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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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彼は秘密の女ともだち [DVD]
親友のローラを亡くしたクレールは、彼女の夫だったダヴィッドが女装姿で赤ん坊をあやしているところを偶然見てしまう。彼には元々女装癖があったが、結婚によって収まっていたはずのそれがローラの死で表に出たのだ。ローラの匂いが染み付いた品物を身につけると安心するというダヴィッドは、次第に自分は女であるという意識を持ちながらクレールを愛し始め、クレールもまた「彼/彼女」への好意を高めていくが……。

「一目惚れだった」と語る親友を亡くしたクレール。女装癖があり、自分は女だと実感していくダヴィッド。性愛の嗜好や性自認が普通の人とは異なる二人の、秘密の交流。
これは浮気かどうかっていうのが気になったんですが、多分浮気……かなあ。クレールは同性愛的な嗜好があると思うんですが、その意識のもとにヴィルジニアと会ってホテルで一夜を過ごしかけてしまうのは、浮気、だと思う。だから多分、同性同士で普通に出かけていたとしても間違いが起こらない(浮気しない)とは限らないし、人間の愛情や友情はお互いの信頼関係のもとに成り立つんだと思う。
ダヴィッドが事故にあって、ヴィルジニアへ呼びかけると目覚めるというのは、とても象徴的だなあ。本当の自分はなんなのか、彼/彼女はダヴィッドなのかヴィルジニアなのかっていう。
ラストシーンがとても印象的かつ暗示的で、結局クレールは誰の子を身ごもってるのかなあ。リュシーが見つけられていないときのクレールとヴィルジニアの手の繋ぎ方が必要以上に親密だった気がして、もしかしたらヴィルジニアの子どもかな、と思ったりする。
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美男高校地球防衛部LOVE! LOVE! LOVE! DVD
眉難高校に通う防衛部の五人は、征服部、そしてVEPPerとの戦いを終え、三月を迎えていた。三年生は卒業、残される一年生と二年生たちは、いままでの思い出を振り返り……。

一期も二期も見ているし、なんならHAPPY KISSも見ている。懐かしさを感じさせつつ突っ込みどころ満載の鉄板ネタを堂々とやってくれるところが好きです。
戦いが終わってみんな仲良く平和になった眉難高校。卒業式を控えた面々は、それぞれのキャラソンとともに一期と二期を振り返る……という序盤のMAD的なやつが、非常に地球防衛部らしい構成だなあと笑ってしまった。防衛部五人と生徒会、別府兄弟の全員分あります。キャラソン初めて聞いたけどえんちゃんのやる気なさすぎてめっちゃ笑った。「早く帰らせろ」って笑
先輩後輩みんな仲良くしてたから、卒業ってやっぱり寂しいって思っちゃうんだけど、防衛部らしい前向きな別れでよかった。めんどくさいとかなんだこりゃって言いながら、なんだかんだで一年間、めっちゃ楽しんだんだろうなあってわかったから。
帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕 [DVD]
江戸の巷で評判の、悪者を懲らしめる殿様と五人の家臣。場面は変わり、西部の荒野で寿司勝負する面々。また場面は変わり、立てこもり犯に囚われている殿様と、犯人に呼びかける家臣たち。「何か変だぞ?」と気付き始めた彼らは思い出す。自分たちが直前まで戦っていたことを……。

あれ時代劇始まった……と思ったらすごい奇抜な格好をしたシンケンジャーの面々が出てきて笑ってしまった。殺陣、大変だろうけど楽しいシーンだなあ。侍戦隊ならではの盛り上がりがある。
コスプレ回という印象で、時代劇、西部劇、警察もの……と衣装チェンジしたり舞台が変わったりするのが楽しい。馬鹿だなあって笑いながらも、あの俳優さんが! っていう部分が見られて嬉しい……っていうかやっぱり笑ってしまった。女装はやばい。
DRAGON ドラゴン(字幕版)
ドラゴンに生贄として若い女性を捧げていた、とある北国。しかしドラゴンは倒され、その脅威は去った……はずだった。政略結婚に臨むミロスラヴァはその日、先祖を讃えるために歌われたドラゴンを招き寄せる歌のせいで、突如としてドラゴンにさらわれ、絶海の孤島に閉じ込められてしまう。そんな彼女に若い男の声が呼びかけてきて……。

