読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
年老いた発明家の父と暮らすベルは、本が大好きな娘。小さな村だが一番の美人と評判だが、趣味や考え方が普通でないとみんなから遠巻きにされている。強いことだけが自慢のガストンに言い寄られていたが、ある日仕事に出かけた父親が帰ってこず、愛馬だけが戻ってくる。馬に乗って父親のいるところに向かったベルは、冬に閉ざされた古い城にたどり着き、その主である野獣と出会う……。
公開中なので続きを読むから。
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場末のマジックバーで働く晴夫。母はおらず父とも疎遠。そんなある日、父が亡くなったと警察から連絡がくる。確認に行った晴夫だったが、その時雷が落ち、気付けば昭和48年の浅草にタイムスリップしていた。
冴えない主人公。両親の縁が薄く、心のどこかで二人を恨みながら大人になった彼が、タイムスリップした先で両親と一緒に過ごすようになるというお話。だめな父親とマジックのコンビを組まされ、苦労している母親を見て少しずつ気持ちを変えていく。
自分が今こうなのは親のせいだ、と思いながらどこか逃げていた晴夫が、両親のことを知ることで支えを得て、たった一人孤独な舞台に立つというのは胸を打ちます。一人なんだけれど一人じゃない。そしてその舞台で消えるっていうのは、最高のマジックであり奇跡だなあ……うまい。
息子と父親の、インド人と中国人の奇術ショーみたいなのがすごく面白い笑 普通にこれだけ見ても面白いと思う。大泉さんのマジック、多分実際にご本人がやっていらっしゃると思うんですけど、すごく上手ですごい。
最後はちょっとあっけなかったんですが、そのすこーんと突き抜けるような終わり方は、まさに青空であり晴れた空であるなあ、なんて思いました。
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世界中で子どもたちが失踪する事件が発生する中、ちびうさは菓子店の前に立っていたペルルと名乗る少年と仲良くなる。不思議菜笛を吹くペルルは、子どもたちの失踪事件の犯人であるバディヤーヌ一味から逃げ出してきていた。
「亜美ちゃんの初恋」
セーラー戦士たちが受験を控えて騒がしいこの頃。セーラーマーキュリー、水野亜美はラブレターをもらう。しかし恋よりもお勉強が大事と言い切る彼女だったが、自分と同じ全国模試一位のニックネーム「メルクリウス」が気になり……。
今まで見た覚えがないので、初見です。
子どもたちの甘い夢を糧に、ブラック・ドリーム・ホールを作って世界を支配しようと企むバディヤーヌ一味。ちびうさがその誘拐船にさらわれそうになったことから、セーラー戦士たちはちびうさと子どもたちを取り戻すべく、敵の本拠地に乗り込む。
いつもの「銀水晶を使っちゃダメェ!」がなかったのが残念なようなほっとしたような……笑
『夢』をテーマにしたものは本編のデッド・ムーン・サーカス編でやっているのですが、こちらは「永遠に優しい夢を見たいか?」というもの。なので本編と比べるとちょっと弱かったかなあという気がしたり。しかし、自分とちびうさどっちが大事なのって聞いて拗ねるくせに、うさぎが大事だよって答えられた瞬間に「それは違う」っていう風に思えるうさぎはいい女だなあ。
アニメ版のちびうさは、結構いろんな不思議なもの(ペガサスしかり、この作品のペルルしかり)とすぐ仲良くなるなあ、と思っていたんですが、よく考えてみるとちびうさはうさぎの子どもでもあるので、うさぎの小さい頃もこんな感じでいろんなものに好かれていたのでは? 無邪気に声をかけてすぐ友達になっていたのでは? なんてことを考えて、全然別のところでときめいてました。
「亜美ちゃんの初恋」は漫画の受験戦争編の短編の一つ。亜美ちゃんを主人公にした、受験のお話。ほぼ原作通りですね。
よく考えなくても天才少女の亜美ちゃんと同じ全国模試一位の数理くんってものすごく優秀な人材なのでは……。
アニメの亜美ちゃんは家族とのすれ違いではなく、勉強ばかりして大人びているために周囲とうまく付き合えず一人だった、という設定に置き換わっているので、家にいても楽しそうなのがかわいいなあと思います。
