正確には言ってなくてぼーっとしているけれどジャスティン大好きオーラを出しているのににやにやにやにやでした。彼には人間の理屈が通じていない、という齟齬を見つけるシーンにはっとしました。その瞬間、たまらない! 面白い! と思いました。
次はルーナエの出番かな。楽しみ!
悪魔のソネット    美形悪魔は契約しない!? (角川ビーンズ文庫)
美形嫌いのジャスティンは世界中を旅していたけれど、祖母の見舞いを頼まれ帰国することに。戻ってみると城は父親の友人に乗っ取られたあげく、なぜか全寮制の男子校になっていた!! ジャスティンはメイドに扮して男子校に潜入するのだが…!? 古い本から飛び出した「魔王」級の超絶美形悪魔・レクス(とその部下)を従えて、ジャスティンの冒険が始まる!
栗原ちひろ×新條まゆが贈るゴシック・ラブ(!?)バトル!!(裏表紙より)

面白かったです! 甘く見てました。全寮制男子校なんだろーつまり逆ハーなんだろーとか思っててすみませんでした! 中身はとてもファンタジーでコメディありバトルありラブありでした。
栗原さんが書かれるラブの、さじ加減というか、タイプが絶妙にツボをついてくるので、色々悶えました。ラブだけでなくて、家族や仲間や絆というものも描かれるので、ほんっといいよなあ! と思います。そして、ジャスティンとレクスのキャラクターが絶妙で、すごく楽しかった。それから、バトルいいなあ! と思います。呪文が出てくるのでそれにもきゅんとしました。
楽しかった。続きも読もう!
うわさの神仏 日本闇世界めぐり (集英社文庫)
神社仏閣に行くと興奮し、オカルトや宗教の話が大〜好き! という”神仏ゴシップ芸能記者”加門七海。第一部は、古事記の神々から七福神、鬼・妖怪までを大胆不敵に俎上に載せた、神仏・オカルトうわさ話。第二部は、日本全国の”祟る?””出る?!”の現場を訪ね歩いた、肝試し、いえ、命がけの突撃ルポ。読めばあなたも神や仏と仲良しに! 怖くて笑える、超異色エッセイ。(裏表紙より)

恐い話は得意ではないのですが、恐いもの見たさとか、どういうことがあるんだろうと知りたい気持ちがあって、読みました。神様について、その信仰、由来などについて書かれていて、面白かった。神様は本当に日本に根付いているのだな。それがすべて優しい神様ではないということも分かった。
第2部は実際その土地を訪れて、という話で、気持ち寒くなりました。
マイナークラブハウスへようこそ!―minor club house〈1〉 (ポプラ文庫ピュアフル)
桃李大学付属、那賀市桃李学園。文武両道の有名私立大学に付属する中高一貫校である。その高等部の一角に、部員5人未満のため非公式な存在の文化部ばかりが集い、「マイナークラブハウス」と通称される古ぼけた洋館があった——。
思春期を旅する「普通じゃない」少年少女たちの一筋縄ではいかない日常を描き、面白いのに不思議とジンとくる、最先端の学園小説。〈解説・三村美衣〉(裏表紙より)

いわゆる「はみ出しものクラブ」が集まった、マイノリティーの集団がマイナークラブハウス。そこでの一人一人の視点で語られる学園の日常。色んな考え方が、分かる分かるという意味でむずがゆくて、とても青春ものでした。
マイノリティーと言っても、もうマイナークラブハウスに入ってしまうとそこがすごく好きになっている。だから全然卑屈ではなくて、爽やかそのもの。それでいて、みんながみんな「仲間」としての意識を持っているせいか、すごく仲が良い。むしろ第一話での普通の学園生活の方が、凄まじい異空間みたいだ。
第四話が好きだなー! バンドの話。こういうちょっと悪ぶった(?)視点のバンドものって、純粋に登場人物が「すげー! すげー!」と叫ぶから本当に楽しい。かと思ったら、一番子どもっぽく、こうしていられるのはいつまでだろう、と泣きそうになるのもすごく分かってしまう。
気になるひと、気になる話で一巻が終わったので、続きも読みたい。
スペース (創元推理文庫)
ご存じだろうか。〈魔が差す〉という瞬間は、たぶんどんな人にも一度や二度は訪れるものなのだ。そう、犯罪行為などとは地球とアンドロメダ星雲くらいにかけ離れている駒子にさえ、その瞬間は突然やってきたのだから。クリスマスにひいた風邪が軽快し、空はすこんと晴れ上がった大晦日、出かけたデパートであるものに目を奪われたばかりに、息が止まりそうな思いをした駒子は……。(裏表紙より)

再読だった。でも未読の棚にささっていたので、あれー? と思いながら読みました。でもとてもしんみりと面白かった。駒子と瀬尾さんの物語というよりは、彼女たちを外側から見た二編でした。
駒子に対する評が、とてもずばりと書かれていて、私はどちらかというと駒子寄りだけれども、まどかの思いも分かる気がします。ちょっとテンポが違うなあと思う気持ちも、それでも誰かに親近感を抱く気持ちも、そして、駒子の「誰にとっても一番ではない」という悩みも。
これを読んで無性に宮沢賢治記念館に行きたい! と思ったりしました。
レディ・ガンナーと二人の皇子 (上) (角川文庫―角川スニーカー文庫)レディ・ガンナーと二人の皇子 (中) (角川スニーカー文庫)レディ・ガンナーと二人の皇子 (下) (角川スニーカー文庫)
「あんな《役立たず》を誘拐?」仕事を失って浮かない顔のダムーたちの前で、突然ヴィンスが連れ去られた。追いかけてみると、犯人はエルディア王国の大貴族。命を狙われている皇子の身代わりになってほしかったのだという。そんな勝手なと思いながらも、金のない用心棒四人組はOKするのだが……その頃キャサリンもこの王家の奇妙な風習に悩まされていた。シリーズ屈指の理不尽な事件に、信念のお嬢様、キャサリンの怒りが大爆発!?(上巻裏表紙より)

お借りしたもの。上中下巻の三冊分冊。
茅田さんの作品は爽快感が伴うけれど、レディ・ガンナーシリーズはそこから更に考えさせられた上で気持ちいいので大好きだ。気持ちよかったー!
異国での風習は奇妙に思えてもそこでは普通のことだから、と前置きがありつつ、おかしいものはおかしい! と訴えるキャサリン。現代人の私たちにとっては、それは当然の主張で、考え方で、主張できる彼女がすごくかっこいい。訴えるだけではなくて、人に考えさせる力を与えるから、空虚な言葉でなく上辺だけの主張じゃないと思えるんだな、きっと。
中巻で、キャサリンのドーザに触りたくてうずうずしているところは笑った。確かにちょこんと座られるときゅんとするかも。動物がとても綺麗だと思うのも分かる気がする。茅田さんは本当にケモノスキーだなー。いつ変身シーンが出るかな出るかな、とじらされたけれど、ケモノの大盤振る舞いでとてもにやにやしてしまった。異種人種にも族長とかあるのか! とわくわくした。ら、やっぱりドーザさんがかっこよろしくかわいかった。
続きが気になるシリーズでもあります。だいぶと前に、他の巻を読んだので、揃える傍ら読み返したいところ。
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Author:月子
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