DVDの情報が貼れないので、アマゾンビデオのリンクを貼ります。
異種族恋愛ふおおおおおおおお!!!! という素晴らしくファンタジックな映画でした。これ十代とかに見てたらキュン死してたんだろうなあ。いま見てもだいぶと致死量のときめきを与えられてやばいんですが!
北国の姫の政略結婚。美しい花嫁衣装。絶海の孤島。若く美しい男性。ドラゴン。ときめき要素がてんこもりで、少女小説かよ! っていうミラの言動やストーリーラインで息切れしてしまう。最後の歌のシーン、めちゃくちゃよかった。すばらしかった。これぞ! っていうシーンだったと思います。しぬかと思った。
物語は拙いかもしれませんが、めちゃくちゃ好きな作品でした。はーロマンチックとシリアスを堪能した。
オートマタ [DVD]
砂漠化が進行した未来の地球で、人間はロボットの「オートマタ」を利用して暮らしていた。オートマタには「生命体に危害を加えてはならない」「自他の改造を行ってはならない」という二つの安全プロトコルが設定されていたが、ある日そのプロトコルに違反したのではないかと思われる事件が起きる。保険調査員のジャックは調査を始めるが……。

保険調査員の主人公が事件を調べていくうちに、深みにはまって同胞たちに追い詰められる。王道なんですが、登場人物がそんなに多くないのとテンポがだいぶとゆっくりめなので、派手ではく、すごく淡々とした人間とロボットのお話で、冒頭から出てくる妊娠中の奥さんがかなり象徴的で、最後まで「命とは」を問いかけてくる。
人類も地球も最終的にはまっさらになって、そこでしか生きることのできないものが生きるんだろう、というのは人間側としては絶望的で、けれどすごくリアルな未来だよなあと思う。
ドント・ブリーズ [AmazonDVDコレクション]
デトロイトで強盗を繰り返している三人組ロッキーとマネーとアレックスは、ある日元軍人の盲目の男の家に、金を奪い取ろうと忍び込んだ。しかしその男は超人的な感覚で三人を追い詰める。果たしてそこから脱出することはできるのか。

強盗するつもりがめちゃくちゃに追い詰められて、精神的にもぎりぎりさせられる、超絶やばい家に侵入してしまった少年少女の話。ホラーだしスリラーだしサイコだった。広くはない家なのにめちゃくちゃ血の気配がして怖かった……。最後まで気が抜けない展開で、あああああーって頭を抱えました。
三人組がそれぞれのっぴきならない事情があったり、強盗が本意ではなかったりというのはわかる。けれど忍び込んだ先の、自分の娘を殺した女性(裁判では無罪)を閉じ込めているところで、「こいつぁやべえや……」って目が離せなくなってしまった。強盗は絶対ダメだけど、弱者であることを理由に強者をぶち殺すあのご老人もだめだよな……。
最後までぞっとした作品でした。
めぐり逢い [DVD]
スポーツ解説者のマイクは、シドニーへ向かう飛行機でテリーという歌手の女性に出会う。飛行機トラブルで予定を大幅に変更することになった二人は、お互いに惹かれ合いながら旅を続ける。しかしマイクもテリーも婚約中の身。迷いながらも新しい人生を生きることを決め、エンパイア・ステート・ビルでの再会を誓う二人だったが……。