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ある日、車に轢かれそうになったところを助けられたルナ。彼、宇宙翔は宇宙開発事業団に勤めており、地球に降り注いだ彗星のかけらを持っていた。その彗星こそ地球への侵略者、プリンセス・スノーカグヤだった。セーラー戦士たちは地球を守るために戦うことになり……。
コミックスの「かぐや姫の恋人」です。宇宙に焦がれる優しく穏やかな青年と、宇宙飛行士に選ばれた気の強い女性が主軸キャラクターで、月へ行くことをかぐや姫に会いに行くという台詞に絡めたお話です。ルナが人間の女の子になる貴重なお話という方がわかりやすいでしょうか。
ずいぶん昔に一度見たきりで、漫画版の方だけをずっと読んでいたので、改めて見ると劇場版と漫画版の違いが結構面白いなあと思いました。よりコメディとアクションを強化した劇場版と、切ない恋を描き切った漫画版だと、後者の方が好きだなあと思いました。
劇場版はなんだか全体的にこじんまりしていて、原作大好きな身からすると、実はこの敵も前世からの因縁に繋がるんだよ的な壮大さが見えにくくってちょっと残念。かぐや姫を挟んだ翔と姫子の話も美味しいところなのに、姫子がちょっと嫌な人に見えるのがなあ……。
しかし劇場版はだいぶとアニメ版の設定やキャラクター像を反映させていて、一つのお話なのに劇場版と漫画版それぞれの特色が出ているのはすごいなあと思いました。キスについて語るうさぎにそれが現れているのではないかなあ、などと思いました。
![私の男 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/511g9hZIwLL._SL160_.jpg)
大地震による津波で家族を亡くした花は、親戚にあたる腐野淳吾に引き取られ、暮らし始める。結びついた二人はどこへ至るのか。
桜庭一樹『私の男』が原作。原作は未来から過去へさかのぼる形での連作でしたが、映画は時系列順。
文章で読むのも艶っぽかったですが、映像も艶っぽい……というか、背徳感満載で陰鬱で息苦しくてエロス満載でした。花と淳吾のセックスシーン、おそらく背徳とか汚れの意味なんでしょうけれども、血の雨が降り注いですごかった……。こんなに露骨に『背徳』を見せられるとは思わなくて見入ってしまった。
かと思えば、ちょっと壊れているけれど無邪気な中学生、高校生の花が、可愛くてあやしい。
最終的にもつれあうように深みに落ちてしまう二人だけれども、淳吾の方がどんどん奥底にいって、花はそれよりも上の方にいるような気配がなんとも暗い。まるで花の方が淳吾を押し込めているみたい。疲れ果てた男になっていく淳吾が、結婚を前にして美しく花開く花に、机の下で足で撫ぜられるラストシーンは、吸い取られるという言葉を想像しました。
![赤×ピンク [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51mUZmHlEQL._SL160_.jpg)
廃校になった小学校で毎夜繰り広げられる非合法の格闘技ショー。戦うのは、思い思いの衣装を身にまとった女性たち。性同一性障害の皐月、SMの女王様ミーコ、内気なまゆ。そんなガールズファイトの舞台に、DV夫から逃げる千夏が現れて……。
桜庭一樹の『赤×ピンク』が原作。かなり改変してあるのかなと思ったら、案外そうでもない……? 小説の雰囲気と映像が、自分の中でかけ離れていてうまく判断できない……。
R15+の表示なんですが、R18に近いでしょうか。SMシーンもあるし、裸が出ますし、乳房もアンダーヘアも出ます。女性同士のセックスシーンもあります。格闘シーンもあるのにそうしたエロティックなシーンもあって、その緩急がなんか……すごくいけないものを見ている気が増しました。
ガールズファイトをやりながらも、メンバーたちはお互いに協力し合い、自分たちの『女』を見世物にしている。それを引っ掻き回す存在から自分の居場所を守ろうと戦っている感じがしました。それでいて「檻を壊したい」という気持ちもあって……。何と戦ってるんだろうと思いながらも、子どもだった頃の自分と、今時を進めて大人になろうとする自分がいつも戦ってるんだなあ、なんて思いました。
テーマへのアプローチの方法は映画の手法だった気がしますが、これはこれでなかなか面白いのでは……と感じる作品でした。