1994年の作品。
互いに婚約者がいるのに、偶然出会って旅をした相手と惹かれ合う。これが運命と知って、婚約者と別れて新しい人生を生きようとするものの……。事故とかさあ! そういうのやめろよお! 恋愛映画の様式美だけどさあ!
大人の恋という感じで、口が上手くて堂々とした男ぶりのヒーローと、理知的だけれど女性らしいしなやかさを持つヒロインの組み合わせが、時代だなあと思う。
やっぱりすれ違い後の和解っていいなあ。すべてを理解してただ抱きしめるっていうの、品がよくてうっとりする。
リメイクだったりモチーフにした作品など複数あるみたいなので、他のも見てみたい。
BALLAD 名もなき恋のうた [DVD]
小学生の川上真一は臆病な性格で、同級生たちにやり込められることが多々あった。ある日天正時代にタイムスリップしたことで、とある姫と侍に出会う。姫の名は廉。侍の名は井尻又兵衛。お互いに思い合いながらも、身分の違いにより叶わぬ恋を胸に秘めた二人だった。真一は現代の知識を活かしながら日々を送っていたが……。

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」が原案。
野原一家に相当する川上家のお話はちょっと脇に置きながら、現代の品や価値観に憧れる廉姫と又兵衛の身分違いの恋を描きつつ、主役である真一少年が成長するお話でもあります。
原案作品を見た子どもたちでも見られるような、難しいことはいい感じに省いてわかりやすくした作品だったなあ。戦国時代にタイムトリップしたとして、真一のようにうまく過ごせるわけがないとは思うんですが、現代の道具で立場を作ったり、戦国時代の人々を驚かせたりという展開は、わかりやすくてとても面白い。理解力の高い廉姫も、性格付けになっていてうまいなあ。
少年の成長と、その素直さに感化される大人たちの図っていいよね! 現代で真一がどういう風に周りに受け止められるようになったのかも見たかったです。しかし最後のビデオは、切なかったなあ……。
春の雪 [DVD]
大正時代。侯爵家の令息、清顯は、幼馴染の聡子と両思いにありながらもすれ違っていた。しかしある日聡子が宮家の子息に求婚され、断ることのできない結婚を承諾したことによって、ふたりの恋は禁断を帯びて激しく燃え始める。しかしそれがふたりにとって悲劇を呼ぶことになり……。

三島由紀夫原作。原作は未読。
設定や台詞など美しい邦画なんですが、自業自得なんだよなあ……という思いがぬぐえない。だからこそ、秘められた恋というのがすごく怪しく輝くのですが、時は巻き戻せないということを強く感じ、ラストシーンの寂寥感がたまらない。
時代の描写がいいなあ。建物、インテリア、服飾、言葉遣い。すごくいい。喋り方フェチなので聡子の喋り方がめちゃめちゃ好きです。この映画だとその喋り方にそこはかとなくエロスを感じるのは私が汚れているからだろう……。
原作がすごく複雑な輪廻転生の話だと知ったので、いつか読んでみたいです。
ニューヨークの恋人 特別編 [DVD]
貴族のレオポルドは、ブルックリン橋での式典で挙動不審な男を追いかけたところで、21世紀のニューヨークへとタイムスリップしてしまった。男はスチュアート。彼の元恋人のケイトや、その弟チャーリーと接していくうち、この時代に馴染んでいく。レオと関わったケイトたちもいい影響を受け、レオとケイトは恋に落ちるが、元の世界に戻らなければ歴史がおかしくなるという事実を前にして……。

過去の貴族が現代にやってきて、現代女性と恋に落ちた! この設定だけできゅんきゅんくるロマンスですね。
現代では奇妙に映るレオポルドの言動、レオポルドからしてみれば奇妙すぎる現代のケイトたちの言動、その二つがお互いに理解し合うことによっていい影響を受けるのは楽しいなあ! チャーリーの恋愛にアドバイスするところ、めちゃくちゃ好きだ。
紳士的な男性に、お姫様のように扱ってもらえるのはやっぱりときめいてしまうよね……。
ロマンスのはずなのに(ロマンスだから?)男性陣のいろんなダメなところが見られるのも面白かったなあ。
時間ものとしてはハッピーエンドすぎるかもと思いながらも、幸せな終わり方でよかったです。
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Author:月子
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