小さな洋裁店の店主・市江は、オーダーメイドの服を作っている。ある日、百貨店に勤務する藤井は、市江の服を仕入れたいと告げるが、市江はそれを断る。諦めきれない藤井は市江のもとを何度も訪ね、彼女や彼女の祖母が築いてきたもの、そしてお客が生み出す空気を感じていき……。
お店の雰囲気、小道具、そして何より市江や街の人たちが着ている服の素敵なこと! こんな服を着て毎日過ごしたいなあ……。
その人だけの服、その人がお墓まで着ていける服を愛している、っていうことから、自分は何を、どんなものを作りたいかっていうのがだんだん見えてくる。何者にも乱されない、やることやるだけだという生活は確かに平穏かもしれないけれど、作り変えるみたいに新しいことを始めるのは、大変だけれど確かに楽しいことだよなあ。やりたいって自分自身が心から思うことが大事ですけれども。
好きなことを、自分以外の誰かが大事にしてくれてもっと大事にできるようになる。そんな風に感じた作品でした。
![『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/518F6owqA9L._SL160_.jpg)
ヴィアゴ、ディーコン、ヴラド、ピーターはヴァンパイア。ウェリントンでシェアハウス生活をしている。現代のヴァンパイアらしく夜の生活を謳歌していたが、ある日、ピーターが人間をうっかり甘噛みし、ヴァンパイアに変化させてしまった。
ドキュメンタリー形式でヴァンパイアたちのシェアハウス生活が語られます。ホラーでサスペンスでコメディ? 血がぶしゃーってなるわりにアホだ(褒めてます)。陽気なのにシュール。屋敷に閉じ込められて追い回されるって怖いはずなのに、笑しか出ない。なんだあの人面猫(褒めてます)
そんなヴァンパイアたちが、気が弱いけれどイイ奴な人間スチューと友人になったことから、ヴァンパイアのパーティに参加した彼を守ったりなんだりする。仲間のヴァンパイアを殺したのに、その帰り道にしゃべってる感じが完全に「俺ら最強」の粋がってる若者みたいで笑ってしまう。かわいいなあこいつら。
![南極料理人 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51WIGvtoxUL._SL160_.jpg)
ドームふじ基地。南極にある観測基地で越冬する隊員たち。通常の娯楽とは程遠いその場所で、隊員の西村は限られた食材と水、特殊な状況での調理に奮闘する。
雪以外何もない、ある意味閉鎖的な場所で、八人が仕事をしながら好き勝手する。もうそれがおかしいやら何やらで。まとめるのは大変だなあ。みんな普通に美味しいご飯を食べているけれど、それはすごく貴重なことなんだぞ……と思う。家族や恋人と遠く離れた場所で自由にしているかと思えば、実はすごく寂しくて。家族もまた元気にして見えるけれど寂しくて。
実は原案になった本も一応読んでいて、そのエピソードをうまいこと加工して使ってあるなあという点でもとても面白かったです。
「ご飯が美味しいと元気になる」という言葉が実感できる作品でした。
![シャーロットのおくりもの スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Azwh4ErtL._SL160_.jpg)
春に生まれ、しかしお乳にありつけない小さな身体だったため、殺される運命だった子豚のウィルバー。しかし自分が世話をするといった少女ファーンに救われ、大きくなるからとおじさん一家に売られるも、たくさんの動物たちがいる納屋で暮らすことに。しかし、冬には燻製小屋に連れて行かれる運命だと知ったウィルバーは、友達になった蜘蛛のシャーロットに「必ずあなたを助ける」と約束される。
子豚と蜘蛛、そして他の動物たちとの友情。季節と生と死と。とても暖かくて優しいお話なのに、じんわり沁みる切なさと暖かさがあるなあと思いました。陰鬱な納屋がどんな風に明るく変わったのかというのをもうちょっと見たかった気もしましたが、最後にみんなが新入りを迎えて楽しそうに笑っているのを見て、ああやっぱり変わったんだなあ、というのを感じられてよかった。
カラスたちがすごく好きでした笑 結構みんな真面目にやってるのに、この二羽だけすっとぼけてる感じで。
シャーロットが優しくて大きくてあったかいのも本当によかったなあ。声を聞いているだけでほっと落ち着く……。
エンディングがまた素敵な作品でした。